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455. SSS多読通信 第101号 (2005/10/27)
お名前: 翁家
投稿日: 2005/10/27(01:04)
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SSS多読通信 第101号 (2005/10/27)
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【1】今週の100万語通過者(10/17-10/23)
【2】今週のお薦め本 「読んでみると易しいペーパーバック」
【3】今週の掲示板ダイジェスト(10/17-10/23)
【4】SSS コラム 「オランダ便り その3」 (Kian)
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
編集:翁家
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【1】今週の100万語通過報告者
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今週の100万語通過報告は3名でした。おめでとうございます!
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■フラットさん
フラットさんは初投稿がこの100万語報告でした。"Flying Home"でスタート
し100万語通過はAnimorphsの12巻だそうです。「読み始めは、薄い本だっ
たのに、今は垂直に立つ挿絵の無い本を何とか読めるようになって感激です」
という感想に、「私も、私も!」と身を乗り出した人も多かったのではないで
しょうか。私(翁家)もその一人です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5414]
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■XYLANさん
昨日、語数を数えたら135万語に達していて、100万語通過は2ヶ月以上
前の7月28日だったそうです。今まではGR中心だったので、これからは児
童書をたくさん読んでその世界の雰囲気を味わってみたいとのこと。それにし
ても、どうして100万語報告が2ヶ月も遅くなったの?と興味を持たれた貴
方はぜひ本文をお読み下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5417]
……………………………………………………………………………………………
■サーモンさん
多読生活のスタートが「Charlie and the Chocolate Factory」で、100万
語もわずか37冊で通過というサーモンさんのご報告です。「夢は大きく1000
万語」とブログも開設されたとのことで、今は多読に夢中のご様子が伝わって
きます。サーモンさん、翁家も"中年通勤多読組"に入れて下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5418]
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【2】今週のお薦め本 「読んでみると易しいペーパーバック」
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今週のお薦め本は「読んでみると易しいペーパーバック(以下、「PB」と略
す)」という特集です。そして、第3回タドキスト大会の「PBデビューへの
道」との連動企画でもあります。まず皮切りは、実行委員の一人でもある
Skipperさんに選んでいただきました。それでは、Skipperさんに易しいPBの
紹介をしていただきましょう。
「PBと聞くと難しそう」「私にはまだ早い」と思う方がいるかと思います。
でも、ファンタジーをはじめとする突拍子もない世界の児童書と違い、現実世
界だけに限られる大人向けPBは意外と読みやすいものなんですよ。YLは高
めになっているものもありますが、ぜひ手にとってページをめくってみて下さ
い。『雑談の掲示板』で、易しいPBを募集しています。タドキスト大会では、
PBへ移行していけるような道のりを紹介したいと思いますので、ご協力お願
い致します。(Skipper)
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■The Secret Life of Bees 100,000語 YL6.2
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舞台は1964年夏のサウスカロライナ。父親と折り合いの悪かったリリィは家を
出、養蜂を営む黒人姉妹と生活を共にする事になる。
美しく、生き生きとした情景描写と、触れると壊れてしまうかのような十代の
心。中身もYL以上に読みやすいのでPBはじめの足がかりにぜひどうぞ。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009680]
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■The Notebook 51,000語 YL6.3
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引き離された恋人達が運命のいたずらか再会。そして、取戻した愛。しかし、
その先にあるのは、幸せな未来だけではなかった。Nicholas Sparksの処女作、
そして映画化されたばかりの『きみに読む物語』の原作です。あま〜いですが、
男性も女性もぜひ読んでみてください。ほっと幸せな気分になりますよ。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000004077]
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■The Twelfth Angel 40,000語 YL6.5
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人生の成功を手に入れた主人公。しかし、直後に妻子を交通事故で亡くし、絶
望のどん底に突き落とされてしまう。生きる目的をもなくしかけた主人公に友
人がリトルリーグの監督という新たな生きる目的を与えるのだった。話の筋が
とても追いやすいので、これも初PBにオススメです。読後はNever give up!が
こみ上げてきますよ。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002001]
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■Watermelon 140,000語 YL7.1
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出産直後に夫に離婚を切り出され、泣く泣く実家へ出戻り。そこで妹の彼氏に
ときめいたり、やっぱり元ダンナに未練たらたらだったり...まるで派手だ
けど傷つきやすい友人の悩み相談にのったかのような展開。Marian Keyesの本
はどれもイギリスネタが多いので割り切って読み飛ばして。ちなみに、これは
3姉妹シリーズの長女編です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003121]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト
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■600万語通過にかこつけて、いろいろ報告です。 カイさん
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タイトル通りのカイさんの"いろいろ"報告です。「いつかは英字新聞」と思っ
ている人には英字新聞と付き合うコツも紹介されてます。他にも辞書・音・会
話他の話も興味深いです。また、500万語からの面白かった本も参考になり
ます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=6769]
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■100冊で20万語?! さえ@さん
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三日坊主と謙遜の"さえ@"さんの20万語報告です。10万語の時に読む速度
が遅いのが気になっていたそうですが、今は「速度は少しずつですが、あがっ
てきてる気がします」とのことです。良かったですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21695]
「あまりに普通な楽しみっぷりに、本当に英語の勉強になっているのかだけが
不安な今日この頃です。」という"さえ@"さんの不安に対して、ソレイユさん
が「子どもの成長と同じようなものではないでしょうか。」とアドバイスされ
ています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21702]
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■CHAIN STORY -- Join in, everybody! いづこさん
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「Chat with SSS friends in English」の広場で、何やら楽しそうな書き込み
があります。タドキスト大会企画の「英語で創作してみよう」の中で"いづこ"
さんがCHAIN STORYを始めています。「日本人が書いた英語なんて読まないよ」
と思っている貴方も、タドキスト大会には参加できない貴方もぜひぜひ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-eng&c=e&id=807]
CHAIN STORYの始まりはここ
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-eng&c=e&id=808]
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■祝 SSS 多読通信 100 号& スピコン県大会報告 クッキーさん
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多読をテーマに中学校英語スピーチコンテストの市大会に優勝した生徒さんが
県大会でスピーチされた様子を報告して下さいました。それにしても審査員の
ひどい仕打ちに、「教育って何?」と憤っているのは翁家だけではないはず。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=8085]
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【4】SSS コラム 「オランダ便り その3」 (Kian)
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英語の多読と多聴をやっていてよかったなぁと思うのですが、オランダでは
まだ、英語が全く話せないという人に出会っていません。オランダ語で話しか
けられても、こちらが英語で「オランダ語は分からないんです」と言えば、店
員さんでも、子どもの学校のお母さん、お父さんたちでも、すぐに英語に切り
替えてくれます。私も多読と多聴のおかげで自然な英語に馴染んでいるので、
普段の会話にはそれほど困りません。もちろん、全く困らないとは言えないの
ですが、それはまた別の機会に書きますね。
英会話を習いに行き始めたのですが、クラスメートはもちろん全員オランダ
人。そしてみなさん、「英語は難しい〜」と言いながら、(私から見れば)ペ
ラベラベラベラよくしゃべります(笑)。もちろん、文法的に間違ったことも
言っていると思うのですが、それはお互い様。私も文法はあまり気にせずに、
思ったことをどんどんしゃべるようにしています。じゃないと、しゃべるチャ
ンスがないんです!
オランダの人が英語が上手なのには、もちろん英語とオランダ語が近い言葉
というのもありますが、テレビ放送も理由のひとつだと思います。オランダは、
ヨーロッパの国にしては珍しく、吹き替えよりも字幕つきで外国の番組を放送
することが多いのです。テレビをつけても、英語とドイツ語の放送ばっかり!
と思うくらいです。歴史的に近い言葉でテレビに馴染んでいたら、外国語が身
に付くのもそんなに難しいことではないのかもしれません。
また、知り合いになったオランダ人に「オランダの人は例外なく英語をしゃ
べってくれるから、とても助かるし、すごいな〜と思う。」と言うと「だって
こんなに小さい国なんだから、オランダ語だけしゃべってても、誰も理解して
くれないのよ。」と言っていました。なるほどな、と思いました。
ところで、英会話のクラスで先生が、「英語は難しい?」と聞いた時、全員
が"Yes."と頷きました。私は思わず「でも、英語とオランダ語は兄弟でしょ?
日本語が母語の私から見たら、英語とオランダ語はよく似てるし、全員が『英
語は難しい』って言うなんて、びっくりだよ!」と言ってしまいました。する
と、「日本語の人からすると、どう難しいの?」と聞かれました。私は思わず
日本語が英語とどんなに違う言葉なのか、熱弁を振るってしまいました。みん
な目を丸くして驚き、先生は「今後『英語は難しい』って言っちゃダメ!」と
言い、みんなで大笑いしました。
このことがあってから思うのです。英語の本を読んでいる自分って、すごい
な!と。多読をやっている私たちってすごいじゃないですか。全く違う文字の
言葉の本を次々に読んでいるんですから。楽しんで英語の本を読んでいるタド
キストって、すごいんですよ!自信を持ちましょうね♪
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【5】SSSニュース
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■第3回タドキスト全国大会のお知らせ ★申込締切迫る★
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第3回タドキスト全国大会の日程は下記の通りです。
11月19日(土)〜11月20日(日)
参加申込みはこちらのツリーに。申込受付は10月29日(土)23:00までです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=1316]
大会プログラムの詳細は、こちらです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/2005-tadokists.htm]
タドキスト全国大会用の掲示板で、大会用の各企画が発表され、投稿の募集が
始まっています。詳しくはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=v&num=100]
☆「PBデビューへの道」投稿募集のお知らせ☆
タドキスト大会掲示板で、「PB(ペーパーバック)デビューへの道」という投
稿募集が始まりました。今週の多読通信でやさしいPBを紹介しましたが、皆
様のお薦めの「読みやすいこの1冊」や「はじめてのPBの選び方」、「PB
にまつわるエピソード」といった投稿を募集しています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=e&id=579]
……………………………………………………………………………………………
■日本多読学会 研究会のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
12月3日(土)15:00-17:00 場所 SEG(東京・新宿)
内容 「授業としての多読」高瀬敦子(関西大学/梅花高校)
コメンテーター:酒井邦秀(電気通信大学)
参加費 1,000円 申込みは email: kanda@hiu.ac.jp へ 詳しくは、
[url:http://www.seg.co.jp/era/Workshop/daigakubukai.htm]
……………………………………………………………………………………………
■100万語多読キャンペーン:各地講演会のお知らせ
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11月 5日(土) 神奈川県・藤沢産業センター (酒井邦秀)
11月13日(日) 神奈川県・横浜ワールドポーターズ (古川昭夫)
11月26日(土) 宮城県 ・丸善仙台アエル店 (酒井邦秀)
ぜひ、お気軽にご参加ください。各地詳細はこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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【6】編集後記(翁家)
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今週のお薦め本はいかがでしたか。Skipperさんに原稿を見せていただいた
後に、「編集者の特権!」と喜び勇んで「The Twelfth Angel 」を読みました。
「少し手強い英語かな」と思いましたが、続きが楽しみでツルツル読めました。
そして、後半は人前をはばかることなく涙しました。
多読を始めた当初は、レベル0〜1のGRは修行でした。レベル2になると
何とか我慢ができるようになりました。そして児童書に移行すると英語が格段
に難しくなり戸惑いました。それと同時に内容的に感情移入できないことが多
くこれまた苦行でした。感情移入できる本に巡り会えたら良いのですが、スト
ライクゾーンをはずすと全くページが進みません。でも、大人向けのペーパー
バックはまだ遠いのです。そんな私でしたが、「おもしろい本」や「仲間と語
れる本」に出会うと少し背伸びしながら最後まで読むことができました。読了
語の充実感と仲間との語らいは何物にも変えられず、次の1冊が読みたくなり
ました。
もし良い本に巡り会えたら、「多読3原則」は学習のための原則であると同
時に、ペーパーバックを読むための魔法の杖になるかもしれません。今回のお
薦め本も読者の皆さんにとって必ずしも相性が良いとは限りません。でも多読
を続けられている皆さんには、「これは読みやすかった」というお薦めの1冊
があると思います。ぜひ、皆さんのそんな1冊のご紹介をお待ちしています。
そんな刺激的なタドキスト大会が今から待ち遠しくて仕方ありません。
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次号(11/3)の担当はメリ−ベルさんです。
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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利用して発行しています。
申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/])
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