SSS多読通信 第256号 (2010/2/11)

[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1903 // 時刻: 2024/7/17(13:04)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

1167. SSS多読通信 第256号 (2010/2/11)

お名前: 近眼の独眼龍
投稿日: 2010/2/11(02:05)

------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        SSS多読通信 第256号 (2010/2/11)

        〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】100万語通過報告 (1/25-2/7)       
【2】今号のお薦め本  「うるさい?いえいえ」      (近眼の独眼龍)
【3】SSSコラム  「実現可能レベルを」めざそう! (まりあ)
【4】SSSニュース              (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記                   編集:近眼の独眼龍

───────────────────────────────────
【1】100万語通過報告 (1/25-2/7)
───────────────────────────────────
1/25〜2/7の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます。
……………………………………………………………………………………………
■がまさん 「MTHで100万語通過しました」
 どうもとっても素敵な先輩に恵まれたようで、1年2ヶ月で通過です。貸して
もらった本や回覧本など、うまく使いながら進めたようですね。そして、やは
り英文を読む事へ抵抗がなくなり、次に読みたい本もあるという、素敵な通過
をされています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7523]
───────────────────────────────────
【2】今号のお薦め本 「うるさい?いえいえ」 (近眼の独眼龍)
───────────────────────────────────
 文体を表すものとして"饒舌体"という言葉が使われた時がありました。それ
とも今でも生きている言葉かな?三島由紀夫さんが庄司薫さんの作品を評して
(褒めて)いる中で使っていました(古い話ですみません)。
 この饒舌体をうるさいと思う方もいらっしゃいます。今回は、饒舌体と思う
ものを含めて、ちょっとうるさいなとも思える作品で、私が好きな、あるいは
嫌いになれない作品を紹介します。

……………………………………………………………………………………………
■ Amelia Bedelia                 YL2.5    1,036語
……………………………………………………………………………………………
 言葉っていくつか意味を持っていますね。それを、ことごとく伝えたい意味
とは異なったふうに解釈してしまうAmeliaのドタバタ劇です。一見よりは、ず
いぶん難しく感じる方が多いかもしれません。でも、面白いですよ。Ameliaが
主人公の本はいくつかありますから、気に入ったら他もどうぞ。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002034]
……………………………………………………………………………………………
■ Sea Legs                    YL4.5    69,753語
……………………………………………………………………………………………
 饒舌体の作家といって思い出すのが、Alex Shearerです、私の場合。その中
でも、ほんとにうるさいくらい、あーだこーだと書き連ねてあるように感じる
本です。兄弟のちょっとした冒険物語とも言えるのですが、そんな冒険から見
ると脇道にあたるはずの"どうでもいい"話を楽しんで下さいな。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009287]
……………………………………………………………………………………………
■ James and the Giant Peach           YL4.5    27,552語
……………………………………………………………………………………………
 Roald Dahlは、書き始めの時には、ストーリーをどのようにしようか決めて
いなかったんじゃないか。筆の勢いにまかせたんじゃないの?と思うくらい、
ある意味勢いよく、にぎやかに進んでいきます。これは、ある程度スピードに
のって読んだ方がいいのかなぁ?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001528]
……………………………………………………………………………………………
■ Peach Girl                   YL3.5    2,830語
……………………………………………………………………………………………
 ピーチガール、漫画ですね。絵があるんだから、そこまでいろいろ独白した
りしなくてもいいのにと思うんですが。一見ボーイッシュ、でも内面はとって
も乙女な子や、男のくせ(この言い方、良くありませんが)うじうじとしている
ちょっとイケメンが出てきて、年甲斐もなく楽しんでしまいました、私は。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005134]
……………………………………………………………………………………………
■ The Boy in the Striped Pajamas         YL4.5    46,556語
……………………………………………………………………………………………
 うるさいとか饒舌というカテゴリに入れてはいけないような本です。重い、
そしてとりようによっては笑えてしまう、史実をベースとした悲劇です。ある
子供の語り口で話しが進むのですが、その子が時に残酷なまでに無邪気な時が
あり、それがうるさく感じた時があったのかな、私には。
[url:http://www.amazon.co.jp/Striped-Pajamas-Movie-Random-House/dp/0385751893/]
……………………………………………………………………………………………
■ The Illustrated Mom              YL5.5    61,863語
……………………………………………………………………………………………
 入れ墨だらけのママを持つ姉妹のお話。いかにもJacqueline Wilsonの書く世
界で、ある時は内面を、ある時は少し客観的に、含みをたっぷり持たせながら
も饒舌に語ってくれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001995]
───────────────────────────────────
【3】SSSコラム 「実現可能レベルを」めざそう!(まりあ)
───────────────────────────────────
 昨日、バンコクから戻りました。活気のある市場や繁華街、それなのになぜ
かのんびり動いているように感じる人々、ランボルギーニや欧州ブランド品が
並ぶ豪華モールと一皿54円の焼きそば屋台が共存する不思議な町が好きなこと
もありますが、最近心惹かれるのは書店です。
 バンコク紀伊国屋もチュラロンコーン大学生協も洋書が大変充実しています
が、なんといっても「やさしめ」の品数が多い!日本の書店はアメリカの書店
のミニチュア版みたいなもので「やさしめ」の本は比率が低く、それを探すの
は結構大変です。
 ところがバンコクの書店は仕入れ担当者が選別するのか、「あ、これ楽に読
める!」「こっちもいける!」って、読みやすいペーパーバックがどんどん見
つかるんですね。法律・経済・医学・物理・化学・環境・起業・宣伝……様々
な専門書も、やさしく読めるinternationalバージョンのものがずらり。
 日本人は、とかく一足飛びにネイティブ並になりたいという意識が強すぎる
傾向があるのではないでしょうか?そして目標が高すぎるために結局は挫折す
る人の方が多くなってしまう。もっと非英語国民である身分相応に、妙なプラ
イドは捨てて、やさしいものを読むことに甘んじられるようになった方が、結
局は早道なのではないかと思います。
 どんどん読むうちには、やがてアメリカの知識人と同レベルのものが読める
ようになるかもしれないし、そこまでいかなくてもやさしい本にも面白いもの
はあるし、専門書だって日米の相違点を知るためなら、外国人向けにやさしく
書かれた本でも十分役立つかも知れない。「こんなやさしい本が読めたって」
と見くだしてもはじまりません。とにかく「読める」ことを大切にしたいもの
です。
───────────────────────────────────
【4】SSSニュース               (SSS英語多読研究会)
───────────────────────────────────
■多読講演会セミナーのお知らせ
……………………………………………………………………………………………
2/20 関西多読新人セミナー 東大阪 日本多読学会
詳しくは、下記をご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■朝日小学生新聞、今月は "The Moonlit Owl" (Cambridge UK)
……………………………………………………………………………………………
朝日小学生新聞では、月1回、第4木曜日に、C'mon Tadokids を連載してい
ます。記事は絵本の紹介とその解説となっていますが、絵本とその朗読音声は
朝日小学生新聞のwebpageでもアクセスすることができます。
今月は、Cambridge University Press社のご好意により、Cambridge Storybox
シリーズから"The Moonlit Owl" を紹介しています。
田舎にすむおばあちゃんと、月明かりの森を歩くとふくろうがホーホーとない
ています。幻想的な絵本の素敵な朗読をお楽しみください。
Webの掲載は、毎月第4金曜日から、翌月の第4木曜日までの1ヶ月間です。
なお、下記で画像と音声が楽しめます。
[url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm]
───────────────────────────────────
【5】編集後記                     (近眼の独眼龍)
───────────────────────────────────
 寒いせいか通勤では急ぎ足になりがちで、ここしばらく風景を見ていないな
と思い、少しゆっくり風景をみながら歩いてみました。ごく近場でも、いろい
ろ季節を感じるものがあって、それは木々だったり、川の土手だったり、落ち
ているゴミ(!)だったり。
 あぁ、なかなかいいもんだなぁと目を遠くにもやると、山が見えます。遠い
山は青く、近い山は緑に。あぁ、緑っていいなぁと思っていると、クシュン。
あ、杉だ。そう、花粉症なんですよ、私。もう春です。
───────────────────────────────────

          多読通信、次号もお楽しみに!
       今 週 も H a p p y R e a d i n g !

───────────────────────────────────
多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。
・掲示板への投稿
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
・多読通信アンケートフォーム
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/formmail.html]
※アンケートフォームでいただいた質問に対するお返事を掲示板上で行う
場合があります。ご了承ください。
───────────────────────────────────
※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を利用して
発行しています。配信申込・中止・アドレス変更はこちらへ。
[url:http://www.mag2.com/m/0000118505.html]
───────────────────────────────────
発行:SSS英語多読研究会( [url:http://www.seg.co.jp/sss/]
───────────────────────────────────


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.