[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/23(18:18)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/5/13(01:04)
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こるもさん、こんにちは。
〉わー。杏樹さんも多言語マニアじゃないですかー。
〉またえらそうに語っちゃったよ。とほほ。
いえー、お仲間ができてうれしいです♪
〉〉私もあいさつだけなら10ヶ国語ぐらい行くんですが…。「あいさつぐらい」ではなくて本当に「こんにちは」「ありがとう」だけ知ってる言葉が、です。
〉「あいさつだけ」でも、知っている言葉が10もあったら、すごくありません?
〉ひょっとして、杏樹さんも旅行好きですか?
〉旅行に行くと、その国の言葉を話してみたくなります。
〉「あいさつだけ」でも、現地の言葉をしゃべってみると、楽しいです。
旅行が好きなのではなくて、行きたいところ、好きなところがたまたま遠いので…。行くときはできるだけあいさつぐらいは覚えていくようにします。こるもさんはいろいろ行かれてるんですか?
一応「こんにちは」だけでも知ってるのは英語、韓国語(アンニョンハセオ)、中国語(ニイハオ)、インドネシア語(スラマッシアン、スラマッソレ)、タイ語(サワッディーカー)、モンゴル語(サンバイノー)、ウイグル語(ヤクシミシズ)、ウズベク語(サローム)、アラビア語(アッサラーム・アレイクム)、ロシア語(ズドラーストヴィチェ)、トルコ語(メルハバ)、ハンガリー語(ヨー・ナポトッキヴァーノク)、ドイツ語(グーテン・ターク)、ドイツ語オーストリア方言(グリュス・ゴット)、フランス語(ボンジュール)、スペイン語(ブエノス・ディアス)、イタリア語(ボンジョルノ)。…10カ国以上ありました。
〉〉母音が五つ、という言葉はいいですねー。イタリア語やスペイン語もですが。
〉ねー。しかも表記がアルファベットなので読みやすい。
〉タイ語とか、アラビア語とか、読めませんもん。
〉ハングルはアルファベットみたいなものなので勉強すれば読めます。
タイ語とか、アラビア語とかは、まず文字を覚えるのが大変ですね。
〉〉交流があると言葉は混ざります。本来アラビア語と別系統のペルシア語でもあいさつは「アッサラーム・アレイクム」になっちゃってます。
〉アラビア語とペルシャ語って、似たようなものだと思っていました。
アラビア語はセム系言語で、ヘブライ語と親戚です。ヘブライ語では「シャローム」と言いますが、これは同系統の言葉なのでもともと似てるんです。でもペルシア語はインド・ヨーロッパ系言語です。ヨーロッパ語やサンスクリット語の仲間です。ペルシア語を勉強すると、ヨーロッパ語と似ているところがわかってくるらしいです。
〉>また、ウズベク語はトルコ語の親戚ですが、イスラム圏なので「アッサラーム」とあいさつします。
〉トルコは、イスラムじゃないんですか?
イスラム教は6世紀にアラビア半島に住むアラブ人の中から生まれた宗教です。そこからだんだん広がっていきました。
トルコはもともと中央アジア〜北アジアに住んでいた遊牧民です。「突厥帝国」って聞いたことがありませんか?6世紀、トルコ人が最初に作った遊牧国家です。その後どんどん西の方へ行って、途中でイスラムに改宗しました。でも現在のトルコ共和国で話されているトルコ語では「こんにちは」は「メルハバ」なんです。
〉〉英語か知らないと、「外国語=英語」という風に考えがちですが、多言語やってみると英語はたくさんある言葉の一つで、英語の発想は必ずしも外国語全てに当てはまるのではないとわかってきます。そうしたらいろんな言葉を知るのが楽しくなってきませんか?
〉そうなんですよねー。私も英語しか知らなかった時は、英語がすべてだと思っていました。
〉日本語と英語だけを比較して、日本語の特殊性ばかりを教えられていました。
〉日本語は主語を言わない、とか、文の途中で主語が変わる、とか。
〉文の最後に結論が来るのは日本語くらいだ、とも教わりました。
〉教えた先生も、あまり知らないで言っていたんだろうな、と思います。
多分そうでしょうね。ヨーロッパ語は親戚がたっくさんあるので、あの言葉もこの言葉も似たような特長があって、ヨーロッパ語しか知らないと日本語が特殊な言葉のように思えてくるのでしょう。ヨーロッパ語以外の言葉をかじってみたらおもしろいんですけど。
スワヒリ語はいかがですか。ヨーロッパ語と似てますか?全然違いますか?
〉〉アラビア語の違いは「方言」みたいなものです。アラビア語のテキストにはどこの地域を標準にしているか、どこかに書いてあるはずです。アラビア語は広い地域、国に渡って広がっているので、「ここが標準」という絶対的な場所がないんですね。日本なら東京の言葉を中心に「標準語」が作られたり、フランスならパリがずっと都だったのでパリの言葉がそのまま「フランス語」になってるとか、イギリス英語ならクイーンズ・イングリッシュとか、そういうはっきりした標準がないんです。
〉そうだったのですか。
〉でも、全然違って聞こえました。
〉東京弁と、大阪弁くらいの違いなのかな。
アラビア語はわからないので…。違いが東京弁と大阪弁レベルなら通じますが、鹿児島弁と津軽弁レベルだったら通じないですね。
〉〉それから、アラビア語の書き言葉が難しいのは、「母音を表記しない」のがまず第一。あまり詳しくないのですが、言葉が活用したりするのが、母音が表記されないので同じ子音の表記だけで、文脈で判断してどういう活用をしているか判断して読む必要があるから、文法を知らないと読めないらしい。なのでアラビア語の本を音読するには、本当にアラビア語を理解していないと読めないらしい。
〉母音を表記しないんですか?
〉随分はしょっているんですね。
〉「母音3つしかないから別に書かなくてもいいやー」とでも思ったのでしょうか。
母音は「A」に当たる「アリフ」という文字がありますが、あとは子音の上に母音を表す符号があります。初心者用のテキストでは母音符号が付いてます。符号なしで読めるようになるのが一つの山です。あと、コーランは神聖な書物で読み間違いをしてはいけないので母音符号をつけているとか、聞いたことがあります。
どの言葉がどの親戚とか、どんな特徴があるとか、調べるとおもしろいんですが、そこまで行ったら本当に「マニア」ですね。でも同系統の言葉はやはり似ているな、というのがわかったらおもしろいですよ。
それでは…。
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