PBロマンス本 500万語通過報告

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1106. PBロマンス本 500万語通過報告

お名前: パピイ
投稿日: 2008/2/4(15:19)

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みなさま、こんにちは。パピイです。
またまたロマンス本の話題で恐縮ですが(苦笑)、その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。

■ 最初に
今回の報告は、PB10冊で総語数は1,008,000語、累計で5,029,327語になりました。

今回も前回と同じく、本の紹介をするにあたり、第一章、またはプロローグにのみこだわって紹介し、
後は全体の感想を述べるだけに止めておいて、できるだけネタバレをしないようにと考えました。

最初の章(一部主人公を紹介するために、その後の章を紹介したものもあります)の内容紹介は、
その章を読んだ直後に書いていますので、そのあと物語がどう展開するか全く知らずに書いており、
その後手直しなどしていません。そのため ********** で区切って、読後の感想を書いています。
この紹介方法で、その時感じたワクワク感が、すこしでもみなさんに伝わればうれしいです。

ただ、一冊ずつ読むたびに、また状況がある程度把握できるまで紹介原稿を書いていますので、
投稿文全体の長さを考えていません。その結果A4換算で13頁と、かなり長文になってしまったことを
先にお詫びしておきます。

また前回の報告と同じように Amazon.comのレビュー数と、邦題(翻訳本があれば)を付け加えてあります。

■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
◇ Slightly Wicked / Mary Balogh 語数:102,000 ISBN:0440241057
(34 customer reviews)
Judith Law 22歳が、生まれて初めての旅をした駅馬車の中で、現実逃避的な白昼夢にふけっている時、突然
駅馬車がひっくり返ります。弟Branwellのせいで父親が経済的に苦境に立たされ、援助を叔母のEffinghamに
頼んだ結果、3人姉妹のうち次女の彼女が叔母の家に向かうことになった途中のことです。それが何を意味し、
お客としてもてなされることがないことを、彼女は十分承知していました。

集中豪雨で道路が冠水しているからと助言した宿屋の主人の言葉を、御者が無視した結果の出来事でしたが、
室内で投げ出された6人の乗客と一緒に、御者に手伝われて馬車から外に出た彼女に、この先旅が続けられない
ことは一目瞭然でした。周囲には人が住んでいる気配もなく、みなが途方に暮れている時、一人の馬に乗った男が
こちらに向かっていることに一人の乗客が気付きます。

馬車旅行が嫌いなLoad Rannulf Bedwynは、馬で祖母の家に向う途中です。彼の近侍と荷物を載せた馬車は、
宿の警告で天候の回復を待っているようです。数年前に他の3人の兄弟を差し置いて、彼を財産の相続人とした
祖母のことをそのことを除いても好きでしたが、花嫁候補を見つけたと聞いては、28歳で当面結婚する気もなく、
妻は自分で探したいと考えている彼は、とりわけ旅を急いではいませんでした。

兄Aidenの便宜上の結婚が、奇跡的に恋愛結婚に発展したことを知って安堵して、その日の朝兄の家を出立した
彼は「結婚後は配偶者に一生誠実」という一族への世間の評価を知ってはいたものの、それを考えると憂鬱です。
その時事故にあった馬車に気が付き、助けの手を述べます。3マイル先に町があり、そこまで助けを呼びに行くこと
になりますが、ひとり仲間に加わらない赤毛の若く背の高い女性に気付き、一緒に同行しないかと誘います。

彼女にとって、彼は夢の中に出てきたヒーローとは似ていませんでしたが、何か人を引き付けるものを感じます。
何と言えばよいか、そう「Something slightly wicked.」です。一方、何様のつもりなの、見知らぬ男についていく
私とでも思っているのと思いますが、ついていけば雨はしのげるし、この先の退屈な運命を考えると、少しぐらい
冒険したっていいじゃないと、一緒に行くことにします。

馬上で、男性の体のぬくもりを感じ、一時的にも危険性を忘れかけた彼女はちょっと震えます。「Ralf Bedard」と
名乗る男に彼女は「Claire Cmapbell」と、とっさに偽名を名乗ります。どこに行くのか、夫か恋人が待っているのか
との問いに、女優で家族もなく、Yorkで主役をもらい、そこに行くところと答えます。

そう言った後、ロンドンのほとんどの女優は、貴族や金持の愛人として別収入を得ていると聞いたことを思い出し、
後悔した瞬間、彼の手は彼女の顎をそっと持ち上げ、唇を奪います。それは短い時間でしたが、経験のない彼女に
とってはとても長く感じられ、体中を興奮が走り抜けます。「なんてことを」と言ったものの女優のふりをしているから、
こんなことぐらいで目くじら立ててはいけないし、どうせ最初で最後のキスになるのだからと考えます。

以上が、第一章17頁でした。前作「Slightly Married」の最後で、ヒロインに初めてお目通りしたRannulfが
兄の家から立ち去った日から物語が始まっていますね。ということは、1814年英国での物語です。
さて、お互い偽名を名乗ったふたりのロマンスは、どうなるのでしょう。
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前回紹介した「Slightly Married」に続くシリーズ第2作です。Mary Baloghの作品ですから、
期待にたがわず面白く、幸せな気持ちで読了。(タドキスト大会前夜のことでした)

これだけでは、なんですのでもう少し付け加えますと、
ある理由のため、両親からの教えで、赤毛のヒロインはコンプレックスを持っていました。
でも、ある才能でヒロインは周囲を魅了し、そのコンプレックスも…。
大好きな祖母の選んだ花嫁候補を、ヒーローは祖母のたっての願いを無視できず悩みます。
ある事件と、ある事件と、さらにある事件(笑)で、二人の仲は進展していきます。
そして、このシリーズのお約束なのでしょうか、兄のBewcastle公爵が…。
ネタばれせずに、面白さを紹介するのは難しいですね(苦笑)

終盤でFrayjaがBathに旅立つことが述べられます。次回作では、彼女がヒロインなのでしょうが、
「A Summer to Remember」では、あまりよい印象を受けなかった彼女が、どんな素敵なヒロインになるのか
とても楽しみです♪

◇ The Runaway Duke / Julie Anne Long 語数:89,400 ISBN:0446614254
(71 customer reviews)

1815年6月 彼は夢うつつで、弾薬の煙が肺に充満し、極度の疲労で手足は感覚と失っていた。その時、名前は
何と言うと、問う声が聞こえてきます。彼はRoddyと答えます。「彼がRoddy Campbellなら、胸を吹き飛ばされた
方の男はRoarkeだな。我々は、今夜将来のDumbrooke公爵を失ったようだ」と医者は言います。

ワーテルローの戦いの混乱のさなか、別人になり替わるのは容易でした。熱も下がり体調を回復したアイルランド人
Roarke Dumbrookeだった彼は、Roddy Campbellとして英国行きの船に乗り込みます。そして上陸した彼は、
Connor Riordanと名を変えます。

1816年6月Sir. Henry Tremaineは、Connorを呼びに来ます。彼は1週間前酒場で知り合い、馬丁として
雇われたばかりでした。用とは、末娘Rebeccaを呼んできて欲しいというものでした。彼女は、愛犬の死を嘆き、
朝食後リンゴの木の上に登り、夕方まで降りてきませんでした。彼は慰めの言葉をかけ、父親が彼女のために
買った馬に会わないかとの誘いで説得し、少女を抱きかかえて木から降ろします。

以上が、プロローグでしたがこれではなんですので、次に行きます。

1820年5月ちょっと話があるのとLady Tremaineは、Rebeccaを居間に呼びます。彼女は、母親として結婚前に
娘に十分なしつけができなかったことを後悔していると、目に涙を浮かべます。また、お父さんがLoad Edelston
との婚約をちゃんとまとめるから、あなたの名誉は守られ、男爵の妻になれるから心配しないで寝なさいと言います。

この1時間前の午前零時直前のこと、Rebeccaはベッドを抜け出し裏庭に出て、姉LoreleiがLoad Edelstonと
密会する現場を目撃しようと、生け垣の陰に隠れます。18歳の姉は、その名の通りの美人になりましたが、彼女は
快活かつ好奇心旺盛で周囲の人々から愛されていたものの、両親は密かに彼女の結婚をあきらめていました。
ある日父親の雑誌を書斎で見つけて読んだ彼女は、医者になろうという夢をはぐくんでいます。

冷え込む夜に痛む左膝のリューマチの痛みを和らげるためお酒を飲んでから寝ようと、Sir. Henry Tremaineは
階下に降りて行きますが、その時Loreleiが台所から外に出ていくところを目撃し、あとをつけます。

Rebeccaが待ちくたびれて、立ち上がった瞬間「そこにいたのか」と、Edelstonに抱きかかえられ、キスされます。
一瞬何が起きたか理解できない彼女は、女性の悲鳴と、男性の唸り声と、ドスンという音で我に返ります。
目を凝らすと両手で口を押さえた姉と、スコップを振り回す酒場帰りの庭師と、スコップの一撃で倒れた父親が
立ち上がろうとしているのを見つけ、彼女自身が破滅状態であることを認識します。

相手を間違えたEdelstonはちょっと後悔しますが、賭けの借金に悩む彼にとって、裕福なTremaine家の娘との
結婚は願ってもないことでした。従って脅しも不要で、水曜の正午に正式な打ち合わせをすることを約束します。
Sir. Henry Tremaineは、娘と家族の名誉が守られたことを満足しながら、ハンサムな男爵を見送ります。

以上が、第一章21頁まででした。タイトルからしてConnorがヒーローでしょう。そしてRebeccaがヒロインと
思われます。この先二人が駆け落ちするとも思えませんが、どんなロマンスが展開するのかとても楽しみです。
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この作品は、Julie Anne Longのデビュー作です。新進作家らしくいろいろ設定に挑戦があって
楽しめました。(もちろん、この本がロマンス本42冊目の私の感想です。たくさん読まれている方に
とっては、そうではないかもしれませんが)

子供とも、大人とも言えない18歳のヒロインが、ヒーローを、なんでも話せる兄のような男性から、
恋愛感情を持ち、他の女性に嫉妬を感じるようになるところは、結構胸キュンでしたよ。

また登場人物がたくさんで、関係がいろいろ入り組んでいますので、最初の頃はちょっと読みにくいと
感じていましたが、150頁くらいで、ある謎が解けてからは、物語はドラマチックに展開します。

終盤で、これでハッピーエンドに突入だ と思ったとたん、ある問題が持ち上がり、ええっ?
どうなっちゃうのという展開になりますが、そこはそれロマンス本ですから、収まるところに収まり(笑)
読後は爽快です。終わりよければ、全てよしは、ロマンス本にもあてはまりますから、印象はとてもよかったです。

◇ Under the Mistletoe / Mary Balogh 語数:103,615 ISBN:0451223454
(15 customer reviews)
この本は、タイトルに分かるように、クリスマスにちなんだ5編の短編から構成されています。
☆A Family Christmas
Elizabethは、Mr. Chambersからクリスマスに家に来るという知らせを受けます。ファミリークリスマスを計画して
いた母親は、なんて間が悪い時にと答えます。本当は、この家は彼の持ち物で、この9月彼女の出産のために
来た両親がそのまま居着き、親族でパーティーまで開こうとしていたのでした。

商売で財をなしたMr. Chambersの父の上流社会に入りたい欲望と、借金と財政難のTemplar伯爵家の利害が
一致ししたため、ほぼ1年前、EdwinとElizabethは結婚させられました。結婚2週間後、Edwinの父親が
心臓発作で亡くなったため、彼は仕事を引き継ぐためほとんどロンドンに住んでおり、息子Jeremyが生まれた時に
ちょっと間立ち寄っただけでした。

家に帰ったEdwinは、Elizabethの美しさに圧倒されます。でも、つららのような美しさと感じた第一印象は
変わっていません。また彼女は、彼をファーストネームで呼ぶことはありませんでした。

さて両親を愛するが故に、自己犠牲を強いた二人のロマンスに、クリスマスの奇跡は訪れるのでしょうか。
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短編ですから、想定の範囲で物語は進みます(笑)でも、終盤でヒーローが提案した行動には、ちょっと意表を
突かれました。またSnow angelというものを初めて(作り方を含めて)知りました。

☆The Star of Bethlehem
「The Star of Bethlehemを失くしてしまったわ」とEstelleは、部屋に入ってきたAllan, the earl of Lisleに
言います。それは2年前の婚約時に贈られた指輪に付いていたダイヤモンドのことでした。社交的な彼女の性格が
災いして、ちょっとしたことでも口論となり、昨晩彼女が、その指輪を彼に向って投げつけたのでした。そして、
二人は、クリスマスが過ぎたら別居しようということになります。そのダイヤを拾ったのは、煙突掃除の男の子でした。

さて、この二人の行く末は?この子は、どう物語に絡んでくるのでしょう?
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やはり短編ですから、想定の範囲で物語は進みます(笑)男の子の正体?と役割が、ちょっと面白いかな。

☆The Best Gift
「クリスマスなんて、言いようもなく退屈よね」の声に、周囲の若い女性から同意のつぶやきが聞こえてきます。ここは
学校、クリスマス前最後の授業の日。教師のJane Craggs 23歳は、早く授業を切り上げますが、孤児院育ちの
彼女にとってクリスマスの楽しい経験はありません。大人の分別から、平然とよそおっているものの…

Buckley子爵は、姉夫婦がイタリアでクリスマスを過ごすため、いやいやながら15歳の姪を預かることになります。
彼女を学校に迎えに行き、学長に挨拶する時、誰か休暇中予定がなくて、姪の相手をしてくれる方はいませんか
と尋ねたところ、Janeが紹介されます。そして、一緒に行くことになります。

邸宅に着いてみると、Veronicaがいました。その女の子は、愛人との間にできた子でしたが、母親が亡くなり、
父親を頼ってきたのでした。ここまで来たら、結末は見えていますよね(笑)
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やっぱりでしたね(笑)でもMary Baloghの作品だけあって、最後まで楽しめました。

☆Playing House
Liliasは悪天候の中、供も連れずに徒歩でBedford侯爵宅を訪ねます。年の離れた弟と妹たちのために、
記憶に残るクリスマスを祝うために、父親の貸しを返して欲しいと彼女は頼みます。父親の死で経済的に困ったため
クリスマス後に弟と妹は別々の親戚に引き取られ、彼女は家庭教師の職を得て遠くに旅立つことになっていました。

公爵は、あっさり頼みを承知します。彼は、今は亡き奔放な性格の先妻との間にできた女の子Doraと二人で
クリスマスを過ごすことになっていました。ここまで読めば、結末は見えていますよね(笑)
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予想通りの結末です(笑)  でも終盤ヒロインがなかなか、Yesと言わないので少しじらされました。

☆No Room at the Inn
Lytton侯爵は、例年クリスマスはロンドンでパーティを渡り歩いて楽しんでいたのですが、今年は容姿の魅力的な
未亡人のさそいで田舎にやってきました。おりからの悪天候のためThe White Hart Innという田舎宿で足止めを
食ってしまいます。休暇で実家に向かっていた家庭教師、Pamela Wilderも同じ宿に泊まるはめになっています。

Birkin夫妻も、AmeliaとEugenia姉妹も、またForbes大佐夫妻も、彼らと同様にその宿に泊まるはめになって
います。侯爵はPamelaを見て、誘惑しようと考えます。満室になった宿に、貧しい夫婦が部屋をもとめてやって
きましたが、その妻が臨月のため断るわけにもいかず、馬小屋に泊まらされます。

さて、侯爵とPamelaのロマンスはどう展開するのでしょうか。
短編のわりに登場人物が多く、またBirkin夫妻は、なにかわけありそうでこの先が楽しみです。
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予想(予定?) 通りのことながら、出産が始まります。その騒動のさなかで垣間見える人間模様がこの作品の
面白さになっています。二組のカップルのロマンスがこの短編の中に書き込まれており、少しご都合主義的な感じ
の展開もありますが、クリスマス本ですから、多少のことも許されるのでしょうね(笑)

以上で5編の紹介を終わりますが、総括すると、それぞれの感想を見てもらえればわかるとおり、
予想通りの展開で物語が進みますので、私のように一気に一冊読まない方がより楽しめると思います。

◇ The Secret / Julie Garwood 語数:110,201 ISBN:0671744216
(107 customer reviews)
1181年イングランド  Judith HamptonとFraces Catherine Kirkcaldyは、本当はお互い敵対関係にある
ことを知る前に友達になります。二人はスコットランドとの国境で毎年開催されるお祭りで出会いました。

Fraces Catherine 5歳は、祖母と母を出産時に亡くしており名前も彼女たちからもらっています。Judith 4歳の
父は彼女が生まれる前に亡くなっています。母の姉夫婦の家によく泊まっており、この祭りには叔母に連れられて
来たのでした。しかし叔父のことを「Papa」と呼んだために、母親からその後の付き合いを禁止されてしまいます。
彼女の母は、姉の夫であるHerbertがスコットランド人と縁戚関係があるため嫌っていたのでした。

Fraces Catherineは、Judithも彼女のように名前が二つある方がいいと思いつき、いろいろ考えた末彼女は
Judith Elizabethと名乗ることになります。二人の友情はその後も続きますが、Judithは成長するに従って、
スコットランドとイングランドとの間の憎悪に感づいてきます。でもそれは、お互いが良い点を知り合っていない
からだと信じています。彼女が11歳の時、母親がスコットランド人を嫌う本当の理由を知ります。彼女の母は、
そのひとりと結婚していたからでした。

以上が、プロローグでしたがこれではなんですので、次に行きます。

1200年スコットランド  新しく領主になったIain Maitlandは、義務と家族の問題に悩まされていた。彼の弟
Patrickは、Fraces Catherineと結婚しており、妻の願いを叶えるという約束を守りたかった。その願いは女性が
公式の場に出ることなどなかった時代に、評議会で本人からの説明が求められるほどの騒動を起こしていた。

臨月間近の彼女は、夫に付き添われて、怒りで相手の心臓の鼓動を止めてしまうと噂されている領主と評議会に、
恐怖と闘いながら出かけて行き、その願いを説明します。それは結婚前夫との約束で、出産に立ち会うと約束した
Judithを呼び寄せて欲しいというものでした。彼女がイングランド人であるため長老や、戦士からも反対されます。

「A Maitland has given his word. It must be honored.」とのIainの一喝と、続けて、
「Only the English break their pledges, not the Scots.」で皆は反対意見を引き下げます。喜びに沸く彼女に
評議会の一人が、領主の言葉は真実で、Judithが来てくれるという約束を守るかどうか疑わしいと言います。

いろいろ熟考した上Iainは、自らJudithを迎えに行くことを決断し、評議会は次の議題、Macleanと敵対する
彼らの隣国Dunbarとの連合を話合います。Fraces Catherineは、夫になぜ敵対するのか聞きますが、彼は
彼女がなぜそんなことに興味を持つのかわかりません。彼女も、Judithの父親はMacleanの領主であったという
秘密を明かすことはできません。翌朝Iainは、片道7日はかかる旅に出ます。それはまたJudithと少なくとも
8日間の一緒の旅をすることを意味します。でも彼は、Judithが喜んで来てくれるものとは思っていませんでした。

以上が、第一章でした。じゅうぶん盛り上がっていますが、成長したヒロインの説明がないので、次に行きます。

Judith は、Fraces Catherineがおめでただという噂を風の便りに聞いた時から、出発の準備を終えていた。

彼女は母親の兄のTakel叔父の家に身を寄せており、めったに母親に会えません。彼女を見ると愛する亡き夫を
思い出させるからという叔父の言葉に、幼い時は納得するほかありません。また父親の勇敢な死についての話を
聞かされ、神格化した父親のために、命日と言われる日には、毎年花をいっぱい摘み、お墓にささげるのでした。

11歳の時、真実を知ります。母親Corneliaは、愛した男性を、父と国王から相応しくないと言われた腹いせに
ロンドンで会ったばかりのスコットランド人領主と結婚します。目的を果たしたと思った彼女は、もっと傷つきます。
5年続いた結婚も、妊娠がわかったとたん捨てられてしまったと言うのです。でも彼女の想いは、失せません。

お祭りでFraces Catherineに会ったJudithはすべてを話しますが、時が来たら手助けするという約束以外に
幼い二人にできることはありませんでした。Fraces Catherineが結婚したと聞いた時から、Judithは希望を持ち
始めます。出産の手助けにスコットランドに行けば、父親に会いに行ける道が開けると信じています。

以上が、第二章の途中39頁までです。IainとJudithとのロマンスは、これからどう展開していくのでしょうか。
また、ヒーローと敵対するヒロインの父親との関係はどうなるのでしょう。さすがGarwood、ワクワクしちゃいますね。
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読みながら、うっきょー!という言葉が何度でも出そうになるくらい面白かったです。

これではなんですので、ネタバレにならない程度に少し紹介すると、当然Judithは、Iain達とスコットランドに
向かうのですが、その険しい道中で、ヒーローを魅了しただけでなく…から始まって、出産に怯える友達のそばに
ついてやるだけでなく…、イングランド人に憎悪をもつ部族の中に彼女が少しずつ受け入れられていく過程とか、
彼女の秘密をめぐっての諍い、葛藤…などなど、ロマンス以外にも楽しめるとこ満載で、とーっても良かったです♪

300万語報告で紹介した「The Bride」も、『もう、★6つ つけてもいいくらいです。』
なんて書きましたが、この本とどっちが面白いだろう?・・・悩みます(苦笑)

さて、続けてこの本のスピンオフを読みます。
Garwoodの描く、中世スコットランドの世界は素晴らしいので、とっても期待しています♪

◇ Ransom / Julie Garwood 語数:137,921 ISBN:0671003364
(292 customer reviews)
リチャード1世(注釈:獅子心王と称され、在位1189年 - 1199年)治世のイングランド
Gillianは、母親が深夜に弟を出産時に亡くなり、その二日後の夜に彼も亡くなったため、夜を怖がっていました。
寝付けない夜は、秘密の通路を使って、姉Christenの部屋を訪ね、一緒に毛布にくるまって寝ます。

ある夜、姉を抱えた父親と部下の者たちが突然部屋に入ってきて、彼女は起こされます。鎖かたびらを着込んで
いるところを見ると何者かが襲ってきたようです。彼は隠しておいた宝石箱を取り出し、Christenに渡して頼みます
「これはジョン王子の物で、一緒に持って逃げて、時が来るまで安全な所に隠し、秘密にしておいて欲しい」と。

そこに、Alfordとその軍勢が城の内壁を超えたとの知らせが入り、父親は別れの挨拶をして出かけて行きます。
彼女たちは父親の部下に連れられて抜け道を使って逃げようとしますが、暗闇のなかで二人が怪我をしたため、
それぞれ分かれて治療することになります。治療を終えたGillianたちは軍勢に囲まれ、御付きの者は勇敢に
彼女を守って戦い戦死します。彼女は捕えられ、そこで亡くなった父親に会うことになります。

2週間後Gillianは、Alfordの前に連れ出され、箱のことを尋ねられ、脅かされますが、一言もしゃべりません。
彼は、5歳にもみたない女の子に少し恐れを抱きます。そして彼女は、召使い女Leiseと一緒に厳寒の北の地に
送られます。Leiseは7年間の愛のない結婚生活と、事件の中で見た夫の情けない行動で、ついに愛想を尽き、
Gillianと一緒に行くことを決めたのでした。

彼女たちは、Gillianの叔父Morgan Chapmanの家に歓迎されます。外見は恐ろしそうに見える叔父は、彼女を
自分の娘のように愛情を注ぎます。罰として彼女はこの地に送られたことは、彼女にとって救済でした。

以上が、プロローグでしたがこれではなんですので、次に行きます。

14年後のスコットランド、MacPerson一族の運命はSinclair一族の領主Ramseyの手に委ねられていた。
というのはMacPersonの領主が自殺するという大罪をおかしたため、引き継ぐ後継者も現れず、二人の長老は
隣国のRamsey Sinclairに援助を求めます。それはRamseyの想像を超え、両種族が合併してMacPerson族
922人をSinclair一族と同等に扱い、且つ敵対する種族から守って欲しいというものでした。

Ramseyは領主になる前、Maitlandに使節として長期に滞在しており、年の離れた弟Michaelとはあまり親しく
なかったし、彼も兄を少し恐れていました。MacPerson族の長老二人の嘆願のひとつは、MacPerson族の若い
戦士たちをBrodick Buchananの戦士のように無敵になるように鍛えて欲しいというものでした。Brodickは、
共にIain Maitlandの教えを受けた仲で、彼にとっては兄弟も同然でした。

さらにMacPerson族の長老たちは、内部に合併を反対する者もいるので、先代の領主の孫Megganと結婚して、
合併を強固なものにして欲しいと頼みます。Ramseyは、3時間後に返答すると、彼らたちに約束します。その後
臣下からのお心は決まっていますかとの質問に、Ramseyは彼らを喜んで仲間に入れるつもりだと答えます。

臣下がにやついた顔で、もうひとつ緊急事態がありますと告げ、それはひとりの戦士がBridgid KirkConnell
との結婚を了承して欲しいというものでした。彼女は過去に8回のプロポーズを断っていたのでした。当時は女性
自ら結婚相手を選ぶことはありませんでしたが、彼女の父はその権限を彼女に与えるとの遺言を残していました。

Ramseyが領主になってから、3回求婚者に彼女の伝言で断りを告げていたのですが、今日は祭りで城まで来て
いたので、初めて会うことになり、彼女の美しさに驚きます。会ったこともない、まして愛していない男とは結婚しない
との彼女の返答と、会ってから10分もたっていないのに、彼女のことを「difficult、obstinate、stubborn」と呼ぶ
のは侮辱が過ぎるとの怒りの言葉に、今までこんな女性に会ったことないRamseyは、びっくりし素直に謝ります。
その態度に彼女の方も態度を変え、言葉が過ぎたと謝り帰って行きます。

「彼女と結婚する男は、かわいそうだ。いつも争いが絶えない」との臣下の言葉に、「でも楽しそうな戦いじゃないか」
とRamseyは答えます。「あなたは、もしや興味を持たれたのでは…」との言葉が出かかった時、若い戦士が血相を
変えて入って来て「領主さま、すぐに来て下さい。事故があり、あなたの弟Michaelが亡くなりました。」と伝えます。

以上が、第一章ですが、Gillianがヒロインのはずだったのでは?よくわからないので、次に行きます。

ジョン王(注釈:欠地王と称され、在位1199年 - 1216年)治世のイングランド
幼い少年は、敵から逃げ延びるため岩肌を降りようとして、大岩に結んだロープで宙づりになっていた。もう両親に
会えないかもしれないと思うと泣きたかった。それを見たGillianが岩肌を降りて助けようと試みますが、彼は彼女を
信用せず短剣で攻撃します。未熟なゲール語でなんとかなだめた時、ロープが切れそうと感じた彼は、突然英語で
「早く助けて」と彼女に頼み、間一髪で彼女に助けられます。少年を抱えて登ろうとしますが力足らず、岩棚に降りる
ことにしますが、高いところの苦手な彼女は、下界を覗くことができず、どうしていいかわかりませんでした。

彼は彼女の名前を聞きますが、彼女は聞きません。何故との問いに、兵士たちがMichaelと呼ぶのを聞いたから
もう知っていると答えますが、それは本当の名ではないと彼は言います。彼によると、祭りで兵士に捕まり、岩に頭を
ぶつけ滝に落ち溺れたことに見せかけようとしていること、身分の高い男がある箱を遠い昔に失くしたが、今は
どこにあるか知っていることを。彼女は、なせAlfordに呼び戻されたかに思い至り、その箱は、Arianna’s Boxと
呼ばれなかったと尋ね、そうだと聞くと、彼はついにChristenの居所を探しあてたのだろうかと不安になります。

どうしてゲール語が話せるのとの問いに、姉がthe Highlandsに住んでおり、会いに行くために学んだと答えます。彼は母親から英語を学んだけれど、父親はそれを望まなかった、また兄Graham、Protectorとして父の友人で
あるBrodickがいると話します。それなら家に帰るまで、私がProtectorになってあげると彼女は提案しますが、
Brodickはその証として、柄に彼の紋章のある短剣をくれたけど、捕まった時取り上げられたことを話します。

彼女は証として、祖母の指輪を預けるから安心して寝なさいと言います。彼は家に帰ったらなんて両親に説明
しようかと悩みます。友人と服を取り換えっこして遊んでいる時に、彼に間違われて捕まったことを聞いて、彼女は
始めて彼がMichaelはないことを知り、このことは絶対誰にも話してはいけないと言います。そして本当の名前は
との問いに、Alecと答え、さらに父親はIain Maitlandと答えます。

以上が、第二章までですが、ヒーローはBrodickなのでしょうか?次に行きます。

Alfordは、捕らえたGillianとAlecどうしようかと考えていますが、幼い彼女が見せた態度がいまだに忘れられ
ませんし、美しく成長したGillianは相変わらず反抗的です。彼は、長年探し続けたChristenがどこにいるか、
またMacPerson一族が彼女をかくまっているが、どんな名前を名乗っているかまではわからないと告げます。
そして妹なら簡単に見つけ出せるだろうからGillianに、Christenを連れて来るように命令します。

なぜすぐに軍勢を送らないのかとの問いに、野蛮人に部下を殺させたくない、また彼らではどの女がChristenか
わからないからと答えます。もし断ったらとの問いに、Highlanderに頼む、そのため少年をさらって来たのだと答え
ます。酔ったAlfordたちの口は軽く、少年はRamseyを誘きだして殺すための餌で、彼が死ねばHighlanderは、
彼女の偽名を教えてくれることになっている、またジョン王が宝石箱を探している本当の理由をしゃべります。

その裏切り者が来れば、Alecが間違いだとわかってしまいます。さらにAlfordは、収穫祭までに成し遂げなければ
叔父は苦痛の死を味わうと脅します。そして彼女と少年は昔の彼女の部屋に閉じ込められますが、秘密の通路を
使って抜け出す計画を立てます。Alecは、彼女にBrodickに助けを頼むことを提案します。

以上が、第三章までですが、やはりヒーローはBrodickなのでしょうか?もうちょっと行きます。

Buchanan族の4人の重臣は、MacDonaldの使者がもたらしたメッセージが気に入りません。それは、Brodickの
花嫁が教会で待っているから来て、彼の家まで連れて行って欲しいというものでした。使いが来たとの知らせに、
BrodickはIainの息子が見つかった知らせかと思い急いできますが、使いの服の格子縞を見てがっかりします。

伝言を聞いたBrodickは、その様子や女性のことを尋ねると、使いは「彼女は大変な美人で、天使のようだった」と
話します。さらにMacDonaldの臣下が彼女に興味を持っていると知ると、Brocickの臣下たちも心穏やかでは
ありません。使いに、それ以外の伝言はないかと尋ねると、「She commands you to hurry.」と答えます。

以上が、第四章までです。やはりヒーローはBrodickでしたね。状況がつかめなくて、とても長い紹介(笑)に
なりましたが、この先二人のロマンス以外にも、陰謀や冒険、IainとJudithのその後の生活、さらにRamseyと
Bridgidのロマンスなども楽しめそうですね。
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ふう、やっと読み終わりました。少し長めでしたが、予想したとおり、ロマンス以外にもいろいろ詰め込まれており、
とっても楽しく読めたので1週間で読了できました♪

前作の最後で、○○に○○を探しに出かけた(笑)RamseyとBrodickがヒーローになっています。もちろん
主役はGillianとBrodickですが、BridgidとRamaseyのロマンスも主役を脅かすほどでもなく、この本だけで
1.6冊分(パピイ換算)のロマンスを楽しむことが出来、お得です(爆)

主役級だけでなく脇役のキャラクターの書き分けをよくできており、コミカルな展開も多々あり楽しめます。そうそう
なぜ普通の女性は顔を見ただけで怖気づくBrodickをGillianは一目見たときから惹かれたのかなど、最後の
方で解き明かされますのでお楽しみに。

物語が込み入っているため、どう面白かったかを書き始めるとネタバレになってしまいますので、これくらいにして
おきますが、「The Secret」と合わせると、★7つ つけたいくらいですということで、紹介を終わります。

◇ Rules of Attraction / Christina Dodd 語数:92,764 ISBN:0380811995
(45 customer reviews) ・・・・Governess Bridesシリーズの第三作
1843年3月5日英国ランカシャー州、Hannah Setteringtonは、夕暮れ時の寂しいPresham Crossing駅で
一人ぼっちでした。彼女は、Raeburn伯爵家に雇われて、ここに来たのですが誰も出迎えてはくれません。

待ちながら、誰もロンドンから彼女をつけてきていないことを確認します。というのは、最近誰かに見張られている
ような気がしていたからです。経済界でも取るに足らぬ彼女を気にする人などいないはずですが…、ただ思い
当たるのはひとりの男でした(?)。

彼女はAcademyの校長として過去3年間ひとりで切盛りしてきましたが、田舎で年配の女性のcompanionの
話が来た時、Lady Bucknellに学校を売り、27歳の彼女は働く必要がないほどの財産を手に入れていました。

もうこうなったら、Raeburn城まで自力で行こうと決心した時、迎えが来ます。男はAlfredと名乗り、酒の匂いがし、
馬車は干し草を後ろに積んだみすぼらしいもので、彼女は唖然とします。「早くしなさい、ご主人さまを待たせては
ダメでしょう」という彼女に「彼は、自分の主人ではない」と答えます。彼は、生涯城に雇われているが、屋敷は
呪われており、城主はここ10年で4人も変わって、今の主人は遠い縁戚で、この町の出ではないというのです。

さらに伯爵には、人殺しという噂が立っているというのです。お抱えの召使の話では、数年前に時折喧嘩の絶え
なかった彼の妻が行方知れずになり、数週間後野獣に襲われた形で見つかったが、彼は妻ではないと否定し、
彼女のメイドは彼を人殺しと責めたが、彼はそれを否定せず、ゾッとするような眼で睨んだだけだったというのです。

城に到着した彼女は、ハウスキーパーMrs. Trenchardの出迎えを受けます。お城は700年前に建てられた
古いものですが、代々の城主によって手を入れられており、家具調度品はロンドンのそれと負けないほどでした。

主人の顔を見たHannahは驚きます。なぜなら9年間の不吉な思いが現実のものとなったのです。また彼は、
彼の妻を殺していないことがわかりました。なぜなら、彼女がその妻だったからです。

以上が、第一章でしたが、アレ?レ?な、展開ですので、もうちょっと続けます。

彼は周到に計画していたようですし、逃げ出した妻を相手にどんなことでも出来る立場にいますので、ことさら
刺激しないようにと、彼女は考えます。

以前の彼は、Mr. Dougald Pippard、リバプールの実業家でした。母親がハウスキーパーとして彼の家で働き始め
たため同じ家で暮らすようになりました。北方系の血を引く彼12歳に、初めて会った時から彼女は魅了されました。

どうしてとの問いに、第5位の継承権で、先代4人が亡くなりここに来たと答えます。もう18の小娘ではないし、
会社経営の経験から一人前の女性として、臆せず彼に立ち向かいます。どうして、妻殺しなどという噂が立ったの?
どうしてそのまま放っておいたの?との質問に「帽子と手袋を脱いで、まあ座りなさい」と優しい声をかけます。

以上が、第二章でした。ロマンス本ですから、彼女は彼を愛していたけど去らなければならなかった理由があり、
彼はそのため9年間苦しんできたとの思いがあり、で二人の間によみがえる愛、という展開になるのでしょうが、
当然それだけではないでしょうね、きっと(笑)。続きがとっても楽しみです♪
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続きがとっても楽しみです などと書きましたが、第三章から先は、逃げた妻への復讐とのヒーローの思いで、暗い
話が続きます。年末年始をはさみながら、寸暇を惜しんで(笑)読み続けましたが、いまいちストーリーに乗れず、
その前に読んだ本(Garwoodの2作品と、Governess Bridesシリーズの第二作)が、面白すぎたからかな?
また、復讐心に燃えるヒーローが、ヒロインをネチネチといたぶるのに嫌気がさしてきたのかなと感じ始めた頃、
ある事件が起きて、俄然面白くなりました。

もう少し詳しく書くと、ヒロインの出生の秘密とか、ヒーローが命を狙われるとか(つまり、誰が犯人か)のサスペンスの
面白さと、第二作に登場したヒロインの知人(としておきます)とcompanionとして相手する年配の女性(達)との
かかわりのなどで、後半はどんどん盛り上がり、最後はスカッと終わり、読後は爽快です。どこかで、同じ感想を
書いたようですが(苦笑)、終わりよければすべてよしで満足でした。

ところで、ヒロインはAcademyを売っちゃいましたが、次回作はどうなるのでしょう?楽しみです♪

◇ Somewhere I'll Find You / Lisa Kleypas 語数:88,193 ISBN:0380781433
(38 customer reviews)
1824年英国 ウォリックシャー州、May Dayのお祝いの音楽に誘われて、お城からDamon Savage侯爵が出て
来ます。通常彼は、こんな催しに縁がないのですが、2年に及ぶ一族の富の再建や、弟や病気療養中の父親の
面倒をみることで疲れており、好奇心と寂しさ、また気分転換のため足を運んだのでした。

5月柱(maypole)に、長いリボンを巻きつかせてはしゃぐ乙女たちの光景に見とれていましたが、山積みの仕事が
待っていると帰ろうとした時、どんちゃん騒ぎする群衆にからかわれている少女に気付きます。なんだただの女の子
じゃないかという気持ちと裏腹に、彼女に引き寄せられて行きます。なんとか群衆から抜け出した彼女に、落ちた
花飾りを拾って渡しながら、誰との問いに、仲間と旅をしている女優よと答えます。

「お城から来たのね。Savage一族のひとりなの?」との問いに、君と同じよそ者だよと答えます。「どうしてここに」と
の問いに、君に会うためと答えた彼は、ついに感情を抑えきれなくなり、彼女の唇を奪います。気まずくなった
彼らは別れますが、いつかどこかで彼女と再会できるという思いを彼は消し去ることはできませんでした。

以上が、プロローグでしたがこれではなんですので、次に行きます。

1825年ロンドン、秋雨の中Juliaは、Capital劇場で行われるオーディションに急いでいました。うまく行けば、
英国有数の劇団の一員になれますが、さもないと今いる劇団で好色な男爵の相手をするはめになります。不意に、
彼女はある紳士にぶつかります。「気を付けてよ!オーディションに遅れそうなんだから」と言う彼女に、親切そうな
彼は関係者の一人だからと、劇場まで案内してくれます。

Capital劇場は、才能ある20代の青年Logan Scottが指揮を執っています。その彼に会うと思うと彼女はドキドキでした。二人が劇場控室に入ると、劇団員は彼のもとに群がり、あれこれ話し始めます。そう彼こそ、Scottでした。

オーディションをしようと言う彼に、Mrs. Jessica Wentworthと彼女は名乗ります。そしてMathilda (クレイパス
ファンには、お馴染みの小説をもとにした演劇)を、劇団員を観客として演じることになります。彼女の演技に魅了
されたScottは、相手役を自分にして、オーディションを続け、Juliaはめでたく劇団員になることができました。
そして契約の話の中で、本当に結婚しているのかと聞かれ、偽名であることを告げます。それ以上のことを尋ね
ない彼に、他に聞くことはないのと問いかけ、彼や他の団員も、触れられたくないことがあることを知ります。

Juliaは、往年の名女優で、今は演技指導をしてくれるMrs. Nell Florenceに喜びの報告に行き、彼女のような
女優になりたいと言います。Florenceは、愛した男がいたが別れざるを得なかったことを話し、Juliaにも将来そう
いうことがおきるかもしれないと言います。Juliaは、もう結婚していること(?)が話せればなあと思います。

Juilaは、病に伏せっている母親に会いに行きます。彼女の父から家に来ることを禁じられていますが、事情を知る
召使たちは誰も邪魔をしませし、父親がいない時を見計らって訪ねて来たのでした。彼女は母に、新しい仕事と
芸名のことを話しますが、「あなたは、Savage侯爵夫人(?)なのですよ」と言われます。

Juliaの父は娘に称号を得、Leed公爵は経済的支援を受けることで、長子を結婚させる約束を結んでおり、彼女は
面識もないSavage侯爵と4歳の時に結婚させられていたのでした。彼女の父Lord Hargateは、非情で知られ
親戚の者たちも彼を避けているほどでしたが、母は夫の肩を持ち、Juliaにそのような仕事は卑しいと諭します。

「ある日Savage侯爵が、自分の妻が舞台で働いていることを知ったらどう思うのかしら」との言葉に、「間違いなく、
婚姻取り消しを求めるわ。そして彼の好意に受け入れて、公爵夫人になるより、立派な女優になるの」と答えます

以上が、第一章でした。始めの方で、ええっ!Logan Scottがヒーローなの?と思いましたが、ちゃんと話が
つながりました。当然ふたりは出会うでしょうが、Florenceの予言のように、仕事と結婚の両立で悩むのでしょうね。
これって、現代でも通じる話題ですね。まあいいや(笑)、この先が楽しみです♪
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ヒストリカル・ロマンスを読み始めたころは、ヒーローとヒロインが結婚するところから始まる物語があり、驚いたことが
ありましたが、この物語のヒーローは7歳で、ヒロインは4歳で結婚させられていたという(とんでも)設定です。

かなりな、とんでも設定でも許容範囲内の私ですが、この設定だったら、そんなことは知ったことかと私だったら
思いますけど(笑)、ヒーローはそれを真摯にとらえ、話がややこしくなっていきます(=面白くなっていきます)。

終盤では、予想通り「仕事と家庭、どっちを取るの」に悩まされるヒロインに、ヒーロー並に出しゃばる(=活躍する)
Logan Scottが知恵を授け(=話をこじらし)て、物語は大きく盛り上がり、ハッピーエンドを迎えます。

このLogan Scottの知恵というのは、彼の過去の痛手(?説明はありませんでした)の経験によるそうですが、
次に読む本(紹介する本)はスピンオフで、彼がヒーローだそうです。

◇ Because You're Mine / Lisa Kleypas 語数:91,696 ISBN:0380781441
(33 customer reviews)
1933年秋ロンドン、Madeline Matthewsは窓の外に父と一緒のLoad Cliftonを見て、嫌悪で胃がむかつき
ながら「彼との結婚なんてありえない!」と、母親に声を荒げます。

彼女は父親より年上で、二人の女の子を持つ男性と結婚させられようとしていたのでした。彼との結婚は、友人たち
より長く学校にいて、社交界にデビューもしていない18歳の抱いてきた夢とは程遠く、また彼女を子供を生む「物」
としか考えていないようなところが、とても耐えられませんでした。

一旦学校に戻った彼女が部屋に入ると、友人のEleanorと年少の女の子たちが何かを見てはしゃいでいます。
何しているのというMadelineに、なかなか手に入らないんだからねと彼女が見せてくれた印刷物の写真の顔に、
彼女は魅了されます。それはLogan Scottで、30歳にして海外まで名声の届いている俳優兼劇場経営者でした。

彼のことは噂でいろいろ聞いていた彼女は、胸の内にいろいろな思いが募ります。名だたる女たらしの彼と関係を
持てば、婚約は解消されるしかないし、たとえ処女性を犠牲にしても、その後どんな社会の仕打ちが待っていよう
ともCliftonの妻になるよりましと彼女は考えました。

彼女は偽の手紙をでっち上げ、自宅に帰るふりをして劇場を訪れ、彼と知り合いになり、ベッドを共にしたいと示唆
すれば全てうまく行くだろうと想像します。与えられるのでなく、運命を自分で選べるということに彼女は満足します。

以上が、プロローグでした。Madelineの意図に反して、前作で過去の痛手から女性との関係に一線を引いている
Loganが、そうやすやすと小娘の相手をするとは思えませんし(笑)、どうロマンスは展開していくのでしょうね。
また前作のH/Hだった公爵夫妻は、その後どうしているのでしょう、それも楽しみです♪
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物語の前半は、ラブコメのように進みます。Madelineは劇場で働くことになりますが、いろいろトラブルを起こし
Loaganから「She’s a walking disaster.」などと呼ばれますが、しだいに・・・

中盤では、学校から逃げ出したことが見つかって両親につれもどされ、でもあることがわかり・・・

後半は、Loganの出生の秘密もからんできて・・・、ある事件が起きて・・・

ネタバレせずに、この本の面白さを紹介するにはどうしようかと悩みます(苦笑)

前作に登場したJuliaとMrs. Florence大きくからんできて、大きく話が盛り上がりますので、
2作を続けて読むことをお勧めします。スピンオフというより、前後篇のように感じました。

◇ In My Wildest Dreams / Christina Dodd 語数:89,838 ISBN:0380819627
(64 customer reviews) ・・・・Governess Bridesシリーズの第四作
1843年英国サフォーク州、Garrick Stanley Breckinridge Throckmorton the Thirdは、彼の家の庭師の
主任Milfordの娘で17歳になるCelesteがふさぎこんでいるのが気にかけます。彼女は、Garrickの弟で
兄と違って魅力的なElleryに思いを寄せますが、彼にとって彼女はとるに足らない存在でした。

Academyを買ったLady Adorna Bucknellは、Celesteの可能性を見出し、Governessの養成者としての教育を
与えようと提案します。これはAdornaにとって、Academyの評価を高める賭けでもあったのです。

Milfordは、このままにしておくわけにはいかないと、提案を承諾した時、そばの柳の木が揺れます。Garrickが
その木を揺さぶると、Celesteが落ちてきます。彼女は木の上から、成り行きを見ていたのでした。彼に向かって
「私は行かないから。力づくでもね。」と憤慨して言います。

以上が、プロローグでしたがこれではなんですので、次に行きます。

それから4年後、Elleryは、駅で会った美しい女性は誰だったのだろうと仕事をしているGarrickに話しかけます。
彼は侯爵の娘Hyacinth Illingtonと婚約したばかりで、その祝賀会が開かれようとしており、困った奴だなと思った
Garrickは、ペンが2本無くなっているのに気付き、KikiとPenelopeの二人の娘の仕業に違いないと思います。
彼の妻Joannaは、二人の娘を残し亡くなっており、雇った家庭教師はまだ来ていませんでした。

Elleryは、謎の女性の美しさをひととおり称賛した後、彼女に話しかけたら挨拶されたこと、また彼らの家のことを
よく知っており、いろいろ尋ねてきたことを話します。飼い犬が死んだことや、彼が婚約したことを聞いた時、涙をう
かべたことも付け加えます。そして、彼女を家に連れて来た後、馬車を置きに行っている間にいなくなっていました。

二人の結論は、御供も無しで旅行するところから彼女はLadyではなさそう、でも最新のフレンチファッションに身を
包み、上品なしゃべり方から察して、ただものではなさそう、ならば探しに行こうということになりました。

以上が、第一章でしたが、もう少し先まで行きます。

Elleryは、祝賀会の人混みを見渡して、謎の女性を探そうとします。Garrickは、来客たちに挨拶しながら、その
女性がこのままいなくなってしまえばと思いますが、でも弟は見つけるまで探し続けるだろうから、彼女を見つけて
高額な申し出と、身の毛のよだつ脅迫で、彼女を遠ざけようと考えます。

Garrickが、テラスに入った時、彼女を見つけます。そして声をかけて、振り向いた彼女を見て「Celeste!」、全て
つじつまが合いました。あの痩せこけた、悲しそうな顔つきで立ち去った女の子が、得意満面で帰って来たのです。
それも彼が雇った家庭教師として。これでは追い返す計画も、ふいになりました。

突然、彼女の視線が彼の後ろに移ります。Elleryが「ここにいたのか。ずいぶん探したんだよ」と手を差し伸べると、
彼女は惜しみない微笑みで、彼の手を取り「待っていたのよ」と答えます。とても長かったな、でも遂にElleryの
気を引くことができたな、でも困ったことになったなとGarrickは思いました。

以上が、第二章でした。さて、弟Elleryに思いを寄せるCelesteと、それを阻止しようとするヒーローGarrickの
ロマンスはどう発展していくのでしょうか。おそらく、あの手この手の作戦の間にヒロインの魅力にとりつかれることに
なるのでしょうが(笑)、楽しみです♪
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第二作、三作が面白かっただけに、期待したほどではありませんでした。
想像した通り、物語は進みますが、ヒーローはある国家の重要な仕事をしており、国家を揺るがす問題が・・・
ときてサスペンスらしく盛り上がるのかなと期待しましたが、それほどでもなく・・・

Amazon.comのレビューも、星1つから5つまでほぼ均等に分かれていますので、
読む人によって感想がまちまちなのでしょうね。

◇ Minx / Julia Quinn語数:102,302 ISBN:0380785625
(33 customer reviews)
1816年ロンドン、William Dunfordは、JohnとArabella夫妻、AlexとEmma夫妻と舞踏会に行く途中ですが、
最近結婚したばかりのJohn夫妻が目の前でいちゃつくのが、がまんなりません。Alex夫妻に不平を言うのですが
それを聞いたBelle(Arabella)は「そのうちに、あなたの理想の女性が現れたら、仕返しするからね」と返します。

「僕の理想の女性なんて、いやしない」と答える彼に、Belleは「1年以内に、とっ捕まる方に賭けるわ」と言います。
「いくら損する気なのかい」と言う彼に、「それは、こっちのセリフよ」と彼女は答え、1000ポンドで決まります。

彼を知りつくしたような彼女の自信ある態度が、ちょっと気なりますが、1年後には1000ポンドだまって手に入ると
Dunfordはほくそ笑みます。

以上がプロローグ3頁で、面白い会話のやり取りが楽しめます。ヒロインが登場していませんので、次に行きます。

数ヶ月後Dunfordと、結婚後久しぶりに立ち寄ったBelleは、彼の応接室でお茶を楽しんでいます。そこに執事が
「弁護士の方がいらっしゃっています」と告げます。大変重要な話を持って来たので二人だけで話ができないかと
申し出た弁護士は、となりの書斎に案内されます。Belleは、ドアがきちんとしまっていないことに気づきます。

はっきりと聞こえない会話から、Belleは彼が何かを相続したと思います。弁護士が帰った後、彼に問いただすと、
男爵位と答えます。彼は、William Dunford, Load Stanngeとなり、Cornwallに小さな領地も手に入れました。

「彼はここが気に入らないといいのに」とHenriettaは、Stannge ParkのハウスキーパーMrs. Simpsonに向って
言いますが、「まあまあHenry、あなたらしくもない」と返されます。Henry (Henrietta)が8歳の時、両親が馬車の
事故で亡くなり、彼女の祖母のいとこの男爵夫人に引き取られて以来、ずっとここに住んでいます。

彼女が14歳の時、男爵夫人が亡くなり、男爵は悲しみで引きこもってしまい、彼女が代わりに6年間領地を仕切
ってきたのでした。その男爵も亡くなり、爵位と領地は縁戚のロンドンに住む洒落者に相続されたと聞いていました。

Mrs. Simpsonは、いつも男性の身なりをして、教会にさえドレスを着ていかないHenryが心配でなりません。
そろそろ身を慎んで、結婚でも考えたらと言いますが、彼女は意に介しません。それより、新男爵がここに住むとは
限らない、田舎生活が性に合わないことをさとらせ、利益の半分を渡すことで、ロンドン住まいを続けてもらえば、
愛するStannge Parkを、これからも自分のものとして今まで通りになるかもしれないと作戦を考え始めます。

Dunfordの馬車が到着した時、Henryは2階の窓から下を見て驚きます。新男爵は想像していたよりもかなり若く、
容姿がとても魅力的だったからです。一方Dunfordも、窓に一瞬見えた若い女性に気付き、誰だろうと思います。

家の前に全スタッフを集めて挨拶したDunfordは、屋敷の運営がきちんと執り行われていることに感心し、執事の
Yatesを褒めますが、彼はその感謝はHenryにしてやって下さいと答えます。「Henryって?」と言うDunfordに、
Mrs. Simpsonが説明しようとした時、巨大な豚が芝生を横切って走って来て、皆の前で止まります。

小屋から豚が逃げ出したのに気付いたHenryは、汚れた男の子のような身なりであることも忘れて駆け降りて来て
豚を取り押さえます。彼女は農場労働者に豚を引き渡してから、Dunfordに挨拶しますが、彼は、彼女が誰だか
わかりません。彼女は「Miss Henrietta Barrett. But you can just call me Henry. Everybody does.」と
自己紹介します。

以上が、第一章でした。さて、HenryとDunfordのロマンスは、どう展開していくのでしょうか。
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上記の紹介と、この作者の作品を読んだ方なら、このあとコミカルに物語が展開していくことは容易に想像できます
よね。その予想通り、HenryがDunfordを追い返す作戦を展開するところは、かなり笑えます。例えば食事の
内容、風呂に入る回数、農作業の大変さとかを通して、お互い惹かれていくことに戸惑います。

前男爵の遺言で、DunfordがHenryの後見人になったことを知った途端、wardに手を出したguardian達の
噂を知っている彼が、そうはなってたまるものかと決意するところは、時代を感じさせます。

この本は、シングルタイトルですが、最初に登場した二組のカップルは、別の物語Splendid、
Dancing at MidnightのH/Hのようです。

おまけ その1:タイトルのMinxですが、これ車の名前で知っていた単語です。
いすゞ自動車の初代ジェミニに「おてんばな女の子」という意味には似合わないエレガントな内装と、
洒落たボディカラーの「ミンクス」というモデルが途中で加わったので、記憶していました。

おまけ その2:Julia Quinnのサイトによると
ヒーローのDunfordは、「How To Marry a Marquis」にも登場しますが、この本は「Minx」の後の発売です。
また物語の中で、端役のCharles Wycombeが、早く結婚する必要があると述べていますが、その時点では理由が
述べられていません(作者が思いついていなかったとのこと)。そして彼はその後、「Brighter Than the Sun」の
ヒーローとして登場しているそうです。こうやって、スピンオフが増えていくということがよくわかりました(笑)

■最後に
今回もたくさんの面白い本に出会えて、ロマンスPBだけで500万語を超えることができました。

先日、2,000万語通過しました。多読開始から約4年半かかっていますが、ロマンス本は読み始めてから
まだ(もう?) 1年ですが、総語数の4分の1がロマンスというわけですね (苦笑) その報告にも書きまし
たが、今回の報告が「めざせPBロマンス本1,000万語への道」の折り返し地点のように感じています。

酒井先生のブログで、「読み疲れ」というのがありましたが、ふとそうかなと感じることがあります。
そこで、これからやさしい児童書を間に入れて読書を進めて行こうと思いました。

では、ロマンスファンのみなさん、Happy Reading!


▼返答


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