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お名前: プリン
投稿日: 2006/7/30(21:44)
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Yoshiさん、こんにちは。
プリンです。はじめまして!
『ゲド戦記』ということで、思わずお返事を書いています。
『ゲド戦記』は翻訳で4巻まで読みました。(5巻も買ったけど「原書で!」と思っていてまだ読んでいないのです)
Yoshiさんの投稿を読んで15年ぐらい前に初めてこのシリーズを読んだときの思いがよみがえってきました。
その当時、1巻読むごとにいろんなことを考えさせられて、思わず読後感想文みたいなものをメモ帳に書き込んじゃったりして。
それぞれの巻にそれぞれのテーマがあって、どれも重い。
でも、心にどーんと響いてくる。そんなシリーズです。
中でも4巻めが一番重いような気がします。
4巻が間を置いて出たときは驚きました。もう終わっちゃったと思ってましたから。
Yoshiさんは4巻がお好きなんですね。
私はどの巻も好きですが、あえて言うなら2巻と、やはり4巻でしょうか。うーん、でも、1巻も3巻も捨てがたい・・・。
2巻では、ゲドはもう1巻に出てきた向こう見ずな少年ではなくて経験と知恵を身につけ、力強く成長した若者になって登場しますよね。
そのゲドも魅力的で好きなのですが、テナーが最後に自分自身と葛藤する場面がとても印象的で強く心に残っています。
4巻はジェンダーに関するテーマが見え隠れしますし、何よりもテハヌーの存在によってもう児童書という枠を越えてしまっているのではないかと思いました。
(子どもたちはこの巻をどう読むかしら・・・? 子どもたちと言っても中学生以上の子たちですよねぇ・・・、たぶん)
子どもを持つ親としては胸がえぐられるような思いがしたものです。
という私も原書はこれからです。
原書で読むとまた違った印象を受けるかもしれませんね。
映画も公開されたことですし、もうそろそろ読みごろかなと思ってはいますが。
特に5巻を読んでいないので、その後の展開がものすごーく気になります。
『ゲド戦記』をこれほど熱く語ってくださる方がいらっしゃって、お仲間を見つけたようでとてもうれしく思いました。
それが言いたかったんです。
どうもありがとうございました。
では〜。
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