[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(04:25)]
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1260. Re: スペイン語多読の今・・・&本の入手法その2
お名前: 杏樹
投稿日: 2006/11/11(23:45)
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islaverdeさん、こんにちは。
〉スペイン語多読をはじめました〜と掲示板に投稿してからかなり時間が
〉たったのですが,スペイン語は本当に時々読むくらいで、気がつけば英語の本ばかり。
〉でも、これまでに絵本は70冊くらい読みました。
〉なぜか蔵書は増える一方なので、今回は本の入手法を中心に書いてみたいと思います。
まあ、無理せずのんびり、でいいでしょう。
私はフランス語の本を時々アマゾン・フランスで注文します。送料が高いのでそうたびたび注文するわけにはいきませんが。
〉英語ならまだしもスペイン語のサイトで本を買うなんて!と思われる方も多いと思います。
〉で、私はスペイン語をある程度知っているから買い物ができたのかというと、たぶん、
〉違います。
〉知ってる言葉で理解したというより、ユーザー登録(registrarse,registro)したり、
〉本を検索しながら必要な事を覚えていったという方が近いです。
〉「ユーザー名」「パスワード」なんて言葉はそこで初めて目にして、
〉へ〜こう言うのかと思ったり。
〉でも、いま「パスワード」ってなんて言うのか正確に思いだせないし、必要だと思うところも
〉面倒で読まなかったりするし、それくらいいい加減な理解力でも何とかなります。しかし、
〉実際にお金が動くことなので、どこまで適当でいいかというのは人によると思います。
ひとごととは思えません。私がフランス語の本を注文するときの状況そっくりです。「カート」はわかりました。でもたまにしか注文しないので、ユーザー名だのパスワードだの、どういうのかすぐ忘れます。
〉実際の手順は、アカウント作成→欲しい商品をカゴに入れる→決済と、日本のアマゾンで
〉買うのと変わりません。ネットで買い物したことがある人なら、
〉検索ボックスやユーザー登録など見慣れた画面がでてくるので、あ、これのことだなとかなりの確率で
〉当たりをつけることができると思います。辞書を引くのは、どうしても見当がつかずそれが分からないと
〉次に進めないときだけで十分で、その回数も思っているよりずっと少なくて済むはずです。
〉最初は見てるだけで頭痛がしてきたものですが、慣れてくると欲しい本が山のように
〉出てきて困る位です。
〉私は、本の情報がほとんどなかったので、サイト内を手当たり次第に見て、
〉表紙の絵を見て良さそうなのを適当にカゴに入れていく、という非常に乱暴な方法で買っていました。
〉つまり総ジャケ買い状態。不思議と、いい本が買えたりしますが、中には大ハズレもあり、
〉安いと思って買ったらぬり絵の本だったということも。
もう、その通りです〜〜〜。英語でもありました。買ってみたらワークブックだったとか塗り絵だったとか。英語でも世界史クラブなど未知の本を探すときは適当に選ぶことになります。
フランス語では最初は3歳ぐらいと書いてある本を検索しました。それで適当に選んで適当にカートに放り込み、適当に注文に進んでみる…という状態です。言葉がわからないので辞書を引いたりしますが、辞書引いてもわかりませんねえ。
〉
〉■■実際にサイトに行く前に、すこし予備知識■■
〉*通貨はユーロです。
〉 当たり前じゃんと言われそうですが、実際に請求されるレートは現在1ユーロ150円、
〉 またはそれ以上です。表示されている値段に150をかけると、びっくりするような値段になります。
〉 正直、価格は全体的に 高いと感じます。それに、これまたものすごく高い送料を加えると、
〉 買う気が失せます(笑)。一番の壁は実はコストだと思っているところです。
全く同じです。送料、高いですねえ。フランスでもユーロですから150をかけることになります。ユーロは最近どんどん上がってます。
〉*スペイン語以外の本もたくさん売られています。(ここ重要です)
〉 ご存知の方も多いと思いますが、スペインは地方によって使われている言葉が違います。
〉 これらは方言ではなく、独立した言語として扱われています。歴史的にはフランコ政権時代に
〉 いわゆるスペイン語以外の使用が禁止されていたため、いまはその反動というか、
〉 これでもかというくらい固有の言語を大切にしているようです。なので同じ本でも言語別に
〉 数種類出版されていることが多いです。そして同じ表紙なのでまぎらわしい。
〉 言葉はlengua,またはidiomaと書かれているところを見れば分かります。
〉■Castellano これがいわゆる「スペイン語」です。Espanolとは決して書かれていないので
〉 注意してください。面倒でもひとつひとつチェックしてcastellanoと書かれているか
〉 確認した方が間違いないです。
〉 余談ですがこれはカスティーリャ地方の言葉という意味で、カステラの語源になったと
〉 言われているものです。
おお〜〜。「カスティーリャ語」ですか。昔のスペインで一番大きかった国。
多分Espanolだと以下のスペインの言葉全てを指すのかもしれません。
〉他には、次のようなものがあります。
〉( )内がその言葉での表記です。どちらも目にするので分かりにくいったらありません。
〉■Catalan (Catala) カタルーニャ語。バルセロナあたりで使われています。
〉 すこし表記がフランス語に似ていて、 l'やd'、c(の下にヒゲがついたもの)
〉 などの表記が特徴。
〉
〉■Gallego (Galego) ガリシア語。xがよく使われている。
〉■Vasco(Euskera) バスク語。上の3つとは似ても似つかないのですぐ区別できると思います。
〉 個人的にはちょっと見てみたい気もします。本もたくさん出版されているようです。
〉■Valenciano バレンシア語?正式には認知されてないらしいですが・・・このあたりになると、
〉 もう好きにしてという気分。
すごい!!!カタルーニャ語やバスク語はまだわかりますが、ガリシア語にそしてバレンシア語…?!ちゃんとその言語で本があるんですね。バスク語はスペイン語とは全く関係のない言葉ですが、ガリシア語やバレンシア語は「方言」レベルの違いじゃないかと思うのですが…。もっと違うんでしょうか。
スペイン語まで手を出す予定はありませんが、英語以外で本を入手する共通点やスペイン語ならではのお話が面白い投稿でした。
それでは〜。
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お名前: islaverde http://islaverde.blog76.fc2.com/
投稿日: 2006/11/13(21:38)
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杏樹さん、こんにちわ、お返事ありがとうございます。
〉まあ、無理せずのんびり、でいいでしょう。
そうです。自分の中でスペイン語多読ブームが来たら、また
がんがん読もうと思って、それまではのんびり行きます。
〉私はフランス語の本を時々アマゾン・フランスで注文します。送料が高いのでそうたびたび注文するわけにはいきませんが。
やはりネックになるのは送料ですよね。
〉ひとごととは思えません。私がフランス語の本を注文するときの状況そっくりです。「カート」はわかりました。でもたまにしか注文しないので、ユーザー名だのパスワードだの、どういうのかすぐ忘れます。
同じような事を考えていた人がいらっしゃったとは!
なんだか心強いです。
〉もう、その通りです〜〜〜。英語でもありました。買ってみたらワークブックだったとか塗り絵だったとか。英語でも世界史クラブなど未知の本を探すときは適当に選ぶことになります。
〉フランス語では最初は3歳ぐらいと書いてある本を検索しました。それで適当に選んで適当にカートに放り込み、適当に注文に進んでみる…という状態です。言葉がわからないので辞書を引いたりしますが、辞書引いてもわかりませんねえ。
そして同じような失敗(?)まで! ホント笑い話ですよね。
辞書に書いてある事より、自分の勘を信じた方が当たってる場合が多いです。
ネットでは違う意味になっていることも多いんだろうなあと思います。
〉全く同じです。送料、高いですねえ。フランスでもユーロですから150をかけることになります。ユーロは最近どんどん上がってます。
ユーロの悩みは皆さん同じですね。掲示板でこの話ができるとは、
やはり書いてみるものですね。
〉おお〜〜。「カスティーリャ語」ですか。昔のスペインで一番大きかった国。
〉多分Espanolだと以下のスペインの言葉全てを指すのかもしれません。
「カスティーリャ語」と書くのをすっかり忘れていました・・・
「スペイン語」というと、やはりカスティーリャ語を指すようです。
ただ、それでは面白くないと思う人がいたりで、もう複雑というかややこしいと
いうか。
〉すごい!!!カタルーニャ語やバスク語はまだわかりますが、ガリシア語にそしてバレンシア語…?!ちゃんとその言語で本があるんですね。バスク語はスペイン語とは全く関係のない言葉ですが、ガリシア語やバレンシア語は「方言」レベルの違いじゃないかと思うのですが…。もっと違うんでしょうか。
言語的には、やはり方言程度の違いしかないみたいです(バスク語は除いて)。
カタルーニャはスペインから独立運動をしているくらいですから(全員が
賛成しているわけではなさそうですが)、どうしても独自の言語というふうに
政治的に持っていきたいんでしょうね。
バスクにもETAとかいますしねえ。
カタルーニャ、ガリシア、バスクは公用語です。学校の授業もすべてこの言葉で
行われるそうです。
「蝶の舌」という映画でガリシア語が話されています。
聞き分けられるレベルにはまだほど遠いですけど。
バレンシア語は、私もサイトで初めて目にして、なにこれ?と思ったのですが、
カタルーニャ語の一方言(ややこしい・・・)で、公用語にはなってないようですから、
バレンシア方言と言うのが正しいかもしれません。
〉スペイン語まで手を出す予定はありませんが、英語以外で本を入手する共通点やスペイン語ならではのお話が面白い投稿でした。
やはりそうですよね。英語以外となるととたんにいろいろハードルが高く
なりますが、それも面白さのうちでしょうか。
杏樹さんのお話もまた楽しみにしています。
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/11/14(09:07)
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みなさんのやりとり、興味ぶかく拝見しています。
ガリシアはケルト民族の土地ですね。『スペイン「ケルト」紀行—ガリシア地方を歩く』という本を読んだことがあります。
昔ウェールズに住んでいたケルト人が船でガリシアへ渡ったという伝説があります。(フランスのブルターニュにいるブルトン人も先祖はウェールズです。)
ガリシア語もケルト系なんでしょうかね?
ちなみに、ジブリの『ゲド戦記』でバグパイプを演奏していたカルロス・ヌニェスさんはガリシア人です。あの音楽もガリシア・ケルト風らしいです。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2006/11/14(23:54)
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Ryotasanさん、こんにちは。
〉ガリシアはケルト民族の土地ですね。『スペイン「ケルト」紀行—ガリシア地方を歩く』という本を読んだことがあります。
〉昔ウェールズに住んでいたケルト人が船でガリシアへ渡ったという伝説があります。(フランスのブルターニュにいるブルトン人も先祖はウェールズです。)
〉ガリシア語もケルト系なんでしょうかね?
ちょっと口出しさせていただきますね。(世界史クラブからの出張?)
ケルト人はもともとヨーロッパ大陸中央部に住んでいましたが、だんだん西へ行って、さらに北へ行ってブリテン島へ行きました。しかしブリテン島でも多数の民族が入り乱れ、また追われるように一部大陸へ戻ってきました。そのときに住み着いたのがフランスのブルターニュ地方で、「ブルターニュ」は「ブリテン」から来ています。
ガリシアにも戻りケルト人が住み着き、ケルト文化の名残がガリシアにも残っています。しかしガリシア語はラテン系の言葉で、しかも隣接するポルトガル語に近いらしいです。まあ、ポルトガル語とスペイン語も近い言葉ですので、スペイン語ともそんなに隔たっているわけではないでしょう。
それでは〜。
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/11/17(10:36)
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なるほど。ガリシア語はラテン系ですか。あそこはカソリック巡礼の地ですよね。言語も宗教においても、ローマ帝国の影響が強かったというわけですね。
また色々おしえてください。