Re: 100万語通過報告です (長文すみません)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/7/17(07:16)]

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[♪] 4911. Re: 100万語通過報告です (長文すみません)

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/2/25(00:24)

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Dream Catcherさん、はじめまして! の、100万語達成おめでっとー!!
酒井@快読100万語!です。

〉若干特殊なケースなので
〉報告しようかどうしようかと迷っていました

特殊なケースも含めて、すべての人はぼくの研究資料です。
立候補ありがとうございました!

〉でも半年前の私のような人もいるだろうと思って
〉書くことにします

〉始めようかどうしようか迷っているあなたに
〉私は多読を強く薦めます!

〉必ず効果があります

ありがとー!
力強いお言葉です!
ありがとー!!

〉<もともとの英語の力>

〉英語教育としては学生時代のものだけ
〉英会話学校等には通ったことがありません
〉ただ英語に関してはかなり得意な方だとは思っていました

〉実際問題として私は理科系の研究を生業としています
〉ですから英語の論文を読むことには慣れていますし
〉会話も仕事上の議論ができる程度には話せます

不思議に思われるかもしれませんが、英語の専門外の人の方が
多読を受けて入れてくれるのです。SSS関係でも英語の先生が何人か
いますが、その人たちは非常にめずらしい人たちだと思います。

これまでのところ、英語の必要性を痛感している人ほど共感して
くれるようです。

〉でも正直な話、PBは買って読んでも
〉快適に読めるというには程遠いものでした
〉ポツポツ読んでは投げ出すといった感じで
〉たとえ読みきっても印象が薄い状態でした

〉読書自体は非常に好きなので
〉いわゆる「洋書」が読めないことは残念に思っていました
〉日本は翻訳大国ではありますが、全部が全部訳されるわけではありません
〉読みたいけど英語だから…という苦い経験を何度もしてきました

読みたいものは読めるそれが目標ですよね。

〉<読んだ本のレベル>

〉1年ほど前に「快読100万語」を購入し積ん読(ごめんなさい)
〉にしておいたのですが
〉なんとはなしに昨年の6月に読み、ついでこのHPを知って
〉6月中旬から多読を始めました

「ごめんなさい」はいりませんよ!
大体ぼくの本のメッセージはうさんくさいんだから!

〉引越しによる中断期間を除くとほぼ6ヶ月で到達したのですが
〉掲示板から伝わってくる
〉皆さんの情熱のおかげで続けられました
〉本当に感謝しています

この掲示板をご覧になっていればおわかりだと思いますが、
本当に、本当に、すばらしいところです。この世の極楽とさえ
思うのです。

〉参考までに100万語までで読んだ本のYLは次の通りです

〉YL2   9   YL2-5は主にPRG、OBWなどGR
〉YL3   6   
〉YL4   7  
〉YL5   1  
〉YL6   8 Sidney SheldonのPB 、Roald Dahl Seriesを含む
〉YL8   1
〉通常のPB?   2

YL2からというのはすごい、その上、100万語でシドニー・シェルダン
というのも、英語になれていらっしゃるからでしょうね。

〉途中で投げた本 3

〉ちなみに通過本は皆さんおすすめの
〉Michael Connelly "Black Echo"
〉でした

100万語でMichael Connellyと言うのもすごい!
あれはぼくもいまはまっているのですが、決してやさしくは
ないですよね? Harry Boschの負った傷の深さがね、
文体も表現も暗くしていると思う。

〉HPの書評が本当に役に立ちました
〉素晴らしい本達と出会えたことが
〉続けられた大きな要因です

〉これは一生ものの財産です!

多読の三本柱というのをぼくは唱えているのです。3年前から。
それは多読三原則と書評と掲示板です。掲示板と書評に集まった
みなさんの心映えが一生ものの財産と呼んでくださるほどのたしかな
ものを生んでいるのだと思います。

〉<Break Through本>

〉各段階で素晴らしい本に出会うたびに
〉読む力が上がったような気がします
〉何冊か挙げておきます

〉The Love of a King OBW2
〉The grey owl PRG3
〉Holes
〉Charlie and the Great Glass Elevator
〉Captain Corelli's Mandolin PRG6

〉これら有名どころは
〉だまされたと思って読んでみてください
〉またSidney SheldonやJeffrey Archerも素晴らしく面白いです

〉英語の力をつける教材というような狭い了見とは無関係の
〉文学の力まで感じることができます

狭い了見が世の中に横行しています。
書評と掲示板だけは広々とした、気持ちのゆったりする空間であり続けて
ほしいと思います。

〉また自分の趣味の本は類推が効くので有効でした

〉<100万語通過の状況>

〉会話の力は随分上がった気がします
〉気の利いた言い回しは使ってみようという気持ちになります

これは朗報です!
あずきさんたちの例もありますが、こういう報告はいくらあっても
うれしいです!!

〉読むスピードは昔の速度がわからないくらい上がりました
〉日本語の本よりは遅いでしょうがそれでも、一気読みの感覚はわかります
〉これは比較的語彙数の少ないGRから始めて「快適な速度」がわかったからでしょう
〉英語に自信のある人でもGRから始めることをお勧めします

これもすべてうれしい言葉です・・・

〉現在では日本語の本と同じように(とまではいかないですけど)
〉普通に平台に置いてあるPBをパラパラめくって面白そうなら買うという状態に
〉なっています

〉書く力はあまり変化してませんが、
〉これは読む量が解決する問題だと思います

そうだと思っています。
Dream Catcherさんが、「量が解決した!」と思われたら、
ぜひ報告をお願いします。

〉<多読という方法論について>

〉上記のように多読は私の英語能力向上にとって素晴らしく有効でした
〉語数をカウントすることもよい動機付けになりました
〉また比較的自分としてはやさしいと感じるところから始めたことも大正解でした
〉やはり読める!という自信、感覚が一番大事です

そうでしょう? なぜか日本のいままでの学習とか勉強というのは、
刻苦勉励的で、自分を貶めて貶め続けるのですよね。
先へ行ける自信、先へ行こうという意欲を大切にしたいです。

〉私の場合、英語への慣れという
〉かなり大きなアドバンテージはあったものの
〉文法の知識や語彙数については
〉いわゆる受験英語の残滓だけですから
〉他の人との大きな差はないと思います

非常に冷静な分析と見受けます。
お見事です。

〉現在、どのようなレベルであっても
〉多読によって英語の力は必ず上がります

ありがとー!
(実はアルクのEnglish Journalの読者層は多読はやさしすぎると
思っているようです。わたしたちののおごりはなんとかならないものか)

〉***

〉縁があったら、みなさんと
〉英語の海のどこかですれ違うことになるでしょう
〉そのときまで チャオ!(って英語じゃないねw)

縁があったら、すれ違いましょう。お互い大洋を漂う木切れですものね。

それまで、Dream Catcherさん、Happy reading!


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