亀の歩みの中国語多読。60冊読めました。

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[報告] 1342. 亀の歩みの中国語多読。60冊読めました。

お名前: ガビー
投稿日: 2007/3/9(11:18)

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皆さん、お久しぶりです。

無謀にもゼロから、中国語多読を始めたガビーです。
杏樹さんにお借りした絵本や、図書館の絵本・童話にて、
何とか、60冊にて四万語以上に成りました。(とは言え、60冊の中には、語数を数えていない本もあり、多分もう少し語数はあるはずですが・・・)

報告と言える様な事が、何も無いのが正直なところかもしれません・・。
ゼロから始めたのは、確かに「大変」の一言に付きます。
言い換えれば、「無謀」とも・・・。
だからと言って、止める気は無いのですが・・。(笑)
矢張り、先生について(学校や大学、家庭教師)、一通り基礎を学習しておいてからの方が、絶対的に楽に多読を開始できたと思います。(只、よくある会話の通信教育や、教室は、余り多読をするには、向いていない様な気がしますが・・・。)

まあ、諦めが悪い人間ならば、個人でも何とか多読開始までは、亀の歩みでも行けると、私自身体験しましたが・・・。

何が大変かと言うと、私的には未だに文法用語。
基礎がまったく無かったので、文法書を入手したのは良いが、飛び交う文法用語に、ほとほと疲れさせられました。この事は、前回も書きましたね。あの書き込みの後も、結局はこの事(文法用語音痴)を引きずっており、悶々としていたのだと思う。

ドラマ中文観賞は、休みなく続けていましたが、冊数を増やせなかった。今振り返れば、活字だけでは、一層文法用語に頭が支配されてしまった所為かも・・。
ドラマを見ている時は、文法の事など気にしていては話がどんどん先に進んでしまって、解らない所は思いっきり飛ばし(切り捨てて)、只楽しむキリン見が自然と出来ていたのだと、言える。だから持続できたのだと。

この現象は、杏樹さんにお借りして読んだ、「ハロルド」本あたりから、まったく意識した訳ではないが、中国語の決まりごとは大よそ解ったから、文法用語を覚える事を放り出し、分かる部分だけでも楽しもうという考えに移れたのかもしれない。「ハロルドは」難しすぎたが、逆に開き直りのきっかけだったのかもしれないと、今は思っています。

でも躓きは、山のようにあり、その度に基礎本を取り出しては、確認し続けていますが・・。
(中国語の語順の並び方を、ざっと見直すだけ)
成人が、まったくゼロから、英語以外の言語の多読を続けていくには、
矢張り絶対的にこの言語で読みたい、見たいと思うドラマや映画などの、
媒体がある事が条件の気がします。(まあ仕事上どうしてもという、切羽詰ったような立場もですが・・・)
それと一番これが大事ですね。「勉強だと思ってはダメ!!」です。
上記の言葉が頭に浮かぶと、落ち込むだけですから・・。

印象深かった事を、少し。
杏樹さんにお借りした「ハロルド」は、難しかったです。奇想天外な話は、私の今の中国語レベルでは、ハードルが高かった。
60冊読んだ中で、一番好きな絵本を一冊だけ上げます。
「どろんこハリー」
有名な話ですし、語数が少ないので、基本的な事が分かれば、初期段階で読めるので、お勧めです。

お勧めといえば、日本の昔話もいいと思います。(矢張り馴染みのある話は、飛ばし読みでもキリン読みでも、一冊読めたとの満足感を得られるので・・)
あと、中国の小学生1・2年の教科書等も、お勧めです。

中文字幕付DVDでのドラマ・映画の活用もいいと思いますよ。
まだドラマはという方には、会話物CDよりも、多読の為には、筋を知っている物語や成語故事の朗読CDを繰り返し聴くのも、最適だと思います。(中国語の音に慣れるのにも・・・)

私はここの所、毎晩「アンディルセン童話」から5話朗読したCDを聴きながら、眠りに付くようにしています。中国人の子供を対象にした朗読なので、容赦なく速いのですが、何度も何度も聞いているうちに、聞き取れる単語も出てくるようになりました。全部が解らなくても、ちょっとでも意味が分かる部分が出来てくると、嬉しくなれて、もっと続けようとの気が大きく膨らみます。これが善いのかなぁ・・・。

さて恒例の中国ドラマのお勧めを。

☆「尋秦記」全40話。 日本版DVDあり。
(日本語字幕付、広東語・北京語音声あり)
香港のドラマです。
現代人が、始皇帝がまだ趙国の人質時代にタイムスリップして、
波乱の人生を送るドラマです。
主役のルイス・クーが、かっこいいですよ。
(私は、初めに香港製DVD北京語音声・北京語字幕で観ましたが、今年になり日本製DVDが出ましたので、ご家族全員で見るのにお勧めです)

☆「大清風雲」大陸製DVD 全50話
古装片。北京語音声、中文字幕で観賞。
清王朝成立時が舞台の、政争物です。(でも主役のロマンスあり)
主演が本当に豪華です。大玉児=許晴、ドルゴン=張豊毅、ホンタイジ=姜文。
セット・衣装小道具も素晴らしいです。

☆「夜宴」香港製DVD
中国映画。北京語・中文字幕で観賞。
(香港版DVDならば、英語字幕や字幕消しなども出来る)
古装片。多分、五代戦国時代が舞台の仮想国物。(中国版ハムレットと言われて居ます)
今年日本でも「女帝」とのタイトルで、公開予定。
中国で一番有名な(一般に支持されている)監督作品です。台詞で観客を笑わせ、喜怒哀楽の表現をする為に、言葉がとても凝っていて、難しいです。成語や故事を良く知っている方に特にお勧めです。
キャスティングは、面白いです。衣装・セット、小道具、どれも凄く凝っています。音楽もいいです。

☆「康煕王朝」全50話。
日本語字幕で観賞。
古装片。政争物ですが、面白いです。主役陣が本当に豪華です。
(主役が好きに慣れるかは、人それぞれだと思いますが・・・。彼が偉大な皇帝だった事は、認めたくなります)

☆「ハウルの動く城」日本製DVD(特別収録版)
もう有名すぎる映画ですが、この映画の北京語版はお勧めです。(広東語版・仏語版もあり)
日本語音声で北京語字幕でも良いですし、北京語音声・字幕で観てみることも出来てお勧めです。(ただし、音声と字幕があっていない所が、只あるのが残念。繁字体だけ)
この他の、日本アニメや実写映画の香港版DVDは、結構漫画同様いいと思いますよ。
大体が日本語音声入りで、字幕は北京語か広東語の選択が出来るので、日本語の台詞がどう中国語に訳されているのかが解り、なかなか興味深いですよ。

見つけたネット店。
「中国語輸入書籍の専門店 楽平書店」
http://rakuhei.com/
まだ利用した事はないのですが、中国語(簡体字)で小説や絵本、教材を多く取り揃えていますよ。サイトも見やすいです。是非、見に行ってみてください。

長く纏まり無く書き済みません。
次はもっと有意義な書き込みが出来るといいなぁ・・と、考えています。
中国語多読、多言語多読をなさっている皆さん、のんびりと楽しんで続けてください。


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