フランス語で260万語通過&フランスで買ってきた本の報告

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2809. フランス語で260万語通過&フランスで買ってきた本の報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2014/10/15(00:53)

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みなさま、こんにちは。
フランス語で260万語通過しました。

まずは250万語通過してから読んだ本を…。

CLEのGRでNiveau4が少なすぎて、無理やり5に行きました。
「Triste tafic」
「Finale a trois」
結局どちらもサスペンス…ちょっと難しくて、どんどん進む、というわけにはいきませんので逆効果。
でもとりあえず最後まで読めました。わからないところは多かったですが、投げなかっただけでも進歩しているのかもしれません。

でもこれでCLEのGRは全部読んでしまいました。もっと出してー。

それから、読みにくいものが多いHACHETTEのGRの2を読んでみました。読みにくいので、1より上のレベルがなかなか読めなかったのです。
「Emma et la perle blanche」
いきなり設定が理解できません。3ページぐらい読んで、やっと船の上で旅行に行くところらしい、ということがわかってきました。しかしそこで何か事件に巻き込まれたみたいで…。
やっぱりACHETTEは文章というより、内容とか設定とかが特殊でわかりにくいものが多いです。

そこで、今度はJ'aime lire plusに挑戦することにしました。J'aime lireよりレベルが上で、今まで3冊ぐらい挑戦して、全部投げました。
しかし今回は投げずに最後まで行けました。
「Defi D'anfer」
Leoという男の子が、先生が勧めてくれた本を読んで、本が好きになり…という内容ですが、理解度が低くて細かい所はわかりません。ただ、わからなくても投げずに読める場合と、全く読めなくて投げる場合と、なにかしら違いはあるようです。

「Berthus,agent secret」
Berthusはハムスターです。sgent secretのクリストファー(人間)の仲間です。ある朝クリストファーのところに電話がかかってきてミッションが命じられます。Berthusはクリストファーのポケットの中に入ってミッションを果たしに出かけます。
主人公はハムスターですが、クリストファーも事件にかかわる人たちもみんな大人なので、本当のこれは児童書なのかと思います。最後はクリストファーと出会った美女がシャンパンで乾杯してるし…。

これでJ'aime lire pulusが読める、と思えたらいいんですが、やっぱり理解度は低いし、続けて読むとしんどいです。これがもうちょっと楽に読めたら、読む本がたくさんでできるんですが。

それから、J'aime lireシリーズでVoiryというイラストレーターの絵が気に入ったので、他にないか探してみました。
「La cinq fois belle」
白雪姫のお話はグリム童話で、つまりドイツのおとぎ話…だと思われていますが、実は元ネタがあったのです。もとはギリシアのお話だったとか。
こちらのお話では、3人の姉妹が出てきます。3人とも美人なのですが、2人の姉が自分の方がきれいだと言って争って、太陽にお伺いを立てに行きます。そうしたらその答えは、1番目は美しい、2番目は美しい、3番目はもっと美しい、ということでした。そこで2人の姉は妹を追い出し、自分たちが一番の美人になろうとします。

このあたりで、そろそろCLEやACHETTEの名作文学系のGRのシリーズが読めるようにならないかと思って挑戦しようと思いました。すでに何冊かずーっと寝かせてあったのです。

まずはCLEの1から。
「La petite Fadette」
ジョルジュ・サンドの「愛の妖精」です。むか〜し読んだきりです。表紙のファデット、こわい…。どうにか昔読んだ内容を思い出しながら読みました。グロサリーもついてるんですね。

「La mare au diable」
これもジョルジュ・サンドです。当時のフランスの田舎の生活がうかがえる内容です。どうにかこうにか最後までたどりついた…という感じで、わからない所が多いです。

「Tartarin de Tarascon」
アルフォンス・ドーデ作。タラスコン村のタルタランがアフリカへライオンを撃ちに行く話。

「L'homme a l'oreille casse」
ヘンなタイトルですが、どうも19世紀のSFの走りともいえる作品らしいです。
1859年、レオン・ルノーという青年がナポレオン時代に死んだ武官のミイラを持って帰ってきます。それが…お湯をかけたら蘇るのです。乾燥してたから…。目をさましたら当然本人はビックリ。とりあえずこの時代で生活していくことになるのですが、それがいろいろ騒動を起こし、やがて意外な事実が。

CLEのこのシリーズのNIVEAU1は以上です。2はまだ購入していないのですが、こんなに理解度が低くて果たして2へ行っていいものか。本当に冊数がもっとあればいいのに。

次、HACETTEのNIVEAU1
「Le Tour du monde en 80 jours」
80日間世界一周です。英語のPGRでも読んだことがあります。その時ものすごく面白かった…のですが、こっちはそこまで引き込まれなかったような。何が違うのかな…でも、フランス語だからもうちょっと原作に近い味わいがあるかと期待したんですが…。理解度が低かっただけ?

HACHETTEもNIVEAU1が少ないし、未購入です。あとはレ・ミゼラブルに三銃士にペロー童話。しかもレ・ミゼラブルはNIVEAU1で2巻まで、3巻はNIVEAU2。
しょうがないので、積んであるNIVEAU2の、ドーデの「風車小屋だより」を読みかけていたんですが、そこでフランスへ出発する日が来ました。
そして、帰って来たら「風車小屋だより」のことはすっかり忘れて、旅行で買ってきた本に突入しました。

観光地で売っているガイドブックは、日本語はありませんが英語版があるので基本的に英語を買いました。フランス語だといつ読めるかわからないので。それでまず英語のガイドブックを一通り読みました。
でもシノン城だけは英語版がないのでフランス語版を買ってみました。

「Visiter Chinon」
シノン城は今は廃墟ですが、フランス国王がいたことがあるお城です。ジャンヌ・ダルクが王太子シャルル、のちのシャルル7世と会見したことで有名です。また、イングランドのヘンリー2世はこの城で亡くなりましたし、その息子のリチャード1世獅子心王もシノンの街で亡くなりました。
ガイドブックはシノンの街全体のガイドでした。薄い本ですし、予備知識で補いながらなんとか読みました。シノンは中世の面影が残る古い街で、歩くのが楽しかったです。フランソワ・ラブレーの故郷でもあり、ラブレーの銅像があります。ジャンヌ・ダルクの騎馬像もあります。

「Le chateaux de la Loire」
ロワールのお城の絵本です。写真は無くて全部絵です。リアルなお城の絵。ロワールの主要なお城の紹介をしていて、お城で子どもが楽しめるものも紹介しています。そういえば、お城めぐりをしていたら、子ども向けのオーディオガイドやアトラクションの案内もありましたっけ。

お城の売店で売っていた中世ネタの絵本では…。
「Cybelle et les sorciere」
「Cybelle et le monstre du chateau」
Cybelleはお城のお姫様です。カエルをペットにしています。やんちゃな弟がいます。ある時、弟がカエルにいたずらをしたので、仕返しをしようと思い、二人のおばさんを訪ねます。おぼさんは魔女なのです。そして弟を懲らしめる呪文を教えてもらいます。

2冊目は、夜になってもカエルが見つからず、お城中を探して回ります。中世のお城の構造がわかるようになっています。暖炉のある広間、両親の寝室、礼拝堂、恐ろしい塔…。

いままで紹介してきたMilan pocheのシリーズもあって、中世ネタのものだけ売っていました。持っているのもありましたが、持っていないのがあったので購入。
「Le chevalier et le monstre du chateau」
まあ、タイトルの通りなんですが、理想の姫を探して、ドラゴンのお城へ行ってドラゴンを退治しようとしたら…。

あとはそれよりレベルが高そうなので置いておいて、パリの児童書店でJe suis en CPのシリーズがコンプリできたのでそちらを読みました。また学年が上がってJe suis en CE1というシリーズもあったので全部買ってきました。
このシリーズは楽に読めていいですね。CE1になるとやはりちょっとレベルは上がります。メンバーが一緒で進級しているのです。先生もCPは若い女の先生でしたが、CE1はヒゲの男の先生です。絵はかわいいし、内容は微笑ましいし、楽しく読めます。

このシリーズを全部読んだら、ちょうど260万語越えました。

そのほか買ってきた本は…。

CAMILLE est en vacans
ミッシェルさんお勧めのシリーズ。これ1冊しかありませんでした。

例の子ども向けの歴史雑誌ですが、アンヌ・ド・ブルターニュ特集のほかいろいろな記事が載っていて、とってもおもしろそうです。
パスタの起源は…マルコ・ポーロが中国から伝えた麺だという説はガセ、カトリーヌ・ド・メディシスがフランスにもたらした、というのもガセ。もっと前からヨーロッパでもフランスでも食べられていたそうです。第一次大戦のマンガがあるし、コンスタンティノープルの聖ソフィア聖堂のこととか、ワーテルローのナポレオンのことをユゴーが書いた文章を紹介したりとか。歴史の本の紹介もあって、それもまた読みたくなります。
ただ、10〜15歳向けなので、理解度が低いのがなんとも残念です。図版の多い雑誌なのでもともと語数は数えにくいし、拾い読みしかしていないので語数は数えていません。

歴史人物のかわいらしい絵本もありました。
アンボワーズ城ではゆかりのフランソワ1世とレオナルド・ダ・ヴィンチ、シノン城ではゆかりのジャンヌ・ダルク。小型で絵もかわいらしいです。
Amazonで調べたら、同じシリーズでたくさんの人物がヒットしました。フランス史が多いですが、それ以外の国も人物もいろいろありました。
[url:http://www.amazon.fr/VINCI-FR-hist-jeunesse-Mathieu-FERRET/dp/2371040002/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1413300834&sr=1-2&keywords=quelle+histoire]

「Guillaume petit chevalier」シリーズ
騎士を目指す男の子のお話…らしいです。アンボワーズ城の売店でみつけて、全部買ってきました…なのに、よく見たら2巻と3巻が抜けているー!7巻まであります。残りはAmazonで探すか…。

「La vie au Moyan Age」
ブロワ城の売店にありました。大型の絵本ですが、意外と安かったので購入。

「Histoire de France」
カラー版で絵が多い児童書です。表紙はフランス革命の兵士たち。こういうタイトルの本を見ると見過ごせない…。

「Jacques de Molay Templier」
シノン城に行ったら、地下室に誰かが閉じ込められていたという解説がありました。それがテンプル騎士団最後の総長、ジャック・ド・モレーです。テンプル騎士団というだけで怪しげなイメージが浮かびますが、お城の売店にこのタイトルの本があったので、もっと詳しく知りたいと思って買いました。薄い本ですが、一般書なのでまだちょっと読めない…。

あとはパリの児童書店でJ'aime lire plusをなんとなく2冊だけ買ってきました。タイトルだけ見ておもしろそうと思ったので…。

そして、最後にシャルル・ド・ゴール空港の売店で雑誌版J'aime lireがありまして…しかもこれまた中世ネタの表紙で。メインの物語が
「Roland et le chevalier Perce-Muraille」
ということで、「また本を増やしてしまった」と思いながら購入。

これで全部です。そんなに多くないでしょー?
まあ、英語のガイドブックや日本語の「ロワールの城」という本も買いましたけど…。


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