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605. 【PBデビューへの道】日系アメリカ人、女の子主人公もの
お名前: Julie http://paperback.blog10.fc2.com/
投稿日: 2005/11/2(22:52)
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みなさん、こんばんはー。Julie です。
Skipper さん、"Kira-Kira "読んだ、
もとい、Audibleで聞いたんですね!
うれしい!!
待望のペーパーバック版は、11月発売予定。
ただいま、予約受付中♪
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/141691045X/sss-22]
さてさて、日系アメリカ人テーマの本を紹介します。
自分がアメリカに生まれたらこういう風に感じていたのかなあ〜と、
感情移入しやすくて、読みやすさレベルも下がるように思うからです。
まず、自伝を2冊。
■The Invisible Thread: An Autobiography
日系2世 Yoshiko Uchida さんの自伝。
(最近アマゾンで入手困難です。残念)
児童書
■Farewell to Manzanar
日系2世 Jeanne W. Houston さんの自伝。
ヤングアダルト
ひとさまの人生を比べるのはおこがましいですが、
あえて自伝を比較します。
アメリカで生まれ育ち、第二次世界大戦中に敵国民として
収容所に入れられた体験は同じです。
Yoshiko Uchida さんは、母がキリスト教徒で、
父もアメリカナイズされた生活が好きな人。
朝食はパン。
家族の愛に包まれて、アメリカの日系人の子供のために
児童書を書くようになります。日系の人と結婚。
日系人社会のためにつくそうという気持ちのある人。
読んでいて、葛藤はあるものの、あたたかい気持ちになります。
Jeanne W. Houston さんの父はサムライ(笑)。
明治の頑固親爺で、母は三歩下がってついていくタイプ。
朝食は味噌汁。
そこに自由な思想のアメリカ人娘が育つわけですから、
親との葛藤は相当なものです。
ハートをぎゅっとつかまれるような切ない思春期です。
白人系のアメリカ人 Houston さんと結婚。
Uchida さんのは、子供たちへのメッセージを感じる軽いエッセー、
Huoston さんのは、文学として高い評価を受けています。
■Kira-Kira
児童書。2005年度 ニューベリー賞受賞。
ジョージア州に住む日系3世の姉妹の物語。
■Under the Blood-Red Sun(男の子主人公)
児童書。ハワイに住む日系2世の男の子が主人公。
ハワイには、現地の人もいるし、あとからきた白人もいるし、
日系人もいるし、お互いいろいろあるのです。
日本軍により真珠湾が攻撃された前後を描きます。
作者は白人系の人。
■Shizuko's Daughter
ヤングアダルト。(現在読書中)
作者の自伝的小説。神戸を舞台に自殺した母 Shizuko の
娘 Yuki が成長していく姿を描きます。切ないですよ〜。
作者は日本を飛び出してアメリカの大学で教えてる人。
英語は飛ばすところが少ないです。ある意味 GR みたい(笑)。
レベル7かな。
読み終わったら書評を上げますね。
以上、気がついたら全部、泣ける話でした。
PB デビューにするには、少しムズカシイかもしれません。
(というか、じっくり読まないともったいない)
デビュー後、離陸した前輪が離れる頃、かなあ。
ではでは
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