SSS多読通信 第450号 (2020/11/19)

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1764. SSS多読通信 第450号 (2020/11/19)

お名前: メイ
投稿日: 2020/11/20(12:16)

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        SSS多読通信 第450号 (2020/11/19)

        ~読める本、読みたい本をお気楽に~

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【1】100万語通過報告 (10/7~11/16)
【2】今号のお薦め本 「最近のPatricia Polaccoから」     (メイ)
【3】SSSコラム  「私にとっての在宅勤務」 (近眼の独眼龍)
【4】SSSニュース              (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記                      編集:メイ

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【1】100万語通過報告 (10/7~11/6)
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この期間の100万語通過者はいらっしゃいませんでした。次回のご報告をお待ち
しています。
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【2】今号のお薦め本 「最近のPatricia Polaccoから」      (メイ)
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 多読する日々を送ってもう何年もの時間が過ぎました。個性あふれるさまざま
な作者に出会い、感動や勇気をもらいました。その中の一人がPatricia Polacco
です。"The Keeping Quilt""Thank You, Mr. Falker""Chicken Sunday""Pink 
and Say"など、どれも心に沁みる作品です。そんな作者のここ10年以内の作品を
いくつかご紹介します。それぞれPolaccoのあたたかな眼差しが感じられる作品
です。
……………………………………………………………………………………………
■Fiona's Lace                                    YL3.3~3.8 2,890語
……………………………………………………………………………………………
 アイルランドの小さな村で幸せに暮らしていたFionaの一家は不況で生活が
成り立たなくなり、アメリカに移民することになります。当時は渡航や住居
などの費用を支払ってもらう代わりに、ごく低賃金で働く年期奉公の制度が
一般的で、Fionaの一家もシカゴで貧しい暮らしを始めました。そんな一家の
力となったのはFionaのレース編みの技術でした。母から伝えられたレースは
一家を支え、結び付けるものとなりました。
[url:https://www.amazon.co.jp/Fionas-Lace-Patricia-Polacco/dp/1442487240/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■An A from Miss Keller                           YL2.8~3.5 2,529語
……………………………………………………………………………………………
 Patriciaの作文の先生、Miss Kellerはたいそう厳しく、生徒たちに容赦な
く高いレベルを要求するので、"Killer Keller"と呼ばれて恐れられていまし
た。Patriciaは近所の老人Pop Schlossにその大変さを訴えます。作文の授業
は、褒められることもなく、ついに最後の課題を提出する時期となります。
Patriciaは先生の要求する感情に訴えかけるような作文が書けるでしょうか?
[url:https://www.amazon.co.jp/Miss-Keller-Patricia-Polacco/dp/133812045X/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■Mr. Lincoln's Way                    YL2.5~3.0  1,761語
……………………………………………………………………………………………
 Mr. Lincolnは小学校の校長先生です。子供たちが大好きで、縄跳びしたり、
遠足に行ったり、一緒に楽しく遊びます。小学校にはひとり、意地悪でみんな
に嫌われている子がいました。Mr. Lincolnはどうやって彼の心を開かせてい
くでしょう。
[url:https://www.amazon.co.jp/Mr-Lincolns-Way-Patricia-Polacco/dp/0425288315/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■Holes in the Sky                    YL2.8~3.5  2,651語
……………………………………………………………………………………………
 自分の死が近いことを悟った祖母は孫のPatriciaたちと星を見ながら、星は
天の穴で、自分は天からその穴を通して、いつも孫たちを見ていると伝えます。
祖母の死後、一家はカリフォルニアに移り、近所の黒人の少年と親しくなり、
彼の祖母のEulaさんとも知り合うことができました。Eulaさんは近所に困って
いる人があれば、進んで手を貸すあたたかい人でした。PatriciaはEulaさんの
言葉の中に祖母の言葉を見出し、彼女は本当の祖母のような存在になっていき
ます。
[url:https://www.amazon.co.jp/Holes-Sky-Patricia-Polacco/dp/1524739480/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■The Bravest Man in the World                  YL3.5~4.2   4,649語
……………………………………………………………………………………………
 アイルランドのスラムで孤児とし育ち、後にオーケストラの主任ヴァイオリ
ニストとして活躍した祖父が孫に語るある音楽家の物語。孤児のJonathanは
密航したアメリカ行きの船で、楽団員のWallace Hartleyに出会い、彼により、
ヴァイオリニストとしての道を開いてもらいます。しかし、その直後に船は
氷山に衝突し、沈没してしまいます。沈みゆく船に残り、最後まで演奏を続
け、人々を励ましたのがWallace Hartleyでした。沈没したタイタニック号に
実在した人物がモデルとなっています。
[url:https://www.amazon.co.jp/Bravest-Man-World-Patricia-Polacco/dp/1481494619/sss-22]
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【3】SSSコラム   「私にとっての在宅勤務」   (近眼の独眼龍))
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 November、霜月、11月は、私が1年で一番好きな季節です、本来ならば。で
も、新型コロナの感染者が増加している状況をみていては、すなおにいい季節
になったとは言い難いです。もう一つ、4月からずっと在宅勤務になっている
ので、少しばかり外の変化に疎くなっていることも、季節にたいする感動が少
ないのかもしれません。
 
 ま、いろいろ不都合もなくはないですが、在宅勤務は気に入っています。
 
 まずは通勤。私は片道約2時間かかるので、1日当たり4時間もの時間を通勤
に費やしていたものがなくなったことは嬉しいですよね。それに通勤していた
ころは、仕事を始める時には既に疲れていました。2時間の通勤後ですから。
さらに仕事環境も自宅の方が良い。ディスプレイも椅子も自宅の方が良いし、
机も広い。また、オフィスならマスクをしながらの勤務ですが、やはり自宅で
マスクなしで働く方が仕事もはかどる気がします。当然ながら、新型コロナへ
の感染リスクも在宅の方が少ない。
 
 少なくとも私にとっては、通勤するより在宅勤務の方が圧倒的に仕事がし
やすい。
 
 なんか、隠している気がする。
 
 そう、在宅だと、少し行き詰まった時など、横を向いても振り返ってもそこ
には本がある。Oxford Reading TreeとかI Can Read、Step Into Reading、
Elephant and Piggy辺りのシリーズから1冊くらい読んでも、ほとんど罪悪感
はありません。むしろ短い時間で気分転換出来て仕事ともはかどる気がします、
本当に。
 
 それに私がいくら多読を勧めていて、多読中は辞書は使わないと言っていて
も、仕事中は多読ではないのですからいろいろ調べます。これも家の方がいろ
いろ参考書や専門辞書も充実している。ネットだと帯に短したすきに長しの情
報が多すぎて、必要なものにたどり着けなかったりするので、結構本に頼って
います。
 
 やはり本はいいなぁ、という代わり映えのしない結論でした。
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【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
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■読書指導会再開の延期のお知らせ
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 読書指導会、12月を目処に再開を検討していましたが、コロナ肺炎の感染が
拡大しつつある状況ですので、3月末まで中止します。
 アドバイスを早めに求めたい方は、掲示板
    [url:http://www.seg.co.jp/sss/bbs/]   
を利用してご相談ください。
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【5】編集後記                        (メイ)
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 うっかり右手を骨折して手術・入院ということになり、術後の痛みが治まる
につれ、たくさんの暇な時間ができました。体は元気なのに、右手が使えない
ので何もできず、ついテレビを見て、時々刻々伝えられるアメリカの大統領選
挙を見守ることになりました。Joe Biden勝利が伝えられ、その後、スピーチが
行われました。久しぶりでアメリカの大統領らしい言葉を聞いた思いです。
また、副大統領候補のKamala Harrisの"while I may be the first woman in 
this office, I won't be the last."の言葉には感動しました。少女たちが
勇気をもって、新しい時代を開いていってほしいと願わずにはいられません。
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          多読通信、次号もお楽しみに!
        今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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