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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/5/9(00:24)
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オシオサさん、おしおさぶり!
〉 先日500万語を通過しました。また2003年4月27日から多読を始めたので、2周年を迎えました。200万語以来報告をしていませんでしたが、始めたときには2年もつづくとは想像していませんでしたので、この機会に報告いたします。
きょうはずーっと掲示板に入れなかったのです。
やっとはいれた!と思ったら目に飛び込んできたのが
オシツオサレツさんの2周年アンド500万語通過報告!
いやー、見たことないなあと思ったら、200万語以来なんですね!
(いえ、別にいいんです、100万語ごとに報告してほしいなんて、
いくら研究資料のためとはいえ、言ってないんですからね!)
〉1)ハンドル名:オシツオサレツ
〉2)3)通過日と通過本:
〉〜100万語 2003年7月23日 通過本 The Children of Noisy Village
〉〜200万語 2003年11月19日 通過本 Charlie and the Chocolate Factory
〉〜300万語 2004年4月11日 通過本 Message in a Bottle
〉〜400万語 2004年9月13日 通過本 Grizzwold(ICR)
〉〜500万語 2005年4月30日 通過本 Fahrenheit 451
ちょうどこのところ話題のブラッドベリですね!
〉4)コメント:
〉 500万語直前で、ある本を読んでいて「ア、コレハ、ゲンザイケイデカカレテイルゾ」と気がつき、そういうことに気がいくようになったのなら、文法の勉強し時なのだろうと思い、評判の高い Basic Grammar in Use を買って、毎朝1課ずつやることにしました。
〉 しばらく続けていたのです。けれど何か違う。問題をすごく機械的にこなしている自分に気がついたということもありますが、例えば、文法を始めようと思ったきっかけになった「ゲンザイケイ」の、「今ここにないものがあらわれてくる」みたいなところは、文法書の説明ではでてこなくて、ものすごく違和感を感じたのです。本を読んでいて、一番そこが「ナンダカスゴイ!」とおもったところなのに。
〉 そこで、なんらかの「気づき」があった時点で、そこだけ文法書を見直すようなしかたでいいのだと思いました。そうすれば、機械的にこなしてわかった気になるのも防げるし、もともと何に気がついたのかということをはっきりと自覚することができます。文法の学習が不必要だと言っている訳ではありません。ただ、あの「実感」のほうが、文法書に載っていることより本質的なものだと思えます。そのことが本質的だということに気がつく方が、はるかに英語が身に付くように感じられました。勉強嫌いのいい訳のような気もしますが、500万語を通過して、ともかく今はこんな感じで進めています。
ここにまずは大きく反応しましたね。
その通りです。このところ電気通信大学でもペーパーバックを
読む学生が増えてきて、次は就職のためのTOEIC対策とか、
専門書を読みたいという希望が多くなってきて、そのときに、
Grammar in Useをすすめるんですが、最初から順番にやらなくても
いいからねと言うのです。
実感の方が文法書に載っていることより本質的! その通りだと
思います。すくなくともオシオサさんにとっては本質的だし、
いわゆる「研究」とか」「学問的」ということには、さまざまな
限界がつきまとっていて、文法についてはまだ当分は(千年くらいは)
文法書よりも実感を頼りにした方がいいと思われます。
(言葉を使う上での礼儀作法という意味では「文法」は大事です。)
〉 以下読んだ本を紹介します。私にとって、読めて楽しかったー、うれしかったーという本です。
〉●Getting to Know the World's Greatest Artists シリーズ
〉13世紀イタリアの画家ジォットーから20世紀のアンディ・ウォホールまでの画家の生涯と主な作品、技法を1人1冊で紹介しており、シリーズを通して読むと西洋美術の歴史がわかります。日本でも同じようなシリーズがあって読んだことがあるのですが、画家の生きた時代の歴史にはくわしくても、絵そのものの見方に関する記述が少なく物足りなく感じていました。このシリーズでは愛情を持って丁寧に解説してあり、ちょっと堅苦しくなりそうなところも、著者のMike Veneziaが描く1コマ漫画が救ってくれます。最初はお気に入りの画家のものから読んでいたのですが、年代にしたがって読んでいくと、より重層的に楽しめると思います。
〉 年代の順番は、[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=82]を。
これ、Kianさんのおすすめですぐに買ったのですが、まだ学生は
だれも気に入ってくれていないようです・・・ 悲しい・・・
〉●Snoopy Features as theシリーズ
〉Snoopy Features as the Flying Ace
〉Snoopy Features as the Great Philosopher
〉Snoopy Features as the Fitness Fanatic
〉Snoopy Features as the Master of Disguise
〉Snoopy Features as the Literary Ace
〉Snoopy Features as the Legal Beagle
〉Snoopy Features as the Matchmaker
〉Snoopy Features as the Master of the Fairways
〉Snoopy Features as the Fearless Leader
〉Snoopy Features as Man's Best Friend
〉Snoopy Features as the Sportsman
〉Snoopy Features as the Music Lover
〉Snoopy Features as the Master Chef
〉Snoopy Features as the Great Entertainer
〉Snoopy Features as the Tennis Ace
〉Snoopy Features as the Winter Wonder Dog
きのう、ふーんさんとFlying Aceの話に花を咲かせたばかり!
なんというsynchronicity!
〉●PEANUTS CLASSICS シリーズ
〉It's Great to Be a Superstar
〉Peanuts Every Sunday
〉My Anxieties Have Anxieties
〉You've Come A Long Way, Charlie Brown
〉 2つともスヌーピーのシリーズ本です。スヌーピーには一時期メロメロになっていました。あんなに犬っぽくないのに、仕草や顔つきとか、やっぱり犬で、犬好きにはそこがたまらない魅力です。
〉 今刊行中のThe Complete Peanuts を集めたいと思いつつ、持ち歩きできるという簡便さにひかれてこちらのシリーズを読みました。どちらかというと下の方のシリーズの方がおすすめ。というのは、新聞掲載順に載っているから。4コマ漫画とはいえ、1週間単位で起承転結がついているのです。それに気がついたので、まったく新聞に掲載された順番で収録されているという The Complete Peanuts への期待が高まっています。
〉 上のシリーズは、主題別に編集されています。最近になって2冊を1冊にまとめて現在4巻ほど刊行しなおしているようです。
きのうも話したのですが、Snoopyは哲学的?なところがあって、
かなりむずかしいのですよね。Peanutsクラブを作ってくださいな。
〉●My Uncle Oswald
〉 ダールの大人向けのおはなし。面白かった! この本を読んでいるときに、通勤途上で出会った友達が、「なんでそんなに幸せそうな顔しているの。何かあったの?」といぶかしげに聞いたぐらい、夢中で読みふけってしまいました。
ふーん・・・ My Uncle Oswaldで幸せそうな顔ね・・・
・・・でも、友達にそんなこと言われるなんて、もう英語も日本語も
ないっていう感じだね!
〉●The Van Gogh Cafe
〉 シンシア・ライラントの本。そんなにびっくりすることがおこるとか、すごいドラマがあるというわけではないのですが、読んでいて不思議な感じに魅了されていました。
ぼく、これ、知らない・・・
〉●Clockwork
〉 Philip Pullman作。いやー、途中ですご〜くびっくりしたー。おもしろかったです。超おすすめ。イラスト(Leonid Gore)も雰囲気があって好みでした。
持っているけど、読んでいない・・・
挫折したのです・・・ こんど読みます・・・
〉●Blood Work
〉 人気の高いMichael Connellyを初めて読みました。さきにクリント・イーストウッドの映画を見たので、読みやすかろうと読み始めたのですが、途中からまるっきり話が違っていました。映画はアクション映画になっているので、原作を読んだ人は映画を見たら腹が立つかもしれませんが、キャスティングはぴったりで、本を読むときにずいぶん助かりました。理解度が低いのでまた読み返したいし、他の作品もぜひ読みたいと思いました。
これはほんとに大変なシリーズですよ。
いまジョン・ダニングの古書店探偵シリーズを読んでるんですが、
どうしても、Michael Connellyと比べてしまう。緻密さも、迫真さも、
人物の血の熱さも、ぜーんぜん違う。いつかまたじっくり読んでみて
くださいな。ポロンさんと語り合ってください。
〉●絵本
〉Chicka Chicka Boom Boom / Lois Ehlert
〉Daisy / Brian Wildsmith
〉The Philharmonic Gets Dressed / Karla Kuskin (著),Marc Simont(イラスト)
〉Swamp Angel / Anne Isaacs (著), Paul O. Zelinsky (イラスト)
〉The Mysteries of Harris Burdick / Chris Van Allsburg
〉どれも絵が印象的で、お気に入りです。とくに、Chicka Chicka Boom Boomは、衝撃的でした。なんかまだ消化できていない気分。多読を始めることで、さまざまな絵本に出会えたことは大きな喜びです。まだまだ読んでいない名作絵本が数々あります。これからも読むものに困ることはないでしょう。楽しみです。
大阪絵本の会にまたお邪魔したいです!
〉 長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
〉 では、どちらさまも、Happy Reading!
うれしかったぞー、オシオサさん!
次は1000万語のときでいいから、様子を教えてねー!!
ではでは、折り返しもたっぷり、楽しい読書を!!!
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