[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(12:42)]
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お名前: Judy
投稿日: 2004/10/5(05:55)
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みなさんこんにちわ。Judyです。10月2日付けで100万語を超えたので報告します。米国に住んで3年目、このホームページを機会に、今年から小学校に行っている子供と共に多読を楽しんでいます。多読を開始する前にもちょこちょこ程度で読書していましたが、このページにめぐり合い、異常なほどはまってしまいまい、ついには家にある本にレベル別のステッカーを張りつけ、家庭多読文庫を作ることが楽しみになってしまった次第です。多読の仕方がルール違反のところがあるのですが、色々試してみましたので報告します。
◆100万語までの歩み
開始:5月9日
内訳:L0 10, L1 28, L2 17, L3 39, L4 16, L5 1, L6 6, L7 6, L8 2
第1段階)多読の効果-速読に走る
読むスピードが飛躍的に速くなりました。L6-8の本で200-250wpm位です(頭で音にした場合)。途中読みたい本があまりにもたくさんあるため、速読の技を勉強してみようと、色々調べて最高360wpmまでいきました。速読に関しては、色々でていますが、要は3点。
1.返り読みしない
2.一度にみる単語数を増やす(大抵の人は単語一つ一つで目を留めている)
3.音に絶対しない
です。読みという行為は目が留まっている時にしかできないそうで、上記の訓練を少しすると、300wpmはいくことに気づきました。2回目を止めて、1行読む、位の感じです。
数日これをやってみて、これは語学学習者にとっては良くないということが分かりました。字を完全に視覚化すると、頭で半音声化していた時に鍛えられていた音に関する脳部位を使わなくなってしまうのです。読んでいるのに聞いているような効果、読書はこの2重効果が得られます。もちろん、母語であれば、読書の際に、聞いているような効果はいらない(もう習得しているので)。当然視覚化して速読することは、より多くの情報を短時間で集めるために意味があります。しかし私のニーズにあっていませんでした。←やめた原因。
第2段階)音読を見直す
L0-2に関しては、子供に読み聞かせで音読しました。こちらの小学校では驚くほどステップリーディングに力を入れています。ブックバックというのに毎日入ってくる本(通常5冊以上)を1冊3回音読させます(宿題にはカウントされていません。当然の課題のようです。)。SSSでいうレベル0が20ステップ位に分かれていて、子供の読書レベルに合わせて、読みのクラスをどんどん変えていき、効果的な授業ができるような仕組みです。我が子が音読して、文字と発音を吸収していく様子を見て、音読+繰り返し多読はすごい!と驚いています。小学校に入ってまだ1ヶ月ですが、今ではFrog and Toadなどを読めるようになりました。
音読は口の運動にも最適でした。音にすると目だけで読んでいる時より意味が分からなくなる、ということが最初に起こりましたが、それは目がほんの少しだけはやく次の一フレーズを読み、全体をつかんだあとで一気に音にすることで、音なしで読んでいる時と同じように読めるようになりました(わかりづらいですね)。
後この100万語までの道のりの中で、Audibleのリスナーになりました。気に入った本があれば、Audibleで購入し、最低5回以上聞くようにしています。その本がじんわりと何度もしみてきて、いい感じです。
現状)現状は、自分の興味のあるジャンルの大人向けの本を読みつつ、子供と共にレベル0-3の本を読みあさるというパラレル読みをしています。もうひとつ、レベル0くらいの文章から書いていく、というステップライティングを始めてみました。まずは、子供も読めるようなお話をたくさん書いていこうと思っています。書きはじめてまだ間もないですが、本の読み方が変わりました。絵本を読んでいても、こういう文自分ではかけるかな、と考えながら読んでいます。
2週目読みたい本でいっぱいです。100万語でいうのもなんですが、語学を学ぶのに多読なくしてはありえないと思っています。
このサイトに巡り会えて本当に感謝しています。それではみなさんもHappy Reading!
PS. うちの定年した父も、孫にひとつでもいいから話が読めるようにと今一生懸命Frog and Toadを読んでいます。寝太郎さんのお父さんのように多読をはじめれたらいいなあ、と思って寝太郎さんのお話を読んでいました。寝太郎さんのお父さん、すごいです!
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4366. Re: 100万語報告(多読、音読、速読いろいろ)
お名前: bigfoot
投稿日: 2004/10/5(20:35)
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Judyさん、初めまして、bigfootといいます。100万語おめでとうございます。僕も早読みはしたいと思うのですが、数ページ早読みするとすぐ疲れてしまいます。年ですし忘れた頃に上がるだろうと思っていますが、200wpmをはるかに越えた世界は実際にどんな感じなのか分かりやすく書いてくださりありがとうございました。
一方、今日、多読をしたいという学生が来て、Flying HomeですがJudyさんと同じ速度で読みました。TOEICが900以上の人でもと言ったら、実は。。。。海外にいた訳でもないのです。私はある場所で酒井先生に「絵本ばかり読んでいる」とからかわれましたが、私は当然にしても、彼にも絵本から読んでもらった方がいいのでしょうか?(情報不足の問いですが)
では、Judyさん、2周目もHappy Reading!
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4367. Re: bigfootさんご返事ありがとうございます
お名前: Judy
投稿日: 2004/10/5(23:17)
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bigfootさん早速のお返事ありがとうございます。
自分の書いた報告を読んで、なんかかたいなあと反省しています(どおりでレスがつきません(笑))。
私が多読を始めたのは、聞く話す読み書き全般にわたってもう一回りパワーアップしたかったことと、やはり子供が原因で、こっちの子供たちの読む本を私自身でおすすめできるようになりたかったことです。
その効果は。。。。今の段階ですでに”多読による効果、聞く話す読む書くにわたって確実に有り”といえます。もっと聞こえる、もっと話すときに色々な語彙の中から自分の使いたい言葉を選べる、もっと読める(なんでも読みたくなる)、もっと書けるようになる(読書の最中にも自分の作文のネタを探している)、全部の面で効果が出ています。
自分の中で、年相応な英語を目指していたころに比べ、子供の絵本から始めることによって、年相応な英語もさらに伸び、深みが出てきたように感じます。ジャンプではなくステップでやる。多読と知り合って、この意味がよくわかりました。
私は以前はノンフィクションが好きでしたが(今もですが)、絵本からの多読をはじめて、そこには大人向けの本にはない世界が繰り広げられていることに気づきました。子供の絵本に載っている形容詞などは、高学年くらいの本になってくると出てこなくなってきますよね。当然それらを知っている大人対象に、大人向けの本は書かれているのだから、それだったら絵本からいこうよ、という感じです。子供とともに英語での自分をやりなおしている状態です。
bigfootさんの学生さんに私が言えることは、「絵本や児童書を読んでいないのであれば、どれだけ大人向けの小説を読めても何かがぬけてる。その何かを探すためだけでも児童書や絵本をよんでみては。あとでよかったな、と思うことは100%私は保証します!」
なんか答えになったかわかりませんが、bigfootさん、レスを付けていただいて、ありがとうございます。-J
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Judyさん、bigfootさんこんばんわ。
多読通信の紹介からとんできて、やっぱりそうなんだと、感じたのでおじゃまします。
〉bigfootさんの学生さんに私が言えることは、「絵本や児童書を読んでいないのであれば、どれだけ大人向けの小説を読めても何かがぬけてる。その何かを探すためだけでも児童書や絵本をよんでみては。あとでよかったな、と思うことは100%私は保証します!」
そうなんですね。
私ももうすぐ100万語なんですが、やっと児童書や絵本のおもしろさについていけるようになってきた気がします。
私自身の英語力は、Judyさんほど劇的に進歩したようには思えませんが、英語の本をほんとに楽しめるようになって世界が広がったなあと感じています。
これからは、わたしももっと絵本や児童書の音読やってみます。
Happy Reading!
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お名前: 寝太郎
投稿日: 2004/10/5(23:30)
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Judyさん、はじめまして。寝太郎です。
最近、Judy Moody のシリーズを読んだので、
ハンドルネームにつられて報告を読ませていただきました(^o^)
100万語通過おめでとうございます。
遠い日本から、お祝い申し上げます(^o^)
いろいろと、多読で挑戦されているそうで、
速読の話は、参考になりました。
私自身、速く読みたい気もするし、
でも、本の内容をじっくり読みたい気持ちとで、
常に葛藤しています(^^ゞ
しかしながら、1分間でどれくらいの速度なのか、
計ったことはほとんどないのですが・・・
〉PS. うちの定年した父も、
〉孫にひとつでもいいから話が読めるようにと
〉今一生懸命Frog and Toadを読んでいます。
〉寝太郎さんのお父さんのように多読をはじめれたらいいなあ、
〉と思って寝太郎さんのお話を読んでいました。
〉寝太郎さんのお父さん、すごいです!
おおっと、Judy の名にひかれて読んでみると、
私の父についてかかれているではありませんかw(^o^)W
ありがとうございます。父に成り代わりまして、お礼申し上げます。
寝太郎の父は、定年してから、英語を使う、
ボランティアみたいなことをしておりまして、
辞書を引いても、簡単な単語ほど訳しにくいという体験をしていたので、
SSSの多読が、肌に合ったのだと思います。
父の世代は、目標があると、すごく頑張りますよね。
それに、私たちよりも受験生時代に、
英単語を覚えさせられていたようで、
あなどれません(^o^)
ではでは、大統領選挙で盛り上がるアメリカで、
Happy Reading !!
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寝太郎さん、お返事ありがとうございます!
〉最近、Judy Moody のシリーズを読んだので、
〉ハンドルネームにつられて報告を読ませていただきました(^o^)
このハンドルにしてよかったです。
〉いろいろと、多読で挑戦されているそうで、
〉速読の話は、参考になりました。
〉私自身、速く読みたい気もするし、
〉でも、本の内容をじっくり読みたい気持ちとで、
〉常に葛藤しています(^^ゞ
是非ゆっくり読んでください。私の一番言いたかったことは、半音読の読書のほうが語学学習者にはいい、ということでした。
あと、色んな読み方ができるということを試すのも良いかもしれません(新聞記事は速読、児童書は普通読み、絵本はゆっくり音読など(すべて多読で;))。
〉寝太郎の父は、定年してから、英語を使う、
〉ボランティアみたいなことをしておりまして、
〉辞書を引いても、簡単な単語ほど訳しにくいという体験をしていたので、
〉SSSの多読が、肌に合ったのだと思います。
〉父の世代は、目標があると、すごく頑張りますよね。
〉それに、私たちよりも受験生時代に、
〉英単語を覚えさせられていたようで、
〉あなどれません(^o^)
うちの父、必死に英語の勉強をしているのですが、全然だめだ、といっています。父の目標はただ一つで、「孫とコミュニケーションをとる、孫の言ってることが分かりたい!」です。毎日毎日コンピューターの前で、色々試行錯誤でやっている父の姿を見ているため、なんとかあの年齢(70手前)の英語の全くやったことのない父にもできる方法を、と私も考えているのですが、寝太郎さんのお父さんとは違い、バックグラウンド0のうちの父に最適な英語学習法が見つかりません。もちろん多読も進めていますが、「多読は来世だな」なんていっています。話をすること、聞き取りをすることと、本を読むことがどうもつながらないようです。寝太郎さんのお父さんの話をすると、「すごいやつがいるもんだ」(寝太郎さん、お父様のこと”やつ”なんていってすみません、父のせりふそのままです)なんて感心してる状態です。
>ではでは、大統領選挙で盛り上がるアメリカで、
>Happy Reading !!
私は断然ケリー!では寝太郎さんもHappy Readingで共に2周目がんばりましょう。 -J
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Judyさん、はじめまして。
モーリン@Dublin です。多読暦1年半、170万語辺りです。
〉みなさんこんにちわ。Judyです。10月2日付けで100万語を超えたので報告します。
100万語通過、おめでとうございます。
〉米国に住んで3年目、このホームページを機会に、今年から小学校に行っている子供と共に多読を楽しんでいます。
最近は海外在住の方も増えてきていますね(私は一時的ですが)。
Judy さんは米国のどこですか、Boston にはぽんきちさんがいらっしゃいますし、
CA 州にもタドキストがいらっしゃいます。
〉ついには家にある本にレベル別のステッカーを張りつけ、家庭多読文庫を作ることが楽しみになってしまった次第です。
いいですねぇ。
〉第1段階)多読の効果-速読に走る
〉数日これをやってみて、これは語学学習者にとっては良くないということが分かりました。
〉字を完全に視覚化すると、頭で半音声化していた時に鍛えられていた音に関する脳部位を使わなく
〉なってしまうのです。読んでいるのに聞いているような効果、読書はこの2重効果が得られます。
〉しかし私のニーズにあっていませんでした。←やめた原因。
私は遅読で100wps 前後ですが、音読にしろ黙読にしろ音声化して読むことに効果があるという意見に
賛成です。音声化することで聞きなおす効果があり音が記憶に残り話したり書いたりする
OUTPUT 作業で re-menber することが容易になります。
〉第2段階)音読を見直す
〉こちらの小学校では驚くほどステップリーディングに力を入れています。
ネイチィブスピーカーでも、初期教育ではそういうことを地道にするわけですから、
日本の今のような英語教育で使い物になる英語が身に付くはずはないですよね。
〉2週目読みたい本でいっぱいです。100万語でいうのもなんですが、語学を学ぶのに多読なくしてはありえないと思っています。
〉このサイトに巡り会えて本当に感謝しています。それではみなさんもHappy Reading!
ほんとにそうです。私も多読とこのサイトに出会えて感謝してます。
2周目も引き続き Happy Reading!!
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4686. Re: 100万語報告(多読、音読、速読いろいろ)--Judyさん、おめでとう!
お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2005/1/8(00:43)
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Judyさん、今晩は。 まりあ@SSSです。
〉みなさんこんにちわ。Judyです。10月2日付けで100万語を超えたので報告します。
おめでとうのキラキラです。アメリカでこれをご覧になっているのだと思うと、
インターネットの発達に感慨があります。
〉米国に住んで3年目、このホームページを機会に、今年から小学校に行っている子供と共に多読を楽しんでいます。多読を開始する前にもちょこちょこ程度で読書していましたが、このページにめぐり合い、異常なほどはまってしまいまい、ついには家にある本にレベル別のステッカーを張りつけ、家庭多読文庫を作ることが楽しみになってしまった次第です。多読の仕方がルール違反のところがあるのですが、色々試してみましたので報告します。
ルール違反なんて考えないで下さい。
SSSの多読は、日常受動的に英語に接する機会のない日本人を前提にして
いますから、アメリカに住んでいる方にはアレンジも必要だと思います。
〉◆100万語までの歩み
〉開始:5月9日
〉内訳:L0 10, L1 28, L2 17, L3 39, L4 16, L5 1, L6 6, L7 6, L8 2
〉第1段階)多読の効果-速読に走る
〉読むスピードが飛躍的に速くなりました。L6-8の本で200-250wpm位です(頭で音にした場合)。途中読みたい本があまりにもたくさんあるため、速読の技を勉強してみようと、色々調べて最高360wpmまでいきました。
羨ましいです!
〉速読に関しては、色々でていますが、要は3点。
アメリカ人は速読法の研究に熱心ですね。かな漢字混じりの日本語のように
簡単に拾い読みすることが、難しいんだろうなぁ、と推測しているんですが..
〉1.返り読みしない
〉2.一度にみる単語数を増やす(大抵の人は単語一つ一つで目を留めている)
〉3.音に絶対しない
〉です。読みという行為は目が留まっている時にしかできないそうで、上記の訓練を少しすると、300wpmはいくことに気づきました。2回目を止めて、1行読む、位の感じです。
〉数日これをやってみて、これは語学学習者にとっては良くないということが分かりました。字を完全に視覚化すると、頭で半音声化していた時に鍛えられていた音に関する脳部位を使わなくなってしまうのです。読んでいるのに聞いているような効果、読書はこの2重効果が得られます。もちろん、母語であれば、読書の際に、聞いているような効果はいらない(もう習得しているので)。当然視覚化して速読することは、より多くの情報を短時間で集めるために意味があります。しかし私のニーズにあっていませんでした。←やめた原因。
なるほど...
〉第2段階)音読を見直す
〉L0-2に関しては、子供に読み聞かせで音読しました。こちらの小学校では驚くほどステップリーディングに力を入れています。ブックバックというのに毎日入ってくる本(通常5冊以上)を1冊3回音読させます(宿題にはカウントされていません。当然の課題のようです。)。SSSでいうレベル0が20ステップ位に分かれていて、子供の読書レベルに合わせて、読みのクラスをどんどん変えていき、効果的な授業ができるような仕組みです。我が子が音読して、文字と発音を吸収していく様子を見て、音読+繰り返し多読はすごい!と驚いています。小学校に入ってまだ1ヶ月ですが、今ではFrog and Toadなどを読めるようになりました。
常に周りに正しい発音の英語が溢れている訳ですからね。私達はちょっと
条件が違うかも...
〉現状)現状は、自分の興味のあるジャンルの大人向けの本を読みつつ、子供と共にレベル0-3の本を読みあさるというパラレル読みをしています。もうひとつ、レベル0くらいの文章から書いていく、というステップライティングを始めてみました。まずは、子供も読めるようなお話をたくさん書いていこうと思っています。書きはじめてまだ間もないですが、本の読み方が変わりました。絵本を読んでいても、こういう文自分ではかけるかな、と考えながら読んでいます。
楽しみがたくさん(^^*)
Happy Reading & Writing!