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お名前: 杏樹
投稿日: 2018/5/20(01:24)
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フランス語で360万語通過しました。
前回いろいろ読めるような気になってきたので、調子づいて歴史物を中心にあれこれ購入してみました。そうしたら難しいものばかりで、まだまだそこまでのレベルには至っていないことを痛感しました。
その前にまず積読本に挑戦しました。
「La Honte de Takao」
J'aime lire plusシリーズで最後まで残っていた本です。1回挫折したのでなかなか手が出ませんでした。このお話の舞台は日本!Takaoは日本の中学生。
イラストがなんか昭和っぽい日本という感じでよく調べている…のですが、ちゃぶ台が低すぎたり着物がおかしかったり、ちょっと惜しい。
名作系のGRでレベル高めのにも挑戦。
「Notre-Dame de Paris」
ヴィクトル・ユゴーの作品のダイジェストです。まあまあなんとか読めました。
この辺はまだ調子に乗っていましたが、GRで一番レベルの高い「オペラ座の怪人」を読もうと思ったら、わからなさすぎてあきらめました。
それからエッフェル塔が旅するシリーズ
「La Tour Eiffel en Italie」
そう、今度はイタリアへ行くんです。ピサの斜塔と仲良くなって、一緒に名所めぐりをします。最後はベネチアのカーニバルで一緒に仮装です。
それから、前に報告したÉlisabeth王女シリーズを書いた人がもっと薄い本のシリーズを出しているのを見つけました。なので3冊ほど購入してみました。Élisabrthがちょっと難しかったので、もう少しやさしいかな、と思ったんですが。
「Jean Petit marmiton」
Jeanはあるお城の厨房でコック見習いをしています。お姉さんのMadeleineも一緒に働いています。お城の主人はスタニスラス・レクチンスキー公爵…といえば「あー!」と思う人は…?
ある日ディナーを作っているときに厨房でいさかいが起こり、パティシエが職務放棄して出て行ってしまいます。さあ、デザートはどうしたらいいんでしょう。そこでMadeleineがたくさんのホタテガイを出してきて、それを型に使って二人でおばあちゃんから教えてもらったケーキを焼きました。レクチンスキー公爵はこのケーキを気に入り、ケーキにMadeleineという名前を付けることにしました。そしてJeanがコックを目指していることを聞き、ベルサイユ宮殿の厨房を紹介してあげようということになりました。
レクチンスキー公爵の娘はフランス王妃だったのです!
つまり、ルイ15世の王妃、マリー・レクザンスカのことです。
ついでに「マドレーヌ」の由来を調べてみたら、本当にレクチンスキー公爵のお城の厨房でいさかいがあって、マドレーヌという娘が間に合わせに作ったものを気に入ったから…という話が伝えられているそうです。
そうして2巻からはベルサイユ宮殿でのJeanの修行が始まります。同じような年頃の少年たちがやはりコックの見習いをしていて、友達ができたり、ライバルが現れたり。
でも…難しい。
薄いから油断しましたが、Élisabethと変わらないぐらい難しい。3巻まで読みましたが、理解度が低すぎるので続きを読むのはあきらめました。
そこで別の歴史ものシリーズに行きました。
Petites histoires de l'HISTOIRE
というシリーズです。
まず読んだのは
「Crovis, roi des Francs」
メロヴィング朝のクローヴィスは世界史必須の王様ですが、その生涯は知りませんでした。父親が亡くなったとき、クローヴィスはまだ15歳。跡を継ぐのに不安に思う周囲の目をはねのけ、自分がフランク族を率いることを宣言します。この時父親から受け継いだ領地は現在のベルギー北部のトゥルネーを中心とした地域でした。クローヴィスは南下してパリに侵攻し、現在のフランス西部を支配していた西ゴートを破ります。ブルグントを攻撃するとき、妻のクロティルドからローマ教皇庁推奨のアタナシウス派への改宗を勧められ、戦に勝利したことでアタナシウス派の洗礼を受けました。
子どもの本でこういった人物の生涯を読めるなんてうれしい。
「La Prise de la Bastille」
タイトルだけで飛びつきたくなる本。
樽職人の息子、Valentinは、いとこが聖職者で三部会の議員に選ばれたので、一緒にベルサイユまで行きます。そして三部会の開催からバスティーユ攻撃までを目撃するのです。
読んでいたら「ベルサイユのばら」の場面が次々とスパークしていきます。
tiersという単語が何度か出てきました。仏英辞典を引くと、thirdつまり三番目…?三番目の何だろうと思いましたがよくわかりません。しばらく読み進んでいくと何度も出てきます。そうしてある時ふと気が付きました。「第三身分」だ!!
それから、平民すなわち第三身分の議員たちが他の二つの身分に合流を呼びかけたこと、国王はそれを止めて身分別の討議に戻るように命令したこと。平民議員が議場を締め出されてジュー・ド・ポームに集まったこと。
そして、フランス衛兵が捕えられてアベイ牢獄に投獄され、解放を求める市民たちが牢獄に押し寄せたこと…お~~~、全て「ベルばら」に描かれている場面ではありませんか。アベイ牢獄ってサン・ジェルマン・デプレにあったのは知りませんでした。しかもつづりを見たらAbbaye…僧院という意味ではありませんか。調べてみたら、もと僧院だったところが当時牢獄に使われていたということです。
そうして1789年7月12日、ネッケルが罷免されたことでカミーユ・デムーラン(新聞記者ではなく弁護士)が市民の前で「武器を取れ!」と演説します。そうして市民たちは武器を求めてまずアンヴァリッドへ行きます。武器は手に入れたものの火薬がありません。火薬はどこだ?バスティーユにある!ということで市民たちはバスティーユになだれ込みます。そしてバスティーユで苦戦する市民たちのもとへ、大砲を携えてフランス衛兵が加勢にやってきた!!!うわあ~~~!…オスカル様は出てきませんが…。
巻末には時代背景の説明もあります。
同じシリーズ。
「Vercingétorix contre Jules César」
ガリアの英雄、ヴェルキンゲトリクス。フランス人的には「カエサルは敵」なんでしょうか。
こちらはおおざっぱにしかわかりませんでした。
次は見た目J'ame lireに似た装丁で歴史もののシリーズ。
La Véritable Histoire
de Colin serviteur d'Anne de Bretagne
アンヌ・ド・ブルターニュの話だと思って飛びつきました。Colinという少年がアンヌ・ド・ブルターニュの危機を救うというお話です。当時のブルターニュ情勢の解説もついています。でも難しい。
Milan Pocheにも歴史ものシリーズがありました。それで購入してみたら、今まで買っていたMilan Pocheとは全然違ってずっと分厚くて字が細かいです。
「Basile et le secret de l'abbaye」
吟遊詩人の少年、Basilが遭遇した修道院での事件。
Basilのシリーズが何冊かあるようですが、順番がわからないのでまずこれを買ってみました。そうしたら途中だったので、やっぱり最初から読まないと基本設定がわからない感じです。でもそれ以上に内容が難しくて理解度が低くて、とても「読んだ」うちにカウントできないんじゃないかというぐらい。
このあたり、難しくて理解度が低い本が続いたので、これ以上同じタイプの本を読んでもダメなんじゃないかと思ってやさしい本を読みなおすことにしました。
そしてNathan Pocheから何冊か再読しました。投げていた未読本に挑戦したらそれも読めました。
さらに前に読んだGRも引っ張り出して再読しました。
そうして、Petit Nicolasもあと1冊残っていたのでそれも読むことにしました。
「Petit Nicolas Le Ballon」
ずいぶんわかるようになってきたな、と思いました。オチがわかる話もある!歴史もので理解度が低いのが続いたので、これを読んでどうやら読む力は本当に上がっているらしい、ということが確認できました。
これで350万語通過しました。
これからやっとÉlisabeth王女の続きを読むことにします。
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