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1868. SSS多読通信第485号（2023/10/19）
お名前: リリー・ローズ
投稿日: 2023/10/22(09:36)
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ＳＳＳ多読通信 第485号 （2023/10/19）
～読める本、読みたい本をお気楽に～
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【１】１００万語通過報告 (9/17-10/16)
【２】今号のお薦め本「旅先で見つけた絵本」 （リリー・ローズ）
【３】ＳＳＳコラム「安心して読めるB級ホラー」 （古川）
【４】ＳＳＳニュース （ＳＳＳ英語多読研究会）
【５】編集後記 編集：リリー・ローズ
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【１】１００万語通過報告 (9/17-10/16)
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この期間の100万語通過報告はありませんでした。
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【２】今号のお薦め本「旅先で見つけた絵本」 （リリー・ローズ）
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今夏、久しぶりに海外旅行をしました。旅先では必ず本屋さんに行きます
どこでも必ず英語の本を売っていますよね。ということで、今回は韓国の本屋さんで
見つけた絵本をご紹介したいと思います。
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■ Swap! YL1.0-2.0 86語
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悲壮な顔をした船長の視線の先は…見るも無残なボロ船。片足義足の少年が
船長を手伝って、物々交換をしながら船を修理していきます。ボタンひとつで
ティーカップ３つ、ティーカップ２つでロープ4巻き…。そうやって、帆や錨、
舵など手にしていきます。創造性に富み、熱い友情も描かれた楽しい絵本です。
Steve Lightの綿密なイラストも見飽きないです。
[url:https://www.amazon.co.jp/Swap-Steve-Light/dp/0763679909/sss-22]
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■The Memory Tree YL1.2 540語
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キツネは森のお気に入りの空き地で永遠の眠りにつきます。キツネの友達が次々と
やってきて、キツネと共有した特別な時間について語ります。キツネが
眠りについたその場所から一本の木が育ち始め、やがてキツネとの思い出と
愛の詰まった大木になり、森のすべての動物たちを守ります。
作者はドイツ生まれのBritta Teckentrup、邦訳は「いのちの木」。
[url:https://www.amazon.co.jp/Memory-Tree-English-Britta-Teckentrup-ebook/dp/B00NIUG2HE/sss-22]
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■Little Frida – A Story of Frida Kahlo YL1.8 690語
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大好きなAnthony Browneの絵本だったので迷わず購入しました！
メキシコの画家、フリーダ・カーロの子供の頃を描いた伝記絵本です。フリーダは
6歳の時に小児麻痺にかかり、片足が不自由になります。現実のフリーダは足を
引きずっていますが、夢の中では走ることもできるし、飛ぶこともできます。痛みと
孤独の中で、想像上の友達が現れます。この想像上の友達は親友でしょうか。
彼女の分身でしょうか。後年、フリーダの作品にも描かれる大切な存在です。
Anthony Browneは彼女の日記に触発されてこの絵本を作ったそうです。
[url:https://www.amazon.co.jp/Little-Frida-Story-Kahlo/dp/1536209333/sss-22]
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■ Circle YL 2.0 410語
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bar-tailed godwit（オオソリハシシギ）の渡りを描いた絵本です。彼らは11,000キロ
もの距離を移動します。北極の繁殖地からオーストラリア・ニュージーランドに飛び、
また戻っていきます。その経路を上空から地上から、写真やコラージュで表現して
います。読んでいるとまるで彼らと一緒に壮大な旅をしているように感じられる、
視覚的にもとても魅力的な絵本です。どこか遠くに行きたいと思ったときにお勧めの
本です。作者後書きに、渡りの詳細と環境保護の訴えが載っています。
[url:https://www.amazon.co.jp/Circle-Jeannie-Baker/dp/1536210579/sss-22]
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■ Almost American Girl YL 3.5 18,247語
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これは旅先購入本ではありませんが、韓国つながりでご紹介します。
グラフィックノベル、作者の実話です。韓国でシングルマザーの子供として生活して
いたチュナが、１４歳の時に母の都合で突然アメリカ、アラバマでの新しい生活に
放り込まれます。英語は理解できず、ソウルの友達とも連絡が取れず、家でも義理の
家族になじめず、唯一頼りにする母にいらだちと怒りを感じます。
作者Robin Haもがんばりましたが、韓国人の母の強さに圧倒されました。
移民、アイデンティティ、家族、夢…などのテーマが盛り込まれていて、ティーン
エイジャーにとてもお勧めです。もちろん大人の人にも、移民の苦労や韓国と
アメリカの相違など、リアルな実体験が描かれていて興味深い回顧録です。
[url:https://www.amazon.co.jp/Almost-American-Girl-Illustrated-Memoir/dp/0062685090/sss-22]
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【３】SSSコラム 「安心して読めるB級ホラー」 （古川）
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多読教室には、ホラーが嫌いな生徒も多いですが、ホラーが大好きな生徒、
あるいは、時々、ホラーを読みたい生徒もいます。怖いのは良いのですが、
残酷なのは、ちょっと、子どもたちに勧めるわけにはいきません。最近、生徒にも、
安心して勧められる、「途中はかなり怖いけれど、最後は、ハッピーエンド」の
子供向けB級ホラーの作家K.R. Alexander(ファンタジー作家Alex R. Kahler
のペンネーム)を見つけましたので、紹介したいと思います。
いずれも、Scholastic, USから出版されています。
Bury Me 978-1338338799 YL4.0-4.5 30420 words
Collected,The 978-1338620702 YL4.0-4.5 33352 words
Collector,The 978-9352758029 YL4.0-4.5 30795 words
Darkroom 978-1338702132 YL4.0-4.5 42124 words
Escape 978-1338260472 YL4.0-4.5 39526 words
Fear Zone,The 978-9389628814 YL4.0-4.5 42192 words
Fear Zone 2,The 978-1338702132 YL4.0-4.5 43859 words
Follow Me 978-1338338843 YL4.0-4.5 30144 words
Haunt Me 978-1338338843 YL4.0-4.5 28169 words
Posess Me 978-1338807394 YL4.0-4.5 25663 words
Scare Me 978-1338702132 YL4.0-4.5 29590 words
Speak for Me 978-1338807370 YL4.0-4.5 29701 words
Undrowned,The 978-1338540529 YL4.0-4.5 32305 words
Vacancy 978-1338702156 YL4.0-4.5 31332 words
いずれも、子供（たち）が何かに取り憑かれ、親には言わずに一人で対処
しようとして、事態が悪化するが、友達の助けを借りて、知恵をしぼり、
最後はなんとか助かるといったストーリーになっています。
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【４】ＳＳＳニュース （ＳＳＳ英語多読研究会）
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10月8日に御茶ノ水・Sora Cityで行われた多読学会で、「長期間にわたる
多読指導の注意点」という講演を行いました。その際に寄せられた質問と回答
を公開しました。興味のある方は、下記を参照ください。
[url:https://www.seg.co.jp/tadoku/2023-1008_JERA_Q&As.pdf]
……………………………………………………………………………………………
SEGの英語多読プログラムが、東洋経済オンラインで紹介されました。
興味のある方は、お読みください。
[url:https://toyokeizai.net/articles/-/698375]
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【５】編集後記 （リリー・ローズ）
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Ladybird Educationから昨年出版されたシリーズ、Do You Know？が
おもしろいです。子供向けのGraded Readersで、STEMトピックを扱った
ノンフィクションシリーズです。科学、技術、工学、数学に加えて動物に関する
興味深い内容で、4レベル36冊出ています。
例えば、Level 1では”3D Printing”、Level 2ではMaking Computers、
Level 3ではCoding and AI、Level 4ではTiny Technologyなどがあります。
豊富な写真や音声DL、Videoもオンラインで見られます。
（YL0.5-2.０ headwords 400-1100)
いまさら聞けないと思う大人にもちょうどいいかもしれません（笑）。
[url:https://www.amazon.co.jp/Do-You-Know-Level-Printing/dp/0241559413/sss-22]
[url:https://www.amazon.co.jp/You-Know-Level-Making-Computers/dp/0241559448/sss-22]
[url:https://www.amazon.co.jp/You-Know-Level-Tiny-Technology/dp/0241559499/sss-22]
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多読通信、次号もお楽しみに！
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。
・掲示板への投稿
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
・多読通信アンケートフォーム
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※アンケートフォームでいただいた質問に対するお返事を掲示板上で行う
場合があります。ご了承ください。
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発行しています。配信申込・中止・アドレス変更はこちらへ
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発行：ＳＳＳ英語多読研究会（ [url:http://www.seg.co.jp/sss/] ）
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