オランダの児童書---Local Interest in Netherlands

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1684. オランダの児童書---Local Interest in Netherlands

お名前: Hyde
投稿日: 2009/7/7(19:00)

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オランダの児童書---Local Interest in Netherlands

 野暮用があって、オランダ・アムステルダムに行く機会がありました。
 残念ながら、ミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ(Dick Bruna) ([url:http://www.miffy.com/])の生まれ故郷ユトレヒトを訪れる時間はありませんでしたが、
 アムステルダムの児童書店”De Kinderboekwinkel”([url:www.knderboekwinkel.nl])の書店の方に、オランダ語の児童書や絵本は、どんなものがあるのか教えていただきました。

 以下が、オランダ人なら誰でも知っている子供番組、そしてオランダ語から英語に翻訳されたある程度有名な児童書です。

●“Dikkie Dik” ([url:http://www.dikkiedikboeken.nl/index.php])
「オランダ人なら誰でも知っている子供番組のキャラクターですよ。」こう言われて、最初に紹介された絵本&CDです。
オレンジ色の猫、”Dikkie Dik” が、しゃっくりがとまらなくなった歌、レモネードをつくる歌など、愛らしい表情で”Miauw!”となく姿は誰もが微笑ましく思うでしょう。
絵本が何冊も出ています。以下のサイトでDikkie Dik が見れます(画質・音質はあまりよくありませんが)。([url:http://video.google.com/videoplay?docid=-4840634647620244941])
私は、” Dikkie Dik - Limonade met prik”(ISBN: 9789025740894)を購入しましたが、なんとも可愛く、オランダ語はかいもくわかりませんが、なんどでも聞いてしまいます。

● ”Jip and Janneke” (by Fiep Westendorp) ([url:http://www.jipenjanneke.nl/web/show?id=39673])
主人公イップとヤネケの影絵のような絵本。日本でも既に人気があるらしく、つい先日(6/14)まで、青山ブックセンターでフェアをやっていたようです。([url: http://www.aoyamabc.co.jp/12/12_200906/jip_and_janneke2009614.html])。
英語版は、“Jip and Janneke Omnibus” (ISBN-10: 9045106655) などがあります。

● ”Hans Brinker or the Silver Skates” (by Mary Mapes Dodge)
ハンスとグレーテルの兄妹が、スケート大会の1等賞のスケート靴と、狂気の病に襲われた父親が埋めたはずの大金をめぐるオランダを舞台にした古典的な物語。氷に覆われたオランダの運河を滑る兄妹の姿が美しいです。石井桃子氏の翻訳(邦題『ハンス・ブリンカー』、『銀のスケート-ハンス・ブリンカーの物語』)が岩波少年文庫からでています。
(Project Gutenberg e-text of Hans Brinker, or The Silver Skates)

● “Hana in the Time of the Tulips” (by Deborah Noyes)
[url:http://www.deborahnoyes.com/hana.html]

● “Katje, the Windmill Cat” (by Gretchen Woelfle)
[url:http://www.gretchenwoelfle.com/katje_the_windmill_cat_2213.htm]

● “Katie and the Sunflowers” (by James Mayhew)
[url: http://www.bbc.co.uk/threecounties/content/articles/2005/01/28/james_mayhew_interview_feature.shtml]

 その他、店頭にはありませんでしたが、英語版のMANGAがやはりオランダでも人気とのこと。ただ、英語の本となると、価格が高いので、オランダのこどもも、おこずかいですぐに買うというわけにはいかないようです。その他、アンネ・フランクの話が有名ですが、児童書としては、ハリーポッターのみならず、ドイツ語圏出身のフンケ(Cornelia Funke)は依然高い人気を誇っているようです(私も現在、”The Thief Lord”を読書中)。
 2,000万人強の話者しかいない、少数言語のオランダ語。わたしたち日本人にダイレクトに届く機会は英語よりはるかに少ないですが、絵本のキャラクターなどはオランダ発ということを知らず、日本にはいってきていますね。
 皆さんご存知かもしれませんが、ご参考までにまとめてみました。


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