[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/24(01:45)]
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お名前: ばつきち
投稿日: 2003/11/24(15:44)
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"杏樹"さんは[url:kb:448]で書きました: こんにちは、杏樹さん、早速のレスありがとうございます。 〉中国語の先生なんですね。 〉やはり中国語では英語のレベル0なみの本を探すのは難しいでしょうか。 〉私はとりあえず絵本や児童書を探していますが、まったくの初心者が読 むような本を探すのは難しいですね。 中国語の教師といっても、専門は語学ではなく、歴史なのであまり 大きな声で言うのは、はばかれる程度の実力でしかありません。 職業柄、中国語の教科書は毎年出版社からたくさん送られてくるのですが、 テキストにのってる文章って、簡単だけど面白くないですよね。 それと、分かち書きしてあって、ピンインがついてると、どうしても 「お勉強」という感じになってしまうような気がします。 ストーリーが魅力的で面白く、さらに自分の実力にあったレベルの本を 探す、ということですよね。教師としては、面白くて(個人差がありますが) 表現が難解でない本を各レベルでたくさん用意しておく必要がありますね。 結局、自分自身でたくさんの本に実際にあたるしかないようですね。 〉戦前の上海の探偵小説っておもしろそうですね。タイトルや作者を教えて もらえませんか?本はどうやって手に入れているのですか? わたしは専門の中国書は、だいたい 上海学術書店から通販で買ってます。 一度登録すると、毎月大量の目録が送られてきます。日本で購入する場合、 一番良心的な価格で販売してくれてる本屋さんだと思います。 通販なので中身は確認できませんが。実際に手に取り選ぶなら、東京ならば 神保町の内山や東方に行くしかないでしょう。ただし、ここはめちゃ高いです。 大阪にも東方はあったと思います。もう、10年以上前に一度行ったきりなの で場所などは、曖昧ですが。 上海学術書店のメールアドレスは sabcojpn@mxh.mesh.ne.jp URL http://www.shanghaibook.co.jp あと、最近はネットの「書虫」も利用することがあります。 面白かったという探偵小説は、たまたま大学の図書館でみつけました。 『中国偵探小説之宗匠 −程小青 』 南京出版社 1994年 のなかの 程小青「案中案」 陸澹安「棉里針」と「夜半鐘声」 です。 これらは、コピーをとってますので、コピーで良ければお貸しできます。 程小青は1920〜30年代に、上海で活躍した作家で、「霍桑」という探偵 を主人公にした推理小説を書いてます。ホームズシリーズの翻訳もして いて、ホームズの影響を大きく受けているようです。 陸氏の方は「李飛」という少年探偵を主人公にしたもので、学園推理 ものといった感じでした。 大学図書館には、『霍桑探案集』があるようなので、今度借りだしてこよ うと思っています。 杏樹さんも、近くの大学図書館を利用できればいいですね。 あと、国会図書館のアジア関係書籍が関西館へ移転しましたよね。 一度のぞいてみてはいかがでしょう。
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お名前: 香菜
投稿日: 2003/11/24(17:31)
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こんばんわ、香菜です。
"ばつきち"さんは[url:kb:452]で書きました:
〉大阪にも東方はあったと思います。もう、10年以上前に一度行ったきりなの
〉で場所などは、曖昧ですが。
はい、ありますよ。
実は私の住んでるところの隣駅だったりします。(^o^)
江坂駅から歩いて10分くらいのとこです。
http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~tyv07679/books/books-w.htm#toho-syoten-kansai
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.45.32.404&el=135.29.48.040&width=500&height=500&sc=3
一階が配送センターになってて、2階が事務所と本が並んでます。
東京に比べて品揃えがイマイチでした。
〉 上海学術書店のメールアドレスは sabcojpn@mxh.mesh.ne.jp
〉 URL http://www.shanghaibook.co.jp
拝見しました。専門書とか強そうですね。
〉あと、最近はネットの「書虫」も利用することがあります。
書虫は私もたまに使います。
〉あと、国会図書館のアジア関係書籍が関西館へ移転しましたよね。
〉一度のぞいてみてはいかがでしょう。
おっ!
関西に国会図書館が!知らなかった。
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/index.html
ちょっと遠いですが、アジア関係が充実してますね。
時間を見て行ってみたいと思います。
それでは
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こんにちは、ばつきちです。 "香菜"さんは[url:kb:454]で書きました: 〉はい、ありますよ。 〉実は私の住んでるところの隣駅だったりします。(^o^) 〉江坂駅から歩いて10分くらいのとこです。 おお、江坂! なつかしい響き。 大学時代は箕面にすんでいたので、 江坂は何度か行ったことがあります。 昨日、東方書店から年末年始セールの図書目録が送られてきましたが、 たしかに関西支社は江坂になってますね。 でも、わたしが行った中国関連書店はもっと遠方だったような。 移転したのかなあ・・・。 〉書虫は私もたまに使います。 先日、書虫でためしに「偵探」で本の検索をしてみると、 赤川次郎だとか、日本の推理小説の翻訳本がたくさんひっかかり ました。日本のものだと割に理解はしやすいかもしれませんね。 わたしは、大学に所蔵している程小青の作品集(10冊以上あり)を しばらく読んでいくつもりです。 さっそく、『程小青代表作』(華夏出版社 1999)を読み始めたの ですが、結構はまってます。 おかげで英語の多読の方はストップ してます。時間に限りがあるので、両方を一度にというのは無理 ですね。残念ながら(泣)。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2003/11/25(01:05)
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ばつきちさん、こんにちは。
私は大学時代東洋史を専攻していて歴史が大好きなんですよ。どの時代が専門ですか?私の本来の専門は古代中央アジアですが、中国なら唐代が一番得意です。漢文史料も多読で読めるようにならないかと思っています。訓読ではなくて語順のまま中国語で読めたらなーと思っています。
最近は初級の教材がたくさん出ていて充実しているようですが、どれも似たり寄ったりで「読んで面白い」とはいかないですね。おまけに中級になると教材自体が少なくなります。
〉わたしは専門の中国書は、だいたい 上海学術書店から通販で買ってます。
〉一度登録すると、毎月大量の目録が送られてきます。日本で購入する場合、
〉一番良心的な価格で販売してくれてる本屋さんだと思います。
〉通販なので中身は確認できませんが。実際に手に取り選ぶなら、東京ならば
〉神保町の内山や東方に行くしかないでしょう。ただし、ここはめちゃ高いです。
〉大阪にも東方はあったと思います。もう、10年以上前に一度行ったきりなの
〉で場所などは、曖昧ですが。
〉 上海学術書店のメールアドレスは sabcojpn@mxh.mesh.ne.jp
〉 URL http://www.shanghaibook.co.jp
ありがとうございます。そういう通販の方法があるんですね。でも学術書店となると、児童書や絵本などはありますか?
〉あと、最近はネットの「書虫」も利用することがあります。
ここで児童書をまとめて注文したら、何ヶ月もたってから「入荷できるかどうかわかりません」といういい加減な答えしか返ってこなかったので、利用をやめました。
〉面白かったという探偵小説は、たまたま大学の図書館でみつけました。
〉『中国偵探小説之宗匠 −程小青 』 南京出版社 1994年
〉のなかの 程小青「案中案」
〉 陸澹安「棉里針」と「夜半鐘声」 です。
〉これらは、コピーをとってますので、コピーで良ければお貸しできます。
程小青って聞いたことがあります。見てみたいですが、果たして読めるかどうか…。
〉程小青は1920〜30年代に、上海で活躍した作家で、「霍桑」という探偵
〉を主人公にした推理小説を書いてます。ホームズシリーズの翻訳もして
〉いて、ホームズの影響を大きく受けているようです。
〉陸氏の方は「李飛」という少年探偵を主人公にしたもので、学園推理
〉ものといった感じでした。
〉大学図書館には、『霍桑探案集』があるようなので、今度借りだしてこよ
〉うと思っています。
少年探偵なら少年向け、つまり児童書でしょうか?
〉杏樹さんも、近くの大学図書館を利用できればいいですね。
〉あと、国会図書館のアジア関係書籍が関西館へ移転しましたよね。
〉一度のぞいてみてはいかがでしょう。
一応知っているんですが、遠いし日曜休館なので行きにくいんです。
なんであんな不便なところに作ったんでしょうね。土地が安かったから?
中国語の中級の壁は厚いですね。何をやっても手ごたえがないような…。私も多読で打開できないかと思っています。
武侠小説は金庸の「書剣恩仇録」だけ読んだことがあります。映画を見て面白かったので、映画と重なるところだけわかりました。でも闘いの場面は技の説明が確かにちんぷんかんぷんでした。きっと作者の創作なので、イメージで作っただけの技があるのかもしれません。今NHKラジオでやはり金庸の「射雕英雄伝」の購読をしています。解説がないとわかりません。
それでは…。
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こんにちは、ばつきちです。 "杏樹"さんは[url:kb:456]で書きました: 〉私は大学時代東洋史を専攻していて歴史が大好きなんですよ。 どの時代が専門ですか? 残念ながら、わたしの専門は近現代史で、前近代はあまり得意では ありません。 いま研究対象にしているのは、中華人民共和国建国初期(1950年代)です。 〉ありがとうございます。そういう通販の方法があるんですね。 でも学術書店となると、児童書や絵本などはありますか? すみません、児童書や絵本は守備範囲外です。これまで興味をもった ことがなかったので。 ただ、上海学術書店から送られてきた雑誌目録をみてみると、 いくつか子供向けのものがみられます。 例えば、童話世界(低年級版)、同じく童話世界(高年級版) 文学少年(小学)、同じく文学少年(中学) などです。 いずれも、月刊で購読料は3600円ですから、一冊あたり300円で わりとお手頃だと思います。 こういう雑誌を定期購読するのもひとつの手かもしれません。 ちなみに、来年度の定期購読申し込みは11月20日までだったの ですが、まだ間に合うのではないかと思います。 〉〉陸氏の方は「李飛」という少年探偵を主人公にしたもので、学園推理 〉〉ものといった感じでした。 少年探偵なら少年向け、つまり児童書でしょうか? 少年向けというより、一般書だと思いますが、程小青よりは読みやす かった気がします。あの二編は短編ですし、チャレンジしてみては? よければお送りしますよ。 では、また。