SSS多読通信 第29号 (2004/04/29)

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103. SSS多読通信 第29号 (2004/04/29)

お名前: トオル
投稿日: 2004/4/29(23:08)

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        SSS多読通信 第29号 (2004/04/29)

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【1】今週の100万語通過者(4/19-4/25)
【2】今週のお薦め本   GRのお薦め作家(Tim Vicary特集)
【3】今週の特選投稿
【4】SSS コラム     温かさと遊び心がいっぱい−タドキストの広場
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
                             編集:トオル
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【1】今週の100万語通過報告者 (4/19-4/25)
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 今週の100万語通過報告は3名でした。おめでとうございます!
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■まなおさん
 朗読のListening100万語通過報告。Listening100万語での感想をわかりやすく
4項目にまとめています。
(1)どこでも聞ける。
電車の中、歩きながら、寝ながらなど、いつでもどこでも聞けます。但し、電車
の中は、周りの騒音が大きいので、かなり音を大きくしないと聞き取りにくい
ことが難点でしょうか。
(2)自分で本を読むよりも面白い。
読み手が語調を変えながら、喜怒哀楽を巧みに表現しているので、自分で本を
読むよりも深く物語の臨場感を感じました。読み聞かせをしてもらっている感じ
であり、自分で本を読むよりも面白いと思いました。
(3)わからないところはとばすしかない。
本では、わかりにくかった部分をもう一度読むことができますが、Lの場合には、
飛ばすしかないですね。まあ、これまでに本を読むときに飛ばすことに慣れて
いたので気になりませんが。ただ、聞いていてここは何と言っていたのか、
知りたくなるところはありました。今度、本といっしょにCDを聞いてみようかと
思っています。
(4)本を読んで楽しめないものは、Lでも楽しめない。
実は、先日、調子にのって、キリン聴き(キリン読みのL版)で指輪物語の
インコンプリート版を聞いてみました。でも、これはまだ無理で楽しむことが
できませんでした。たぶん、単語が難しく場面を頭に描くことができなかった
ためだと思っています。また、時期をみてチャレンジしたいと思っています。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3364]
……………………………………………………………………………………………
■じぷたさん
 最初は「ペーパーバックはおろかOBW1やPGR2でさえ読めるようになるんだろ
うか?」と不安でしたが、読み進んでいくうちにそんな不安は吹き飛んでしまう
ほど楽しめ、いつのまにかOBW1やPGR2も難なく読んでいる自分がいました。
なにより、日本語の小説を読んでいるのと同じように感情移入しているのです。
感激です!!
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3407]
……………………………………………………………………………………………
■ブリーカーさん
 おととしの10月にこのページを知って、早速多読をはじめ、1年かけて、
100万語を達成しました。starterset Bからintermediate setBまでの、約100冊
のgraded readerを読みました。その後、graded readerは卒業(?)し、
ハリー・ポッターの新作、イギリスの女性作家の「買い物中毒シリーズ」3冊、
シドニー・シェルダン2冊、ロバートB・パーカー3冊、そして今、
ジョン・グリシャムを読み、200万語になりました。最初の100万語までは1年、
次の100万語は半年でした。(100万語と200万語の通過報告)
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3410]
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【2】今週のお薦め本  GRのお薦め作家(Tim Vicary特集)
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 GRを読んでいて他の本に比べて読みやすい本だと思うことがあります。物語
が面白いだけでなく、書かれている英語が頭に馴染みやすいようなんです。
今回はそんなスーパー作家の中からTim Vicaryさんの書いたGRを紹介します。
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■Pocahontas(OBW1) 5282語 YL2.0
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 最初に読んだレベル1のOxford。初めて感動してうるうる来た想い出の一冊
です。ディスニーのポカホンタスも見てなかったのですが、病院に置いてある
ディズニーの本を見て、「え?こんなラスト?」って感じ。(子ども用の本
だったのでほんとのアニメはどういうラストだったのかは分かりませんが。)
少ない語数で表現するなら私はこっちの方が好みです。
つくづく最初に読んだOxfordがこの本でよかったと思います。これから
Vicary氏にハマって行くことになるのですが。。(円さんのレビューより)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000299]
……………………………………………………………………………………………
■White Death(OBW1) 7100語 YL2.0
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 「うわ、400語でこんなに表現力豊かなお話が書けるんだ!」と感動した本。
ストーリそのものは割と単純ですが、構成の仕方とか、その場の雰囲気の醸し
だしかたとか、文章のセンスが秀逸です。この本でTim Vicaryにはまってしま
いました。(風車さんのレビューより)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000316]
……………………………………………………………………………………………
■Elephant Man, The(OBW1) 5900語 YL2.0
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 髪のない異様に大きな頭、象のように太い足、Merrickはあまりの醜さの
ため見せ物小屋に売られていたが、医師Treves博士によって病院で暮らせる
ようになり、大勢の著名人が彼に会いに来るようになる。これは実話ですから
彼の気持ちになって読みましょう。Merrickの頭蓋骨はマイケルジャクソンが
持っているんですよ。(まりあさんの書評より)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001231]
……………………………………………………………………………………………
■Skyjack!(OBW3) 9300語 YL3.2
……………………………………………………………………………………………
 ハイジャックされた旅客機の搭乗者リストをみて、この国の女性首相は大変
驚いた。大変良く知っている名前があったからだ。当初、犯人からの要求を
無視していた首相は、次に殺されるのが自分の身内だと知ってどのように対処
するのか。レベル1でTim Vicaryのファンになった方には特にオススメです。
(トオルのレビューより)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000355]
……………………………………………………………………………………………
■Justice(OBW3) 10000語 YL3.2
……………………………………………………………………………………………
 OBW3を何冊か読んで、その読みにくさに自信を失いつつあった日々に突如射
した光明...。もしかして...と思って表紙を見たら、やはりそこにはあの人の
名前が...あの人...そう「Tim Vicary」様でございます!! いや〜この人何者
なんでしょう。今やこの人は私の中で完全に神格化されています(^^)/ここまで
読みやすい本を書いていただけるというのも奇蹟とさえ思えてきました。とに
かく、読みやすいのは太鼓判。だからといって内容が大したことないか...と
いうと全くその逆で、非常に上手くできた本だと関心する位の出色の出来。
特に感動したのは展開の巧みさで、中でも44頁から45頁への切り替えの上手さ
には関心しました。すっかり読書を楽しませていただきました。とにかく、
構成の巧みさもあり、一気に最後まで読めてしまいます。しかもそこに待って
いるのは「ある意味」予想もしなかったような展開。この本のタイトルは単に
「Justice」ですが、ここに私が「Janeの逆襲」というサブタイトルを贈りま
しょう(^^)vいや〜、☆をあと3個くらい追加したい面白さですね、これは。
う〜ん、こりゃあお薦めだわ! (さてさてさんのレビューより)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001236]
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【3】今週の特選投稿
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■やっぱり脱線に熱が入る(酒井先生大分高専講演)というDenoさんからの
講演報告です。学生の感想がそのまま紹介してあるので必読!
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3825]
……………………………………………………………………………………………
■わたしいかってますー♪というはらぺこおあむしさんからの怒り報告です。
せっかくこむしちゃんに教えたBINGOがおもいっきりカタカタ英語に戻って
しまったということです。きれいな発音もカタカナ英語でunlearnされる!?
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=1659]
……………………………………………………………………………………………
■いよいよ多読授業の始まりですというcoominさんからの沖縄高専での
読授業報告です。第1回目の授業報告のほかに、なんくるないさ(なんとか
なる)とう励ましなどがあり、多読の授業を考えている先生方は是非読んで
ください。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-t&c=e&id=238]
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【4】SSS コラム(マリコ)
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『温かさと遊び心がいっぱい−タドキストの広場』 
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 2001年11月、SSSのWebページ開設当初には1つだった掲示板が、
用途に応じて少しずつ増えていき、今や20個以上もあります。読書は一人で
するものですが、多読を続けるのにこの掲示板の役割はたいへん大きく、情報
交換や仲間づくりのために欠かせない存在となっています。
そのたくさんある掲示板の中で一番人気があるのは、もちろんタドキストの
広場です。総投稿数が3年で10000件を越えて、9999までの過去ログが別の
場所に保管されました。もちろん今までと同じようにいつでも読むことは
できます。
 タドキストの広場は、語数報告、意見交換、本の情報交換、個人的な雑談
などさまざまなテーマについて日々情熱的に書き込まれています。そして
素晴らしいと思うのは、「こんなことがあった」という報告があると、あっと
いうまに「よかったね」「おめでとう」「すごいね」の返信がつくことです。
多読をするうえでつきもののスランプや失速にも、すぐに温かい励ましや、
アドバイスの返信がつきます。
 目標に向かって何かをやっているとき、成果とまではいかなくても自分に
何か変化を感じたときは誰でもとても嬉しいと思います。それを周りの仲間に
認めてもらえるとさらにやる気が出ます。最初にわたしが掲示板に書き込みを
始めたころ「少しでもいい話があったら、その人の喜びを一緒になって
味わおう」と思いながら書いていました。もちろんその思いは今も変わりま
せん。人に自分の存在を認識してもらって、話を聞いてもらい、受け入れて
もらえたと感じると、もっと掲示板に投稿しようという気になって、多読も
楽しくなるのではないかと思ったからです。みんなと喜びを共有しようという
気持ちで掲示板に向かっていたのが、いつのまにか自然にみんなに広まって、
励まし合う温かい雰囲気の掲示板ができあがったような気がします。
 多読をやっていて、何か嬉しいことがあったとき、または少しでも自分の
変化に気がついたときには、勇気を出して掲示板に書いてみませんか。
いいことでも悪いことでも、何か心に湧いてくるものがあったらためらわずに
投稿してみましょう。
 温かさと遊び心に満ちたタドキストの広場での言葉の交流はみなさんの中で
きっと多読推進のエネルギーにかわっていくことと思います。
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【5】SSS ニュース
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■SSS書評検索システムが新しくなりました
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SSS書評検索システム/SSS書籍TOPページ
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/]
いよいよ本稼働が始まりました。今回の新しい書評システムをご紹介します。
■新書評検索システム「マイページ」機能について
 新書評検索システムでは、ユーザー登録を行うことでユーザー自身のページ
(「マイページ」)を持つことが出来るようになりました。 この機能により、
SSS書評検索システムと連携したweb読書記録を作成することが出来るようなり
ます。 また、ユーザーは登録した情報により、新規登録、レビュー登録、など
が出来るようになります。これらはマイページから履歴を見ることができます。
(最新10件)
■ユーザー登録について
基本情報登録のユーザー:レビューを書くことができます。登録内容は
ハンドル名、メールアドレス、在住都道府県、パスワード(半角20桁)
詳細情報登録のユーザー:レビュー・新本登録することができます。登録内容
は基本情報登録に加え、お名前、住所、電話番号(現行書評委員の条件と同じ)
■ご質問、ご意見など・・
1、新システムに関するご質問やご意見は、SSSの運営に関する掲示板に
投稿するか、sss-jimu@seg.co.jp 宛てにメイルしてください。
2、SEGあるいはSSSの関係者の個人メイルアドレスに直接要望等を送る
のはご遠慮下さい。
3、要望は、いかなるものを出されてもかまいませんが、今回のシステムの
仕様の変更はできませんので、抜本的な要望については、次回のシステム開発
の際に検討させていただきます。
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■SSS英語学習法研究会 公認多読サークルの紹介
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 タドキストが集まって行っているSSS公認多読サークルです。
SSS大阪絵本の会
SSS札幌おしゃべり会
SSS名古屋自主オフ会
SSS大分スタバ会
詳しくはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/kanren.html]
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【6】編集後記(トオル)
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 100万語を通過してから掲示板での100万語コメンテータ、読書相談会
での相談員と、多読を楽しくするためのアドバイスを始めて約2年になります。
ちなみに、多読は先日、500万語を通過しました。
 アドバイスをしていて多読を「教える」ことはないといつも感じています。
楽しかった本の話を聞いたり、多読が上手く進まないという悩みを聞いたりし
ながら一緒に次に読む本を決めていきますので、コーチングやカウンセリング
というイメージに近いと思います。
 気をつけているのは相談してくる人とできるだけ同じ視線で話をすることと
褒めることです。私は褒められると嬉しくなるのでハリーポッターが読めた、
100万語通過したなど「できたよ」っていう話はどんどん褒めます。悩みに
関しては話を聞いて、無理しないでできることを一緒に探すようにしています。
悩みが深刻なときはどんな提案をしても苦痛になるので、話を聞くだけが多い
かもしれません。再度読み始めようというときは無理に本を薦めるということ
はしないで、自分でしたいことをより具体的なイメージにできるように会話
しながら一緒に読む本を探していくことが多いです。
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次号の担当は、たこ焼さんです。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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※ご感想・ご要望・ご意見等は sss-web-magazine@seg.co.jp まで
 掲示板でのご感想・ご要望・ご意見等はこちらまで↓↓
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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▼返答


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