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お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/9/18(23:58)
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道化師さん、こんにちは。
さっそくありがとうございます!
1巻は、私はもう少し違った風に受け止めたのですが、
とても詳しい説明に、なるほどと思いました。
今度読むときには、そういうところに注目して読んでみたい
と思います。
2巻で、いじめ以上に二人の親友の態度に・・・というのは、
そうかもしれませんね。
いじめに目がいきすぎてよく見えていなかったようです。
今度は、二人との関係に注目して読んでみたいです。
(関係ないけれど、この間読んだgossip girlが、まさにそんな
シチュエーションでした。あれと同じかな・・・。)
5巻の場面は、すっかり忘れていたようです。
これは確認してみたいです。
7巻はそんな風に受け止められたのですね。
疎外感なのかなぁ・・・。
確かに、自我の目覚めの頃だからこそ、「ひとりぼっち」という感覚は
あるのかもしれませんね。。
やや、Marvinから離れるかもしれませんが、個人的にはSacharがこだわって
いるのは「Freak」なのだろうなと思うんですよね。
「Freak」は広い意味で、嫌われ者だったり、変わった人だったり、・・・・
それこそ奇形の意味もあるのかなぁと。
そして、「Freak」の受け入れというのを書いているのではないかなと。
究極的には「Wayside School」シリーズで、これは「Freak」がそのまま
100%受け入れられるユートピアな世界のように思うのです。
で、Marvinですが、
1巻は、家族の中でも一人見た目が違うMarvin。多分それはずっと気になって
いたことなのだと思います。(それを疎外感というのかもしれませんが。)
そこに、夢の世界が重なって、僕は王子なのではないかと思う。
そして、僕は王子かもしれないけれど、僕は僕の家族でいることを自分で
選ぶと決めた。それは、違うかもしれない自分を受け止めることができた
ということなのだろうなと。
そういう意味で、疎外感が残るという印象はなかったです。
テーマという書き方は好きではないですが、あえて書くなら「自分を受け
入れること」がテーマなのかなと。
2巻は、Marvinの成長というよりは、暗から明への転換になった妹の一言が
すべてのような印象がありました。
「Freak」ってほんとに「Freak」なの?というような。
この辺は、「Bathroom」にも通じるような気がするのですよね。
Marvinにしてみると、変だとか駄目だとか思っているようなことでも、
ほんとはそうではないんだなというのを知った物語なのかなと。
この受け止めは、いろいろなところにでてきますね。
そういう意味では、自分だけと思っていたことでも人も一緒なんだと
思えたときのように思うのですよね・・・。
なので、「疎外感」というのとは、ある意味逆の感想を持ってしまったのでした。
そうなると、そこから5巻、7巻へは結びつきにくくて・・・。
うーん、何だかまとまりつかないのですが。
同じ本でもいろいろな受け止め方があるものですね。
でも、道化師さんのご説明にはとっても納得しました。
今度読むときは、Marvinの自我と疎外感を感じながら読んでみたいと思います。
ほんと、ありがとうございました♪
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