a million words!

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/26(15:24)]

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6827. a million words!

お名前: yhiroaki http://hilog.net/eigo/
投稿日: 2007/6/16(10:00)

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 2月18日から多読に再挑戦をはじめ、今日、約4ヶ月で100万語に
到達しました。

■まずはみなさんへのお礼から

 掲示板の綿々と続く過去ログや、僕への返信等の最近の書き
込みで
・読み進んでいくとどういう問題に直面するのか
・どんな本が面白いのか
・図書館やWebサイトなどの情報
を知ることができました。

 そして、掲示板の書き込みとあわせて、多読用洋書リストと
書評システムのおかげで、最初の多読挑戦で挫折の原因になった、
次にどの本を読めばいいのかわからないという悩み知らずに
読み進むことができました。

 本当にありがとうございます。

■通過本

 通過本は、直前に残り130語ほどになって、次は何を読んでも
それが通過本になるという状態になったので、100万語までの
my bestである"There's a Boy in the Girl's Bathroom"に
敬意を表し、同じLouis SacharのMarvin Redpostシリーズ#1
"Kidnapped at Birth?"にしました。

 両親や担任の先生のMarvinへの接し方が、Marvinを子供扱い
せずpolitelyで、なんとも言えないやさしさを感じました。
こういう環境がMarvinのようなこどもを育てるのだろうなあと、
There's a Boy ...と同じtasteを味わうことができました。
 Marvin Redpostシリーズは3巻まで手元にあるので続けて
読みたいと思います。

■100万語になって

 さて、100万語に到達して英語力はついたのか?それは正直に
いって良くわかりません。

 英語に対する恐怖心の払拭や、返り読みをせず語順のとおり
理解していくことは、多読を始める前から身に付いていたと
思うので、どこか向上したのかを具体的に実感するまでには
いたっていません。

 多読を始めた頃は、Lv3のMTHはストレスなく読めるけれど、
Lv4のSecrret of Droonはところどころ読み飛ばしながら
なんとか読める、MatildaなどのLv5以降だと大まかな
ストーリーはわかるけれど細かいところは全部うっちゃる
という状態でした。
 同じレベルでも本によって変わるので、全体としての傾向
としてですが、各レベルに対する印象は100万語に至った今も
同じです。

 これだけinputしているのだから、そりゃ地力はついてきて
るでしょう、と思っているし、
 英語もスポーツと同じで、練習しても練習しても上手く
ならないんだけれど、ある時振り返るとぐっと上達してるという
タイプのものじゃないかと思っていて、心配はしていません。
 多読のように続けられる代替の学習法を知っているわけでも
ないし、多読には他の英語学習法と違って読書そのものの
楽しみもありますからね。

 なので、定点観測としては、上達を実感していないというだけ
なんですけれど。

■定型表現へのひっかかり

 70万万語の報告(めざせ100万語!の23858)の時に、
〉 最近、読んでいて、"I wonder 〜"や"Why don't you/we 〜"
〉などにひっかかりを感じます。
〉 例えば"Why don't you 〜"ほうでは、この文は直訳したら
〉「どうしてあなたは〜しないのか」になるけれど、むしろ
〉「〜しない?」くらいの意味なんだという昔の知識が浮かんで
〉きます。

 ということを書いて夜行猫さん、Q4さんからコメントをいただき
ました。100万語まできて、夜行猫さんのコメントに近いのかな?
少しひっかかり感は薄れてきました。ああまた例のやつね、くらい。
 ひっかかっても、ひっかかることそのものをあまり気にせず読み
進んでいけばいいのかなと今は思っています。

 前のほうで上達を実感できないと報告していますが、100万語まで
の期間で、ここに挙げたような定型表現へのひっかかりを、
これまで気にしたことがなかったのに急に気になるようになって、
その後、全く意識しなくなったわけではないけれど少し気にならなく
なってきた、というのは面白いことだなと感じました。

■70万語から100万語までに読んだ本

 前回報告した70万語から読んだ本は次のとおりです。

○GR
(レベル1)
OBW1:5冊
ICR2:1冊
PER2:1冊
PER3:1冊
SCR3:1冊 (計9冊)

(レベル2)
OBW2:1冊

(レベル3)
OBW3:8冊
CER3:1冊 (計9冊)

(レベル4)
OBW4:2冊

 OBW2の"Death in The Freezer"が特に面白く読めました。とても
よく構成されて違和感のないsuspenseだと思います。1本の電車で
一気に読み終わったので久しぶりに時間が計れ159語/分でした。

 OBW4の"Black Beauty", "Little Women"、
OBW3の"Chemical Secret", "The Bronte Story",
"The Call Of The Wild", "The Railway Children"など、どれも
一定以上のqualityで安心して読めました。
 OBW3くらいの分量になると、なかなか一気に読みきるところまで
まだいっていないようで、2,3回にわけて読んでいます。

○絵本
レベル0:4冊
レベル1:10冊
レベル2:2冊
不明:9冊

 レベル2の1冊"The Very Worst Monster"が特にお気に入りです。
怪物の一家に赤ちゃんが生まれ、お父さん、お母さんがこの子は
世界で一番おそろしい怪物になるに違いない!と叫ぶのを聞いて、
何歳か年上のお姉ちゃんが寂しいような複雑な気持ちになる、
という、よくあるプロットなのですが、イラストもよくて完成度が
高いと思いました。

 そういえばGRで挙げた"Death in The Freezer"もこのパターン
ですね!その後の展開は全く違いますが。いや、この怪物一家も
20年後には"Death in The Freezer"のように・・・ならないか。

○児童書
(シリーズもの)
Marvin Redpost:1冊
A to Z Mysteries:3冊
Boxcar Children:2冊
Captain Underpants:2冊
Nate the Great:3冊

 Captain UnderpantsはgrossでおなじみのBionic Booger Boyの
2冊を読みました。このシリーズは初めてだったのですが、
GeorgeとHaroldの描くマンガそのもの、といった趣の本ですね。
僕はまじめ路線のほうが楽しめるので、是非とも読みたいと思う
シリーズではありませんが、2冊目を読む頃には馴染みつつある
のが自分でおかしかったです。

 この掲示板でGR中心に読み進んできたかたのMTH等の児童書の
くだけた表現が読みづらいという書き込みをいくつか読んでいて、
僕は苦にならないなあと思っていたのですが、このシリーズの
くだけた表現にはすっかり手を焼きました。2冊目に入ると随分
慣れてきてさっくり読み飛ばすようになりましたけれど。

(単発もの)
Number the Stars (YL3.8)

 rfujiさんのブログでrfujiさんが100万語通過記念に読んだ
ということを書かれているのを見て、読んでみよと思った1冊です。

 主人公の少女Annnemarieの目線で語られるナチス占領下の
ポーランドの重々しい空気と、その中で発揮される勇気の物語。
極限の状況で他人のために自分の身を危険にさらす姿が胸を
打ちました。このレベルで読める児童書では出色の筆致だと
思います。

 1ヶ所気になったのは、本書のメッセージの1つに「勇敢に
振舞うには真実を知りすぎないことだ」ということが描かれて
いること。知らなければ怖いもの無しに振る舞えるけれど、
真実を知ってしまうと恐怖に身がすくんでしまう、というもの。
 それはある種の真実なのかもしれないけれど、情報公開こそ
人間が近年生み出したものの中で一番重要な価値観では
なかったのかと違和感を覚えました。

 僕はデンマークがドイツに占領されていたことすら知らな
かったので、物語の面白さだけでなく歴史に対する知見が
広がったという意味でも読み応えのある本でした。
 巻末に作者が、どの部分が歴史上の事実でどの部分が創作
なのかを記していた点も好感が持てました。

■これから
 レベル3,4とレベル0〜2を半々くらいの冊数で読んでいこうと
思っています。


▼返答


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