100万語通過しました

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/24(01:12)]

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545. 100万語通過しました

お名前: かのん
投稿日: 2003/4/27(02:57)

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はじめて投稿します。かのんと申します。
いつも掲示板を楽しく拝見させていただいています。

昨年末から多読を開始し、ようやく100万語を通過しましたので
その報告をします。

長文ですので、お忙しい方はどうぞ読み飛ばしてください。

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■多読を始めたきっかけ

 多分自分はタドキストの中でも、英語を勉強する意欲は低いほう
に属するだろうなと思っています。英語の学習といえば、中学〜
大学までの学校教育だけ。社会人になって10ン年になりますが、
ほとんど英語の学習をすることなくきていました。
 英語の勉強には興味はなかったのですが、もともと読書は好きな
ほうでした。中でも英国の児童文学やファンタジーは好きでした。
でも翻訳された日本語があまり好きになれなかったり、気に入った
作家がいてもなかなか日本語に翻訳されなかったり。そんなことで、
自分で原書が読めたらいいなぁとずっと漠然と思っていました。
でもみなさんご存知のとおり、たかが児童文学と思うことなかれ。
児童文学とはいえ学校英語と受験英語しかやっていない自分には原
書は手ごわい相手。原書読みを試しては放り出しを何度も繰り返し
ていました。
 そんなとき、たまたま本屋で『快読!100万語』を見つけまし
た。GRもそこで初めて知りました。日本語だと簡単だと思ってい
た『オズの魔法使い』が3200語も使われているなんて驚きでした。
自分にそんなに単語力があるわけないので、読めなくて当然だわと
すごく納得しました。
読みたい原書はいろいろあるけれど、そうか、単語数の少ないもの
ものから読めばいいのかと目からウロコが落ちました。
 たまたま近所の本屋にもGRが少しあったので、レベル0を試し
に読んでみたら、なんとか読めそうだったので、軽い気持ちで始め
てみたら、意外にもこうして100万語までたどり着くことができ
ました。

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■読んだ本■

   PGR OFF OBW CER  計
0   2   -    -   -    2
1   1   6   21   3   31
2   6   -   26   2   34
3   -   -   13   1   14
その他               32
---------------------
                    113冊

●その他の内訳
Catwings
Catwings Return
Cliff Hanger
Encyclopedia Brown
Fantastic Mr. Fox
Fire and Hemlock
Full House Michell:8冊
George's Marvellous Medicine
Lizzie Zipmouse
Magic Tree House #1〜10
My Father's Dragon
Take a Good Look
The Giraff and the Pelly and Me
The Magic Finger
The Secret Garden
The Story of Doctor Dolittle
The Werepuppy

・PGRが少なくてOBWが多いですが、PGRは点数が多いわり
 に面白そうなものが少ないので、選ぶのが面倒だったので、あまり
 手を出さず。面白い率が比較的高かったOBWばかりを読んでい
 ました。
 OFFはちょっと苦手でした。固有名詞が多いこと、ストーリ性が
 ないことが自分には辛かったように思います。

・SSSではレベル0から始めることが薦められていますが、レベル0は
 さすがに経済的に辛いので、本屋での立ち読みですませ(カウント
 外)てしまいました(^^;)。

・PBについては『快読!100万語』やこちらのHPで話題にあがって
 いたものが ほとんどです。
 Jacquline Wilson はSSSのHP紹介で初めて知りました。どれも面
 白くてとても気に入っています。今はまだ薄くて文字が大きめのも
 のしか快適に読めませんが、たくさん本棚待機中なので、今後も
 続けて読んでいきたいと思っています。
 Ronald Dahlは本によって楽しかったり楽しくなかったり。ブラック
 なのは苦手ですが、『Fantastic Mr. Fox』『The Giraff and the
  Pelly and Me』などは楽しく読めました。

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■通過に要した日数(10万単位)

12, 5, 8,11, 7 : 50万語までで 43日
12,13,15,21,13:100万語までで117日

・初めて『快読!100万語』を読んだときに、
 ”1日20分読めば1年で100万語”と計算し
 じゃあ自分ならがんばって半年くらいかな?と思っていました。
 でも思いのほか楽しく読めたので、意外と早く100万語まで到達
 することができました。
・50万語を超えてからがくんとペースが落ちました。
 多読を始めた頃は、「英語で本が読める」ことだけでうれしくて、英
 語の本ばかりを読んでいました。
 でも、日本語での読書をしないとフラストレーションを感じるように
 なり、50万語を超える頃から、日本語での読書も並行するように
 なったらこのペースになりました。
 これでもまだちょっと「がんばってる」感がありますが、これ以上ペー
 スが落ちるとまた日本語読書だけに戻ってしまいそうな気がしてちょっ
 と怖いです。怖い感があるってことはまだ多読が日常生活に浸透
 してないってことかもしれません。

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■読む速度

ほとんど計っていませんが、遅いほうだと思います。
分速100〜120語くらい。多読開始の頃より多少早くなったかもし
れませんが、自分の意識の中ではあまり変わっていない気がしてい
ます。

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■100万語を通過してみて

・最初の頃は100万語めざしてお勉強モードも多少入っていましたが
 50万語を超えたころからは、すっかりただの読書モードになっていた
 ような気がします。
 日本語の読書でも読書メモはつけることが多いので、日本語読
 書との違いは単語数をカウントすることだけ。でも、この単語数カ
 ウントは自分の中で大きな励みになっています。特に背伸びモー
 ドのPBにとりかかるときには、読み始める前に1ページあたりの単
 語数と総単語を計算しておくようになりました。そうすれば、たとえ
 途中でやめても、○○語は読んだぞ、と思うことによって、プラス思
 考でいられますから。

 GRのレベルとしてはレベル3が読めたり読めなかったり、くらいで
 す。快適なのはレベル2なので、もうしばらくはのんびりレベル2と
 3の間をうろうろしようかな、と思っています。

・キリン読みの効能

 掲示板でもよく報告されていますが、GRに飽きてくる時期ってあり
ますよね。わたしもGR飽きしたときに何を読むかけっこう困りました。
児童書とはいえいきなりPBはかなり手ごわいことは経験上わかって
いましたから。
 そんなとき、キリン読みはとても心強い味方でした。
 子供の頃からとても好きだった『The Secret Garden』や最近のお
気に入りのDiana Wynne Jonesの『Fire and Hemlock』。
 日本語であらかじめ読んでいなければ絶対楽しめないレベルの本
ですが、ストーリーがあらかじめわかっているし何よりも大好きな話
なので、知らない単語も平気で読み飛ばせました。背伸びしているの
で読むスピードは遅く、いつも快適に読めたわけではありませんが、
好きな話なら楽しく読書できるのは日本語でも英語でも同じこと。
読了後の感動もひとしおでした。
 以前は面白そうな翻訳本があっても「いつか原書で読むから日本
語で読むのはやめておこう」と思っていたのですが、このキリン読みの
楽しみを発見してからは考えが変わりました。原書で楽しく読めるよう
になるのにまだ何年かかるかわからない。でもキリン読みなら今すぐに
でも楽しめるかもしれない。だから、さっさと日本語で読んでその勢い
で原書も読めるなら読んでしまおう、と。
 もちろんいくらキリン読みでもあっさり返り討ちにあってしまうこと
もしばしばですが(笑)。

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■200万語をめざして

 『快読!』を初めて読んだときには ほんとに100万語読めばハリポ
 タが読めるようになるのかしら?と思っていました。
 (ハリポタは多読を始める前に1・2・4巻を原書で読んでいましたが、
 15%くらいしかわからず。いちおう最後まで読んだけど楽しかったか
 なぁ?って感じです)。
 100万語読んだ今は、ハリポタを楽しむには自分のレベルだと最低
 でもあと200万語は読まなきゃ無理だろうな、と思っています。
 でも、多読を始める前と大きく違うところは、続けていればそのうちに
 読めるようになるだろうと思えることです。

 多読はマラソンみたいなものだと常々思っているのですが、マラソンと
 違うところは順位を争うのではなく、多読をやっている人みんなと同じ
 ロードの上を一緒に走っていられることをうれしいと感じられることだ
 と思っています。
 酒井先生始め、この掲示板のみなさんの書き込みにはいつもとても
 励まされています。あらためてお礼を申し上げます。
 それから、長々とした文章をここまで読んでくださってありがとうござ
 いました。

 それでは、みなさんも Happy Reading!
 
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▼返答


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