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107. SSS多読通信 第30号 (2004/05/13)
お名前: たこ焼
投稿日: 2004/5/13(00:18)
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SSS多読通信 第30号 (2004/05/13)
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【1】先週と今週の100万語通過者(04/26-05/09)
【2】今週のお薦め本 「魔女・魔法」特集
【3】今週の特選投稿
【4】SSS コラム 英語学習に虹色の橋を
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
編集:たこ焼
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【1】先週と今週の100万語通過報告者 (04/26-05/09)
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先週と今週の100万語通過報告は8名でした。おめでとうございま〜す♪
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■og5さん
高校時代を振り返り「ほとんど英語の授業の記憶なし」とまで仰るog5さん。
しかし、洋楽への愛と奥様へのライバル心が、巡りめぐって、書店での『快読
100万語』との出会いにつながりました。多読を始めてから変わったことは、
「全く違う曲に聞こえるぐらい、歌詞がダイレクトにハートに届いた」ことだ
そうです。「英語は英語のまま受け取らないと意味が変わるんだなあと感じて
います」というお言葉には、たこ焼もうんうんとうなずきましたー。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3412]
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■きゃんちろさん
「英語が出来る方」という周りからの評価にも関わらず、ご自分の英語力に
満足できなかったきゃんちろさん。基盤固めを模索の中、『今日から読みます』
を読まれました。当初は「勉強のために読むのだから、簡単な本がつまんなく
ても我慢して数をこなそう」でしたが、「20万語くらいでブッククラブに通う
ようになってからは、本を読むこと自体が楽しみになってきました」と仰って
ます。「英文を読むのが楽になりました。構えて読まなくなりました」には、
たこ焼も同感!同感!大同感!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3417]
……………………………………………………………………………………………
■くるぶしさん
タイトル中の「たぶん」という語から、くるぶしさんは典型的なSSS精神の
持ち主であることがうかがえます。タイトルだけでなく、文中にもSSS精神が
溢れかえっております。「英語は皆のものです。英語圏や英検やTOEICの
高得点を持っている人達、発音がキレイな人達だけのモノではないはずです。
本のレベル=それを読んでいる人の人間性のレベルであってはならないのです」
との熱〜いお言葉一発! たこ焼は感動しました、ホント。「英語は皆のもの」
って、いい言葉ですねー。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3419]
……………………………………………………………………………………………
■さんぷうさん
「怠惰なSFファン」と自称するさんぷうさん。未翻訳作品の原書を楽しむ
方々をうらやましく思い、日経Biztechの記事を経由して、SSS掲示板にたどり
着かれました。「働き盛りのサラリーマンでも継続できる方法論と実感」との
項目に、みなさんご注目っ!「今回は、ただ、ただ楽しい時間を過ごすことが
出来たと思っています。多読は働き盛りのサラリーマンでも確保し得る時間で、
長年継続し、成し遂げられる方法論だと思います」という分析から、たこ焼は、
『社会人に優しいSSS式多読』というキャッチコピーを思いつきましたー。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3422]
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■SUNSUNさん
9か月間孤独に「隠れ多読」をなさっていたSUNSUNさん。1年で200万語
のご報告です。「英語を使う仕事につきました。でも、英語科を卒業している
のに自分は英語が本当は使えないとはっきりわかっていました」というSUNSUN
さんでしたが、その後SSSと出会い、「英語の勉強として始めた多読ですが、
いまではすっかり楽しみに変わりました」と仰ってます。「イギリス英語の発
音の秘密を解明するのが目標です。アメリカ英語は・・」という話題にたこ焼
も興味津々! 何か秘密が明らかになったら、掲示板でご報告して下さいねっ。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3429]
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■ひとやさん
100万語通過の喜びを、「素直に嬉しいです」と表現されるひとやさん。
「1週間で5万語以上読めたこともあれば1万語足らずだったこともありまし
た。気分的に停滞したことはなく、仕事の忙しさ次第でした。とりあえず、無
理はせず、でも留まらず、で続けてきました」と仰ってます。「知らない単語
や言い回しがゾロゾロ出てきますが文章の流れで分かる」ことを多読の効果と
して実感!「(多分10年以上前)買ったDu Maurierの Rebecca を読めるように
なりたいです」というひとやさんの想いに、たこ焼も共感です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3467]
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■masaさん
以前は「苦手の英語を何とか克服したいと、何度も何度も英文法書の第1章
ばかりを読んで」いたというmasaさん。書店で偶然に手にした『めざせ100万
語!読書記録手帳』をきっかけに、タドキストになられました。「(100万語
に)届いてみれば、この程度か というのが実感です。が、2年位前に買って
いた ROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS が一気に読めるようになったのは嬉
しいですね」というお言葉に、たこ焼も嬉しくってニッコリ。(^^)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3477]
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■MOMA親爺さん
「ぎりぎり帰国子女」の娘さんに「読ませたくて児童書を追い求めた」とい
うMOMA親爺さん。各児童書への想いはもちろんのこと、「サッカーのHolesと
イタリア紀行」という文章も興味深いですね。多読の効果で一番嬉しかったこ
とは、「手紙を書くことが苦痛でなくなったこと」と仰ってます。「この表現
いただき・・なんてノートに書き写すような、まじめなことはしておりません。
ただ読んでいるだけですが、なんだかじわじわ・・くるような」とのお言葉は、
たこ焼をはじめ、アウトプット志向のタドキストを勇気付けてくれますね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3487]
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【2】今週のお薦め本 「魔女・魔法」特集
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魔女もの魔法ものといえば、Harry PotterやMagic Tree HouseがSSS掲示板
では一番人気。しかし、おもしろい本は、まだまだたくさんあります。その中
からたこ焼のお気に入りをちょっくら集めてみましたー。
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■Little Witch Goes to School (SIR3) 800語 YL1.5
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「魔女なんだから、悪い子になれ・イジワルしろ・悪い魔法を使え」と
Mother Witchにきつく言われても、Little Witchは、よい子で・親切で・良い
魔法を使っちゃう。さかさまがとても可笑しく、結末がほほ笑ましいお話です。
SIRには、Little Witchの本が他にも4冊あります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001362]
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■The Witch of Pendle (OBW1) 5739語 YL2.0
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魔女裁判のお話。たこ焼のベストOBW1なのですが、「読まないほうがいい」
とまで言う評者もいるぐらいで、確かに、読んで楽しい本では全くありません。
しかし、知識だけでは得られない「肌感覚」、魔女裁判の不気味さ・怖ろしさ、
そんな感覚的なリアリティをこの本には強く感じるのです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000305]
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■Mr Majeika 10000語 YL3.5
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魔法のじゅうたんに乗っかって、St Barey小学校にやってきたMr Majeika。
なんでも、魔法使いの仕事がなくなったので、教師になることにしたのだとか。
魔法は使わない・・と思いながらも、ついつい使っちゃうのが可笑しいです。
悪ガキHarmish君もなかなかいい味。このシリーズ、現在14巻まで出てます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002114]
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■The Worst Witch 10000語 YL4.0
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Mildredは魔女学校の1年生。何かとヘマばかりするので、The Worst Witch
とあだ名されちゃうのですが、そんな彼女が最後には大活躍! 全体としては、
ほのぼの系のお話でしょうか。作者自ら描いたかわいいイラストも、たこ焼は
気に入っております。このシリーズは、4巻まで出版されています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003189]
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【3】今週の特選投稿
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■思えば遠くまで来たもんだ・・(sumisumiさん推薦)
ぽんたさんの1周年報告。1年間で479万語も読める人だから、さぞかし
元々英語が得意なお人なのだろう、と思っちゃいますが、実は実は、とんでも
ございません。多読を始める前は、「英会話教室、TOEICなどなど、いろいろ
取り組んでみたものの長続きせず、大体、中2レベルのどこかで常に挫折して
しまう」というぽんたさんでした。例えば、SSSを紹介した雑誌の特集の中の
ペンギンL0の英文を見て「それを見たとたん、長いな嫌だなやめとこって思い
別の特集読み始めました」というぐらいです。しかし結局は、「1年で100万語
読んだら簡単なペーパーバックが読めますよ」というキャッチコピーに釣られ
ちゃって、我らタドキストの仲間入り。そしてこの1年間、決していつも順調
というわけではなく、OBW3の壁にあたったり、大停滞を経験したり、その紆余
曲折ぶりには、ハラハラとさせられ、読み応え十分です。400万語を超えた
頃からは、キャッチコピーどおりに易しいPBを次から次へと読破! 最終行の
「あーでも1年でほんとに一般PB読めるようになるんだねー しみじみ」との
お言葉は、ぽんたさん、きっと遠い目をしながら書き込まれたのでしょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=1698]
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■MTHと学校英語とのはざ間に揺れる男ごころ
う〜ん、翁家さんって、お笑い系タドキストなのでしょうか?(^^) Magic
Tree Houseへの彼の想い?は一読に値しますが、このスレッド、決してお笑い
だけではありません。特に、翁家さんとはらぺこあおむしさんのやり取りに、
ご注目くださ〜いッ♪ 学校英語が得意だった翁家さんには、MTHがかなりの
難物だとか。そこへはらぺこあおむしさんが「SIRなどの絵本を読んでみたら」
とのとても参考になるアドバイスをされています。また、子供や家族を多読に
引き込むテクニックにもナルホド!ですね。さらには、「英語について言えば、
コミュニケーション手段であり、試験に出る出ないは関係ないのに・・」との
翁家さんの声、至言名言の響きあり・・です。そう、お笑いだけではな〜い。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=19091]
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【4】SSS コラム(古川)
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英語学習に虹色の橋を
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伊藤晶子さんとの共著で、『親子で始める英語100万語!』の校正原稿を
昨日校了しました。この本を書くにあたって、いろいろな児童英語の本を読み
ました。正直、0歳から3歳児向けの英語の英語の本が多数でているのにびっ
くりしました。ただ、非常にやさしい児童向け絵本(YL0.1-0.3)が読める(聞
ける)ようになった後、どんなことをすれば良いかということについて、はっ
きり書いてある本は皆無でした。『親子で始める英語100万語!』は、その
間の架け橋になることを意識して執筆しました。
英語の導入のための手法はいろいろ研究され、また、英語が相当できるよう
になった人を対象とした訓練法も多数開発されているのに対し、その間をつな
ぐ方法は、今までは、先生個人の名人芸に任されているだけだったような気が
します。
多読は、入門期から上級レベルをつなぐ虹色の橋のような存在だと思ってい
ます。誰でも、この橋を通っていけば、必ず、ペーパーバックを読める力がつ
きます。でも、それをわたる人によって、その色はみんな違っていて、見る場
所によって、その色は異なる橋なんだと思います。
年末には、酒井邦秀先生の新たな本と、英語の先生方を対象にした、神田み
なみ先生と酒井先生の共著の本もあらたに出版されるとのこと。多読がゆっく
りだけど確実に広がっていくのを感じます。、みんなが楽しく、楽に英語を習
得できるような時代が早くくるといいですね。
そのためのインフラを整備するため、書評システムを一新しました。まだ、
不具合がたくさん残っていますが、ソフト会社の担当者の努力、成雄さん、
ひつじさん、ふ〜んさんほかのタドキストのみなさんの尽力で、ちょっとずつ
プログラムの不具合や、データの不具合が修正されつつあります。
まだ、よちよち歩きの新書評システムですが、ぜひ、タドキストのみなさん
に、大きく育ててもらいたいと思います。
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【5】SSS ニュース
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■SSS書評検索システムが新しくなりました
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書評システムのデータ内容チェックにご協力下さい。
ご自分が登録したデータをご覧になって、移行ミスがあると思われた方は、
どうぞご遠慮なく、SSS運営の広場の方に登録して下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11883]
書評検索の方法が、旧システムと異なるところがあります。成雄さんが簡単
な解説をつくってくれました。新システムを利用される前に一度お読み下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&c=e&id=376]
……………………………………………………………………………………………
■新しい多読「100万語! 」本が発売されます
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『いっぱい読めば自然に身につく 親子で始める英語100万語!』
古川昭夫・伊藤晶子 著 協力 SSS英語学習法研究会
日本実業出版社 価格 税込 1470円
発売日 2004/05/26 ISBN: 4534037570
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/oyakode-100mango.html]
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■三省堂神田本店 講演会
……………………………………………………………………………………………
上記の多読「100万語! 」本の出版を記念して、5月22日に講演会が
開かれます。詳しくは、こちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3964]
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【6】編集後記(たこ焼)
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「語学は毎日・・ってホント?」
学校や巷にあふれる英語学習本などで、「語学は毎日やらなきゃダメだ!」
などと強く言われています。確かに、そういう一面もあるのかな、と思います。
しかし一方で、少々中断があっても別にかまわないんじゃないか、とたこ焼は
最近、思うようになりました。
疲れや何かでやる気がしなくって、数日だけ英語学習を休んでしまうぅぅ。
すると、先の言葉が自分を責め立て、自己嫌悪ぉぉ。で、結局は学習そのもの
をやめてしまってぇぇ・・・。こんな経験って、ありません? 励ます言葉が
強すぎて、逆に自分を落ち込ませるって、なんか変ですよねェ。
以前に、何故かやる気がなくって、3週間ぐらい英語から離れたことがあり
ました。するとやはり、中断直後は調子よく英文が読めなくって、やさしい本
でのリハビリが必要でした。ところがところが、いったん調子を取り戻したら、
読みや聴きの力が中断前よりもピョコンと上がっていて、あらまぁビックリ!
という経験がたこ焼にはあります。
う〜ん、これは、一体どういうことでしょうか?
大規模な道路工事をするときには、混乱を避けて工事を順調に進めるために、
おまわりさんが自動車の通行を止めたり制限したりしますよね。これと同じよ
うに、英語脳が大きく成長して、英語回路の大幅な配線工事が必要なときには、
「やる気のなさ」が英語のインプットを制限している・・のかもしれません。
あくまで推測ですが。
ひたすら楽しく読んでいる人や、ちょっとだけ無理を感じながらもなんとか
楽しく読み続けている人が、無理して中断する必要は必ずしもないと思います。
でも、なんだかやる気がしなくって中断しちゃった人たちは、その中断をネガ
ティブに捉えなくてもいいのではないか。もしかして、プラスに考えてもいい
のかも・・とたこ焼は思うのです。どうでしょ?
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次号の担当は、まりあさんです。
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/])
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