SSS多読通信 第272号 (2010/10/14)

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1245. SSS多読通信 第272号 (2010/10/14)

お名前: メイ
投稿日: 2010/10/14(10:53)

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       SSS多読通信 第272号 (2010/10/14)

       〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

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【1】100万語通過報告 (9/20〜10/10)
【2】今週のお薦め本特集 「トリビア:あってもなくてもよい本」 (メイ)
【3】SSSコラム 「単語のニュアンス、読書と会話」  (まりあ)
【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記        編集:メイ
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【 1 】 100万語通過報告 (9/20〜10/10)
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この期間の100万語通過者は2名でした。おめでとうございます!
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■100万語通過しました!              ひしぬまさん
 図書館を上手に利用して、500冊近くの本を読んでの通過です。ご近所にやさ
しい本が揃った図書館があってよかったですね。もうDarren ShanもMarvin
Redpostも読んでいらっしゃるようですから、これからはますます楽しくなるの
ではないでしょうか?だんだん本がおもしろくて止められなくなり、ずるずる
と読書にはまっていく……こうして何千万語も読むタドキストもいらっしゃい
ます。どうやら無理せず楽しむというのがカギのようです。Happy Reading!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7595]
……………………………………………………………………………………………
■100万語通過報告                 hsatohさん
 2か月半という快調なペースで100万語を通過されました。マイページの読書
履歴が励みになったそうです。レベルも順調に上がって、50万語からくらいか
らはYL3.0-4.0の本を中心に読まれています。この辺のレベルにはおもしろい本
がたくさんありますから、きっと楽しめると思います。hsatohさんはどんな本
がお好きですか?お気に入りの本に出会えるといいですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7598]
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【 2 】 今号のお薦め本 「トリビア:あってもなくてもよい本」(メイ)
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 読書の秋なので、本来、しっとりと心にしみる本をご紹介するべきでしょう
が、今回はあってもなくてもよい本のご紹介です。どうでもいい本なら紹介す
るなと言われそうですが、どうでもよいことことにかぎって、かえって知りた
くなったりしませんか?百科事典を見ると、ついその周辺の項目も読んでしま
ったり、試験の前になると、関係ない本を読みたくなったりする……そんな方
にぴったりなトリビア本のお薦めです。
 秋の夜長に「へ〜〜」と言っていただければうれしいです。
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■Next Stop Grand Central YL2.0-3.0 1,477語
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 New Yorkの町のちょうど真ん中にある交通網の中心、それがGrand Central
Stationです。この本には「何億兆」もの電球を替えるEdさん、日に百件を超
える苦情に丁寧に対応するWandaさんなど、多くの人が固有名詞で紹介されてい
ます。安全を守る警察の責任者は昼食にツナのサンドウィッチを食べるとか、
オイスター・バーのMarinoは牡蠣のシチューにパプリカを3降りするとか、要
するにどうでもよい情報でいっぱいの本です。
 でも、読んでいると活気と喧騒に満ちたNew Yorkの町の雰囲気が生き生きと
伝わってきます。雑多な人々の喜びや悲しみや夢が交錯する場所、それが
Grand Centralです。「New Yorkってどんな町?」と聞かれたら、こんな感じと
いって間違いないでしょう。
[url:http://www.amazon.co.jp/Next-Grand-Centr-Maira-Kalman/dp/069811888X/sss-22]
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■Hidden Worlds: Amazing Tunnel Stories    YL1.7-2.5 4,000語
……………………………………………………………………………………………
 トンネルにまつわるエピソードを満載した本です。ローマ時代の水道からピ
ラミッド内部のトンネルは言うに及ばず、第2次大戦中にドイツ軍の捕虜収容所
から脱走した話や、人に会うのがいやなあまり地下で生活したイギリス貴族の
話などもあり、もの好きにはこたえられません。見開きいっぱいに大きく描か
れたユーモラスな絵が中心で、一話ずつが短いので、気軽に楽しめます。
 Hidden!シリーズは他にHidden Treasures:Amazing Stories of Discoveryと
Hidden Depths: Amazing Underwater Discoveryがあり、どれもおもしろいです。
[url:http://www.amazon.co.jp/Hidden-Worlds-Amazing-Tunnel-Stories/dp/1550377442/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■Lives of the Musicians: Good Times, Bad Times
(and What the Neighbors Thought) YL2.0-3.5 15,393語
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 偉大な音楽家にまつわる雑多なエピソードを集めた本です。デフォルメされ
た音楽家の肖像はそれぞれの特徴をよくとらえています。そして、色も美しく、
どこかユーモラスです。
 まじめな伝記とは一味、違い、ベートーベンは1杯につき、きっかり60粒の豆
でコーヒーをいれたとか、ショパンはベッドの正面にスリッパを揃えて置かな
ければ、寝られなかったとか、知らなくてもいっこうに困らない事実が並んで
います。でも、どこか人間的な音楽家の姿を見るようで、これもなかなかいい
ものだと思います。
[url:http://www.amazon.co.jp/Lives-Musicians-Times-Neighbors-Thought/dp/0152164367/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■Every Minute on Earth: Fun Facts That Happen Every 60 Seconds
YL1.8-2.5 31,000語
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 日常の中で起きている小さなできごとを集めた本です。たとえば、「地球」
の章では、体には感じなくても、世界では毎分5回も地震がおきていることや、
毎分何千もの流星が昼夜の別なく大気圏に突入していることなどが、1ページに
1項目ずつ記載されています。他に「人体」や「食物」や「スポーツ」など、
分野別になっているので、興味に応じて読んでいくことができます。
 ポイントになる部分はブルーで表示されているので、ちょっとした時間の合
間にパラッと見るにも向いています。
[url:http://www.amazon.co.jp/Every-Minute-Earth-Happen-Seconds/dp/0439908876/sss-22]
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【 3 】SSSコラム 「単語のニュアンス、読書と会話」 (まりあ)
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 私は今まで、「多読でやさしい本をたくさん読み、単語の辞書訳ではなく、
その単語が持つニュアンスを掴みましょう」といって来ました。私の多読の目
標は、ネイティブ同様の語感を持つことでした。
 ところで私にはタイ人の友人がたくさんいますし、息子がアメリカ留学中に
知り合った中国人を何人も東京案内をしています。そうしたEnglish speaking
Asianたちはよどみなく英語を話すのですが、実はかなり単語の使い方が大雑
把なのです。
 たとえば私が「年寄りが痴呆になっちゃって..」なんていうとき、これは
老化で記憶力が低下した、とかボケの傾向が見られる、とかじゃなくて、完全
に人間性を失っている状態であるといいたいわけです。ですから英語で話そう
とすれば、「痴呆って英語でなんといったっけ..」と言葉を探してしまうん
ですね。ところが私の知り合いのEnglish speaking Asianたちは、ごく気楽に
"Grandmother becomes stupid by age." なんていっちゃいます。
 う〜ん、なんだかなぁ..という気持ちはぬぐえませんが、老人介護につい
て専門的な話をしているのではないし、会話というのはこんなものでいいのか
な?とも思います。そして、あんまりたくさんの単語を詰め込んでしまう前に
会話の経験を積み重ねないと、こういう話し方は出来ないのかも?なんて思う
この頃です。
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【 4 】 SSSニュース   (SSS英語多読研究会)
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■多読関連セミナー・講演会
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●2010年10月16日(土)11:00〜12:00 SEG多読教室 (新宿)
■初心者向け講演 「ごく易しい本からの多読と、多聴のヒント」
繁村一義(SSS英語多読研究会理事)による講演です。
●12月10日(金)、11日(土) 豊田高専(愛知県豊田市)
■「多読・多聴による英語教育改善の全学展開」プロジェクト最終報告会
高瀬さん(多読学会会長)の基調講演や、豊田高専、福岡女学院の報告など
があります。
※申込み方法などは、下記URLをごらんください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■多読関連図書・記事案内
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■朝日小学生新聞、今月は "Brother Love" (Pearson)
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朝日小学生新聞では、月1回、第4木曜日に、C'mon Tadokids を連載してい
ます。記事は絵本の紹介とその解説となっていますが、絵本とその朗読音声は
朝日小学生新聞のwebpageでもアクセスすることができます。
今月は、Pearson 桐原社のRigby Star のシリーズから
"Brother Love" を紹介しています。
Webの掲載は、毎月第4木曜日から、翌月の第4木曜日までの1ヶ月間です。
なお、下記で画像と音声が楽しめます。
[url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm]
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【 5 】 編集後記                  (メイ)
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 この夏のあの暑さの中で一大決心をして、たまった本を片づけることにしま
した。最近、あまり見なくなった本は箱詰めし、本棚も2か所に増設して、す
っきりと気持ちよくなりました。……が、安心したら、また本を買いたくなり、
もうすでに新設した本棚も8割以上が埋まっています。
 あの努力は何だったのかと空しい気持ちにもなりますが、並んだ本を見ると
「ふふっ。これもあれもおもしろそう」と思うのですから、つける薬はありま
せんね。
 ここはあきらめて「読書の秋」を楽しみましょう!
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    多読通信、次号もお楽しみに! 【第2、第4木曜日発行】

       〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

       今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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