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759. 中国語で100万字通過しました!(ついでに2周年)
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/4(00:44)
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ついに中国語で100万字通過しました!
ひたすら中国語を読んでましたが、本当にここまで読めるようになるとは。
とりあえず90万字からの報告です。
「小狗傑西[上下](「上」と「下」が上下につながってる漢字。中国語の「カラオケ」に使われる字)」(18750字)
チェコの作家、カレル・チャペックの「ダーシェンカ」です。見かけは絵本っぽいのですが、字が細かくて詰まってます。チャペックの飼っている犬のことのようで、仔犬のダーシェンカが生まれたところからイタズラ盛りの様子やお話を聞かせるところなどが書かれています。本人が描いたシンプルな描線の絵がかわいいです。写真も豊富です。中国語はややむずかしめ。
「乾隆伝奇」(22000字)
ピンインつきの子どもの本です。乾隆帝は清朝第6代皇帝で、名君として名高く中国でも人気があるようです。だもんで、いろんな伝説が伝わっていて、これはそのエピソード集といった感じ。特に有名なのは、平服を着てお忍びで出かけていたという話。一つのエピソードが短くて読みやすいです。
「淳于[糸是][「索」の上の部分がくさかんむり]」(14000字)
「淳于」が姓で、「[糸是][「索」の上の部分がくさかんむり]」の二文字が名。
ピンインではChun2 yu2 Ti2 ying2です。
前漢時代の女医です。父親の淳于意は名医でしたが、跡取りの息子が出来ず、娘ばかり5人。5人目の娘は好奇心旺盛でなんでも「どうして?」と聞きます。そのうち薬のことや病気のことも聞くようになり、「お医者さんになる」と言い出します。やがて父親について往診したり薬の処方を覚えていきます。
…というふうにお医者さんになる話だと思っていたら、父親は無実の罪に陥れられ、それを助けるために奔走する親孝行話になるのでした。
ピンインつきで、文章もやさしくてすらっすら読めました。
「ワンピース」4巻(13000字)
超人的な力や武器を持ったもの同士が血みどろバトルをえんえんと続けているので疲れました。
そしてついに100万字通過本です!
それは…
「李連傑」
横掃ハリウッド的“全能打手” 好男人的英雄故事(36000字)
(↑「ハリウッド」も漢字なんですが、日本語で探しにくい字なので)
…すみません、リー・リンチェイ(ジェット・リー)です…。歴史だ古典だと騒いでおきながら、通過本はコレです…。でも一般書なんですよー。積読本で置いてあったんですよー。それが読めたんですよー!
リンチェイがハリウッドへ行ってからの活躍が中心に書かれていて、最後は「英雄」で締め。
最初、ためしにのぞいてみたら、けっこう読みやすいんです。これは本当にやさしいのか、それとも読む能力が上がったのか?と、思いながらどんどん読みました。途中から少し難しくなってきましたが、なにしろ日本ではリンチェイは香港スターにはいるか微妙だし、ハリウッド情報でもさほどメインにならず、情報が少ないので、知らない話がいっぱいでてきて夢中になって読んでしまいました。やっぱり多読は「愛」です、「愛」。
先日WOWOWで「少林寺」をやってたので久しぶりに見ました。若い!かわいい!そしてやっぱりリンチェイの動きはすごい!そして中国語もかなりわかるようになってました。字幕なしで見てみたいなー。「リー将軍」って、フルネームで「李世民」って言ってるやん。唐の太宗李世民のことです。それから、なんと11月10日には「ワン・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのDVDボックスセットが出るー!でも「ワンチャイ」シリーズは広東語なので全くわかりません。
この本はチャン・ツーイーとジョイント本です。しかも真ん中で上下逆になっていて、両方が表紙。こっちを向けるとリー・リンチェイ、ひっくり返すとチャン・ツーイー。読んだのはリンチェイの部分だけです。
というわけで、無事100万字通過しました。
本当にガンガン読んだなーって思います。最初は本がなくて進まず、上海で買出しをしたものの「指輪物語」にひっかかって止まったまま。このへんで30万字でした。その後8月からエンジンをかけてあとの70万字を一気に読みました。
勉強じゃなくて、ひたすら読んだら読めるようになるなんてー。まだまだ一般書は何でも読めるというわけにはいきませんが、このまま読んでたら読めるようになるような気はします。本を読みたかったら勉強じゃなくて「ひたすら読め」なんですね。しかもやさしい本をいっぱい。
なまじある程度勉強しているとやさしい本など読もうと思わないので、本当にこれは盲点でした。これに気がつく酒井先生はやっぱりすばらしいです。
ついでに11月2日は多読開始2周年記念でした。
2年でこれだけ英語も中国語も読めるようになってうれしいです。
これからは英語と中国語をうまくまぜながら読んでいきたいです。
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