仏語240万語通過おめでとうございます!

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2639. 仏語240万語通過おめでとうございます!

お名前: ミッシェル
投稿日: 2014/2/16(14:08)

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杏樹さん、こんにちは。ミッシェルです。

〉フランス語で240万語通過しました。

おめでとうございます!

〉230万語からかなり月日が経っています。今調べたら9月でした。英語でプリデイン物語とか読んだり(「本のことなんでも」で報告済み)、中国語で突発的に買った分厚い本を読んだり、そしてスペイン史にハマって日本語でスペイン史の本を読んでいたり(といってもスペインの黄金時代、大航海時代とかじゃなくてイスラム時代中心)したので…。

分かります。なんだか言語もジャンルも増えて、寄り道(どれが寄り道かもわからず)がどんどん長くなるんですよね。

〉それでやっとフランス語に戻って次の10万語を目指すとなると、さて何を読むべきか。…いつも悩んでますね。
〉とりあえず「ぞうのババール」を再読しました。手書きの文字は判別するのに苦労しますが、内容はわかりやすいです。これが「わかりやすい」と言えるところがやはりそれだけの進歩はあったんだろうと思います。

何かの言語に久しぶりに戻ったときは、まず簡単なレベルの再読、が基本ですね。もっとも私にとってババールは難しいです。ババールが「わかりやすい」なんて、さすがです〜。
おっしゃるとおり、やっぱりあのフォントは、ちょっとハードル高いですね。チャレンジする気自体になれず、まだまだ積読本の予定。

〉「Les Malheurs de Sophie」(30000語)
〉小さな女の子、Sophieのお話です。
〉小さい子って入るなと言われたところに入り、触るなと言われたものに触り、ここで待ってなさいと言えばどこかへ行ってしまうもの。おまけに「いいこと考えた!」と言ってワクワクして何かをすると…困ったことになってお母さんに怒られてしまいます。
〉そんな日常を描いたエピソードを集めてあります。

典型的な児童書の様子ですね。そういうの大好きです。Ramonaを思い出しました。(英語の話)

〉で、作者は230万語報告の時にも紹介しましたが、19世紀のComtesseつまり伯爵夫人です。Sophieちゃんの「日常生活」はそのレベルの日常生活です。まずLa Booneという人が出てきます。最初はわからないまま飛ばしてたんですが、気になって辞書を引いてみました。そうしたら、女中、子守り女。SopiheちゃんにはLa Booneがついているのです。そして悪さをすると(Sophieちゃんとしては、悪いことをしようと思ったのではないのですが結果的に…)、お母さんに怒られて、「ディナー」を食べさせてもらえなくなるのです。「お部屋へお行きなさい」と追い出され、後でLa Boonneがお部屋に食べるものを持ってきてくれるのです。

乳母のような存在は、フランスの(ハイクラスの)生活では一般的だったんでしょうね。
確かに、よく目にします。

〉さらにおもしろいのは、お母さんが怒ると言葉遣いが丁寧になるのです。フランス語では普通仲のいい友達や家族が二人称で呼ぶときは「tu」を使います。初対面の人やあまり親しくない人には複数形兼用の「vous」を使います。お母さんが怒る時はSophieちゃんに対して「vous」になってしまうのです。当然動詞の活用もそれに合わせます。しかも自分の娘にMademoiselle(マドモワゼル)」なんて呼びかけるのです。するとそのうち、お母さんが丁寧な言葉遣いになると「恐い〜!」と思うようになりました。

これ、万国共通では!?英語の本ではよくこのシチュエーションを目にした気がします。具体的な本名は出てきませんが。
日本語でも母親が子供に、怒る時だけ、愛称ではなく「○○さん」と話しかけたりしますよね。

〉さらに、Sophieちゃんにはいとこ(男の子)がいて、よく一緒に遊ぶのですが、子どものことなのでしょーむないことで言い争ったりケンカになったりします。そうしたらそんな時もお互い「Monsier(ムッシュー)」「Mademoiselle(マドモワゼル)」と呼び始めるのです。

面白いですねー。

〉さて、それから60万語のころに、アメリカで出ているやさしいフランス語リーダーを読みました。今よりもずっと、もっと、読む本に困っていた時に、アメリカのアマゾンで学習用のリーダーがあるんじゃないかと思って探して何冊か買ってみたのです。そして本当にやさしくて読めたもの、途中で挫折したものいろいろありました。

〉その時の投稿 [url:kb:1654]
〉この時にJ'aime Lireシリーズもみつけてるんですねえ。

凄く、参考にさせていただきました。

〉Beginner's French Reader(1987語)
〉これが一番薄くてやさしくて、当時もちゃんと読めました。ということでまずこれを再読。

〉Easy French Reader(25735語)
〉かなり分厚い本です。
〉三つのパートに分かれています。
〉最初は日本の英語のリーダーに近い感じです。
〉アメリカ人のジュリーがフランスに来て、フランスの学校で知り合った友達との日常会話。フランス語学校にも行きます。アメリカ人が感じるフランス語の素朴な疑問などもあって、そうだなーと思います。このパートは読みやすいです。
〉二つ目のパートはフランスの歴史。
〉ちょっと難しくなります。やっぱり歴史なので、前も無理矢理読みました。今回その時よりはわかりやすくなった様な気がして、さらにおもしろく読めました。ただし第二次大戦後は大統領の事績を順番に紹介していくので退屈でよくわかりませんでした。
〉三つ目のパートは名作文学。
〉「最後の授業」とか、ゾラやモーパッサンの短編集。
〉前に読んだとき、あまりの分からなさに、ここで挫折しました。今読んでもあまりわかりません。わからないなりに無理矢理最後まで読みました。ひょっとしてこれは原文ではないかと思います。Easyって書いてある本なんですから、リライトするか、もっと本当にやさしい物語にしてくれたらいいのに。

これ、Part1〜2は5回くらい再読しました。
そして、Part3は一度も通読できていません(笑)。
Easyじゃないじゃーん、って突っ込んでいました。まったくもって同感です。
それから、この本、フランス語らしからぬ、可愛くない画ですよね…。

〉それから、前に本を開いて即挫折したリーダー。
〉Elementary French Reader(15671語)
〉それほど分厚くはないのですが、字が細かくて、しかもちょっと不鮮明。なんだ、これは…と思ったら、なんと1918年出版の本だったのです。本自体はきれいで新しいので、ロングセラーなんでしょう。出版社はマクミランです。こんなの、読んでられない〜と投げてしまったのですが、今回細かくて不鮮明な字に挑戦してみました。

良い本って、ちゃんと生きながらえているんですね。
でも、積読本や放置本が読めるようになるって、成長を感じますね。

〉で、この本で240万語通過しました。

ぱちぱちぱち!

〉また、フランス語の歌のCDを買いました。

ダニエル・ビダル、分からないので、こんど探してみようっと。
「TVでフランス語」で取り上げてくれないかな?

〉それから、クロード・フランソワ。シャンソン全集で「シャンソン・ポピュレール」という歌を知って、もっとこういう歌聞きたいなと思って探したら、これも日本でベストCDが出ていました。歌詞対訳付き。こちらもわかりやすくて聞きやすいです。

あ、こっちはちょっと分かります。
歌で言語や発音を覚えるの、いいですよね。会話で喋ったときとは少し発音が違ったりもしますが、省略する(していい)場所の感覚がつかめます。

〉さらに、「フレンチ・カフェ・ミュージック〜パリのミュゼット」というCDも買いました。ミュゼットといえば、フランスの映像などでBGMで流れるアコーディオンのような調べ。これを聞くと気分はパリです。

あー、いいですねぇ。
気分から盛り上げていきましょう!
ではまた。


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