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お名前: 猿かぶり
投稿日: 2003/6/7(15:15)
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猿かぶりです。
そろそろかなと思っていたら、百万語超えてました。
少し遅れましたが、感激したので初めて投稿します。
絵本を数冊読んだ後、OBW1のThe Elephant Man(映画を見てないのでどんな話か知りたかった)を読み始めて、PGRのAirportでようやく百万語です。もっと早い気がしていたのですが、9ヶ月もかかりました。でもよく続いたなと自分でも驚いています。
多読開始 2002年8月12日 〜 100万語達成 2003年5月16日
OBW0 18冊
OBW1 11冊
OBW2 18冊
OBW3 12冊
OBW4 12冊
OBW5 10冊
OBW6 4冊
CER3 1冊
CER4 2冊
PGR5 3冊
一般書
Charlie and the Chocolate Factory
<100万語達成まで>
OBW1を読んで、すっかり気に入ったので、ひたすらこればっかりでした。装丁が大人っぽいのと、裏表紙の内容紹介が実におもしろそうに書いてあったせいだろうと思います。
ひとつのレベルで10冊読んだら次のレベルに進もうと考えて読み始めました。レベルが一つ上にあがると最初はちょっと難しく感じるのですが、5冊くらい読んだあたりからぜんぜん気にならなくなります。
もうひとつ、疲れているときも「とにかく5分間だけでも文字を見てみよう」とすることにしました。「読もう」とするといやになるので、「文字を見よう」という感じです。そのうちやめられなくなって1時間、2時間になることもありました。
OBW6になって、日本語で読んだ本があったり、文学の名作が多くなったりで、好きな推理ものなどが少ないような気がして、CERやPGRなどにも手を出しました。
<印象に残った本>
OBW1 Love or Money
ストーリー自体はそれほどでもないかもしれませんが、話がちょっと脇にそれたり、主人公がかっこつけたりと、ミステリーに必要な要素がともかくもすべて盛られています。わずか400語でここまで書けるものなのか、と感心し、堪能しました。
OBW2 Too old to Rock and Roll
表紙がげんなりです。でも内容は、少年文学のみずみずしさがあり、余韻を残します。こういうの好きです。
OBW3 Skyjack!
緊張感があっておもしろい。最後の方はすごいスピードで読んでしまいます。ここでの評判通り、Tim Vicaryっていいですね。
OBW3 Picture of Drian Gray, The
オスカー・ワイルドはやっぱりすごい。ホラーではないのでしょうが、本当に怖くなる話です。
OBW4 Unquiet Grave, The
ホラー小説好きの家内から最高の作家だと聞いていたM. R. Jamesのものを読めてとてもうれしかったです。やはり怖い!家内と久しぶりに(?)コミュニケーションしました。
OBW5 I, Robot
SFを読みあさっていた高校生のときに噂に聞いていたアシモフのこの作品とこんな形で出会えようとは!そのことにひたすら感動しました。星4つでしたけど。
OBW6 Cold Comfort Farm
最初はちょっと難しかったのですが、主人公が農園に行ったあたりからおもしろくなりました。すさまじい人物ばかりが出てきて、笑い転げました。特に1年に1回しか姿を現さない叔母が最高です。この作品は、作中に名前も出てくるジェーン・オースティンのパロディなんでしょうね。書評を見たら星ふたつで寂しかったです。
一般書 Charlie and the Chocolate Factory
ここでの評判を読んで、生まれて初めて英語の一般書を読みました。内容的についていけないところがありましたが、すらすら読めることに感激しました。
PGR5 The Rainmaker
アメリカの弁護士の状況がよくわかったし、また映画を見ているように楽しめました。
PGR5 Airport
百万語達成の記念の作品。これも映画を見ているようにわくわくします。
一般書 Holes
百万語達成したのに気づかずに、ここでの評判を見て、読んでみました。ひいひいひいおじいさんのためにおかしくなった世界の秩序がひいひいひい孫によって再び回復されるというギリシャ悲劇的運命論的お話?いろいろあっと驚くことがありました。それにしても最初は関連なさそうな事柄を次々につなげていって複雑な物語を作り上げていくSacharの手腕に脱帽。やめられなくなること請け合いです。
<100万語達成の感想>
百万語達成後にHolesを読めたので、百万語読めば本当にペーパーバックが読めるようになると自信を持って言えます。多読を始める前にはどうせペーパーバックなんて読めるはずもないと思い、読もうという気さえなかったことを考えると驚くばかりです。
英語力自体どの程度伸びたのかは判断できませんが、GRのいろんな分野の本を読むことで、語彙力も結構ついたように思います。すさまじく目の粗いザルのようだった英語が、しだいに目がつまってきてすくい上げられるものが増えてきたなという印象です。
VOAのニュースを最近聞き始めました。5分間くらいのやつです。かつてはとても手が届かないよう感じでしたが、今は語彙に慣れさえすればなんとかなりそうな気がしています。「聞く」のも基本は「読む」ことだと実感しています。
<希望>
昨年NHKのラジオ講座リスニング入門(10月からのもの)で「ジェイ・ガスリーの事件簿」というのを扱ってました。結構理解できたのでうれしかったのですが、全部まとめても半年で10分程度にしかならないのではないかと思います。量的にはさびしい限りです。
でもラジオドラマというのはわくわくします。GRと同じような感じで語彙レベル別(スピードはノーマル)のラジオドラマをどこか出してくれるとうれしいなと思います。本の一章(短いものがいい)にあたるところでトラックを切ってくれて、一つを何回か聞いて理解できたら先に進むというような。H.G.ウェルズの「宇宙戦争」(これも高校時代の憧れ!)のテープを昨年買ったのですが、難しくてとてもついていけませんでした。映画のDVDもいいのでしょうが、何も話さないところがやたらあったりして、ちょっと忙しい人には不向きか?
<これから>
いつか読んでやろうと、SalingerのCatcher in the Ryeを本棚に飾ってあります。日本語で3〜4回読んだので無理をしてでも読んでやろうかと思っていますが、まずはダールとシェルダンです。レベル5か6あたりでおもしろそうな一般書をいっぱい読んいきます。
「辞書は引くな」というのは本当に驚きの逆転の発想でした。酒井先生、SSS研究会のみなさん、また投稿者のみなさん、ありがとうございました。これからも『快読100万語』や『今日から始めます100万語』やこのHPを参考にいろんな本を読んでいこうと思います。
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