フランス語130万語通過

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1851. フランス語130万語通過

お名前: 杏樹
投稿日: 2010/12/23(23:08)

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フランス語で130万語通過しました。

読める本を見つけるのが大変で、10万語読むのが一苦労です。
120万語報告で見つけたシリーズが読めそうだったので、とりあえずそれをそろえてみました。

まず、前回の報告の柊さんとのやりとりで手を出してみた本。
「Anne de Kiev」
キエフ大公国の公女、Anneの少女時代のお話です。のちにフランス国王の妃になるので、フランスと一応かかわりはあるということです。かなり飛ばしながら、まあだいたいこういう話だろう、と感じで読み終わりました。

そしてそろえたシリーズは、まずLe Chateau Magique。
スコットランドのお城に住むクラリス大おばさんが長期の旅行に行くので、留守の間にクレアは一家でそのお城に住むことになります。お城には大おばさまからクレアへの秘密のメッセージが。「Princesseを探してね。見つかったらBoujour!とあいさつしてね。」
そうしてお城の中で絨毯やタピスリーの絵や人形など、お姫様らしき姿を見つけてあいさつをすると、クレアはそのお姫様の世界へ…。

というパターンがあるので、慣れてくると読みやすくなります。行って帰ってくるところの文章が同じようなので、そこはMTHみたいかも。最初にお姫様に出会ってお話をすると、いつもお姫様はおばあさまが小さいときに異世界から来たクラリスという女の子に出会ったことがある、という話になるというパターンになっています。
3巻の日本があまりにトンデモだったのですが、もともとファンタジーの世界ですし、いろいろな世界へ行って冒険して来るのが面白くなってきました。
最初は「かわいくない」と思っていた絵も、デフォルメや個性が少なくて適切な描写で、内容を理解する助けになっているのでなじんできました。
3巻までは120万語で報告しましたのでその続きから。

4.La princesse Akisi et le mysterieux sorcier
クレアは書斎でアフリカの彫刻を見つけます。女の子…お姫様?ということで、クレアはアフリカへ。そこでは日照りが続いて川が干上がり、みんなが水汲みに苦労していました。お姫様は雨乞いのダンスをすることができるのですが、何度挑戦しても雨は降りません。実はそこには悪巧みが…。

5.La princesse Anastasia et la terrible Baba Yaga
クレアはマトリョーシカを見つけます。開けていくと、次々と人形が表れて、最後に小さなお姫様が。今度はロシアです。そこではBaba Yagaがお城に魔法をかけて、全てを凍らせてしまったのです。それを逃れていたアナスタシア姫と、クレアは魔法を解くためBaba Yagaに立ち向かいます。

6.La princesse Chenoa et le Grand Esprit Soleil
クレアは庭でトーテムポールを見つけます。アメリカ・インディアンのものです。トーテムポールの下の方に、馬にまたがった女の子が。これはお姫様?と思ってBonjour!というと、クレアは北アメリカのインディアンの国へ。
そこでは夜になると、悪夢がおそろしい怪物になってやってくるのです。それを退治するためにはドリーム・キャッチャーをみつけなくてはなりません。クレアとお姫様はドリーム・キャッチャーを探す旅に…。

7.Laprincesse Nour et la Malediction Sphinx
タイトルから想像がつくように、今度はエジプトです。お姫様のお姉さんが重い病気になりました。そのころのエジプトでは、王女が16歳になる前に死ぬと、国が亡びるという言い伝えがありました。そして実際、バビロニアの軍隊がエジプトに迫っているのです。呪術師が言うには、スフィンクスの所へ行けば、薬を分けてもらえるに違いない…二人はナイル川を船に乗ってスフィンクスを探しに行きます。

8.La princesse Kaimi et la coquillage magique
クレアはハワイからのお土産の箱の中にたくさんの貝(coquillage)があるのを見て、弟とはしゃいでいます。そうしたら、大きな貝の中に女の子の絵が…。
ハワイでは火の神ペレが火山から火を噴いています。これは大きな噴火になりそうです。お姫様は、火の神ペレを鎮めるために、魔法の音楽を奏でる貝を探しに行こうとしています。クレアはそこに行き合わせ、二人で船に乗って伝説の島へ向かいます。

9.Satya et la fille disparue du maharadjah
今度はインドのマハラジャの国です。クレアはいつものように女の子の絵を見つけてBonjour!と言って異世界に行きますが、そこはインドの街角です。お姫様らしき人はいません。しかしお店の前で大きな壷をかき混ぜている女の子が絵と同じようなので、声をかけました。でも彼女はお姫さまではありません。お店は絹の布地を売っているのです。彼女は両親を亡くしておじさんのお店を手伝っているのです。
最後に出てくるマハラジャの宮殿はどうみてもタージ・マハール…それ、お墓ですってば。

10.La princesse Titiana et la Fleche de Cupidon!
クレアはお城の地下の奥にモザイクの絵を見つけます。それはローマ時代のもので、クレアはローマ帝国(王女がいるなら共和制のはずはなし…)へ。でもいろいろな神様が出てきて、神様の国へも行くので、ローマよりもギリシアの方がよかったような気が。タイトルは「ティティアナ姫とキューピッドの矢」です。でも恋に落ちる矢ではありません。メルクリウスの羽のサンダルを借りて、空に昇って神様の国へ行くなどファンタジー度が上がっています。

11.La princesse Marissa et la Sorciere de mer
さらにファンタジー度は増していきます。クレアは庭の泉の中に人魚の彫刻があるのを見ます。Bonjour!と言うと、クレアは海辺に来ました。そうしたら岩の上に人魚が座って髪を梳いています。これまたその人魚Marissaのおばあさまとクラリス大おばさまが昔出会ったことが判明して二人は友達に。そしてMarissaがクレア額に指を当てると、クレアは人魚に変身します。心が通じた友達なら魔法が効くのです。そしてクレアはMarissaと一緒に海の王国へ…。

いつも危機が起こってハラハラするので先が読みたくなってどんどん進みます。けっこうおもしろいシリーズなんですが、原書のはずの英語がそろわないようです。なんででしょう?

次はL'ecole d'Agatheシリーズです。
小学生の日常ならあまり興味が持てないかも…と思ったのですが、アガートがクラスメイトを紹介する、という形で巻ごとに主役が変わるのです。語り手はずっとアガートなんですけど。
・クラスの遊びをいつも自分で決めてしまうAudrey。ロビンソン・クルーソーを読んで「今日は無人島ごっこ!」
・消防士の息子、Paul。社会見学で消防署へ行くと、Paulのお父さんが説明してくれます。そうしたら火事が起こって消防車が出動。その後Paulともう一人の友達が見当たりません。二人は消防車にこっそり乗り込んで、一緒に出動してしまったのです。
・おしゃれなCarolieは自分がお姫様だと思っています。そしてタカビーな態度で人に命令します。しかしある日、急にやさしくなって…?!
・双子のEmmaとLea。どっちがどっち?

など、「次はどんな子が出てくるかなー」と思って楽しみになりました。ものすごい冊数があるんですが、まさか全部揃えたりは…。

この2シリーズにJ'aime Lireの再読を組み合わせると、3冊で1万語越えます。それでこのローテーションで回して1万語ずつ積み重ねていきました。

さらに未読で置きっぱなしのmartineシリーズも何冊か読みました。このシリーズは文章が絵本独特の言い回しがほとんどなく、学習用のフランス語で理解できるので、初級でも勉強した人にはとっつきやすいです。絵を見ていると、いかにもフランスの町、といった雰囲気でどっぷりひたってしまいます。

ということで、この10万語はシリーズものに助けられました。でもChateau Magiqueシリーズはあと1冊しかありません。またどうやって語数を稼ぐかが悩みです。J'aime Lireの再読、再々読かも…。

とりあえず次は上海で買ってきた中国語の本を読みます。それが終わったらロマンス本(英語)に行きます。


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