Re: PBロマンス本 400万語通過報告

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/23(08:12)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

1039. Re: PBロマンス本 400万語通過報告

お名前: 久子
投稿日: 2007/11/25(20:56)

------------------------------

パピイさん こんばんは〜 久子です。

〉またまたロマンス本の話題で恐縮ですが(笑)、その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。
PBの掲示板は、ロマンス倶楽部(正式に発足してましたっけ?)に占拠された
ような感じですね。 (笑

〉■ 最初に
〉今回の報告は、PB10冊で総語数は1,005,662語、累計で4,021,327語になりました。

ロマンスで400万語通過おめでとうございます!

〉ただ、一冊ずつ読むたびに原稿を書いていますので、投稿文全体の長さを考えていません。その結果
〉A4換算で10頁と、かなり長文になってしまったことを先にお詫びしておきます。

いろいろ書いていると長くなってしまいますね。
まあ、書評の切り張り込みとはいえ 一気に書いて 同じくらい長くなってしまった
私の投稿って どうよ? と自分で思います。(笑

〉◇ Beauty: A Retelling of the Story of Beauty and the Beast / Robin McKinley
〉 語数:69,590 ISBN:0060753102 (224 customer reviews)
〉タイトルからわかるように、あの「美女と野獣」をヒロインの視線で語った物語です。

〉おじさんの感想は、ちょっと横に置いておいて、冷静にこの本を語れば、
〉Beautyが次第にBeastと心を通じ合わせるところなどは、しっかりロマンス本ですし、
〉約7万語という語数や、ムフフな描写は出てきませんので、PBやロマンス本初心者の方だけでなく、
〉胸キュンな作品が読みたい方、ファンタジーが好きな方にもお勧めです。

持ってます〜。
どこかで、格調高い文章が難しい と読んだような気がして まだ読んでません。
さて、どこにしまったのだろう? そろそろ読まないと 黄ばんでしまいそうです。

〉◇ Lord of Scoundrels / Loretta Chase 語数:95,998語 ISBN:0380776162
〉(101 customer reviews)

〉この本を読んだことのある人には、私が何をいいたいのかよくわかってもらえるでしょうが、そうでない人のために
〉一般的な評価を紹介します。1996年のRITA Best Short Historical 部門受賞、
〉AAR (All About Romance)サイトの読者人気投票では、1998年第五位、2000年、2004年とも第一位に選ばれ、
〉先日発表された今年2007年の投票でも三度目の第一位、こんな大大大大〜人気作品なのです。

〉こんな大人気作品ですが、なぜか邦訳は出ていません。多読をしていたからこそ読めたことに感謝!!×5

なぜか、まだ購入していなかったので Amazon.jp へいったら 3,5週間待ちになってました。
AAR の結果を受けて売れたのでしょうか?
いつ届くか分かりませんが、是非読まねばです。

〉◇ An Offer From a Gentleman / Julia Quinn 語数:95,864語 ISBN:0380815583
〉(もう一度だけ円舞曲(ワルツ)を 129 customer reviews)

〉Julia Quinnの作品だけあって、スラスラ読めます。シンデレラストーリーもリアルさと追及するとこうなるのかという
〉展開が面白かったですね。おとぎ話のようには、簡単にはハッピーエンドになりませんし、ロマンス本ですから、
〉途中からは「人魚姫」かい?という方向に進み、最後まで楽しめました。

〉本作品で特筆すべきは、母親Violetでした。終りの方では、Benedictがかすんでしまうくらい、いい味出してます。
〉第一作、二作とも兄と弟に比べて印象が薄かったですが、本作品では、後半までは謎の女性と、ヒロインへの思い
〉で悩むヒーローとして好印象を与えてくれていたのですが・・・(笑)

〉この作品は、Julia Quinnの最初の翻訳本にもなっていますが、なぜシリーズの3番目から?という疑問を
〉前々回の投稿で書きましたが、それを払拭しましたね。第一作、二作のネタばれはありませんし、シンデレラ
〉ストーリーというなじみ深い物語で、日本の読者をつかむ出版社の作戦は成功したのでは と思います。

当時の上流階級の常識を踏まえていないと、Benedict の悩みが 薄っぺらく 感じてしまいます。
その時代にどっぷり浸って読まないと 「好き、愛している」->「結婚」 と進まない点がマイナスに
なってしまうかな? と感じました。
翻訳の評判も上々なようですから、今後も 彼女の本は翻訳されそうです。
まあ、シリーズ8作すべては翻訳されないような気がしますけど (爆

〉◇ Rules of Surrender / Christina Dodd 語数:92,441語 ISBN:0380811979
〉(異国の子爵と月の令嬢 64 customer reviews)

〉これも「美女と野獣」ものでしたが、面白かったです。特に最後の10数頁で今までの謎(?) も解け、
〉ハッピーエンディングを迎えますので、なおさら読後感が良かったですね。

〉でも、長年砂漠の民と暮らしその価値観を大事にする(野蛮人)ヒーローの『あんた、それ本気で言ってるの?』的な
〉発言を、お堅いヒロインが(やっと得た仕事だからと)一生懸命相手をするところは、笑っていいのか、かわいそうと
〉感じるべきか、ちょっと悩むところもありました。当然、ラブシーンも激しい(笑)です。

〉脇役のヒーローの息子と、娘、ともに砂漠育ちと、お母さん、若いころはその美貌で英国中の注目を集めていたとか
〉が、ヒーローとヒロインのロマンスを盛り上げるのに重要な役割をはたしています。

〉結局、「月の令嬢」って何のことかわかりませんでした。少なくともヒロインは、伯爵令嬢の生まれですが。
〉本作品はGoverness Bridesシリーズの全7作の第一作で、物語のなかで二作目のヒロインの仕事の話が
〉少し出てきて、次回作への期待を持たせています。その本の紹介は、後半で。

面白そうですね〜。
このシリーズは2作目から読んだのですが、この本の中で二作目に関係がある話が出てくるのですね。
なぜか3作目は、50Pで 止まっています。
「月の令嬢」 ってどこから持ってきたのでしょうね? ロマンス本の邦題って謎です。

〉◇ Rules of Engagement / Christina Dodd 語数:93,667語 ISBN:0380811987
〉(39 customer reviews)・・・Governess Bridesシリーズの第二作です。

〉第二章までですと、変装なんかすぐに見破られて、ヒロインの美しさにヒーローがメロメロになって という予想が
〉立ちますよね。でも変装がばれないうちから彼女に惹かれて、自分はどうしたのだろうと伯爵が悩むところから
〉ロマンスは展開していきます。また選ばれた孤児が☆☆☆だったり、銀行ではある疑惑があったり、ある高貴な方が
〉伯爵の秘密つかんでいたりなど、いろいろなエピソードがうまく絡み合い、さらに最後の最後まで気を持たせる
〉展開でとても楽しめました。

〉引き取った孤児や、特に伯爵の祖父は重要な役割をはたしていますし、さらにヴィクトリア女王(21歳で、
〉結婚したばかり)も登場し、物語を華やかに面白くしています。

意外とストーリーにひねりがあって面白かったです。
伯爵と祖父の会話が面白く、孤児のいじらしさ、Pamela の変装がなぜかバレない様子など
盛りだくさんです。再読してもよいなぁ と思います。

〉どうでもいい話ですが、最初にタイトルを見たとき、ええっ「交戦規則」と驚きました。アクション、特に戦争映画で
〉この言葉が出てきますし、TVドラマ スタートレック・ディープスペース・ナインでは、このタイトルのエピソードが
〉実際にあり、軍法会議にかけられる軍人の話となっています。

そんな意味があるのですか? 全然気にしてませんでした。
なんとなく 取り決め くらいにしか考えてませんでした。さて、この本が翻訳されるとして
邦題はどんなもの になるのでしょうか?

〉◇ Romancing Mister Bridgerton / Julia Quinn 語数:98,198語 ISBN:0380820846
〉(175 customer reviews)

〉初恋から、何年も慕い続けるヒロイン、そしてあきらめかけた時…。前3作では、少し太めだの、服のセンスが悪い
〉などと言われてきた彼女が、実は知的で感受性が強く、芯も強い女性であったということで、彼女の魅力で読ませる
〉作品ですが、一方その魅力に惹かれながら、その気持ちがなんだろと悩むヒーロー。この二人の葛藤が、ロマンス
〉を盛り上げ楽しめます。

これまでは、ちびデブでセンス最悪 の女性 と気の毒な書かれような Penelope でしたが、
この本で彼女の魅力がたっぷり描かれますね。雷が落ちたようにして恋に落ちるのものだ
と思い込んでいる Colin が、自分の Penelope に対しての気持ちが なんなのか分からず
悩む様子もよかったです。

〉この物語には別のプロットがあります。10年以上謎だったLady Whistledownが誰だろうという謎解きです。
〉社交界で「誰?」という謎解きが盛り上がり、みなが知り合いや家族を疑ったりしていく中で、いろいろ
〉登場人物たちのことがわかっていく過程が物語を面白くしています。

この過程も面白かったです。みんなが疑心暗鬼になっる様子。 Lady Whistledown 登場のシーン
Colin の演説 など 読みどころタップリで楽しめました。

〉献辞に、Lisa KleypasとStephane Laurensの作品の登場人物を使用させていただいたことへのお礼が
〉書かれています。Laurensは読んだことがないのですが、Kleypasの方は「Dreaming of You」の
〉ヒロインに関連する物が第一章で小道具として使われているのは気づいたのですが、他にもあるのかな?
〉知っていなければ楽しめないわけではありませんが、読者サービスとしてはちょっとうれしかったです。

これは 何のことやらでした。「Dreaming of You」が未読なので仕方ないですね。
「Dreaming of You」を読んでから、第一章を再読してみます。

〉◇ Slightly Married / Mary Balogh 語数:106,236語 ISBN:0440241049
〉(41 customer reviews)

〉前回紹介した「A Summer to Remember」から始まったシリーズの第一作です。
〉ヒーローは、18歳で入隊し12年間の軍役生活で、無口で感情を表に出しません。この後、ヒロインの窮状を
〉救うため形ばかりの結婚をします。そして自宅に帰って行ってしまいます。(ここまでは、全然盛り上がりません)

〉ところが、ヒーローは公爵家の次男で、兄の現公爵が独身のため、場合によってはヒロインは公爵夫人になる
〉可能性あるから、女王様を含めて世間にお披露目せねばというところから物語は大きく展開します。

〉ロマンスですから、形だけの結婚から真の結婚へと発展していきます。田舎育ちで、あまり外見に気を使わなかった
〉ヒロインが華麗に変身していき、一緒に踊る過程で二人の愛が始まって行きます。そして元彼(?)や、ある女性の
〉出現やらでお互い嫉妬心もかきたてられ、ある事件が起きたところで、やっとヒーローが「love」と呼びかける…。

シリーズで、この本だけ購入していないです。
2作目以降での Eve の性格や行動を読んでいると なんとなくヒロインが好みのタイプじゃなさそうな
気がしたもので..... うーん。Mary Balogh だから 大丈夫かなぁ と気持ちが揺れます。

〉ここまでで、4分の3が過ぎます。というくらい、他の作品のようにはロマンスはなかなか発展していきません。
〉でも私は、このゆっくりさ加減が、しっとりといい感じを出していると思います。この物語の中では、義務と名誉に
〉生きる人間味のあまり感じられない兄のBewcastle公爵が、その「義務と名誉に生きる」やりかたで、いい味
〉出しているのも面白かったですね。(シリーズ最終巻では、彼がヒーローだそうですが、どんなロマンスが
〉展開するのか、今からとても楽しみです)

Bewcastle公爵 のロマンスは、コミカルなところも有り、切ないところもありと とってもいいです。
シリーズで一番好きかも。シリーズの最後を飾るにふさわしく、弟妹たちのカップル全員登場、
Kit と Lauren 一家も登場します。

〉■最後に
〉今回もたくさんの面白い本に出会えました。
〉AAR (All About Romance)サイト[url:http://www.likesbooks.com/]の読者人気投票のことを書いていますが、
〉これは読者からの投票で、「Top 100 Romances」を決めるものです。その結果を読むと結構人気作品を読んで
〉いることがわかります。2007年のランキングの内、21冊は読んでおり(まだ40冊しか読んでいないのに)、
〉かなりの確率で人気作品を読んでいたようですね。道理で、面白い本がたくさんあったわけだ(笑)
〉また未読で18冊持っていますので、これからも楽しめそうです。そうそう、GRでしか読んだことありませんが、
〉古典のPride and Prejudice、Jane Eyre、Persuasionもランクインしています。

私は、既読 24冊、未読 10冊 といった結果でした。
これまでに読んだロマンス本は72冊、それとは別に投げ本が約10冊なので パピィさんの確立には
劣りますが、結構な確立で面白い本に当たっているようです。

〉途中でTVドラマ スタートレックのことを書きました。この作品当然SFということになっていますが、異星人どうしの
〉ロマンスがいろいろ登場します。(もちろん、人間どうしもありますし、生物でない者?の恋もあります)
〉生物学的にはどうだろうという疑問を脇に置いて、価値観が異なる異文化間のロマンスはかなり楽しめました。
〉私がロマンス本に抵抗がなかっただけでなく、素直に楽しめるのは、実はこういう背景があったからなのかも
〉しれませんね。スタトレファンのそこのあなた!ロマンスも楽しめるかもよ(笑)

スタートレック ファンまで取り込めそうですかぁ。一気に間口が広がった?!
ミリタリー系というか、ヒーローが海兵隊のお兄さん というシリーズもありますから
戦闘シーン&ロマンスも楽しめます。

〉と書いてきて、知らなくてもよかったことに、今気が付きました(笑)
〉それは、異星人=(中には)人間以上の能力を持つ人 たちのロマンスが楽しめる
〉          ⇒ パラノーマルも楽しめるかもしれない  ということです。
〉ヒストリカルを主食に、コンテンポラリーをおやつにロマンス本を楽しんできていますが、
〉この先どうなることやら。現在約50冊の未読本があるので、約1年は安泰のはず・・・

パラノーマルは、難しそうな感じがして手を出していません。まあ、ヒストリカルも
リージェンシーで手一杯で他の時代までは読みきれていないのです。
コンテンポラリーも最近はご無沙汰してます。本当に、ロマンスの海は、とてつもなく
広いですね。

〉では、次回折り返しの500万語報告は、来年2月の初めごろになりそうです。
〉Happy Reading!

楽しみにまっています!
では、 Happy Reading!


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.