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お名前: KYO
投稿日: 2004/2/13(22:48)
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yksiさん、 Yuiyuiさん、こんにちは。
ドイツ語の書籍を読みなれていらっしゃる方から、ドイツ語で書かれたやさしくて
おもしろい本のアドバイスをいただきましたので、ご参考になれば幸いです。
もうすでにご存知のこともあるかと思いますが。
まずミヒャエル・エンデについて
(以下引用)
「読みやすく力がつく本」とおっしゃるなら、わたしは断然ミヒャエル・エンデの名をあげたいです。
あの『モモ』、『はてしない物語』でさえ、文体が日本人の感性にぴったりなのです。
すなおで癖のない、正しい美しいドイツ語です。これならば、原著も翻訳も自由に買えるし、
便利この上なし。わたしはほかの読みにくいものを読んでいて、この人の文章を読むとほっとします。
辞書をひきながら読む場合、合う意味を求めていぶん下のほうまで探すことがありますね。
それがエンデの場合は、言ってみれば、独和辞書に出てくる最初の意味で使っている感じ。
この方が日本人女性を奥さんにしたのは、感性が似ているかなあなどと余分なことを思ったほどです。
(引用終わり)
以前見せていただいたドイツ語の絵本についてのコメントです。
(以下引用)
『ペンギンの音楽会』は作者の持ち味のユーモアが面白いのですが、
ユーモアはかならず言葉のひねりがあるもの、そのひねりを読みとる快感が味わえます。
翻訳も出ていますから、「翻訳とは何か?」を考える材料にもなりましょう。
タイトルは「Am Suedpol, denkt man, ist es heiss」(Elke Heidenreich)です。
ueはuにウムラウト、 ssはエスツェットです。
子どもの本はやさしいというのは、だれでも思うことで、確かにその一面はあります。
しかし国情違いがもろに出るし、また日常の、卑近表現、子ども語など出てきて意外に面倒なものもあります。
(引用終わり)
日本語作家の作品をドイツ語訳したものもお勧めだそうです。
(以下引用)
多読のためには日本作家のドイツ語版がぜったいおすすめです。
翻訳志望でも、比べることでとても勉強になると思いますよ。
吉本ばなな、村上春樹などたくさん出ていますから。
そのことをおすすめくださるといいのではないかしら。
日本は海外本の絶対的な輸入超過だけれど、少しずつ輸出もされてきているので、探せばまだありそう。
去年もドイツの本屋の店頭のベストセラースペースに、トップ10の一冊として
Haruki Murakami(残念ながら何だったかタイトルど忘れ)堂々と出ていました。
(引用終わり)
すでに著作権が切れている古典はグーテンベルグを利用してはどうでしょう。
(以下引用)
ドイツ語の読み物ですけれど、イソップ物語、アンデルセン童話、ブッシュ、あるいはヘッセなどの、
すでに翻訳でおなじみの作品など、グーテンベルクで読むのもいいのではないかと思いつきました。
名前を知っている作者をひろって読むだけでも、ものすごくたくさん読めるのではないでしょうか。
http://gutenberg.spiegel.de/autoren.htm
このHPは勿論ご存じと思います。外国の作品の独訳もあって、おもしろいと思います。
(引用終わり)
▲返答元
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