[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/24(10:15)]
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お名前: ひまぞ
投稿日: 2004/1/24(16:46)
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こんばんはです。ひまぞです。
私が小学生の頃に読んだ本(日本語)の中には時々
変な姿をした偏屈な老人が出てきて
本当はそんなに年ではなくて、病気で変な顔になってしまい
偏見の目にさらされたくなくて、人目をさけているのだと
後から子供達が知る場面がありました。
それらの本が書かれた年代はわかりませんが
その中で、病気は治って人にもうつらないのだけど
昔は肺病のように隔離されていたんだよという説明があり
後ろの解説で「らい」という言葉を知りました。
「らい」という言葉自体に、偏見が含まれていたのかどうか
その歴史を知らないので、私にはわかりませんが、
今は、「ハンセン氏病」と表記されているようですね。
アメリカの歴史についても、私はよく知らないのですが
この LEPROSY という病気、カナダではよく耳にします。
日本でも、時々、骨髄バンクのCMを見かけるように
このLEPSORY のCMが流れているんです。
「エレファントマン」の映画以来
感染性の病気でないことは理解されているようですが
それでも、変形してしまった顔や姿をはじめて見た人達は
驚きを隠せないからなのかもしれません。
カナダでは、同様に知ることで差別をなくすためのCMや
広告が多く取り入れられていると思います。
イギリスの児童書では、まだ見たことがないのですが
アメリカの児童書、8−12歳向けの中には
やっぱり、変な顔した人目を避ける老人が出てきて
子供達が変な人!とからかうと、親や先生達が
彼らは病気で顔が変わってしまっただけなんだよと
さとす場面を何度か見かけます。
本のストーリーそのものとは無関係だったので
どの本かは覚えていませんが、最近でも数回ありました。
人種をはじめ、差別が色濃く残るアメリカですが
だからこその配慮や教育は、続いていると思います。
ダールのこの本はまだ読んでいないのですが
そんな社会ベースがあって、大人が読む本だとしたら
少しは怒りをもたずに済むのではないでしょうか?
悲しさは、やっぱり残るとは思うのですが・・・。
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