[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/23(13:38)]
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カポーティファンの"チビママ"さん、コメントをありがとうございます。
〉多読を始めて、英語でも読んでみたいとアマゾンで探しても
〉あまり冊数はないようです。最近は人気がないのでしょうか。
カポーティの英語は文学的なので、流行作家の作品を多読するように読むのは難しいと思います。アマゾンの米国本店<amazon.com>の方には揃っているようです。
初期作品は Other Voices と Tiffany's と、いくつかの短編を読んだだけですが、文章が美しく、内容も繊細ですね。発音に自身があって、自分で朗読もする人であれば原文も楽しんで読めると思います。
〉「In Cold Blood」は翻訳で読もうとして挫折した苦い過去が…
In Cold Blood の原文は、文学的な美しさを損なわないぎりぎりの範囲で、一般読者にも読みやすい文体に仕上げてあると思いますが、昔出ていた翻訳は文学的な訳文になっていたようですね。最近は新しい翻訳も出たと聞いています。
〉それからカポーティつながりで「 To Kill A Mokingbird 」読まれましたか?
はい。米国の学校の先生と話をする機会が時々あり、本の話題になると、この To Kill a Mockingbird [アラバマ物語] の話題が頻繁に出てくるので、7・8年ぐらいまえに読みました。自分たちの社会にある醜い側面に段々と気づいていく過程と、でもその社会や人々への愛情を感じることができ、日本でもっと読まれたら良い小説だと思いました。英語も読みやすく、多読向きです。
特に印象に残っているのは、読書に関する箇所です。指で文字を追いながら父親から読み聞かせをしてもらい、語り手の女の子は小学校入学前に本を読めるようになっているのですが、学校の先生には、そういう読み方をしないようにと言われてしまうところです。多読派と精読派の意見が衝突しているようで、面白かったです。
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