500万語通過&2周年報告

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59. 500万語通過&2周年報告

お名前: オシツオサレツ
投稿日: 2005/5/8(23:56)

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 先日500万語を通過しました。また2003年4月27日から多読を始めたので、2周年を迎えました。200万語以来報告をしていませんでしたが、始めたときには2年もつづくとは想像していませんでしたので、この機会に報告いたします。

1)ハンドル名:オシツオサレツ
2)3)通過日と通過本:
〜100万語 2003年7月23日 通過本 The Children of Noisy Village
〜200万語 2003年11月19日 通過本 Charlie and the Chocolate Factory
〜300万語 2004年4月11日 通過本 Message in a Bottle
〜400万語 2004年9月13日 通過本 Grizzwold(ICR)
〜500万語 2005年4月30日 通過本 Fahrenheit 451

4)コメント:
 500万語直前で、ある本を読んでいて「ア、コレハ、ゲンザイケイデカカレテイルゾ」と気がつき、そういうことに気がいくようになったのなら、文法の勉強し時なのだろうと思い、評判の高い Basic Grammar in Use を買って、毎朝1課ずつやることにしました。
 しばらく続けていたのです。けれど何か違う。問題をすごく機械的にこなしている自分に気がついたということもありますが、例えば、文法を始めようと思ったきっかけになった「ゲンザイケイ」の、「今ここにないものがあらわれてくる」みたいなところは、文法書の説明ではでてこなくて、ものすごく違和感を感じたのです。本を読んでいて、一番そこが「ナンダカスゴイ!」とおもったところなのに。
 そこで、なんらかの「気づき」があった時点で、そこだけ文法書を見直すようなしかたでいいのだと思いました。そうすれば、機械的にこなしてわかった気になるのも防げるし、もともと何に気がついたのかということをはっきりと自覚することができます。文法の学習が不必要だと言っている訳ではありません。ただ、あの「実感」のほうが、文法書に載っていることより本質的なものだと思えます。そのことが本質的だということに気がつく方が、はるかに英語が身に付くように感じられました。勉強嫌いのいい訳のような気もしますが、500万語を通過して、ともかく今はこんな感じで進めています。
 
 以下読んだ本を紹介します。私にとって、読めて楽しかったー、うれしかったーという本です。

●Getting to Know the World's Greatest Artists シリーズ
13世紀イタリアの画家ジォットーから20世紀のアンディ・ウォホールまでの画家の生涯と主な作品、技法を1人1冊で紹介しており、シリーズを通して読むと西洋美術の歴史がわかります。日本でも同じようなシリーズがあって読んだことがあるのですが、画家の生きた時代の歴史にはくわしくても、絵そのものの見方に関する記述が少なく物足りなく感じていました。このシリーズでは愛情を持って丁寧に解説してあり、ちょっと堅苦しくなりそうなところも、著者のMike Veneziaが描く1コマ漫画が救ってくれます。最初はお気に入りの画家のものから読んでいたのですが、年代にしたがって読んでいくと、より重層的に楽しめると思います。
 年代の順番は、[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=82]を。

●Snoopy Features as theシリーズ
Snoopy Features as the Flying Ace
Snoopy Features as the Great Philosopher
Snoopy Features as the Fitness Fanatic
Snoopy Features as the Master of Disguise
Snoopy Features as the Literary Ace
Snoopy Features as the Legal Beagle
Snoopy Features as the Matchmaker
Snoopy Features as the Master of the Fairways
Snoopy Features as the Fearless Leader
Snoopy Features as Man's Best Friend
Snoopy Features as the Sportsman
Snoopy Features as the Music Lover
Snoopy Features as the Master Chef
Snoopy Features as the Great Entertainer
Snoopy Features as the Tennis Ace
Snoopy Features as the Winter Wonder Dog

●PEANUTS CLASSICS シリーズ
It's Great to Be a Superstar
Peanuts Every Sunday
My Anxieties Have Anxieties
You've Come A Long Way, Charlie Brown

 2つともスヌーピーのシリーズ本です。スヌーピーには一時期メロメロになっていました。あんなに犬っぽくないのに、仕草や顔つきとか、やっぱり犬で、犬好きにはそこがたまらない魅力です。
 今刊行中のThe Complete Peanuts を集めたいと思いつつ、持ち歩きできるという簡便さにひかれてこちらのシリーズを読みました。どちらかというと下の方のシリーズの方がおすすめ。というのは、新聞掲載順に載っているから。4コマ漫画とはいえ、1週間単位で起承転結がついているのです。それに気がついたので、まったく新聞に掲載された順番で収録されているという The Complete Peanuts への期待が高まっています。
 上のシリーズは、主題別に編集されています。最近になって2冊を1冊にまとめて現在4巻ほど刊行しなおしているようです。
 
●My Uncle Oswald
 ダールの大人向けのおはなし。面白かった! この本を読んでいるときに、通勤途上で出会った友達が、「なんでそんなに幸せそうな顔しているの。何かあったの?」といぶかしげに聞いたぐらい、夢中で読みふけってしまいました。

●The Van Gogh Cafe
 シンシア・ライラントの本。そんなにびっくりすることがおこるとか、すごいドラマがあるというわけではないのですが、読んでいて不思議な感じに魅了されていました。

●Clockwork
 Philip Pullman作。いやー、途中ですご〜くびっくりしたー。おもしろかったです。超おすすめ。イラスト(Leonid Gore)も雰囲気があって好みでした。

●Blood Work
 人気の高いMichael Connellyを初めて読みました。さきにクリント・イーストウッドの映画を見たので、読みやすかろうと読み始めたのですが、途中からまるっきり話が違っていました。映画はアクション映画になっているので、原作を読んだ人は映画を見たら腹が立つかもしれませんが、キャスティングはぴったりで、本を読むときにずいぶん助かりました。理解度が低いのでまた読み返したいし、他の作品もぜひ読みたいと思いました。

●絵本
Chicka Chicka Boom Boom / Lois Ehlert
Daisy / Brian Wildsmith
The Philharmonic Gets Dressed / Karla Kuskin (著),Marc Simont(イラスト)
Swamp Angel / Anne Isaacs (著), Paul O. Zelinsky (イラスト)
The Mysteries of Harris Burdick / Chris Van Allsburg
どれも絵が印象的で、お気に入りです。とくに、Chicka Chicka Boom Boomは、衝撃的でした。なんかまだ消化できていない気分。多読を始めることで、さまざまな絵本に出会えたことは大きな喜びです。まだまだ読んでいない名作絵本が数々あります。これからも読むものに困ることはないでしょう。楽しみです。

 長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
 では、どちらさまも、Happy Reading!


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