[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/24(09:39)]
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124. Re: There's A Boy In The Girls' Bathroomの作中作。
お名前: オシツオサレツ
投稿日: 2003/8/22(21:21)
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みちるさん、暑いけど元気?
〉オシツオサレツさん、こんにちはー。
〉改めまして、もう一度。
なんかおかしかったのね。
私もいろいろミスしてしまい、この文章また書き直してます。しくしく。
〉〉なにせお盆中は、The Sky is Falling を読んでたもので。
〉〉これでお盆休みを費やすのは少し悲しくなってきて、
〉〉投げよう投げようと思いながらも、読めば10万語。
〉〉で、とうとう読んでしまった、私って貧乏性。
〉〉PBはもっと面白いのが読めるようになるまでお預けに決めた!)。
〉あはは。よっぽど面白くなかったのですね。
そうなのよね〜。ずっ〜と宙づり状態なので、読んではしまえたんですが。
〉でも、この本を読み終えると10万語クラスの本も結構読めるように
〉なるような気がします。
おお、そう聞くと読んだかいあったぜい。
〉今は、簡単で読みやすくて面白いPBを開拓中です。
〉今も二冊読んでいるのですが、どちらも割とやさしめでとても面白いです♪
また教えてください〜。
実はアマゾン解禁したんです。だってね、禁止してても、
ジュンク堂がバーゲンやってたりして
結局また、あほほど買ってしまったんです、キリン本。
(イアン・マッキューアンなんか売るなよ〜うれしいじゃないか〜)
それを考えると、身の程知った本をアマゾンで頼む方が経済的だと思って。
〉〉そうですね、あやしい名前だと思ったらやはりそっか〜。
〉〉で、そちらも気になってたんですが、
〉〉私はサリンジャーの名前が出てくるのも気になりました。
〉サリンジャーでてきたのって覚えていません。どの辺ですか?
CarlaとColleenが禅の話をするところですね。
挨拶をされたら挨拶を仕返すのは、大切な禅の教えだ、
とかなんとか言ってるところで
Raise High the Roof Beam, Carpenters(あっこれ複数形だったのか)
by J.D. Salingerにあると
Carlaが言ってました。
シーモアの話だったと思うけど、もう内容忘れてしまっているわ。
〉〉それにしてもSachar、ともかく話の進ませ方が繊細ですね。
〉〉とても好きになれそうにない主人公なんですが、
〉〉Ronnie と Bartholomew が出てくるところで、
〉〉彼の孤独が急に身にしみて感じられて。
〉友達は、この作品を「シーラという子」の子供の側から書いた作品だと
〉いっていました。
〉私は、ポール・ギャリコの「七つの人形の恋物語」が近しいと思いました。
〉操り人形師の話なのですが、人形に会議をさせたり、人形として女の子に
〉話しかけたり。その心の傷具合がとても近いのです。
〉ブラッドリーがそのまま大人になっていたら、こうだったかもと思うような
〉ところがあります。
そうか、ギャリコ、懐かしいな。PGR3だったかのSnow Gooseを読んだときに
アマゾンで在庫を調べたんですが、もう上記の本もふくめて殆どの作品が
在庫切れでした。ジェニーとかも、あと今タイトルが思い出せないけど、
不思議な物語があったのよ。トマシーナかな。
でも「七つの人形の物語」は昨日偶然に図書館でみつけていたので
いずれまた読んでみます。
〉〉Lizzie Zippmouth を読んだときに、彼女のStep-Brotherが
〉〉テディベアを集めているのを読んで、なんとなく違和感を感じたんですが、
〉〉よく考えると、クリストファー・ロビンだって男の子ですからねぇ。
〉〉ちょっとお人形と子供についていろいろ考えてみたくなりました。
〉〉もしなにかおもしろい児童書をご存じなら、またお教えくださいね。
〉Lizzieででてきたのは、テディ・ベアではなくてビニー・ベイビーですね。
〉大流行したものだし、テイスト的にもちょっとテディとは印象が違うようにも
〉思います。(そんなにgirlishじゃないというか。)
あっ、ちがうのね、あんまり詳しくないのよ。
〉クリストファー・ロビンは、パパにお話しをせがむ年齢なのでテディが似合いますね。
〉Spinelliの「Fourth Grade Rat」でも、テディ・ベアとお別れできるかという話が
〉でてきたなぁなんて思い出しました。
〉もともとテディ・ベアのテディはルーズベルト大統領でしたよね。男の子も似合うはず?
ライナスは毛布なのよ。そのへんアメリカとイギリスで違うのかなと少し思ったのです。
〉児童書、いっぱい仕入れましたよ〜。未読本168冊あるのですが、半分くらいは児童書
〉です。いろいろ面白そうな作品もありますので、いろいろご紹介できるとうれしいな。
〉とりあえず、何人か作家をあげると
ここから先は、ちゃんと私のブックリストにコピペしました!
〉・David Almond
〉今、一番愛している作家です。
そういわれるとそくアマゾン!
〉リルケの詩に
〉「私がその中から生まれてきた闇よ 私はお前を焔よりも愛する
〉 焔は世界を限って 或る範囲のためにだけ
〉 かがやいているが その外では何ものも焔を知ってはいないのだ
〉 けれども闇はすべてを抱いている
〉 いろいろなものの姿や 焔や 動物や 私を」
〉という一節があるのですが、
〉こんな光を抱いたような闇あるいは夜を描く作家だと思います。
〉・Jerry Spinelli
〉彼の作品とSacharの作品ってどこかコアの部分が似ているなと思っていた
〉のですが、二人の世界が最近理解できたように思います。
〉Sacharがこだわっているのは「Freak」で、(この言葉は「嫌われ者」とか
〉「変人」とか広い意味を含むのだけど。)そういう人たちが、痛い思いを
〉しながらもいい感じで生活している作品や、多分究極なのが「Wayside School」で
〉この作品は、Freakがそのままでいられるある意味、理想郷を書いたものではないかと
〉思うのです。
〉そして、Spinelliの場合、でてくるのはやっぱり「Freak」なのですが、なんというか
〉とてもボーダレスなのです。
〉何が違うの?何も違わないじゃないという感じ。
〉その部分が、ある意味、すべてにおいてボーダレスではいられない読者にとって
〉もどかしさや、いらだちをかんじるところがあるような気がします。
Spinelli はまだ読んだことがないけど、さっきSalinger が出てきたので、
ちょっと思ったことなんですが、
Wayside SchoolのLouisってCatcherっぽいのよね。
あんまりCatcherのいい読者じゃないので、つっこまれると困るたんなる思いつきだけど。
〉・Polly Horvath
〉英語ではちょっと見たくらいなのですが、この人の邦訳作品「みんなワッフルにのせて」は
〉とてもとてもすばらしかったです。
〉とりあえず、ご参考まで。
〉ポリー・ホーヴァート「みんなワッフルにのせて」白水社(2003)
〉 成長ものなのだけど、押しつけがましさは全くなくて、とても気持ちがいい。
↑これ大きなポイント! リストに二重丸ね。
〉・Neil Gaiman「Coraline」
〉日本版の案内だと
〉http://www.kadokawa.co.jp/book/pickup_030526.html
〉もちろんペーパーバックで購入済み♪
〉はぁ。なぜか児童文学に熱が入ってしまいました・・・。
ありがとう、参考にします!!
〉〉あ、それから、辻邦生。
〉〉「ある生涯の七つの場所」全部読んでないことに気が付いちゃったよ〜ん〜。
〉〉(結局どう話がつながっていたのか、すごく気になる〜)
〉最初の作者の思惑では一人の人を主人公にと考えてらっしゃったのでは
〉ないかなと思うのですが、結局四代に渡る物語となりました。
〉青の途中まで・・・一代目
〉赤・橙・・・二代目(多分はじめ予定していた主人公?)
〉黄・緑・紫・・・三代目
〉藍・・・直接は関係ないスペイン内乱のエピソード
〉エピローグ・・・四代目
〉って、ちょっとネタバレ気味だったらごめんね。
たしかに一人の人間のエピソードにしては、ん?っと思ってたんです。
またいずれ読み時に、じっくりと。
〉〉辻作品を全部読んだわけではないけど、
〉〉『夏の砦』は、大学受験の夏(ちょうど今頃かな)に読みました。
〉〉これもめちゃめちゃ好きな作品です。
〉〉これ、カメが出てくるよ(そして名前はヒュー)。
〉支倉冬子ですね。
〉この作品は、こんなにもの孤独!と息苦しい思いがしましたが
〉私もとても好きな作品です。
同じ本を気に入っていると知ってほんとにうれしい!
名前がまたクールでいいのよ〜。
〉中に自分も同じだったという孤独ぶりの場面があり、特別な思い入れが。
〉それにしても、カメでてきたっけ?覚えてなーい。
カメはたしかお兄さんが飼っていたのですが、それを缶にいれて、
池の奥深くへ沈めてしまうというような場面がありました。
このへんの説明の付かない感情を喚起するような所にすごく惹かれたのでした。
今読み返すと、きっと印象は違うでしょう。
奥様の子供のころのエピソードを小説に盛り込んだというようなことを読んだことがあって、
辻さん本人のフランスでの体験とそれをまぜこんで書いたのかな〜なんて
今はちょっとロマンチックな想像をしたりします。
〉なんだか、やたらに長いですが、書き直したためということで?
〉それでは、まったねー。
いろいろありがとう!
ではまた。
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