フランス語100万語通過!et100万語総括

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/29(04:41)]

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1728. フランス語100万語通過!et100万語総括

お名前: 杏樹
投稿日: 2010/1/10(02:03)

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フランス語100万語通過しましたので報告します。

通過本は

「Loulou de montmartre (3) Escapade nocturne」
です。

まず英語以外の言葉はやさしい本が少ない・手に入れにくい、で、始めたのは中国語とあまり変わらない時期なのに、止まってばかりで全然進みませんでした。
あまりにも長い間にダラダラ読んでいたので、過去ログでどうやってフランス語を読んできたのか振り返ってみました。

★まず過去ログを調べたら、フランス語を始めたのは2003年でした。アマゾンで「リサとガスパール」を注文したのです。
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多読を始めて1年あまりたったころです。英語で多読をしてみて本が読めるようになってきたので、中国語やフランス語でもできないかと思ったんですね。

★それからとりあえず「がまくんとかえるくん」など絵本を注文してみました。
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★そしてSEGの多読セットでやさしいシリーズが出たので購入。
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★さらに「マドレーヌ」のフランス語版を読みました。
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これが全て2003年。でもまだ絵本ばかりなのでこれで1〜2万語ぐらい。しかしこの後中国語は中国へ行ってやさしい本をまとめ買いしてなんとか進み出しましたが、フランス語は読みやすい本がないため休眠状態が続きます。

★それが突然2005年になって、わからないくせに「プチ・ニコラ」を読んで語数を稼いでしまいます。理解度が低いのになぜ読めたのか?という疑問から、外国語の獲得についての議論に発展しちゃってます。
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★そして「プチ・ニコラ」全巻読了。ここで15万語。
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★しかしまたもや長い休眠期間を置いて、次は2007年に飛びます。
「ベルサイユのばら」フランス語版で26万語通過。
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その後、実は「カードキャプターさくら」を読んで語数を稼ぎました。理解度が低すぎて本当に語数を稼いだだけで、報告もしてません。

それが2008年の終わりごろ、突然「今度こそフランス語で100万語めざそう!」と思い直しました。そしてGRを読もうと思って注文。…しかしそれまで知っていたGRは難しすぎました。しかしアマゾン・フランスでもっとやさしいところから始められるGRのシリーズをみつけました。CLE International社のLectures De´couverteシリーズです。これのレベル0〜1は「やっと見つけた」と思うほど読みやすかったです。
しかし、各レベル冊数が少なすぎます。あっという間にレベル2,3と進んでしまい、レベル3で行き詰まりました。

★2009年2月に50万語通過しました。。フランス語多読を始めたい人に参考になるように、やさしいGRと絵本のレベル別シリーズをまとめて詳しく紹介しました
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★しかしGRに行き詰りました。そこで見つけたのが子ども向けのJ'aime lireシリーズです。あと、英語圏での易しいフランス語リーダーやら、英仏二ヶ国語対訳絵本も見つけました。
ここで60万語。
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★ひたすらJ'aime lireシリーズを読んで70万語通過。
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★あまり変化を感じず、やっぱりJ'aime lireを読んで80万語通過。
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★なかなか理解度が上がらず、ちょっとあせってきて上のレベルを目指したり、GRにもう一度手を出したりしましたが、結局J'aime lire中心で90万語通過。
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★90万語〜100万語までの経過
90万語の時にレベルアップもGRもダメだったので、地道にJ'aime lireを読みました。
さらに50万語通過で報告したmartineシリーズと、60万語通過で報告したMonsieur et Madameシリーズも読みました。どちらも安心して読めるシリーズです。でもやっぱり理解度が上がったような気がしません。
しかし100万語通過本はどうしようかと思いました。そこで思いついたのがLoulou de montmartreです。1巻はあまりにもわからなかったのですが、続きが読みたくて90万語越えてから2巻を読んでみました。そうしたら1巻よりわかりやすいような気がしました。それで3巻も読めるかな?と思って手に取ってみました。そうしたら、もっとわかりやすかったです。絵の助けもありましたけど、なんだか内容が理解しやすかったです。それでめでたく100万語通過しました。1年ちょっとで後半50万語あまりを読んだことになります。

★これで三言語で100万語制覇したわけですが、100万語通過時の内容にはずいぶん落差があります。

まず英語は、フツーに「英語、わかりません」レベル。PGR0で始めたのがちょうどいいレベルでした。それで多読の進め方にしたがっておすすめ本、多読セットを順調に読み、平均的にレベル3で100万語通過。確かにこれでは「ペーパーバックの道」にはたどり着けなかったものの、おもしろい本がいろいろあるし、掲示板やオフ会で多読仲間は出来るし、通過後も英語多読の平均的な道をたどっていきました。

中国語は一生懸命勉強して、なのにどうも使えない、本もなかなか読めない、で行き詰まりを感じていました。英語の多読でやさしい本をたくさん読むことの効能がわかったので、自分のレベルよりもずっとやさしいと思われる本を読むようにしました。それまでの語学学習の考え方では、難しめの本を読んだほうが勉強になる、と思っていたのです。しかしやさしい本を読んでみますと、どんどんレベルアップして行きます。英語以外の言葉は本を手に入れるのが難しいですが、中国語はレベルが上がり始めたらその後はけっこう児童書でも字の詰まったものが読めるようになったので、本を選ぶのが楽になりました。こうして割合早いペースでレベル上げができました。

さて、フランス語は昔習ったものの忘れ果てています。やさしい絵本も読めません。とにかくORTクラスの本がないので、いくらやさしい本を探してもどこか無理をして読むようなレベルです。それでちょっと背伸びしながら、理解度が思い切り低くても、とにかく読んでいくしかありませんでした。理解度の低い本を読んでいるためか、もともとスタートのレベルが低すぎたせいか、とても英語のように「100万語でレベル3」とはいきません。

★しかし、100万語読んで感じることは「大量インプット」の力です。頭にフランス語モードができたような気がします。レベルは上がらないのに、フランス語が「わかる言葉」になってきたような気がします。言葉は理屈で理解するものではなく、身体にどれだけその言葉が入り込んでいるか、が大切なんじゃないかと思います。

★これから…
とりあえずまだJ'aime lireは続きそうです。新しく注文もしてますし、再読もしたい。でももうちょっとレベルが上げられたら…と思います。J'aime lire plusやGRが読めるようになりたいです。
また、Loulou de montmartreの3巻が「それでどうなるの?!」というところで「続く」になってしまったので、続きが読みたくなりました。このままこのシリーズに突入してしまおうか、とも思っています。もし3巻ぐらいの理解度なら読み進むことが出来るのでは…いやいや、もうちょっと理解度が上がってから読んだほうがおもしろいのではないか…と迷っています。

途中、「なんで私、フランス語を読もうとしたんだろう」と疑問に思うこともありました。結局フランスが好きだから…なんですが、よく考えるとこれといった目標本はないのです。では、フランス語で何がしたいのか?といいますと…フランスへ一人で旅行してなんとかなるぐらいフランス語がわかったらなあ、というぐらいでしょうか。パリの街を散策したいし、列車に乗って旅行してみたいです。
フランス語の本を読んでいても、フランスの雰囲気にひたることを求めてしまいます。ですから英語の本のフランス語訳はほとんどパスしてます。本当は英語多読のお勧め絵本・児童書はかなりフランス語にも訳されています。英語で読んだことのある本を読めば、理解度も高くなるかもしれません。しかし私はどうしても英語圏の本をフランス語で読む気がしないのです。読む気がするのは無国籍的なMonsieur et Madameシリーズぐらいです。

さらにこれから新たな課題は、英語と中国語とのバランスです。英語と中国語だけでもバランスよく読むのは難しかったのに。フランス語が入るとどうなるのやら。フランス語で100万語読むまではフランス語中心にして、なるべく英語や中国語の本は見ないようにしていましたが、100万語通過したのでそろそろ英語も中国語も読みたいです。どちらも未読本が積んであって、読みたい本がたくさん。でもフランス語も中断したくない。
とりあえず多読はしたいように、好きなようにするのが一番ですので、無理をしないで読んでいくことを心がけます。ますます「明日の自分は何を読んでいるかわからない」状態になっていきそうです。


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