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110. SSS多読通信 第 31号 (2004/05/20)
お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2004/5/20(01:44)
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SSS多読通信 第31号 (2004/05/20)
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【1】今週の100万語通過者(05/10-05/16)
【2】今週のお薦め本 「英語で読む日本」特集
【3】今週の特選投稿
【4】SSS コラム
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
編集:まりあ
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【1】今週の100万語通過報告者 (05/10-05/16)
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今週の100万語通過報告は4名でした。おめでとうございま〜す♪
。.:*:・'゜★゜'・:*:.。゜'・:*:.。☆。.:*:・'゜。.:*:・'゜★゜'・゜
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■sharanさん
中学生の時は英語は好きな科目だったのに、高校時代は...というsha
ranさん、10年以上たってから、高校参考書と問題集、英語通信教育で再
学習中に「快読」に出会い、本好きの自分にはピッタリと多読開始。1年かけ
ての通過だそうです。「100万語読んで本当に良かったです。英文を読む感
覚を知ることができました」と児童文学での2周目に意欲を示しておられます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3557]
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■ジオンさん
2年程前から英会話学校に通い始め、ALCのヒアリングマラソンなどもやっ
ていたけれど、忙しいくてなかなか時間がとれなかったジオンさん、「めざせ
100万語」に出会い、Arnold Lobel作のMouse Soupで多読開始、半年で
の通過だそうです。「英語の本を読めるようになれば、本好きにとっては人生
が2倍楽しくなるので、この「100万語」はすばらしいと思います。」と、
面白かった本の報告もして下さいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3575]
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■秀麻呂さん
約1年間で150冊と絵本20冊を読み、100万語を達成された秀麻呂さ
ん。「多読前は、1冊もペーパーバックを読了したことがなく、最初のGRを
読み終えたときは、新鮮で驚きとうれしさでいっぱい」だったそうです。
「今現在、ペーパーバックがなぜ読めるのかよくわからないのが本当のところ
ですが、蓄積した知識の実際の使い方を学んだのだと思います」と、多読開始
の目的だったハリーポッターを原書で読めることを今年の目標にされています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3583]
……………………………………………………………………………………………
■南無八幡大爆発さん
「快調に読めるけど、こんな事で目標である「ハリーポッター」の原書が読
めるようになるのか?と不安な〜10万語。」
「GRって簡単で短いけど、案外面白いな。と思いつつも、やはり「ハリー
ポッター」までの距離を感じつつ不安な〜20万語。」..とリズミカルに続
く南無八幡大爆発さんの100万語報告は、多読もこんなリズムでさくさく進
んだのかな?と楽しい気分を分けて貰えます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3587]
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それではみなさん、2周目の報告を待っていま〜す!いってらっしゃ〜い/~ ~
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【2】今週のお薦め本 「英語で読む日本」特集
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ちょっと読み疲れたと感じるとき、レベルを下げてパンダ読みは定番コース
ですが、自分が良く知っていることについて書かれた本も、すらすら読めて楽
しいですね。だれもが一番良く知っていることといったら、やっぱり「日本」
でしょう。
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■Tokyo Friends 950語 YL0.6
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東京に住むアメリカ人の少女Katieが、Keikoとその弟Kenjiとお友達になり
3人で東京の街を探検したり、お互いに自分の国の風習を教えあったりする、
という設定の絵本です。日本の伝統行事も紹介されていますが、現代の東京で
人々が西欧式に暮らしていることが判るよう配慮されているところが気に入っ
ています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005370]
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■American Pie 11,000語 YL4.5
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ラジオ講座のアメリカ人女性講師のエッセイ。アメリカの伝統と現代を紹介
しながら、日本との相違などに触れているので、純粋な日本紹介ではありませ
んが、20編のタイトルに分かれているので、ちょっとした時間に読むのに適
しています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002009]
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■My Humorous Japan 31,000語 YL4.5
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在日イギリス人の学校の先生が、日本で出会ったカルチャーショックについ
て面白おかしく書いたもので、1巻から3巻まで出ています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001530]
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■Tokyo 140,000語 YL5.0
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旅行ガイドLonely Planetシリーズの東京編。その詳しさといったら!
ぱっと見びっしり詰まった細かい活字に圧倒されるかも知れませんが、英文そ
のものは分かり易く、語彙レベルはちょっと高めながら、知っていることが書
かれているので思いの外理解できてしまいます。日本でのワールドカップ世界
大会開催中は、電車の中でこの本を手にしている外国人をよく見かけました。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005371]
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【3】今週の特選投稿
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■翁家さんの、絵本をたくさん眺めていたら、2日後児童書を読んでいたとき
に突然、出会った単語に絵のイメージが浮かんできたという経験談(投稿タイ
トルはJulieさん、はらぺこあおむしさんになっています)。「先人の教えと
絵本は後で効く」とまとめておられますが、これにつけられたはらぺこあおむ
しさんの19199の返答が傑作です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=19191]
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■「スランプなのかな?」という、とろさんの質問は、「読書中に和訳してし
まってるのか、そうでないのか、それが自分で分からなくて、悩んでいるんで
す」という、読書相談会でも毎週のように出る質問です。タドキストの方から
「レベルを下げる」、「その本は投げる」などの工夫が寄せられていますが、
酒井先生の
「和訳といってもそうおそろしい病気ではありません。
治らなかった人はいないんじゃないかな?
読むこと自体がおもしろくなったら、そのうちひっこみますよ。」
というお答えがなんと言っても心強いことでしょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=19177]
以下の応答
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■トオルさんの「シャドーイング体験談をまとめました」
トオルさんのシャドーイングのノウハウが集大成された投稿です。これから
シャドーイングを始める人はもちろん、何度も中断を繰り返している人にも役
に立つ情報・アドバイスが満載です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=1080]
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【4】SSS コラム(マリコ)
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SSS多読のキーワードは「継続」
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最近、100万語を通過した方から、100万語読めたことより、1年以上
ここまで続いたことのほうが嬉しいという感想をいただきました。「英語学習
はどれも3日坊主だったのにSSS多読は続いている」、「何をやってもあきっ
ぽいわたしがこの多読なら続けられる」という人は多いようです。
言葉を習得するには、その言葉にたくさん触れることが必要です。たくさん
触れるためには、長期にわたって継続しなければなりません。その時「しなけ
ればならない」という圧力を自分にかけながら続けることは、楽なことではあ
りません。強い動機と、強い精神力が必要です。だれにでもできることではあ
りません。
慢性疾患の治療の一つとして運動療法があります。その運動処方をするとき
に、まず最初にくるのは、脱落率を少なくする工夫です。つまり運動する人に
どれだけがんばらせるかではなく、いかに継続できるようにするかにフォーカ
スをあてて指導します。
英語学習も同じことだと思います。継続すればたくさん英語に触れられます。
たくさん触れれば英語が習得できるのですから、「継続する」ための方法を真
剣に考えれば、英語の力は、あとから自然についてくるでしょう。今までの英
語学習法で「いかに継続させるか」に着目したものはどのくらいあったでしょ
うか。
多読は、英語の環境にない日本にあって、自然な英語にたくさん触れられる
とても良い方法です。いろいろな多読がある中で、SSSの多読は、「いかに
継続させるか」を第一義に考えています。やさしい本を紹介しているのも、書
評を紹介しているのも、読む順番の指標としての『読みやすさレベル(YL)』
を定めているのもすべて多読を苦痛なく継続できるようにしたいからです。
SSS多読の成功の鍵は、この「いかに継続させるか」にエネルギーをつぎ込
んだところにあるのかもしれません。
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【5】SSS ニュース
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■SSS書評検索システムが、より完成度を高めるため現在も作業中
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旧書評データを新書評システムに移行させる作業は、ソフト会社、事務局、
タドキストのボランティアにより、現在も必死に続けられています。
ご自分が登録したデータをご覧になって、移行ミスがあると思われた方は、
どうぞご遠慮なく、SSS運営の広場の方に登録して下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11883]
書評検索の方法に、旧システムと異なるところがあります。タドキストの
成雄さんが簡単な解説を書いて下さいましたが、こちらも書評データ移行作業
の進捗に伴い更新されて、現在−その3−になっています。変更箇所のみでな
く、毎回全文をのせて下さっているので、最新の記事を読んで頂けば、過去記
事を読む必要はありません。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&c=e&id=403]
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■新しい多読「100万語! 」本が発売されます
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『いっぱい読めば自然に身につく 親子で始める英語100万語!』
古川昭夫・伊藤晶子 著 協力 SSS英語学習法研究会
日本実業出版社 価格 税込 1470円
発売日 2004/05/26 ISBN: 4534037570
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/oyakode-100mango.html]
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■三省堂神田本店 講演会
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上記の多読「100万語! 」本の出版を記念して、5月22日に講演会が
開かれます。詳しくは、こちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3964]
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【6】編集後記(まりあ)
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ゴールデンウィークも終わり、夏休みはまだ遠い、しばらく安定した日常生
活が続く時期となりました。みなさんの多読生活も順調でしょうか?さて、私
の多読の楽しみといったら、まだあまり知られていないけれど、ものすご〜く
楽しい本を見つけてご紹介すること..でもそれもこんなに沢山の本が書評さ
れてきた現在、なかなか難しくなってきました。今週も「児童書でもこんなに
大人に読み応えのある本」特集をしたかったのに、書き進めて気付くとAmazon
紀伊国屋で買えない本が何冊も...
それで、掲示板に「penpalとメール交換しています」という中学生の書き込
みを見たこともあって、penpalに日本を紹介するときのあんちょこにもなりそ
うな「英語で読む日本」特集に急遽変更したのですが、私が一番気に入ってい
たJapan: Funny Side-upという本が4,000円以上になっている!変だなぁ?
私の手許にある1,200円の本とISBNが同じなのに...そんなに高価では紹介
できないな、と割愛したので、YL2.5の本がなくなってしまって、バランスの
悪いご紹介となってしまいました。ごめんなさい。
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次号の担当は、Julieさんです。
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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※ご感想・ご要望・ご意見等は sss-web-magazine@seg.co.jp まで
掲示板でのご感想・ご要望・ご意見等はこちらまで↓↓
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
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利用して発行しています。
申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/])
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