[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(13:41)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/6/2(00:20)
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アトムさん、こんにちは。
最近、英語以外の言葉に興味を持つ人が増えてますね。アトムさんはドイツ語なんですね。人体実験の被験者が増えるのはうれしいです。
〉独語はまったく知りません。単語一つ知りませんでした。
〉(ロシア語のほうが知っているくらいです。)
〉辞書も文法書も持っていません。
〉私の人生の中でドイツ語というものは存在していませんでした。
すばらしい被験者です。
〉※まったく知らない、という意味では仏語でもよかったんですけれど。
〉絵本を2冊読んでみました。
〉1冊は英語でも読める本、1冊は英語の本がみつからずに独語だけ。
〉英語でも読める本、というのは邦訳で言うところの『どうながのプレッツェル』です。
〉2冊を比べながら読みました。
〉まったく知らないので、ある程度見当をつけないといけないと思って。
〉でも、この読み方だと、ドイツ語をドイツ語のまま読んでいないんですよね。
〉英語に訳しているんです。
〉うーー、やっぱり、英語に日本語を持ち出してはいけないように、
〉独語を読むのに英語を介してはいけないのかな。
これに関しては、日本語とはルールが違うと思います。フランス語もドイツ語も英語と近い系統の言葉です。
私はフランス語報告に書きましたが、英語多読で英語が語順のまま、英語のまま読めるようになったのがフランス語にも役に立ったと書きました。フランス語にも前置詞や関係代名詞があって、英語と同じような読み方になるからです。
英語を日本語に転換するとなると、どうしても語彙がズレてたり、前置詞や関係代名詞でひっくり返すという現象が起こってしまいます。しかしドイツ語やフランス語は英語と構造が似ているので、「返り読み」という現象が発生しないんです。語彙も共通のものが多いです。ですからフランス語やドイツ語を理解するときに英語に変換するのは悪くないと思います。
それから、フランス語を読んでいて、これは英語の××という単語と同じだなと思うものがたびたび出てきます。その中で、何度も出てくるうちに「あれ?」と思うものが出てきます。シチュエーションからすると、どうも英語とは意味がちょっと違うらしい…なんてことが起こります。そんな風に意味がずれている言葉も、何度も出会えば修正されるようになります。
〉そう思って、独語版だけを数回読みました。
〉話はわかっているので、これがあれかな、などと推測しながら。
〉(読めないので、何度読んでも飽きない:爆)
私のフランス語と似ています。わからないまま読んでるから…。
〉それともう1冊、ドイツ語でしか読めないのは(いや、英語版もあるのかもしれないけれど)
〉Jacques Duquennoyさんの”Kleiner Clown, Was Nun?”という本です。
〉Jacques Duquennoyさんは、絵本報告その9で紹介した、お化けの本を描いた人です。
〉一つの絵に対して文が少ないので、類推しやすいような気がしました。
〉そして、なんと、プレッツェルとこの本の2冊だけで、
〉タイトルの”Kleiner Clown”の意味がわかるじゃないですか!
おお!やはり読んでいればそのうち意味はわかってくる!
〉この2冊だけで、いくつかわかるんです。
〉感動です。
〉”Kleiner Clown, Was Nun?”に”wachse"という単語がでてくるんです。
〉あ、これ、プレッツェルにも出てきたよ!
〉おお、こうやって単語って増えていくんだ!
〉と多読の原点に帰った気分です。
〉(まあ、その単語を明日まで覚えていられるかはわかりませんが:爆)
何度も出てくればそのうちなじんでくるでしょう。というか、何度も出会ってなじんだことばこそが本当に身についた言葉になるでしょう。
〉独語を始めたコトは内緒にしておこうと思ったのですけれど、
〉嬉しいから出てきてしまいました。
〉この気分、英語の多読を始めた頃みたい・・・(遠い目)
内緒だなんて、みずくさいですよー。どんどん報告してください。
みんなで実験台になって英語以外の多読を充実させましょう。
それでは…。
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