[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/25(07:31)]
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6048. なが〜い眠りから覚めた私の「100万語」通過報告(長いです)
お名前: ひまわり
投稿日: 2006/6/5(00:09)
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こんばんは。ひまわりと申します。
2003年夏の初親子オフに、当時4歳だった息子と参加させていただきました。
この5月に100万語通過しましたので報告します。いつも、みなさんの楽しく爽やかな投稿を読ませていただき、ひそかに元気をわけてもらっておりました。ありがとう!100万語を機に「ひまわりです!まだ読み続けていますよ!」と、私も、掲示板に参加してみたくなり書き込みを・・・。おもいがけず長い報告になってしまいました、すみません・・・
【多読との出会い】
実は1990年4月。学生時代です。それまでの学校英語を脳内から洗い流すべく、2年間、夢中で英語のシャワーを浴び続けました。しかし、93年秋頃から10年に及ぶなが〜いブランク。2002年には、こちらのHPにて多読に再会しましたが、約10年の時を経て眩いほどの姿に変身していた多読の姿に、なんだか呆然としてしまい(完全に浦島太郎)・・・今回報告の「100万語」に至る多読の開始は03年5月になってからのこと。
【多読開始から20万語まで・・・03年5月〜8月】
何からはじめていいかわからず、とりあえず購入したSSS5Aセット。Captain Corelli’sMandolinの入ったものをと思いこのセットを選びました。しかし、ブランク10年の身には当然、難しすぎた。「前は読んでたんだし」という思いと、「せっかく買ったんだし」という意地と、「もうこれ以上買えないし」という貧乏に、悩みながら力ずくで読んだ時期・・・(笑)。
YL0・・・1冊
YL2・・・1冊
YL4・・・10冊(←私、すっごい意地っ張りなんです!)
YL5・・・1冊
(この20万語、計13冊)
※印象に残っている本は、Fly Away Home(PGR2)。結局、力ずくで読んだ本よりリラックスして気持ちよく読めた本の方が後々まで印象に残るんですねぇ・・・
【20万語から40万語まで・・・親子オフ会を経て(03年9月)】
親子オフ会の席で読書指導をしていただきました。
ペースがつかめるようになるまで、もう少しやさしいものを読むといいかも、ということで、いくつかの本を紹介していただきました。
なるほど。Marvin Redpostはとてもよかった。「あなたならきっと気に入ると思う」との一言で、古川さんにお勧められた『1984』は・・・重かったですねー。こういうのを「きっと気に入る」と初対面の方に思われる私って、一体どんな人間なんだろうって、ちょっと考え込んでしまいました(笑)
YL1・・・3冊
YL2・・・8冊
YL3・・・3冊
YL4・・・2冊
YL6・・・1冊(Marvinに続いてもっとSacharの作品を読みたいと思い、この時期の最後にちょっと背伸びでHoles。楽しく読めてうれしかった!)
(この20万語、計17冊)
※この時期、YL4を「私には難しすぎるなあ」と素直に言って投げられるようになったのが最大の進歩でした。
【40万語から70万語・・・気に入った作家で攻めてみる・飾ってあった本を開いてみる(03年9月〜04年5月)】
《40万語から55万語まで(03年9月〜04年3月)》
Holesを読んで、少し難しくてもいけるかな?という感触に。同じ頃、Jacqueline Wilsonの本に出会う。ここから15万語ほどは、Jacqueline Wilson一筋。
YL3・・・2冊
YL5・・・4冊
YL6・・・2冊
(この15万語、計8冊)
※どれもよかったけど、特に印象に残っているのは、Bad Girls とDustbin BabyとWorry Websiteかな・・・
※この間、Vicky Angelで躓いて、03年11月〜04年2月まで、約4ヶ月の停滞。04年2月、京都での酒井先生講演会とオフ会に出席して停滞からの脱出成功。
《55万語から70万語まで(04年3月〜04年5月)》
以前挫折して以来本棚に飾ったままになっていた本を、開いてみたいと思った。この頃、第二子を授かり切迫流産のため2ヶ月間、安静を強いられる。でも、おかげで、ゆっくり本を読む時間ができました(ニコニコ!)
YL0・・・6冊×∞(息子への読み聞かせを始めた。でも繰返しの語数はカウントしなかった)
YL6・・・1冊(Captain Corelli’s Mandoline。ちょっと難しかった。)
YL7・・・3冊(学生時代から何度も挫折を経験したBorrowersのシリーズがついに読めた!たのしかった!うれしかった!)
(この15万語、計4冊+6冊×∞)
【中断・・・04年5月〜06年2月】
「安静」から解放された私を待っていたのは、息子の激しい「ママ!ママ!遊ぼ!」攻撃。遊んだり、家事したり、眠ったりするのに忙しく、英語の本からは遠ざかってしまった。そして秋、第二子(娘)を出産。その後のドタバタ・・・。06年2月頃まで1年9ヶ月に及ぶ停滞期。05年12月頃からORTの読み聞かせのみ本当に細々とやりはじめたけれど、語数カウントはせず。
【70万語から100万語まで・・・パンダ読みっていうのかな?(06年2月〜5月7日)】
ある日、突然どういうわけか、学生時代の多読で触れたPhilippa Pearce の文章の雰囲気が懐かしくなって、そこへ帰りたくなった。それで、未読のまましまい込んであったMinnow on the Sayを掘り出して多読を再開。ただ、Minnow on the Sayは少々難しく、それを読むことに集中するとVicky Angel の時の二の舞になりそうだったので、今回は並行して既読のMVRや、新たに出会ったMTHなどを、気分に任せて無理なく読むようにした。大好きなRoald Dahlにも随分助けられました。気の向くまま、持っている限りの本のあちこちに手を出しては、読みかじった感じ。
YL1・・・1冊
YL2・・・11冊(MVRやMTHが多読の体調管理に適している気がする。日によって違うが120〜150W/mで読んでいることが多い)
YL3・・・9冊(DahlのEsio Trotは、とてもよかった!)
YL5・・・2冊
YL6・・・1冊
(この30万語、計24冊)
※印象に残った本は、やっぱりなんと言ってもMinnow on the Say。とはいえ、難しすぎて完全に読めたわけではない(実は最後がよくわからなかったの・・残念!(笑))。ただ、川の音、パドルの音、川を包む夜の空気、草のにおい、少年たちの思い、等々・・・物語のなかを流れる音や風景や雰囲気が、どれもみんな印象的で、みんな好き。大切な一冊。
※80万語すぎたところで、突然「あれ?よみやすくなった!?」という感覚を味わって、とてもうれしかった。AZMシリーズのThe Bald Banditを楽しく読んだ直後の出来事。
※そして通過本は、「ママもうすぐ100万語でしょ!はい、これ、読んで!」と6歳の息子が彼なりの思いやりで読み聞かせをせがんでくれたORTの『Pirate Adventure』。こどもたちと一緒に絵本を囲んで、声を出して読み聞かせながら、100万語を通過。なんとなく、日常の光景のまま、ふにゃりと、100万語を越えられたことが、ものすごくしあわせでした。(以前は読み聞かせをカウントしてなかったのですが、この日を境に、読み聞かせの分も、ちゃんと語数カウントに入れることにしました。)
以上、72冊、3年かけての100万語でした。
☆100万語通過記念に、三年前の多読との再会で、最初に私が「読みたい」と思った(そして、読んでみたら難しかった)Captain Corelli’s Mandolinを、もう一度、読んでみました。今度は無理なくしかも十分味わいながら読めた。すごく、ものすごく、よかったです。「原作が読んでみたい」というのが感想ですが、それは、まだまだ、難しいのかな・・・?
【100万語を通過して・・・】
●「やさしい本をもっとたくさん読みたい」と、以前より強く思うようになりました。幸い、下の子がORT(Stage1〜3)をとても気に入っていて最近激しく読み聞かせをせがんでくれるので、彼女に読み聞かせすることを通して、その欲求はかなり満たされるようになりました。感謝!
(その間、上の子は、私の背中にもたれ、口まねをして私をからかう。・・・ん?それって、シャドウイング?母は今じつは自分の発音のまずさが、とても心配なのであります・・・)
●まだ実現はしていませんが「PBも読んでみたいな」と自然に思えるようにもなりました。分厚いPBでたくさんの英語をおしまず読み飛ばして、スカーッと読書してみたいな!なにかいい本、ありますか?
さいごに・・・
今、気に入って読んでいるのはSarah, Plain and Tallのシリーズ。3年前の親子オフの席で勧めていただいた本です。いい本を、勧めてくださって、ありがとう!
3年かけて100万語読み、3年前に勧めてもらった本を今頃になって読んで感動し、3年越しで読書指導のお礼を言っている。時間って、結構ゆったりとやさしく流れていくものなんだなあ、と、このたび「私の100万語」を振り返ってみて、思いました。
10年のブランクがなんだか「さむ〜い」思い出だったのですが、100万語に3年かけてみてはじめて「10年のブランク?それもありかもね!」って、思えるようになりました(笑)。
これからも、こどもたちと一緒に、そして時にはひとりになって、ゆっくり、たのしく、読み続けていけたらいいなあと、思っています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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