スペイン語多読の今・・・&本の入手法その2

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(04:31)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[報告] 1255. スペイン語多読の今・・・&本の入手法その2

お名前: islaverde http://islaverde.blog76.fc2.com/
投稿日: 2006/11/10(00:06)

------------------------------

スペイン語多読をはじめました〜と掲示板に投稿してからかなり時間が
たったのですが,スペイン語は本当に時々読むくらいで、気がつけば英語の本ばかり。
でも、これまでに絵本は70冊くらい読みました。
なぜか蔵書は増える一方なので、今回は本の入手法を中心に書いてみたいと思います。
 

本の入手法、その2  ネット書店編

その1はどこにあるんだと言われそうですが、ここです。↓ (2年以上前!?)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-n-e&c=e&id=633]
 

ネット書店のわけ

国内のスペイン語書店はほぼ制覇したと思った私は、新たな入手法として、スペインから
直輸入するという方法に手を出しました。
しかし、価格面では、送料を入れるとなんと割高になるんです。
日本で買えるものなら、絶対そっちで買うべきです。
うーん・・・新しい本の発掘のため?英語からの翻訳ではない、スペインオリジナルの本を
探したかったというのはもちろんありますが、それよりも、一度どんなものか試して
みたかったという好奇心が大きかった事は否めない・・・
(一度じゃ気が済まなかったみたいですが)

日本の書店を通すよりダイレクトに情報が入り、即注文できるので、私には
一番手っ取り早い方法に思えます。
なので高いと知りつつ何度も買ってしまうんだろうなあ。
 
 

最初にちょっとだけ注意

この投稿は、あくまで、私が実際に購入してみた体験談のようなものです。
このサイトでの買い物は安全だと保証するものではありません。
使うサイトは評判なども聞いて厳選するべきだし、私も実際そうしました。
日本語のサイト以上に用心した方がいいなど、いまさらあえて
書く必要はないと思いますが、あまりにも下の文章がお気楽ムードに溢れているため、
自分でも不安になりここに一筆書いておきます(笑)。
 

スペイン語のサイトはそんなに怖くない(かも・・・)

こんなマイナーな投稿に興味を示してくださる人が果たしているだろうかと、内心どきどき
しています。
興味はあるけど敷居が高いな、と思っている人や、または
こんな楽しみ方もあるよ〜という紹介のつもりで書いています。
軽く読み飛ばしていただけるとうれしいです。

英語ならまだしもスペイン語のサイトで本を買うなんて!と思われる方も多いと思います。
で、私はスペイン語をある程度知っているから買い物ができたのかというと、たぶん、
違います。
知ってる言葉で理解したというより、ユーザー登録(registrarse,registro)したり、
本を検索しながら必要な事を覚えていったという方が近いです。
「ユーザー名」「パスワード」なんて言葉はそこで初めて目にして、
へ〜こう言うのかと思ったり。
でも、いま「パスワード」ってなんて言うのか正確に思いだせないし、必要だと思うところも
面倒で読まなかったりするし、それくらいいい加減な理解力でも何とかなります。しかし、
実際にお金が動くことなので、どこまで適当でいいかというのは人によると思います。

実際の手順は、アカウント作成→欲しい商品をカゴに入れる→決済と、日本のアマゾンで
買うのと変わりません。ネットで買い物したことがある人なら、
検索ボックスやユーザー登録など見慣れた画面がでてくるので、あ、これのことだなとかなりの確率で
当たりをつけることができると思います。辞書を引くのは、どうしても見当がつかずそれが分からないと
次に進めないときだけで十分で、その回数も思っているよりずっと少なくて済むはずです。

最初は見てるだけで頭痛がしてきたものですが、慣れてくると欲しい本が山のように
出てきて困る位です。
私は、本の情報がほとんどなかったので、サイト内を手当たり次第に見て、
表紙の絵を見て良さそうなのを適当にカゴに入れていく、という非常に乱暴な方法で買っていました。
つまり総ジャケ買い状態。不思議と、いい本が買えたりしますが、中には大ハズレもあり、
安いと思って買ったらぬり絵の本だったということも。

 

実際にサイトに行く前に、すこし予備知識

*通貨はユーロです。

 当たり前じゃんと言われそうですが、実際に請求されるレートは現在1ユーロ150円、
 またはそれ以上です。表示されている値段に150をかけると、びっくりするような値段になります。
 正直、価格は全体的に 高いと感じます。それに、これまたものすごく高い送料を加えると、
 買う気が失せます(笑)。一番の壁は実はコストだと思っているところです。

*スペイン語以外の本もたくさん売られています。(ここ重要です)

 ご存知の方も多いと思いますが、スペインは地方によって使われている言葉が違います。
 これらは方言ではなく、独立した言語として扱われています。歴史的にはフランコ政権時代に
 いわゆるスペイン語以外の使用が禁止されていたため、いまはその反動というか、
 これでもかというくらい固有の言語を大切にしているようです。なので同じ本でも言語別に
 数種類出版されていることが多いです。そして同じ表紙なのでまぎらわしい。

 言葉はlengua,またはidiomaと書かれているところを見れば分かります。

■Castellano これがいわゆる「スペイン語」です。Espanolとは決して書かれていないので
      注意してください。面倒でもひとつひとつチェックしてcastellanoと書かれているか
      確認した方が間違いないです。
      余談ですがこれはカスティーリャ地方の言葉という意味で、カステラの語源になったと 
      言われているものです。

他には、次のようなものがあります。
( )内がその言葉での表記です。どちらも目にするので分かりにくいったらありません。

■Catalan (Catala) カタルーニャ語。バルセロナあたりで使われています。
        すこし表記がフランス語に似ていて、 l'やd'、c(の下にヒゲがついたもの)
        などの表記が特徴。
     
■Gallego (Galego) ガリシア語。xがよく使われている。

■Vasco(Euskera) バスク語。上の3つとは似ても似つかないのですぐ区別できると思います。
     個人的にはちょっと見てみたい気もします。本もたくさん出版されているようです。

■Valenciano バレンシア語?正式には認知されてないらしいですが・・・このあたりになると、
      もう好きにしてという気分。

■Aleman ドイツ語
■Ingles 英語

*スペイン語のサイトが文字化けする場合、エンコードで西ヨーロッパ言語(ISO)を選択してください。
 

そしてやっとサイトの紹介

■Casa del Libro(スペイン)
[url:http://www.casadellibro.com/]
スペインの大手書店。紀伊国屋みたいなものかな。本の数は一番多いと思います。
写真の画像が粗いので、ジャケ買いはつらいです。しますが。
送料は、「レジへ進む」時に航空便か船便か選ぶようになっていて、そこで自動計算されます。
目安は、航空便で本代と同じくらい、船便でその半額程度。
アマゾンと違って在庫が表示されず、一度の注文は全部そろってから発送されるシステムのようで、
けっこう待たされます。一週間に一回状況を知らせてくれるメールが届きます。

■El Corte Ingles(スペイン)
[url:http://www.elcorteingles.es/tiendas_e/Cda/Libros/Eci/Libros_Home/0%2C5065%2CECI%2CFF.html]
スペインのデパートがやっているオンラインショップです。
一部ですが、英語表記があるのがうれしい。画像もきれいで買い物しやすいです。子供用の本は
年齢別にカテゴリに分かれているので選ぶ時の目安になります。
本の送料はこちら。高いー高いー高すぎるー。充実しているサイトだけに、
何とかならないものかと思います。
[url:http://www.elcorteingles.es/libros/comun/eci/informacion/EN/gastosrestodelmundo.asp]
100冊以上買ったら割安になるようですが・・・

■Libreria Santa Fe(アルゼンチン)
[url:http://www.lsf.com.ar/]
南米の普通では手に入りにくい本はここで買えます。中南米では、スペイン語といえば
一種類しかないのでスペインのように間違える心配はありません。
なんと注文して一週間前後で到着し、その早さに感動。
運送経路を調べてみたらブエノスアイレスーマイアミーオハイオーロサンゼルスー関空ー福岡と5日で
地球を半周してるんですね〜。すごいな。
送料も5,000円位と少し割安なのがうれしい。普通にDHLで3キロくらいの荷物を送って50ドル程度
ではないでしょうか。ぼったくりの印象もないのが、またうれしい。
ただ、品揃えと、本の質が上の2つよりやや落ちるかな。

通貨はペソ、通貨記号は$とUSドルと同じなのがややこしいです。
レート換算はこれを使っています。請求はドル換算でした。
[url:http://finance.yahoo.com/currency]

 

補足または蛇足

「便利な用語集」を作ろうかとも思ったのですが、やめました。理由は無理があることと、
かえって邪魔になる可能性もあると思ったからです。
「カゴに入れる」という言葉にしても、サイトによって全然違う言葉を使っています。「カゴ」
「ショッピングバッグ」「カート」・・・etc。でも実際に本を買う時にあ、カゴって
こう言うんだね(普通、絵がついています)と分かればOK、パスワードを然るべき場所にきちんと
入れられればそれでOKなのであって、あらかじめそれらの言葉を知っておく必要は全然ないと
思います。
「送料」にしてもスペインだとgastos de envioなのが南米に行くとcostos de envio(英語の影響だ!)
になります。
児童書もinfantil、juvenil、nino・・・・と様々です。

辞書は、あんまり頼りにならないと思います。言葉の意味は書いてあるけど、知りたいことに
ついては、何も教えてくれない。
いつも思うのですけど、言語学者でないかぎり、語彙数とか、単語をいくら知っているとか、
実際に言葉を使う場面においては関係ないんじゃないでしょうか。必要な時に、必要な事だけ
分かればいいと思います。
あるサイトでは注文の状態をメールで教えてくれるんですが、注文した本の状況が「処理中」
とか、「実行中」などと書いてあるんです。(辞書ひきました)。でも、どちらがより
進んだ状況なのか分からないんですよー。これは言葉の意味だけ知っていても、スペイン語の背景知識や
語感が伴ってないと何も意味をなさないといういい例だと思います。
(でも、もしかしたらこれはスペイン語版「こんど」と「つぎ」なのかもしれないという疑惑も
捨てきれません。)

*本に関税はかかりません!

一度だけですが、なぜか荷物の分類が「洋服」となっていて10%の税金を請求されたことがあります。 
スペイン語のinvoiceだったから間違ったのでしょうか。調べてみたところ、印刷物全般の輸入は、
すべて無税のようです。その時は荷物を受け取るために一旦支払ったのですが、 
あとで電話をかけたら返金されました。この場合はもちろん日本語でOKです。

もしトラブルが起きてしまったら、という問題に対して役立ちそうなアドバイスは出来ません。
今まで、本が届かなかったり、変な請求が来た、ということはありませんでした。これからも
起こらないという保証はありませんけど。
一度スペインに電話をかけて注文の状況を聞いたことはありましたが、電話代もかかるし、
英語が通じない場合も多いし。
もし困った事が起きたら英語でメールを書いて問い合わせるという手があると思います。
実際にやったことがないので、どの程度通じるのかは分かりません。すみません。
 

おわりに

ここまで読んでくださった方はいるのかな・・・・?
本は買うためではなく、読むためにある、と言われそうです。
はい、その通りです。でも行った事もない国の本屋さんにネット上で行って、
実際に本を注文して、どんな本がくるんだろう〜と待っている間のわくわくする感じが
たまりません。そして届いた本は頼まれてもいないのにオフ会で見せびらかしたりしてしまいます。

これからもスペイン語(買い物)格闘記はつづきます。
その3はあるのか、ないのか・・・

Feliz Lectura!(Happy Reading)


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.