1年半の中断を経て2年あまりで100万語を通過しました。

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/25(00:46)]

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5349. 1年半の中断を経て2年あまりで100万語を通過しました。

お名前: けんじ
投稿日: 2005/8/28(06:02)

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けんじと申します。43才です。
2003年の6月に多読を開始、同年11月までの約5ヶ月で
70万語くらい読んでいたのですが、同年12月ころから中断しておりました。
以来、1年半ほどの長い中断を経て、今年の7月に再開、先週ようやく
100万語に到達しました。

英語歴:
中学、高校、大学受験まで得意科目。
大学では、一般教養の授業以外では英語から遠ざかる。
社会へ出てからは英語を使う仕事とは無縁。
たまに社内検定を受ける以外、英語にほとんど触れず。

きっかけ:
2003年6月頃、転職を考え始めた。
海外関係の仕事でなくても
英語力を求める求人が多く、TOEICを受けてみようかと考える。
何をやったらよいかよくわからず試行錯誤(NHKビジネス英会話、
TOEIC対策本等も少々やってみました)

多読開始:
ネットでSSSを知って、「快読100万語」、「今日から100万語」を読み、
SEGの多読セットを購入して多読開始。

2003年11月まで(〜70万語まで):
通勤電車で多読セットを順番に読んでいました。
あの薄さで十分に面白さが味わえることに驚嘆。
掲示板でDahlを知り、数冊混ぜながら読んでいくうちに
いつのまにか勉強ではなく楽しみとなっていました。
新宿でのオフ会にも2度出席しました。

中断:
2003年12月頃転職決定。
(結局英語とはほとんど関係ない会社に就職)
前職の仕事の引継ぎ、送別会等で時間がとれずそのまま中断期間へ。
新しい会社は10年に一度という多忙な時期で、まったく余裕なく、
多読のことは、「老後の楽しみ」くらいに思っていました。
このあいだに愛機iMacのハードディスクがイカレてしまい
多読を記録していたExcelも消失。

復活の経緯:
2005年7月
仕事が一段落。
忘れていた多読生活をふと思い出し、
掲示板を覗いてみたり
GRを手にとって読み始めたところ
また面白くなり、あっさり復活しました。
多読セットのラインナップ、書評と記憶を頼りに多読記録を再度作成。

残っていたGRとHarry Potterを読んで本日100万語となりました。

効果+よかったこと:

(1)Harry Potterが読めました。
 始める前は「ホントに読めるようになるのかな?」
 と半信半疑。
 まわりの人間にも「ハリポタが読めるようになるらしい」
 と説明してきた手前、とてもうれしいです。
 
(2)英文に対する抵抗感がなくなりました。
 長そうに思われる文でもとりあえず読み始めて
 みるようになりました。

(3)今まで知らなかった物語の世界をGRで知ったこと。
 子供のころから人並みに本は読んでいましたが、
 Heidi
Little Women
The wizard of Oz
The Secret Garden
など読んだことのない「女の子本」
 (普通の男の子はまず読んでいないのでは?)
 に触れ、
 「おー、こういう話だったのか」と感動しながら読んでいました。
 娘(小3)がいま日本語で読んでいる本と重なります。
 また、Dahlを知り、「児童書を楽しむ自分」にも驚きました。
 くたびれた中年サラリーマンである自分がこのような世界に浸ることは
 われながらとても意外です。

 通過本は
 Harry Potter and the Chamber of Secrets (US)
 でした。
 1巻の最初を章毎にシマウマ読みし始めたのですが、
 途中からシマウマでなくても読めるような気がして、
 試したところ面白くて一気に読んでしまいました。
 (わからないところは読み飛ばしてもだいじょうぶという
  自信がつきました)
 グイグイと引っ張る作品の力はすごいですね。
 さすがにベストセラーになるだけのことはあります。 

読んだ本は、
多読セットのGRで、
Starter Set A
Starter Set B
Beginner Set A
Beginner Set B
Elementary Set A
Intermediate Set A
のほとんどと
Advanced Set Aの一部です。

児童書では
Dahlの
Charlie and the Chocolate Factory
Enormous Crocodile
Esio Trot
George's Marvelous Medicine
James and the Giant Peach
The Twits

Harry Potter and the Sorcerers Stone (US)
Harry Potter and the Chamber of Secrets (US)
です。
また最近ORTも読み始めています。

レベル別冊数と語数にまとめると
0 24冊 18,768語
1  14冊 33,900語
2  57冊 400,359語
3 22冊 256,732語
4 5冊 91,353語
5 2冊 54,000語
6   2冊 162,085語
となります。 
みなさんの評価の高い本はすべて例外なく私も面白く感じました。
またPGRとOBWでは、なぜかPGRのほうが読みやすく感じていました。

感想:

今までの人生(おおげさですが)でいったん中断していたものを
復活して達成した経験というのはなく、
自分にとっては珍しい(?)体験でした。
中断に入ったときも復活するときも
あまり挫折感や気負がなく、
いつでも再開できる感じをずーっと持っていたせいでしょうか。
「いつでも〜できる」感じはいいもんです。

また、最初に書いた通り
「本当にハリーポッターなんか読めるように
なるのか?」と半信半疑だったものが
実際に読めてしまうと「当たり前」のような感覚になっているのが
不思議です。

多読の広がり:
周囲で興味を持った人に本を貸したところ、
最初に2人が始めました。
1.妻(10万語くらい読んだところで他の趣味に熱中し現在も停滞中)
2.妻の姉(山形県在住)(おそらく100万語超えたはずです。)

その後、現在の転職後の今の会社でもすこしずつ、周囲の人間に
話していたところ、数人が読み始めたため、
思い切ってわたしの職場全員に
「読みますか?」というメールを出したところ
10人が始めたいと申し出てしまいました。
私の職場は英語を必要するところではありませんが、
「英語を身につけたい」という人、
かつて英会話スクールに通ったことがある人
等が意外に多くいるので驚きました。
で、会社公認ではありませんが社内に「多読クラブ」を
立ち上げてしまいました。
(もし継続できれば、いずれ掲示板にでも報告しようかと思っています。
 多読用の本をぶひままんさんにお世話になって調達して以来、
 メールでまりあさんに励まされつつ進めています。)

また、子供(小3と小1)にもORTの読み聞かせを
少しずつ始めました。(まだ要領がつかめませんが)

自分自身は、通勤時間が楽しみの時間となり、
英語の本を読むことは私の一生の趣味となりつつあります。
ここまで導いていただいた、
酒井先生はじめ、SSSのみなさま、この掲示板に集うみなさま
に感謝いたします。


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