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1793. SSS多読通信 第463号 (2021/12/10)
お名前: かのん http://kanon021230.cocolog-nifty.com/
投稿日: 2021/12/12(17:25)
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SSS多読通信 第463号 (2021/12/10)
~読める本、読みたい本をお気楽に~
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【1】100万語通過報告 (11/17~12/6)
【2】今号のお薦め本 「Sophie Anderson のご紹介」 (かのん)
【3】SSSコラム 「コロナ自粛の清涼剤」 (まりあ)
【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記 編集:かのん
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【1】100万語通過報告 (11/17~12/5)
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この期間の100万語通過報告はありませんでした。
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【2】今号のお薦め本 「Sophie Anderson のご紹介」 (かのん)
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今回は、英国在住の作家 Sophie Anderson の作品をご紹介します。発表した
作品は3冊とまだ多くありませんが、今後が楽しみな作家さんです。
ウェールズ育ちの Sophieは、子どもの頃、祖母の語るスラヴのフェアリー
テイルが大好きだったそうです。そんな彼女の作品には、スラヴの民話に登場
する魔女 Baba Yaga やシベリアを思わせる広大な森の動物たち、スラヴ神話の
妖精たちなどが登場します。また各国の民話にも興味があるそうで、読んでい
るとどことなく日本の神話と共通するモチーフがあったりするのも楽しかったです。
ストーリィは児童書では定番の、自己アイデンティティの再確認、家族愛や友情、
勇気、他者との融和や理解、そして成長、といったテーマが語られます。
今回は彼女の2018年のデビュー作から2020年出版の最新作まで3作品を出版順
にご紹介します。
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■The House with Chicken Legs YL5.0~5.5 58,626語
……………………………………………………………………………………………
Marinkaの夢は、ふつうの家に住んでふつうの暮らしをすること。ひとつの場
所に暮らして、友だちを作って、学校にも行きたいと思っています。だけど、
Marinkaの暮らすHouseにはchicken legs があって、前ぶれもなしにHouseは知
らない場所に移動してしまいます。なぜなら、Marinka の祖母は Baba Yaga で、
死者の魂をこの世界から次の世界へと送る役目をしているから。だから人目の
つかない砂漠や山を移動しているのです。そして Marinka はいずれその魂送り
の役を受け継ぐさだめと言われています。けれども祖母の役目を受け継ぎたい
とは思っていない Marinka は…。
スラヴ民話に登場する魔女 Baba Yaga をモチーフにした少女 Marinka の冒
険と成長の物語です。
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000025807]
……………………………………………………………………………………………
■The Girl Who Speaks Bear YL5.0~5.5 66,198語
……………………………………………………………………………………………
Yanka は村人たちから Yanka the Bear と呼ばれることがあります。村の誰
よりも身体が大きく力が強いから。でもそれだけではありません。Yanka は2歳
くらいの時、冬の森の奥深く、冬眠中のクマの巣穴の近くで見つけられた女の子
だからです。12歳になった今も Yanka はうっすらと一緒に暮らしていたクマの
ことを覚えています。でも両親のこともなぜ自分がクマと一緒に暮らしていたの
かもわかりません。
雪深い森にようやく春の兆しが見え始めた頃、Yanka の身に起こったあるふし
ぎな出来事をきっかけに、Yanka はひとり家を出て、森の奥へと自分探しに出か
けます…。
“The House with Chicken Legs” に続く2作目の作品で、英国の児童文学賞
カーネギー賞2021年ショートリストノミネート作品です。
大切な家族を守るため魔法の国を旅する
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000025808]
……………………………………………………………………………………………
■The Castle of Tangled Magic YL5.0~5.5 69,302語
……………………………………………………………………………………………
13歳の Olia は築500年の Castle Mila に暮らしています。おばあちゃんは、
この城には魔法がかかっていて、城内にも城の周囲にも聖霊が暮らしていると
いいます。精霊がいるのならあってみたいとOlia は思うのですが、残念ながら
精霊を見たことはありません。
明日は秋の満月です。毎年、秋の満月の夜は城の大広間で盛大な収穫祭が行
われます。今年の祭りはちょうど Castle Mira の築500年の記念の日。Olia は
ずいぶん前からこの日を楽しみにしていました。ところが祭りの前夜から嵐が吹
き荒れ、城のあちこちが暴風のために壊れはじめます。この嵐を止めるためには、
城から通じる魔法の国に行き、邪悪な魔法使いと対決しなければならない、とい
うことなのですが…
[url:https://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000025809]
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【3】SSSコラム コロナ自粛の清涼剤 (まりあ)
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そろそろコロナも収束するかなぁ?という期待が膨らんでいるところに飛び
込んできたオミクロン変異株のニュース、ワクチン接種済みでも感染するとか、
ほとんど重症化しない、とか恐ろしいんだか恐れなくてもいいのか?はっきり
せず、とりあえずマスク・手洗い・ソシアルディスタンスの対策を続けていま
す。
そんな少し鬱陶しい日々を忘れさせてくれるのはやはりミステリーですね。
最近はもっぱらAnthony Horowitzです。Kindleが発売されたばかりで、端末を
アメリカから買わねばならなかった電子ブック黎明期に、有名タイトルのバー
ゲンがあって100冊が1万円くらいでしたかね、格安で買えたことがありました。
当時、熱中して読んでいたMichael ConnellyのHarry Boschシリーズや、
Jeffery DeaverのLincoln Rhymeシリーズの英語で未読だった分を揃えて、い
つか老後の暇な隠居暮らしになったら読もうと思っていたのですが、 義父と
義母の介護が終わると孫が次々3人になり、会社は畳んでも思ったほど暇にな
らず、そうこうするうちにHorowitzが素晴らしい作品を立て続けに発表するの
ですっかり夢中になって....Kindleを開くと目に入るConnellyやDeaverにごめ
んなさい、の気分になります。
いやぁ、Anthony Horowitz最高!
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【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
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多読授業見学を再開します SEG多読教室
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SEGは、コロナ対策で、多読授業見学をすべてお断りしておりましたが、緊急
事態宣言も解除され、現在はやや落ち着いた状況ですので、少人数(3名以下)
のグループ・個人に限り、多読授業見学を再開します。
SEGの多読クラスの授業見学を希望される方は、
[url:https://www.seg.co.jp/tadoku/kengaku.htm]
を読んで頂き、早めに申込みください。なお、感染状況が拡大する局面では、
許可を出せない場合、あるいは、一度出した許可を取り消す場合がありますこと
をあらかじめご了承ください。
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【5】編集後記 (かのん)
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はやいもので2021年も残すところあとひと月ほどとなりました。イベント中止
Stay Home が掛け声になった2020年とは様子が異なり、必要な防疫対策をとれば
さまざまなイベントの開催が可能になってきたのはうれしいことですね。
みなさまにとって残り少ない2021年、そして次なる2022年が良い年になります
ように。
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多読通信、次号もお楽しみに!
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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