[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(12:53)]
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〉アーニャさんはじめまして、
〉tsumugiと申します。
tsumugiさん、はじめまして!
〉古文の専門家でもなく、素人の私の私見ですが…
〉多読の原則通りでよいのではないでしょうか
〉どこまで原文に忠実かどうかという問題は別として…
〉(気合いを入れれば博物館にあるような代物になってしまうので…)
〉一応、岩波や講談社学術文庫といった安価で手に入るレベルの原文であれば、
〉基本的な古文知識と漢字の知識があればどれでも読めると思います。
古典は高校以来なので、ほとんどの知識がどこかへふっ飛んでいます(;;)
英語の多読のように、量でその単語の感覚をつかめたらなぁ、多義語も文章から得とくできればなぁ、
と思っていたのですが、少し安易な考えだったかな…(^^;>
やはり大まかな知識は知って置いておいたほうが良さそうですねぇ。
〉多読的な子どもでも読めるって言う易しいものは
〉古文で入手することはできないと思うので、
〉大人的多読「好きなもの」、「趣味」、「知識のあるジャンル」 をキーワードに進めたら
〉いかがでしょうか…
たしかに。そこが古文では難しいですよね。
英語の多読のように、絵もなければ、YL0や1の文章がないですものね。
「知識のあるジャンル」は残念ながらないのですが(笑)、
「好きなもの」から攻めてみたいと思います p(^∀^)q
〉お勧めというわけではないのですが
〉学生時代一番読んでいたのは実は歌集の類でした。
〉一番短く エッセンスがつまった和歌という形式が気に入っていたからなのですが…気に入った歌だけ何度も読み返して諳んじてました。
〉分からない歌もだいぶあったのですが、そこは数が多い(万葉は約4000 新古今は約1000載ってますよね)ので無視してました(多読モード入っていたと思います)。
〉万葉集 新古今はお気に入りの歌が多かったと思います。
〉万葉集は技巧と言うより感情的にストレートなので量は多いし形式は古いのですが、親しみやす歌も見つかるのではないかと思います。凝った歌が良ければ時代が新しいもの(拾遺集とか)がいいのではないでしょうか?
私は高校の時から、どうも歌は苦手でしたが、
もし古文の多読がうまくいったあかつきには、
歌の方にもチャレンジしようと思います!
歌が好きな人って憧れるなぁ…。tsumugiさんは、きっと風流な方なんだろうなぁ…。
〉源氏はストーリーのほとんどを翻訳や漫画で抑えられるので
〉長さの割には意外と向いている気もします。
〉章立てされてるので読みやすいですし…
〉(英語版もネットでみつかります。wikipediaで源氏物語を引いて英語版に飛ぶと、 Seidensticker translationのリンクが見つかります。私は桐壺しか読んでいませんが英語の世界にこの表現が持ち込めるんだと思い知らされた作品でした。確かに英語としては私のレベル以上に難しかったのですが、音読し、文章の一つ一つを眺めるにつけ、今まで読んだ英語の中で一番綺麗だと感じました。)
源氏物語は、高校の時友達から大和和紀のマンガを借りて、
授業そっちのけで(おいおい!)夢中になって読んだ記憶があります。
今はもうどんな話かおぼろげですが、あまりにもプレイボーイな源氏にちょっぴりひきつつも、
手の届くところにはもういない母の影ばかりを追う姿が切なかったです。
古文だと、一文の裏の色々な感情を読み取らなきゃいけないですが、
英語だとストレートに書かれているのかしら。。
綺麗な英語だということで、ぜひ読んでみたいですねぇ!
〉枕草子は短くて感覚的な言葉が多くて私にとっては読みやすかった気がします。学生時代の友人の古文好き男子に言わせれば、わけわからん事ばかりで一番読みにくかった本の一つらしかったです…。でも他の古典を読むのに役立つかと言われればこれは異色の作品のような気が…。
枕草子も少し苦手意識があったのですが、
荻原規子さんの「ファンタジーのDNA」という著書の中で、
宮内には堅苦しい人ばかりが住んでいたように思われるが、
枕草子から、普通の人と同じようにいきいきした様子が描かれているということを知り、気になっている作品なんです♪
〉源氏と同じ理由で翻案小説や漫画を読んで興味を持った「とりかえばや」とかも楽しめました。(歳がばれますね 笑)
早速、学術文庫の「とりかえばや物語」を図書館から借りてきたんですよ〜☆
〉確かに竹取や今昔の中にはメジャーな作品が多いし、
〉基本的に短篇なので読みやすいかもしれませんね。
〉筋書き的に落窪とか鉢かつぎ(この辺は御伽草子の中でしたっけ?)あたりもストーリー構成がおきまりパターンな昔話としてどこかで聞いたことある作品が多いので読みやすそうです。
たしか落窪は、現代版シンデレラストーリーですよね。
初心者の私は、おきまりパターンが良さそうなので、こういうのをどんどん
読んでいく予定です。
〉蜻蛉や堤中納言は確かに各部の解釈が難しいのかもしれません。
〉蜻蛉に関してはああいうどろどろ怨嗟が好きなら歌をヒントにいけるかもしれませんが…
〉ストーリーの構成自体もあっちこっち飛んだ記憶があるので…違ったかなあ、
〉読みにくいなあと思いつつ、
〉昼ドラの世界まっただ中気分で学生時代ガンガン読んでいた気がします…。
〉平家や義経記はあの時代背景がどうも駄目でいけません…。
〉読んでも絶対気分が乗らないことは分かっているので…
〉平家の頭の部分の響きは好きなんですけど(苦笑)
tsumugiさんと趣が少し異なって、私は意外に平家などは好きなんです(えへへ)
戦いの中の男のロマンに、惹かれるんですよ(えへへ)
〉徒然草は教養だと思って読みましたが、
〉ちっとも楽しめず泣きのはいる作品でした。
〉古文としては背景に関する基礎知識は要りますが、ストレートな方なのじゃないでしょうか…。
〉今でも2大トラウマ作品(もう一つは奥の細道)です。
〉時代が近いから行けるかなあと思ったのですが…私には鬼門な作品でした。
〉与謝蕪村の「おらが春」の方が好みでした。
tsumugiさんは色々と読まれたんですね〜!すごい。
私も徒然草はなかなか共感するところがなくつらい作品でした。
〉江戸以降は歴史背景や書き手が男性が多くなったせいか苦手先入観が強い作品が多く読めなかったのでごめんなさいなのです。
いえいえ。江戸以降の文学作品は、
勉強の時作者と作品名を覚えたぐらいで、私も作品の内容や面白さについて
は全く分からないのでかまいませんよ♪
〉というわけで最初に戻ります。
〉私が気に入っているかどうかという
〉客観性のない説明ばかりで申し訳なかったのですが、
〉どうしてそれをしたかというと
〉大人多読をやる以上、時代背景の基礎知識や興味があるかどうかが
〉まず第一だと思うのです。
〉時代に関係なく共通の感覚もあると思うのですが、
〉その時代時代で使われる言葉や人の持つ感覚もかなり異なるので…
〉その辺を手探りの多読で探すのはかなり難しいかと思います。
〉ある程度読むならテーマや作品の時代を絞ったらいかがでしょうか?
〉当たり前のことですが奈良・平安の作品と江戸時代の作品では同じ古典でも全く違うものだと思います。
〉そしてそうやって絞ると…多読で学習できるほど易しい文章に始まる
〉十分なコンテンツがあるかといわれると微妙…と思うのです。
〉(私が知らないだけで無名の作品も含めればもっとたくさんあるのですが…ぱっと手に入るものは限られてるしレベルまで把握となると難しいと思います)
ごもっともです!英語の多読の通り、とはなかなかいかなさそうです。
〉でも、多読的な手法 たとえばシマウマ読みキリン読みで好みの作品をより楽しむっていうのは非常に興味を誘われるやり方だと思います。
〉アーニャさんの言葉に誘われ、私もまた古典を試してみたいと思い
〉(今は古文がネット以外で手に入る環境じゃないのでなかなか試しがたいですが、)
〉書き込みさせていただきました。
〉何か参考になれば幸いです
とても参考になりました!ありがとうございます!
tsumugiさんも古典を試されて面白い出来事があったら、ぜひ聞かせてくださいね。
長続きするかまだわかりませんが、まずは「とりかえばや物語」を読んでみようと思います(^^)/
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