祝!フランス語100万語通過!

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/7/1(05:23)]

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1729. 祝!フランス語100万語通過!

お名前: 極楽トンボ http://d.hatena.ne.jp/gokuraku-beijing/
投稿日: 2010/1/10(16:18)

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〉フランス語100万語通過しましたので報告します。

  記念すべきフランス語100万語おめでとうございます!

  わたし、フランス語全然知らないので、わたしがお祝い申し上げるのも
  ちょっと気が引けます。でも、貴重な多言語仲間だし、
  なによりも英語通過報告でいつも貴重なコメントくださる杏樹先輩の
  7年越しの偉業達成に立ち会ったわけですから、蛮勇をふるって
  拙コメント差し上げようと思います。

〉まず英語以外の言葉はやさしい本が少ない・手に入れにくい、で、始めたのは中国語とあまり変わらない時期なのに、止まってばかりで全然進みませんでした。
   多言語多読の苦労する点です。

〉★まず過去ログを調べたら、フランス語を始めたのは2003年でした。アマゾンで「リサとガスパール」を注文したのです。
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〉多読を始めて1年あまりたったころです。英語で多読をしてみて本が読めるようになってきたので、中国語やフランス語でもできないかと思ったんですね。

   英語多読は中国語・フランス語多読のためでもあったのですね。

〉★それからとりあえず「がまくんとかえるくん」など絵本を注文してみました。
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   英語多読の定番本の他言語版から始めるという手ですね。

〉★そしてSEGの多読セットでやさしいシリーズが出たので購入。
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   SEGの他言語多読セットに中国語はありません(怨)。

〉これが全て2003年。でもまだ絵本ばかりなのでこれで1〜2万語ぐらい。しかしこの後中国語は中国へ行ってやさしい本をまとめ買いしてなんとか進み出しましたが、フランス語は読みやすい本がないため休眠状態が続きます。

  現地行ったって、多読向きの本はそうやすやすと見つかりませんよ。

〉★それが突然2005年になって、わからないくせに「プチ・ニコラ」を読んで語数を稼いでしまいます。理解度が低いのになぜ読めたのか?という疑問から、外国語の獲得についての議論に発展しちゃってます。
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〉★そして「プチ・ニコラ」全巻読了。ここで15万語。
[url:kb:930]

   理解度高きが故に尊からず!
   外国語読書の楽しみは理解の度合いによらないのです。
   わたしは英語500万語でやっと悟りました。
   愚かなり、わが多読。
   

〉★しかしまたもや長い休眠期間を置いて、次は2007年に飛びます。
〉「ベルサイユのばら」フランス語版で26万語通過。
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   邦語で読んだことある本の仏訳ですね。

〉その後、実は「カードキャプターさくら」を読んで語数を稼ぎました。理解度が低すぎて本当に語数を稼いだだけで、報告もしてません。

   あらまあ、杏樹さんらしくもない。

〉それが2008年の終わりごろ、突然「今度こそフランス語で100万語めざそう!」と思い直しました。そしてGRを読もうと思って注文。…しかしそれまで知っていたGRは難しすぎました。しかしアマゾン・フランスでもっとやさしいところから始められるGRのシリーズをみつけました。CLE International社のLectures De´couverteシリーズです。これのレベル0〜1は「やっと見つけた」と思うほど読みやすかったです。
〉しかし、各レベル冊数が少なすぎます。あっという間にレベル2,3と進んでしまい、レベル3で行き詰まりました。

   中国語GRもちらほら出現してるんですけど、点数の少なさがネック。
   いつか関西に行く用事ができたら、サンプルを持参して
   杏樹さんにご覧いただき(というか、見せびらかし)たいです。

〉★2009年2月に50万語通過しました。。フランス語多読を始めたい人に参考になるように、やさしいGRと絵本のレベル別シリーズをまとめて詳しく紹介しました
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   貴重な報告ですよね。たぶん、音声付のこれが充実しないと、
   他言語多読は絶対普及しませんね。わたしのカンでは。
   中国語の絵本のレベル別シリーズも少しずつ始まっています。
   でも、消長が激しいので、どれが定番化するのか全然わかりません。
   少しずつ集めていますので、そのうち報告します。

〉★しかしGRに行き詰りました。そこで見つけたのが子ども向けのJ'aime lireシリーズです。あと、英語圏での易しいフランス語リーダーやら、英仏二ヶ国語対訳絵本も見つけました。
〉ここで60万語。
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   絵本も英語といっしょで、ネイティブにとってはやさしい言葉なのに
   われわれ外国人には難しいんですよね。とくに初心者にとって。
   これが読める力がつけば、あとは読める本を探していけばよいのです。
   あとは気持ちの強さで何とかなる感じがします。
   きっと、これが杏樹さんのフランス語100万語達成成功の理由ですね。

〉★ひたすらJ'aime lireシリーズを読んで70万語通過。
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〉★あまり変化を感じず、やっぱりJ'aime lireを読んで80万語通過。
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〉★なかなか理解度が上がらず、ちょっとあせってきて上のレベルを目指したり、GRにもう一度手を出したりしましたが、結局J'aime lire中心で90万語通過。
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〉★90万語〜100万語までの経過
〉90万語の時にレベルアップもGRもダメだったので、地道にJ'aime lireを読みました。
〉さらに50万語通過で報告したmartineシリーズと、60万語通過で報告したMonsieur et Madameシリーズも読みました。どちらも安心して読めるシリーズです。でもやっぱり理解度が上がったような気がしません。
〉しかし100万語通過本はどうしようかと思いました。そこで思いついたのがLoulou de montmartreです。1巻はあまりにもわからなかったのですが、続きが読みたくて90万語越えてから2巻を読んでみました。そうしたら1巻よりわかりやすいような気がしました。それで3巻も読めるかな?と思って手に取ってみました。そうしたら、もっとわかりやすかったです。絵の助けもありましたけど、なんだか内容が理解しやすかったです。それでめでたく100万語通過しました。1年ちょっとで後半50万語あまりを読んだことになります。

   ということは、この一年でそれまでの6年分を読んじゃった?
   他言語同時多読でも、ある時期には特定の言語に集中したほうがよい
   ということかな。継続的に読めるようになるかどうかの瀬戸際なら。

〉★これで三言語で100万語制覇したわけですが、100万語通過時の内容にはずいぶん落差があります。

〉まず英語は、フツーに「英語、わかりません」レベル。PGR0で始めたのがちょうどいいレベルでした。それで多読の進め方にしたがっておすすめ本、多読セットを順調に読み、平均的にレベル3で100万語通過。確かにこれでは「ペーパーバックの道」にはたどり着けなかったものの、おもしろい本がいろいろあるし、掲示板やオフ会で多読仲間は出来るし、通過後も英語多読の平均的な道をたどっていきました。

   おもえば、わたしの100万語のころは苦しかったような気がします。
   和訳読みから脱却できなくて。自覚すらなかったもんね。

〉中国語は一生懸命勉強して、なのにどうも使えない、本もなかなか読めない、で行き詰まりを感じていました。英語の多読でやさしい本をたくさん読むことの効能がわかったので、自分のレベルよりもずっとやさしいと思われる本を読むようにしました。それまでの語学学習の考え方では、難しめの本を読んだほうが勉強になる、と思っていたのです。しかしやさしい本を読んでみますと、どんどんレベルアップして行きます。英語以外の言葉は本を手に入れるのが難しいですが、中国語はレベルが上がり始めたらその後はけっこう児童書でも字の詰まったものが読めるようになったので、本を選ぶのが楽になりました。こうして割合早いペースでレベル上げができました。

   わたし、ニュースのような定型的で文語的な文章だと和訳読みしないで
   読めるのですが、会話の多い小説や物語になると、和訳読みしているみ   たいです。いまは朗読番組を活用した聴き読みをメインに
   和訳読みからの完全脱却を期しています。

〉さて、フランス語は昔習ったものの忘れ果てています。やさしい絵本も読めません。とにかくORTクラスの本がないので、いくらやさしい本を探してもどこか無理をして読むようなレベルです。それでちょっと背伸びしながら、理解度が思い切り低くても、とにかく読んでいくしかありませんでした。理解度の低い本を読んでいるためか、もともとスタートのレベルが低すぎたせいか、とても英語のように「100万語でレベル3」とはいきません。

   わたし、初級レベルから他言語多読に挑戦したことがありません。
   英語と中国語の多読が、お勉強軌道から娯楽軌道に移行したら、
   第三の言語の初級レベルから多読をやってみたいです。
   フランス語はないと思いますが。

〉さらにこれから新たな課題は、英語と中国語とのバランスです。英語と中国語だけでもバランスよく読むのは難しかったのに。フランス語が入るとどうなるのやら。フランス語で100万語読むまではフランス語中心にして、なるべく英語や中国語の本は見ないようにしていましたが、100万語通過したのでそろそろ英語も中国語も読みたいです。どちらも未読本が積んであって、読みたい本がたくさん。でもフランス語も中断したくない。

   多言語多読の困難は、バランス配分です。
   娯楽軌道に入っちゃえば、バランス配分はラクかもしれません。
   しかし、杏樹さんのフランス語100万語通過みたいに、
   その言語で継続的に楽しく多読ができるようになるかどうかの瀬戸際
   では、バランス配分なんて言ってられないだろうなあと思います。
   勉強軌道の言語が2つあるだけで、バランス配分は難しくなります。
   3つめは本当に大変だと思います。

〉とりあえず多読はしたいように、好きなようにするのが一番ですので、無理をしないで読んでいくことを心がけます。ますます「明日の自分は何を読んでいるかわからない」状態になっていきそうです。

   計画的な多読って、なかなか難しいですね。
   自然成長的多読というのが望ましいんでしょうけど、
   これもなかなか難しいですよね。
   
   多読は風まかせ ほんのひと吹きで
   他の言語へ いつもは飛びたてるけど


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