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2496. Re: 中国語で800万字通過おめでとうございます
お名前: 柊
投稿日: 2013/8/17(10:43)
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"杏樹"さんは[url:kb:2495]で書きました:
〉中国語で800万字通過したので報告します。
杏樹さん、こんにちは。中国語800万字通過おめでとうございます。
〉英語で1200万語報告したばかりなのに?なんですが、ずっと前からリーチになっていたのにフランス語で220万語目指すことを優先し、それが通過したらいきなりナルニアを読み始め、「あと少し」で止まっていたのです。ナルニアも読み終わったことですし、中国語でマンガ1冊読んだら通過してしまいました。
それでですか。
〉調べてみたら、700万字通過が2011年8月なので2年もかかっています。確かに、中国語の本はあまり読んでいません。でも中国語は個人レッスンを受けていて毎回短い物語を音読していますし、翻訳の通信教育も受けていて課題文を読んで日本語に翻訳してます。ですからいろいろ読んではいます。
すごく勉強してらっしゃるんですね。私も中国語は興味があるので(何も始めてないけれど、多言語マニアなもので)、そのうち始めたいと思っています。
〉とりあえずこの100万字で読んだものを紹介します。
〉2011年は前の報告でも書きましたが、1年かけて聖書を読んでいました。年末に無事読了しました。中身はあまり頭に入りませんでしたけど。
聖書の通し読みは、私もいっぺんやってみたいです。英語が一番楽そうかな?
〉それから「蕭紅精品文集」(149160字)
〉600万字通過の時に「呼蘭河伝」という本を紹介しましたが、その本の作者の文集です。最初短い作品がたくさん集まっていて、短編集かなと思いましたが、特にハルビンを舞台に身辺雑記みたいのが続いていてひょっとするとエッセイかも、と思いました。結局「文集」ということで、いろいろな作品が混ざっているようです。読みやすいのもあれば難しいのもあり、その中でちょっと長めの子供時代の回想らしい部分は読みにくいし面白くなくて飛ばしました。字数は飛ばした字数です。
〉途中で長文の魯迅の回想記などもありました。蕭紅は1930年代に上海にいたことがあり、その時魯迅の家にも出入りしていたのです。私は2010年に上海へ行った時に魯迅故居を見に行きましたが、その時に見た家の中の様子が文章の内容と一致していて、より興味深く思いました。また、日本にしばらく滞在したこともあり、その時の日記のようなものも収録されていました。
短編集は独特の難しさがありますよね。そう思って食わず嫌いですが。フィクションかノンフィクションかもわからずに読み始めると、余計大変そうですね。
〉「東北歴史」(25万字)
〉ハルビンで見つけた本です。日本ではなく中国の東北地方の歴史です。このあたりは中心から外れている辺境なので、この地域に焦点を当てた歴史の本は珍しいと思って買ってみました。中原の漢民族中心の歴史ではなく、少数民族が中心の辺境の歴史はまた違った視点でいろいろなことを知ることができました。現在の東北と言えば遼寧省、吉林省、黒竜江省ですが、ロシアにぶんどられた沿海州や、内外モンゴルも民族が入り混じって歴史的には分けられない部分が多く、やや広い範囲でとらえられています。
〉ちょっと難しかったですが、その分読み応えがあって、中国語でしか読めない本が読めてよかったと思いました。
そうですよね。その言語でしか読めない本を読めたときの醍醐味といったらないですよね。
〉「哈爾浜-東京-莫斯科」(11万字)
〉莫斯科とはモスクワのことです。
〉昔のハルビンのことを調べようと思ってもあまり本がなくて、とりあえず「ハルビン」とタイトルが付いた本を探した結果です。
〉著者はソ連時代の外交官の娘で、ハルビン、東京と赴任してモスクワに戻ってからの回想を書いたものです。ということで、原書はロシア語です。1930年代のハルビンで過ごしているので当時のことを多少は知ることができます。東京にいた間は短いです。
〉結局モスクワに戻ってからのことが一番長いです。
〉興味深いのは、学校の同級生にスターリンの娘スヴェトラーナがいて、親友になったことです。そのためスターリンの家族の様子がうかがえる部分があります。父親も外交官なのでスターリンと面識があります。父親はある時東京にいた時の行動によってスパイの容疑をかけられ連行されます。著者は父親の無実を信じて、翌日学校へ行った時スヴェトラーナに会って、スターリンに父親を釈放してもらうようお願いします。そうしたらその連行はスターリンの知らない所で行われたらしく、スターリンはその件を知ってあっさり釈放されて帰ってきました。
〉戦争が始まってドイツ軍による空爆が始まった時、著者はスヴェトラーナと一緒にモスクワを離れて非難します。その時まで二人の間は親密なものでした。
〉しかしモスクワに戻ると、スヴェトラーナには学校で新しい友人ができ、著者とは疎遠になって行きます。そしてしだいに口も利かないようになってしまいました。
〉その後父親は病死します。著者は大学へ進み、英語の教師になります。しかしその後スターリンが死んでしばらくのち、父親はスパイだったという告発を受け、証拠だという文書も公開されました。しかし著者にはどうしても納得がいきません。この本を書いたのは、その経過を明らかにしたいという気持ちからです。真相は結局わからないのですが、自分の知る限りのことを記録しておきたいということからこの本は書かれたのです。
これまた、難しそうだけど、興味深い本ですね。
〉「台湾近代建築」(30720字)
〉前に台湾で買った本です。ずっと積んであったのですが、4月に2回目の台湾に行ったので、近代建築を見るために予習のために読みました。台湾の近代建築の流れが概観できます。
〉で、4月に台湾へ行ったわけですが、その時に台湾マンガを買ってきました。例によって少女マンガの時代ものばかりです。
〉「水神祈繪巻」(飄[糸是]亞:著)
〉隆恩鎮の河の神(イケメンのにいちゃん)は、民が河の神をまつる行事をやめたのを知って怒り、雨を止めてしまいます。困った村の民はいけにえの少女を川に沈めます。その少女は河の神の所に来るのですが…。
〉まだ1巻だけで、これからどうしましょう、というところです。
Yun Mi-KyungのBride of the Water Godみたいなものでしょうか?
〉それから、今まで気に入って買っていた作者の新作が出ているので買ってきました。5巻まで出ていてまだまだ続きます。
〉「緋色王城」(依歓:著)
〉漢代をイメージした架空の王国の宮廷の物語です。
〉4巻まで読んだら800万字が近づいてきたんですが、なぜか5巻をずーっと置いたままにしていました。その置いておいた5巻を読んだら800万字通過しました。なんでもっと早く読まなかったのかナゾです。
王国もの! いいですねえ。歴史好きには、王族好きの要素もあると思います。少なくとも私にはあるので、面白そうです。
〉中国語はかなり普通の本も読むようになってきました。まだ難しくてずらずらとはいかない部分も多いですが。しかもなぜか英語の歩みと似ているような気がします。300〜500万語ぐらいまで似たようなレベルの児童書ばかり読んで、なかなかレベルが上がらないと思ったり。英語で800万語くらいの時、ヒストリカル・ロマンスでPBを読むようになったものの、理解度が低くてやっと読んでいる感じでした。
〉中国語はずっと勉強しているので、英語よりはレベルの高いものが読めているとは思いますが、全然勉強をしていない英語との落差が思ったより大きくありません。しかも中国語はレッスンの時使っているもの、「中国語ジャーナル」など、カウント外のものがけっこうあるので、実は800万字では済まないと思います。
〉特にこの間台湾へ行ったのは宝塚の台湾公演を見るためでしたが、現地で買ったプログラムのほか、雑誌で宝塚特集をやっていてかなりのページで詳しい記事が載っていました。写真も多いし文字の組み方もページによってまちまちで字数を数えるのが大変なので数えませんでした。
〉そういえば「中国語ジャーナル」が休刊してしまいました。「韓国語ジャーナル」も「日本語ジャーナル」も休刊したので、出版社に何か事情があったんでしょう。
〉でも中国語は「できる」ようになりたいので、どうやったらもっと上達するのかと思っています。
すでに充分できておられると思っていましたが、上には上があるのですね。学習法についてのことなら、寅彦さんのブログの一つが、学習法特集のメルマガをそのままネット掲載していました。興味があれば、どうぞ。
ではでは〜(中国語は本当に何もわからないので、何も書けない)。
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