Re:\(^o^)/ ぅわ〜ぃ…ということなので調子に乗って第二弾

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/24(15:23)]

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5099. Re:\(^o^)/ ぅわ〜ぃ…ということなので調子に乗って第二弾

お名前: ako
投稿日: 2005/6/13(01:33)

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さて、第二部です。
投稿を分けたのは、sosreadingさんに二度と貴重なご投稿を削除して欲しくないからでーす(^^)
後に書いていただいた部分に入ります。

〉SSSreadingを行なって、私の体の中でどんな変化が起こっていたか、「多読」という、「沢山の量」の影響がどんな「質的な変化」を起こしていたかの経緯とか心理的葛藤を分析、説明した単純なもので、あんなにややこしく論陣をはるほどのものではありませんでした。

いえいえ、そういった内部の変化、葛藤を書くことにも、
掲示板を通じた学習者同士の交流による学習効果というものもあると思うんです。
本についての情報交換ばかりでなく、
悩み、葛藤、スランプ等、自分の弱みも直視するような報告をいただいてこそ、
こうして同じ方法で学んでいる者同士が、励ましあい影響しあって、
結果的に英語への劣等意識を克服し、
いかなる中途段階にあっても、
希望を失わずに多読を継続していける心の力をいただけるのですから。
(外国語学習は、永遠の中途段階のようなものですしね)
…と、わたくしは私見にて思っております…

それと、日本人は自己表現を遠慮する方が多く、なかなかご自身の葛藤を人に見られる場に書くことは苦手だ、という方も多いです。
ですから、sosreadingさんのご報告は、本当に感動させていただきました。
正直なご自身を、気持ちよく語る、というよき範を示していただいたと思います。

〉(量から質、なんていいますと、学生時代の懐かしい「弁証法的発展」とかいう言葉が思い出されます。また、脱線しました、ごめんなさい!m(_ _)m)

(^^)そのような楽しい脱線を読ませていただきますと、
こちらまで調子に乗って、多読における現象学的還元とか言いたくなってしまいます〜。
(え〜、冗談ですので、この部分はあまり深くお考えになりませんよう…(笑)

実はワタクシも、こちらの掲示板にて頻繁に脱線した投稿をしてしまうほうなのです。
でもこうして続けさせていただいておりますので、どうかご安心を!(^^)
それと、SSS掲示板は、英語学習報告のためのサイトですが、
どうも私の印象では、学習者同士の楽しい交流を促進するような脱線なら、
それは、「楽しむ」を最上とするSSSの方針にみあっており、
また、本質的内容でありながらも、愉快な講演をなさる酒井先生のスタイルを踏襲したものと考えてよいのでは??なんてことも、ちゃっかり思ったりしてます。
(現に、雑談掲示板の替え歌投稿などご覧下さいませ。知的かつユーモアを地でいっておられます〜(^^)
今後も他の掲示板などもご覧になって、楽しい交流を広げてくださいね!
(あくまで英語読書の妨げにならない程度に…です) ←自分に戒めております…

さてやっと本題ですね(笑)

〉スポーツをご指導なさっていて、人により進歩に、大きな差があると思うのですが、その差を生じさせていると考えられる次の要素の順位は?
〉1、1、運動神経 2、年齢 3、指導方法(練習方法、器具?)4、練習量 
〉  5、その他(集中力など)

本当にこれは個人的見解ですので、そのおつもりでお読みになって下さいね。
5が一番 → 次に3 → 4 → 最後に同率で1と2かな、と。

5が一番について。
私は、スポーツに関してはメンタルな部分を非常に重視していますので、
5の「その他」を、「本人の心理性向」として一番にあげたいと考えます。

語学でもスポーツでも、達人の域にある人の体験談を読みますと、
みなさん、同じことを言っておられます。
他人との比較をしない、自己の内部感覚を大事にしている、
自分内部の調整に常に気持ちが向いているため、
人の評価に振り回されない、安易な迎合や、他者への低劣な非難をしない等が、共通点です。

こういった情緒面の個性は、人格に大きく依拠するように思います。
イチローの冷静さ、新庄の明るさ、野茂の精神力の強さ等、表面的には違うタイプとして見えても、
そういった達人になる人は、基本性向が共通していると思うのです。
分かりやすいと思い、野球選手ばかり書きましたが(実はこの3人が好きなもので…)
スポーツ選手に限らない、と思います。

次に、よき指導者(つまり良き方法論を持っているコーチ)との出会いで、3ですね。
カッコ内に練習方法とか器具というご記載がありますが、
これは、英語なら、SSS多読3原則やGR・英米子供向けの本にあたると考え、
上位に置きました。
5の基本性向を備えた者が、3で良き方法論および大量の洋書群と接し、
それを量を読むこととして、4番。
あら、英語の話になっちゃった。スポーツでしたね。でも同じなんです。

運動神経と年齢を下位に置いたのは、先の1通目の投稿で書いた通り、
自転車に乗る、ブランコに乗る、といった、
一般人の日常的な身体感覚は、
だれでも自分の中に体の体験があるはずで、そこから運動というものを見る場合、
運動神経や年齢差に注目しても、あまり意味はないと考えるからです。

語学についても同様だからこそ、そのように考えています。

個々人の適性の違いというのは依然としてあるかもしれませんが、
特別な障害の無い限り、すべての人間は生まれ育った土地の言語を自然に話すようになる、
この点で私たちは同じ能力を持っている、という、人間の共通点のほうを重視するわけです。

プロ通訳や翻訳家になるかどうかといった、英語上位者間の能力差を問題にするのではなく、
多くの日本人が、特別な学習をしないでも日常的に英語を楽しめるようにするという見地から考え、
訳読や文法分析学習といった特定の英語学習は、
すべての英語学習者がする必要はないのではないか?…という視点なんです。

もう少し踏み込んだ私見を書かせていただくなら、
明治維新以来の日本の公教育の場での英語教育というのは、
日本人大衆全体の英語レベルを底上げする方法としては不適切だったという考えです。

個人的には、東南アジアなどを旅行した際に痛感しました。
英国植民地だった国は条件が違う、といった事情はありますが、それを差し引いてもここまで差があるものなのかと驚嘆するほどに、
東南アジアでは、英語が大衆化していると感じましたから。
sosreadingさんが書かれた上記項目で言えば、5と3が日本の敗因だと思っています。

〉II、若し、1〜3が同じ条件の場合、練習を(1年通算約10,000分を) 
〉 A.毎日、30分 B.隔日1時間  C.毎週一度3.5時間
〉  継続した人たちの上達にどんな差が生じますか?それとも同じですか?

さすが、sosreadingさん。
上達過程を、知的な分析で想定して研究しておられますね。
しかし、私の感触はご質問からはちょっと逸れるかもしれません。

私は、上達と時間経過の関係を、一次関数的な比例のグラフのようには思っていないんです。
ある一年間をとってみても、急速に上達する時期と、あまり上達しない時期とがあるからです。
また、一時期中断をしても、再開した時にわずかなウォーミングアップで回復できることがあります。
なので、ご質問に合わせてどれか一つを回答するといった回答ができないので、
以下に、私なりの理由をお話したいと思います。

上記に書かれたような、同一期間で同一練習時間というペースを守ることは、
それが有効に働く場合と、有効に働かない場合がある、ということなんです。
どういう局面が、同一ペース方式を有効にするか、という点ですが、
これが非常に難しい。
ペースを守る事が、マイナスに作用する場合もあるんです。
そういう時は、思い切って中断するしかない場合もあります。
(SSSにも、「投げる」という原則があります)
ペースの決め方(毎日か隔日か毎週か)についても、まさにこれぞ、
選手が現在、どういうフェイズにいるのかを見極め、
必要なら練習方法を変更する、といった柔軟な判断ができるかどうかで、
決まってくることなんです。

選手の性格にもよります。
長期間を同一ペース配分で練習しないと不安になる者、
逆に、長期間、同一ペースを継続するとモチベーションを下げてしまう者。
初心者の場合は、そういった部分も勘案して一人一人、判断するしかないんです。
つまり、紳士服のオーダーメイドと思ってください。
もちろん、高校総体に出るようなレベルまで進んでいる者の場合はまた別です。
つまり、選手本人がどういう位置にいるかで、このご質問の回答は変わってきてしまうんです。

これを語学に当てはめる場合は、自己観察で判断したり、
SSSで知り合った多読仲間に話してみて、意見を言ってもらいます。
なにしろ、頼り甲斐のある仲間がたくさんいるんですもの!

SSSでは「自分が楽しめているかどうかどうかを基準に」というのがありますが、
掲示板方式や読書指導会などで、常に相談できるような体制になっているのも、
こういう時のためだ、と思い、ありがたく利用させてもらっています。

〉急いでいませんので、ご回答は、ゆっくりでいいですよ、(^_-)ネ。語学勉強の参考にしたいのです。

チャーミングなウインク、効きましたよ〜!!(^^) 
ほんとうにsosreadingさんはお若いですね!
75年の英語人生経験をもっとお伺いしたいものです。
いくつになっても、心は青春、人は生きている限り自分を伸ばすことができるのですね! 
削除されてしまわれた、「カ行」のお話、もう一度書いてもらえませんか。
とても感動しました。
「カキクケコ」は、関心、興味? クとケは? 忘れちゃいました!!
でも「コ」は忘れませんよ! 「恋心」でしたね! 大賛成です!
こういうお話を年長の方からうかがえて、SSS掲示板に参加していて本当によかったと思います。
東京近郊にお住まいでしたら、ぜひまた読書指導会や洋書絵本の会、各地でのオフ会など、
ナマミの交流の場がありますので、ご都合に応じてまたご参加くださいね! 
ちょっと思いつきですが、76歳のお誕生祝いをSSS仲間とのオフ会でお祝なさいませんか?
akoは池袋絵本の会と大手町オフ会等に出ております。
おこがましくも宣伝とお誘い、失礼しました〜(笑)

(ちなみにakoも繁村先生の大ファンなのです。というかsosreadingさんの仰る通り、酒井先生に次ぐ恩師です。この際、ヴァーチャルファンクラブ結成しましょうか(笑)


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