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1804. SSS多読通信第467号(2022/04/14)
お名前: リリー・ローズ
投稿日: 2022/4/17(15:04)
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SSS多読通信 第467号 (2022/04/14)
~読める本、読みたい本をお気楽に~
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【1】100万語通過報告 (3/6-4/12)
【2】今号のお薦め本「お手紙本」 (リリー・ローズ)
【3】SSSコラム (まりあ)
【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記 編集:リリー・ローズ
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【1】100万語通過報告 (3/6-4/12)
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この期間の100万語通過報告はありませんでした。
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【2】今号のお薦め本「お手紙本」(リリー・ローズ)
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コロナ禍で気楽に人と会ったり、行き来したりする機会が激減しました。
そんな中、手紙やはがきを送るのが私のささやかな楽しみになりました。
スマホ画面のやり取りとは違った喜びがあります。そこで今回はお手紙本
特集です。みなさんもメールやラインをちょっとお休みしてお手紙を書いて
みませんか。
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■ Frog and Toad Are Friends YL1.2-1.6 2,275語
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お馴染み、がまくんとかえるくんの「ふたりはともだち」です。この本の中の5話の内
最後の ”The Letter” 「お手紙」は、真っ先に頭に浮かぶ「お手紙本」ですね!
カタツムリが運ぶお手紙を一緒にのんびり待ちましょう!
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011569]
……………………………………………………………………………………………
■Toot & Puddle YL 0.9 510語
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Woodcock Pocketというところで暮らすTootとPuddleは、性格は全く違うけど、
大の仲良し。Tootは旅行が大好き。Puddleはお家が大好きで、家庭的。
ある日、Tootは世界を巡る旅に出ます。彼が旅先からPuddleに送る絵葉書が、
シンプルだけどとても生き生きとしていて、また相手を思いやる気持ちがあふれて
いて素敵です。この二人は、がまくんとかえるくんに似ているかもしれませんね。
Tootのadventures around the worldも、Puddleのadventures
right at homeも美しい水彩画で描かれています。
こんな素敵なお便りを書けたらいいな、もらえたらいいなと思う「お手紙本」です。
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000022843]
……………………………………………………………………………………………
■Yours Sincerely, Giraffe YL1.5-2.0 4,200語
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アフリカに住む一頭の退屈なキリンが、地平線の向こうの遠い世界に住む会った
こともないお友達にお手紙を書きます。郵便配達のペリカンに手紙を託し、
ペリカンはアザラシの配達員に渡し、最後にペンギンが受け取ります。ここから
二人の文通が始まりますが、会ったこともないのでお互いの姿をひたすら想像力を
膨らませて考えます。そしてついに対面を果たしますが…。相手を知りたい、
理解したい気持ちがあふれる手紙のやり取りは、何ともかわいらしくてとぼけて
いて笑ってしまいます。大人にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
この本は2001年、当時無名の日本人作家が出版したデビュー作「ぼくはアフリカ
にすむキリンといいます」の英訳版です。世界各国で翻訳出版され、ドイツでは
2018年度ドイツ児童文学賞・児童書部門を受賞しました。作者の岩佐めぐみさんは
いじめなどに遭っている子に「希望はあるよ」と伝えたい思いだったそうですが、
世界ではいろいろな読み方、受け取り方をされて、移民・難民と暮らす支えとなる
児童書と評価されました。
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/1927271886/sss-22]
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■ I will Always Write Back YL5.5-6.5 113,000語
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米国の女子中学生Caitlinとジンバブエの男の子Martinが文通を始めます。
きっかけは国語の授業で、彼女は適当に読み方もわからない文通相手の国を
選びます。副題 ”How One Letter Changed Two Lives” とあるように、二人の
人生は大きく変化します。彼らが文通を通して、時間も距離も超えて共に成長していく感動の実話です。
二人の手紙が中心で、お互いの章が交互に短めに構成されているのでとても
読みやすいです。
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/0316241334/sss-22]
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■ Letters from Father Christmas YL4.5-5.0 16,000語
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『指輪物語』や『ホビットの冒険』の作者トールキンは、サンタクロースに成りすまして
自分の子供4人に20年以上も手紙を書きました。手紙はすべてではないですが、
トールキン自筆のイラストは全て載っています。寒いところで年寄りのサンタが
書くので文字が震えています。助手の北極グマのヘマや、ゴブリンとの戦いなど、
手紙を超えて一つの作品になっています。子どもたちへの深い愛情ゆえでしょうか。
クリスマスの時期でなくても読んでもらいたい1冊です。
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007943]
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■ Pictures in the Post YL5.0-5.5 19,000語
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英国の将校ヘンリー卿が、植民地インドに残してきた4人の孫たちに送り続けた
1200通の絵手紙をまとめた本です。2014年に高校英語教科書にも載りました。
初孫の誕生を機に孫との絵手紙通信を始めたヘンリー卿は、孫たちに毎週1通
ずつ24年間送り続けました。様々なキャラクターも登場して、絵手紙はまるで絵本を
読んでいるようです。孫たちへの深い愛情と、描いている本人がそれを楽しんでいる
ことが手紙から強く感じられます。躍動感あふれる動物たち、繊細に描かれた植物や
機械など、こんな素敵な手紙がひとり1通毎週届いたら孫たちはどんなに
ワクワクしたことでしょう。ひ孫のCharles Grimaldi氏がこれらの絵手紙を集めて
出版しました。
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/059301250X/sss-22]
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【3】SSSコラム (まりあ)
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今年のお正月に香港から帰国した7歳と5歳の2人の孫達は、香港でインター
の幼稚園・小学校に通い、英語は同年齢のネイティブとほぼ同等だったと思い
ますが、なにしろ子供は覚えるのも忘れるのも早いと言われています。同級生
で北京に引っ越したお友達は一人っ子だったため英語を話す相手がいなくなる
と半年でかなり忘れてしまったそうです。うちの孫達は2人で遊ぶ時には英語
ですから、当分忘れることはなさそうですが、どうやって年齢相応の英語力に
向上させていくか?が課題です。折角身につけた英語力ですから、忘れてしま
ったらもったいないですからね。
今都心には、学校が終わった時間から夕方までの英語学童保育もびっくりす
るほどたくさんあります。息子夫婦はいくつか見学したようですが、費用対効
果の面で納得できるところがなくて、週1回程度英語のレッスン--作文を書い
て添削して貰ったり文法を学んだり--を受けてあとは多読かなぁ、というとこ
ろに落ち着きました。どうやって食いつきの良い本を見つけて与えるか?が
これから私ができるお手伝いです。幸い、飼い主とはぐれて新しい飼い主と
暮らすことになった犬が元の飼い主を探すThe Buddy Filesシリーズはすごく
気に入って貰えたのですが、5冊を3日かからず読んでしまって次を何にしよう
か?悩み中です。面白い新しいシリーズもたくさん出ているでしょうし、紀伊
国屋に連れて行って選ばせても良いんですが、まだちょっとコロナが収束した
とは言い難い状況なので躊躇われます。早く終わってくれないかなぁ?戦争と
コロナ!
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【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)───────────────────────────────────
■多読図書YL語数リスト 第1版発行しました
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多読図書のYL・語数リストは、2013年の「英語多読完全ブックガイド第4版」
以来途絶えていましたが、多読学会から、pdf版として、
[url:https://www.seg.co.jp/sss/YL/2022-04-JERA_Booklist-220316.pdf]
として発行されました。
多読図書の選定・YL語数調べにご利用ください。
今後、半年置きに、PDF版を更新していく予定です。また、多読学会会員に
なることで、紙版の配布を受けられます。(第1版は、品切れ)また、何らかの
方法で書店での販売も可能になるようなことを考えたいと思っています。
(古川)
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■多読授業見学を再開しました SEG多読教室
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SEGは、コロナ対策で、多読授業見学をすべてお断りしておりましたが、
少人数(3名以下)のグループ・個人に限り、多読授業見学を再開します。
SEGの多読クラスの授業見学を希望される方は、
[url:https://www.seg.co.jp/tadoku/kengaku.htm]
を読んで頂き、早めに申込みください。なお、感染状況が拡大する局面では、
許可を出せない場合、あるいは、一度出した許可を取り消す場合があります
ことをあらかじめご了承ください。
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【5】編集後記 (リリー・ローズ)
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米国最高裁判所判事にケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏が承認されました。
初の黒人女性です。ハリエット・タブマンがお札の顔に、ジャクソン氏が最高裁
判事に就任…。彼女がスピーチで「232年かかりました」と語ったように
ほんとに感慨無量ですね。ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏も天国で
喜んでいることでしょう。
さて、今回の特集でお手紙を書きたい気分になりましたでしょうか。
ちょっとスマホを横に置いて、相手のことを思いながらペンを取ってみてくださいね。
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多読通信、次号もお楽しみに!
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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・掲示板への投稿
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発行:SSS英語多読研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/] )
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