100万語通過しました。

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/25(08:07)]

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6058. 100万語通過しました。

お名前: Monta
投稿日: 2006/6/8(13:48)

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 百万語通過しました。259冊目、“A Kiss Before Dying”(MGR4)でした。開始は2005年11月2日。達成したのは2006年5月17日でした。約6ヵ月半でした。始めたきっかけは書店で、偶然手に取った「快読100万語!」でした。立ち読みした時に、「あぁ、これは本当のことだろうな。」と感じたのでした。

 英語は嫌いでした。たしか高校時代、Grammarは“2”でした。(10段階評価ですよ。)でも、外国語の音が好きで英語、ロシア語、中国語なんでもいいのですが、聞いていることは好きでした。「こんな音(波動)に囲まれて生活している人たちは頭の中ってどうなっちゃってるのだろう...。」などなど、考えてるおかしな学生でした。

 気功(武術)が趣味です。一人で、或る決まった動作の型を何度も繰り返して練習します。その型は、外見は確かに攻防の動作なのですが、この単純な繰り返し練習の大切さは、体に”動作の根”のようなものを染み込ませることなのだと思います。ただ相手を感じ、反応は体に任せるために。
 実際に相手と組んでの練習もします。その時、「相手のパンチが顔めがけて飛んで来たら、こうやって、かわして...」なんて考えた時に足を蹴られたら、絶対によけられません。必要なのは、表面的な動作の記憶ではなくて、内面的な動きの記憶とでも言いましょうか、...意識的には記憶できたのかどうだか分らない、意識の下に沈んでいく記憶とでも言いましょうか。 

 これって、“言葉の習得”も似てるような感じがして、1年ほど前のこと、突然、英語の勉強を始めたのでした。やり方は、続けること、繰り返すことにだけエネルギーを使おうと決めたことでした。単語や、文法を頑張って記憶することはしませんでした。ただTOEICの過去問題を、必ず毎日繰り返すことでした。結果は約半年で250点以上もスコアが伸びました。私の英語は当然ながらTOEICに偏ったイビツな英語能力です。話すことはほとんどできず、読むこともままなりませんでした。

 こんな時に出会ったのが、“多読”でした。最初はORTを買って、続けての多読セットを全て購入しました。YLの高低をあまり気にせず次から次へと適当に読みました。50万語通過したところあたりで、英文が、以前と比較して滑らかに読めるような気がしてもう一度、TOEICを受験してみました。結果は50点上がって800点を超えてしまいました。
 TOEICの良し悪しも、「快読100万語!」のなかで知りましたが、それも実感しました。スコアと私の実感はほど遠いような感じです。受験者側の問題なのでしょうけれども。

 そして、100万語超えたところで、ダール、そして今はハリー・ポッターを読んでいます。確かに読みにくいですが、とても魅力的です。GRと比べて、文章そのものに躍動するようなの生命力が感じられます。意味なんか分らなくても、こういうものにもっと触れていこうと思っています。

 それから、ORTは子供(3歳)がとても喜んでくれました。私のつたない英語の発音のみ、日本語の説明なし、ですが面白がっているようで、そのうち英語の意味も分っていることに、親が驚きでした。彼の好きな部分だけ(恐竜の登場する場面が好きなんです。)、CDを何度もかけるようになり、発音はなんだか上手みたいです。

 “繰り返すこと”は大変な力を生み出すと思います。意識できないような、ちょっと頼りない記憶、ほおっておくとどこかに消えてしまう、でもとても強くて柔軟性がある記憶。
 ただ、“繰り返すこと”その事自体は、つまらないですよね。でも、これに楽しさが加わったら、ずーっと続けられます。そしたら凄いことになります。多読はそういうものでもあると思います。
 300万語超えたら、Grammarを勉強してみようかな。


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