[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/24(11:34)]
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慈幻さん、こんにちは。
〉先日、11月11日に独語版「るろうに剣心」の2巻を読了し、独語版
〉漫画を100冊読了したので報告します。
ついに100冊読んだんですね。おめでとうとざいます。
〉内訳は、
〉ARMS 5
〉BERSERK 4
〉Card Capter Sakura 12
〉Detectiv Conan 31
〉Full Matal Panic 1
〉HELLSING 2
〉Kamikaze kaito Jeanne 7
〉Kenshin 2
〉Love Hina 14
〉Marie & Elie 5
〉Naruto 6
〉SPRIGAN 11
〉の計100冊です。
〉一冊辺りの語数が、5000語から10000語とばらばらなので、推
〉定語数は、50万語〜65万語程度と思われます。
〉取り合えず、100冊を読んで、「ようやく独語に慣れてきた」という
〉感じがします。
〉知らない単語を見ても別に気にならないし、複合語を見たら、意味は分
〉からなくても、その単語が複合語であり、何処で切り分けられるかが直
〉観的に分かる場合が増えました。
マンガ100冊の効果ですね〜。これからどんどん「マンガで100冊」が奨励されるかも…?
〉相変わらず、「暗殺者」だの「戦士」だの、増える語彙は思い切り偏っ
〉てますが、非日常的な描写も少しずつ分かるようになってきているのが
〉嬉しいです。
ははは…。
〉○呼び名の扱い
〉恐らく、日本語の漫画を翻訳する上で、翻訳者が一番苦慮しているのは、
〉呼び名の扱いだと思われます。
〉苗字を呼ぶのか、名前を呼ぶのかという、「親密度の違い」はドイツ語
〉でもあるようですが、名前の後に「〜君」、「〜ちゃん」、「〜さん」、
〉「〜先輩」、「〜兄ちゃん/姉ちゃん」という様々な付属語がつくのが
〉日本語の面白いところであり、翻訳しかねる部分でもあるようです。
〉一番単純な解決策は、これらの付属語を一切無視して、名前を呼ぶとい
〉うもので、この方法が初期の翻訳作品には多いようです。
〉一方、何とかこれらのニュアンスを伝えようとする苦肉の策として、
〉「〜−KUN」、「〜−SENPAI」等と表記し、欄外に解説を入れているとい
〉う場合も幾つか見受けられます。
〉ただ、扱いに困るのが、兄弟・姉妹間で、名前を呼ばずに、「お兄ちゃん」
〉・「お姉ちゃん」と呼んだり、同じように年上の親しい人間を愛情を込め
〉て「〜お兄ちゃん・お姉ちゃん」と呼んだりする場合で、同じ人物をある
〉場合には名前で呼んでいるのに、別の場合には「Grosser Bruder」と呼ん
〉だりなど、敢えて使い分けてるのか、翻訳が混乱しているのか判断に苦し
〉む場合もあります。
英語の本を読んでいると、逆にこれは日本語に訳すなら工夫がいるだろうな、と思うことがあります。名前の呼び方って「文化」なんでしょうね。特に欧米では兄・姉も名前で呼びますから、かえって上下関係がわからなかったり。
〉○方言の扱い
〉私の独語のレベルがまだまだなので、余り偉そうなことは言えないのです
〉が、私でも気がつく範囲の工夫としては、標準語の台詞は普通なのに、関
〉西弁などの方言を話す台詞では短縮形を多用するというものがあります。
〉「nicht」→「nich'」
〉「eine」→「'ne」
〉「ist」→「is’」
〉などが代表的な例です。
〉実際のところ、これらの違いが独語の方言とどう対応しているのかは謎で
〉すが、こうまでして方言を表現しようと言う努力には頭が下がります。
ドイツ語のマンガってすごい…。
〉●独語版漫画の難易度
ドイツ語は読む予定は今のところありませんが、フランス語のマンガを探すのにも参考になりそうです。
それでは…
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