おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

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[バレ] 920. おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/14(20:31)

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みなさま、こんにちは。
この掲示板への投稿初心者のパピイです。

昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。

題して
「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

■ まえがき
最初に 「ネタバレマーク」の意味
後半に読んだ本を紹介していますが、どう面白かったかを、少し踏み込んで書いています。
核心には触れていませんが、少しのネタバレも嫌な方は、(今まで紹介されたことのある本ばかりですから)
そこは読まないほうが良いでしょう。
ただ、読んだとしてもネタバレとしては不十分なので、逆に読みたくなる場合があるかもしれませんね(笑)

次に「最初にロマンス本って何?」と思われた方のために(私も最初はそうでした)

久子さんの説明では、
〉「恋愛模様がストーリーの軸になっていて、最後は二人が結ばれてHappily ever after で終わる本」
〉「大人な女性向けのファンタジー」
とのこと。

ある本によると、
「ありえない設定で、ありすぎる起承転結、そしてお決まりのハッピーエンド」だそうです。
テレビドラマの「水戸黄門」や、「遠山の金さん」みたいですね。

また、ヒストリカルの場合ですと、時代背景が現在とかなり違いますので、登場人物に感情移入しにくく、
たんなる娯楽のために手軽に安心して読める本という意見もあるようです。

■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

第1に、読みやすく、どんどん読めている気になる
今回読んだ本は、プロローグあるいは第一章を終わる頃には物語に引き込まれました。それと言うのも、
えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

またヒストリカルということからでしょうが、普段見かけぬビッグワードがたくさん出てきます。
が、そこはそれ、人間、男と女の話ですから、大人のあなたなら、場面の流れからだいたい何を考えているか、
どう感じているか、どう行動しているは容易に想像できるでしょうし、そう外れてはいないでしょう。

ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

そうそう、大事なことを忘れていました。
私は、GRの古典で、ジェーン・オースティン他を相当読んでおり、ヒストリカルの用語でもGRレベルなら
ほとんどわかります。また、久子さんの「ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ」投稿を読んで、事前に専門用語を
知っていたことが役に立ったことも付け加えておきます。

第2に、読んでいて安心
言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

今回読んだのが、リージェンシーだからでしょうが、戦闘などで人が死ぬ場面はあんまり出てきませんし、
最期はどうせハッピーエンドとわかっていますので、気楽に読めます。サスペンスや、ミステリーほど、ドキドキ感は
ありません。先に書いたように感情移入しにくいという理由もあるのでしょうね。

第3に、英語が面白い
これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

もう少し具体的に言うと、登場人物の発言が、貴族社会ですから婉曲な表現が良く使われ、また恋愛物ですから
会話で成立っています。その内容も賛辞、お世辞から、皮肉、軽蔑まで多種多彩ですごく面白いです。
これは一方、多読でアウトプットの効果を期待する人には不向きでしょうね。

もちろん、なんでも良い面と、悪い面があります。
それについては後で、雑談として挙げていますので、そこを読んでくださいね。

■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

内容は、みなさんがあちこちで触れられていますので省略しますが、プロローグから「えっー!」な作品です。
先に述べた「ありえない設定・・・」に、まさにぴったりです(笑)

女性が自立すること自体が困難だった時代で、文才で何とか自立しようとするヒロインと、彼女が最も嫌う急成長の
出版社社長がヒーローで、物語もよく出来ていますので、「これが楽しめれば、あなたもロマンス本読者になれます」と
言ってもいいのではないでしょうか。少なくとも私は、そのひとりです。

◇ The Naked Marquis / Sally MacKenzie 語数:84,000語 ISBN:0821778323
次男坊として軍隊生活を送っていたCharlesは、兄夫婦がイタリア旅行中に事故でなくなったため、
予想もしていなかったthe Marquis of Knightsdaleになってしまい、気の重い貴族としての義務を果たし、
兄が残した姪二人面倒をみなくてはならなくなってしまいます。
兄の家に着いた時、幼馴染のEmmaが、偶然臨時のGovernessとして、二人の女の子の面倒をみていました。
Charlesは、彼女と結婚すれば、全ての問題が一挙に片付くと考えて、プロポーズしますが、
彼女の答えは、陶器の犬の置物を投げつけることでした。   以上が、第1章(/全17章)です。

さあどうやってCharlesはEmmaを説得していくのでしょう?

姪二人も、二人が一緒になってくれればと、いろいろ作戦を立て、実行するところも微笑ましいですし、
サイドストーリーとして、幽霊騒動などもあって、面白く読めました。

◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810
1815年の英国Surreyに住む、Elizabeth Hotchkissは、baronetの父が財産をほとんど残さず亡くなってから
5年、3人の妹弟をなんとか育ててきたけど、弟をイートン校に入れるのには、とてもお金がたりません。
そのためには、すぐにでも裕福な男と結婚するほかありません。ある日、companionをしている貴婦人の家で、
「How to Marry a Marquis」という本を見つけ、妹にも勧められ、その本に書いてある事を実践することになります。

一方James Sidwell、the Marquis of Riverdaleは、叔母であるその貴婦人が、何者かに脅迫にされたと聞かされ、
身分を隠して叔母を訪ね犯人さがしを始めます。そして、最初に疑ったのはElizabeth。でもすぐに疑いが晴れます。

ある日Elizabethが「How to Marry a Marquis」を持っていることを知った彼は、ある申し出をします…。
さて、この先二人はどのように結ばれるのでしょうか?

物語の他に面白いと思ったことがありまた。それは、まず 表紙をめくると、著者から読者への挨拶と、
この本のタイトルに関する説明があり、最後の行に、Happy reading!  と書かれていたことです。

◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290
1843年ロンドン、もうすぐ25歳のAnnabelleは、父の死後窮乏していた家族を救うため、なんとかお金持ちと結婚
したい、上流社会で生きていくためにもできたら貴族と、と夢見ていますが、持参金の無い彼女はいつも壁の花。
一方Simonは平民の生まれですが、今は青年実業家でお金持ち、2年前からAnnabelleに密かに恋をしているが
上流階級の彼女に思いを伝えられません。この二人がある社交パーティーで再開するところから物語が始まります。

このパーティーで知り合った3人の壁の花たちと、消去法で選んだターゲットにプロポーズをさせようと、あれこれ
計画を立て実行していきますが、Simonに引かれ、彼ももあの手この手とAnnabelleの邪魔をしようとするのが
とても面白いです。その間の会話も笑えるし、楽しく読めます。

3分の2過ぎで、結婚してしまいます。なんで、こんなに早く?と思いましたが、機関車製造工場である事件が起き、
二人が愛を確かめあい、終わり方もさわやかです。

主人公たち以外の、3人の女性も生き生きと描写されており、次回作以降への期待も高まります。
そうそう、結婚初夜のむふふ描写は、このシリーズの中では一番すごいです。

最初、久子さんのお薦めに従って翻訳で読んでいましたが、とても面白いので、英語で読み直しました。
どうでもいいことですが、翻訳本の表紙には、「Secret of a Summer Night」と書かれており、「なんでSecretに
冠詞もなければ、複数でもないの?」と、こんなところに違和感を覚えるようになったのも、多読のせいなのでしょう。

◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330
米国の実業家の姉妹で姉の方Lillianと、英国貴族の中でも名門の伯爵Marcus Westcliffの物語です。

最初は、米国育ちでしきたりなんか気にしないで、自分の考えを素直に述べる彼女を無作法と感じるMarcusと、
厳格な父に伯爵家の跡取りとして、厳しく育てられ、それを傲慢で、堅苦しいと感じるLillianです。そのため、
二人だけでの会話は、丁丁発止と、まるで決闘のように緊張感が漂います。でもそのうちに、お互い惹かれあい、
愛を自覚していく過程と葛藤が、とても良く書けており面白いので、ここはぜひじっくり読みましょう。

英国社交界での常識が欠けているとして、有る貴婦人が、Lillian姉妹の教育をする話があります。
椅子に座るとき背筋を背もたれにつけてはいけないから始まり、会釈の仕方、お礼を言ってはいけない、
スプーンを使ってはいけない食べ物とか、Lillianでなくても呆れる作法がえんえんと述べられています。
この時、貴婦人への呼びかけ方が、地位によって異なることが述べられており、それが後で・・・。

第1作も十分面白かったのですが、主人公たちの性格がはっきりしているだけに、この本はもっと面白かったです。
またエピローグの最後は、第3作の頭出しとなっており、おおっと言う展開で、読者に期待を持たせます。

またこの本の中で、米国人に嫁いだMarcusの妹二人の過去が明かされます。
それはネタバレというより「今は幸せだが、過去は大変だったのよ」という程のことで、
その過去は次に紹介する「Again the Magic」として、一冊の物語となっています。

◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081
壁の花シリーズ全編に登場する、ウェストクリフ伯爵の妹二人の恋物語が同時に進行していきます。

1934年英国の名門Marsden家の長女Alineは、幼い時、馬屋で働く少年McKennaと恋に落ちますが、
ある日二人の関係が厳格な父親に知られ、少年は遠くに追放されます。また戻ってくると言う彼を守るために、
冷たく突き放して追い出した彼女は、その後悲運に見舞われてしまいます。

それから12年後、米国で実業家として成功した彼は、共同経営者たちと邸に招待され、二人は再開します。
彼女への復讐のために舞い戻ったMcKennaと、今でも彼を愛するAline。さて、この先・・・。

一方有る事件で、社交界から身を引いていた次女Oliviaは、McKennaと一緒に来たGideonに惹かれ、
閉ざしていた心を開き始めます。また妹思いのWestcliffは、二人のためを思っていろいろ介入してきます。

5人で繰り広げる物語は、内容盛りだくさんでとても面白いです。
またWestcliff一家のことがいろいろ出てきますので、これから読む人は、壁の花シリーズの第2作を読む前に
この本を読んでおくとよいでしょう。

◇ Devil in Winter / Lisa Kleypas 語数:92,997語 ISBN:006056251X
母親は両家の出身だが、父親は賭博場経営で財をなしているためWallflowerになっているEvangeline(Evie)と、
侯爵家の後継ぎながらも父親がつくった借金のためにお金に困っているSebastian, Lord St. Vincentの物語。

第2作の最後は、第3作の序章となっています。
あまりにもシャイで、4人の中でももっとも目立たないEvieと、あんなことをしでかした悪党Sebastianで、
ヒロインとヒーローがはれるのか?ほんとにロマンスが成立つのか?と私を含めて多くの読者は感じるでしょうね。

この本のもっとも面白いところは、この疑問が解けるところにあります。
ですから、これ以上の紹介はいたしません(笑)し、順に読み進むことをお薦めします。

これだけではなんですので、このシリーズの中のベストを挙げるなら、
ヒロインで選ぶなら本作Evangeline。
ヒーローで選ぶなら、第2作Westcliffかなというのが、私の好みですが、
たぶん多くの女性読者は、本作のSebastianを選ぶのでしょうね。
ということで、ベストは第3作、次点で第2作というのが私のお薦めです。
もちろん、第1作から順に読み進めていくという条件付ですが。

◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536
Lillianの妹Daisyと、彼女の父が、自分の会社の後継者として選んだ夫候補Matthewの物語。

社交界で3シーズンも過ごしたけれど夫を捕まえられないDaisyは、業をにやした父親に、5月末までに自分で
夫を見つけられなければ、Matthewと結婚するよう言い渡されます。Daisyは、Matthewを以前から知っており
やせっぽちで、口数すくなく冷静な彼を好ましく思っていませんでした。数年ぶりに再開したMatthewは肉体的にも
魅力的な男性に変わっており、Daisyは動揺します。

なんだ第1作と同じような設定か!第3作に登場したジプシーの彼が、今度のヒーローだったら良かったのに!
なんて思っていましたが、MatthewはSimonほどの押しの強さはなく、Daisyのことを好きで好きでたまらないが、
自分には手の届かない相手と信じ込んでいるため、なかなか先に進まず、キスするまでなんと百数十頁もかかる始末。
第1作のSimonの場合は、数頁だったのに(笑)

逆にDaisyは、Matthewの内面を知ることにより、次第に彼に惹かれていきます。そして、Matthewの自分への
気持ちを確かめるために、いろいろ誘惑する作戦を実行していきます。いままで結構子ども扱いで描写されていた
彼女が大胆にも・・・。

そうそう、本作では妹思いのLillianが、かなりでしゃばってきますが、最後のほうで、得意技(笑)も冴えますし、
啖呵を切るシーンは圧巻です。またそれに呼応するWestcliffもよかったです。
最終話とあってか、他の3人のWallflowerたちもいろいろ活躍し、エピローグでの乾杯のシーンも印象に残ります。

◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353
血まみれの男が床に倒れており、銃を手に持ち呆然としているCaroline。
「えっ〜!これはロマンス本だったはずだよねー!!」というシーンから物語は始まります。

両親を亡くして後見人の間を転々としてきたCarolineは、あと数週間で21歳の誕生日を迎え、自分の相続財産が
自由に使えるようになります。それを知っている現在の後見人は、息子に彼女を襲わせて無理やり結婚に持ち込み
財産を頂こうと計画しますが、彼女はなんとか逃げ延びます。一方War Officeで働くBlakeは、たまためその周辺を
見張っており、夜中に家を抜け出す彼女を見て、女スパイと勘違いして自宅に拉致監禁して、尋問を始めます。

誤解が解けた後も、彼女は後見人から身を隠すためにBlakeの家に居座ろうとしますが、彼と彼の友人James
(How to Marry a Marquisのヒーロー)が、その後見人を犯罪者として逮捕することに協力することになり、
ひょんなことからまた逃げ出した家に戻ることに・・・。

勘違いの逮捕に端を発して同じ屋根の下に一緒に住むことになったCarolineと、Blake。当然そのことを隠し通す
必要があるのに、執事や召使、他の登場人物が絡んできて、ドタバタ喜劇の様相を呈します。

空腹、食べ物の話が続き、もうロマンスというより、コメディというほうがぴったりの本ですから、
ロマンスはちょっとねの方や、ロマンス本初めての方にもお薦めです。

◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

さすがKleypas、読者の「つかみ」はうまいですね。そして、二人がそれぞれ過去に縛られながらも、惹かれあって
いく物語にぐいぐい引き込まれ、後半のあっと驚く展開でさらに加速して楽しく読めます。

ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

今思いついたのですが、5年前に妻を亡くしたお奉行様と、奉行所に奉公に来た女とのロマンスに例えると
わかりやすいかも知れませんね(爆)

◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073
主人公24歳が、高級娼館に童貞を捨てに来るところから物語が始まります。
「なんだ、Suddenly youと同じ設定?!」
そこで彼が、お相手に選んだ女性は若くも美人でもない、なんと38歳の中年女性!
「えーっ!このカップルでロマンスになっちゃうの??」

そしてことを終えた後、彼のことを気に入った彼女は、自分が会得した古今東西の性に関する
すべての知識と技術を伝授しようと提案します。そして3年の修行ののち・・・。
「うーん!なんか書いていて、ちょっと違うような気が・・・。
とてもロマンス本の紹介とは、思えませんよね(苦笑)」

でも、プロローグと第一章の一行目までを要約すると、ほんとにこうなのです。
でも先が気になって、気になってどんどん読み進み、気がついた頃にはKleypasワールドに
どっぷり浸っている自分に気がつくことでしょう(笑)

さて、当のロマンスの方はというと、その彼と、許婚から逃げ出したヒロインで、しっかり盛り上がります。
もちろんテクニシャンの彼ですから、むふふ描写はすごいです!
どうすごいかと言うと、時には20頁続くこともあります(笑)

この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」

だんだん紹介が雑になってきていますが、この本をロマンス本100万語通過本に選んだのは、
本当に正解でしたということで、紹介を終わります。

■雑談
◇ なんとかならないの?・・・表紙
ロマンス本のよいところを中心に書いてきましたが、もちろんなんとかならないの?というところもあります。

まず表紙!
例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

誰の趣味なのでしょうね。
出版社側?購入者側?あるいは売る側の単なる思い込み?

そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)
ほんとにAmazonがあってよかったと思っています。そしてブックカバーは必須アイテムになっています。
一昨年のタドキスト大会で、景品に提供していただいた方に感謝しています!

他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
今回読んだ11冊しか知りませんが、
ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

ただ10冊も読んでいると、もう当然、それが普通のように感じるようになってきていますが(爆)

◇ 英語で読むということ
通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

■ あとがき
昨年のタドキスト大会の準備で連絡に使ったMLに
『PB掲示板の久子さんとRaquelさんの投稿を読んでそのパワーに圧倒されています。
流されやすい性格のパピイは、女王様たちに呑み込まれて、来年の今頃、「世界史クラブ 男性だってロマンス本」
などを投稿しているのかもね(笑)』などと、冗談のつもりで書いていましたが、半年も経たないうちに、この投稿を
することになろうとは、それも100万語も読んで!!

私はあまりPBを読まないほうなので、いままで読んだPBは全部でたった11冊でしたが、
ロマンス本だけでさらに11冊読んだことになります。
そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

ロマンスの大海はおそろしく広そうなので、ちょっと怖いというのが現在の偽らざる心情ですが、
一方でラクチンなロマンス本読みに耽っていていいのか?夏にはハリポタの最終巻が発行されるのに!
という心の声もあり、それに備えてYLが高めの児童書をしばらく読もうかとも考えています。

ということで次回は、ロマンス本200万語通過報告か、YL高めの児童書紹介でお会いしましょう。
そうそう、もうすぐYou Wouldn’t Want to シリーズの新作4冊も発売されそうですね。

以上、本紹介で語数稼ぎのパピイ@パパの変化形  でした。

最後に、私は投稿原稿書きが遅いので、読みながらちまちま書き溜めた物をつなぎ合わせるやり方をしているの
ですが、一冊の内容がそれぞれ長くなってしまったため、こんな長文になってしまい、申し訳ありません。
全部読んだ方、お疲れ様でした。


▼返答


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