Re: 野超え山超え100万語通過(思い切り長い!!です)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/24(07:18)]

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489. Re: 野超え山超え100万語通過(思い切り長い!!です)

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/sss/
投稿日: 2003/4/20(00:04)

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杏樹さん、今日100万語通過しました!

〉ついにここに報告を書くかと思うとドキドキします。
> 一生に一度のことですからね。

たしかにいわれてみれば、一生に1回しかできない貴重な体験ですね。

〉11月2日に始めていますから半年足らずです。
>最近は早い人が多いので少々あせったりもしましたがなんとかたどりつきました。

確かに速い人が目立ちますが、競争ではないので、
のんびりが好きな方はのんびり楽しんで下さいね。

〉とりあえず90〜100万語までの報告を

〉Apollo 13
〉読みにくかっったです。なんかわかりにくい。どうやら宇宙船や操縦状態を表す言葉がわからなくてどういう状況なのかわかりにくかったのではないかと。レベルが低いからって読みやすいとは限らないんですね。

はい。これは映画をみたことがないとわかりにくいと思います。

〉DOUBLE CROSS(CER3)
〉ハラハラさせるだけさせてハイ終わり、のスリル&サスペンスと違って読み応えがありました。国際的な活躍をするスパイもので、内容も複雑だったからかもしれません。後の方になると「英語を読んでいる」という意識よりも「この先どうなるんだろう」と思って普通の本を読んでいるような意識になってきました。こういう本を読めばいいんだなーと思いました。

はい。これは良いできの作品です。

〉Captain Underpants3〜5
〉最初はただのおバカ本と思っていたら、巻数を重ねるにつれてどんどんパワーアップ!5巻目になるとものすごいハチャメチャパワー炸裂です。あーおもしろかった。この本に出会えただけでも多読を始めた甲斐がありました(!?)。5巻でOPPOSITEという言葉も覚えました。最初ニュースの場面で出てきた時はわかりませんでしたが、その後Ms.Ribbleを見れば一目瞭然!でした。

〉そしてこだわりの100万語通過本は…
〉NUMBER THE STARS
〉ずっしり重かったです。「読んでおくべき本」とでも言いましょうか。

Captain Underpants ではなく Number the stars
だったとこに 100万語へのこだわりが見えていますね。

〉○100万語までの道のり
〉最初は本当に簡単!と思ってすらすら読んでいました。PGR2やOBW2までは多読セットのみで、読み終わったら次へ進む、という方法ですんなり進みました。しかしOBW3で行き詰まりました。なかなかすんなり読めません。特にPGR2とOBW2合わせてかなり読んだので、基礎力もそれなりにつけてきたと思うのに。そのあたりで私のもともとの英語力が限界だったのかもしれません。最初にスラスラ進んだだけに、OBW3を何冊読んでもなぜかすんなり読めるようにならないのがもどかしくて、行き詰まりを感じました。そのあたりでイラついて困っていたら、掲示板の皆さんがいろいろアドバイスをして助けてくれました。

〉その時打開のきっかけになったのが、掲示板でもお知らせした「The Witches」のキリン読みでした。これで「飛ばし読み」ができるようになりました。それまで全部わかって読んでいたので「飛ばし読み」ができなかったのです。そして「飛ばし読み」をすれば、読めないと思っていた本も読めることがわかりました。

これは貴重な報告ですね。
なまじ わかったため、正確に読みすぎていたってことですね。

〉それからは「わからなかったら飛ばせばいい」という気持ちで色々な本に挑戦するようになりました。本当に「飛ばす」ことで読めるようになるんですね。

〉○100万語を読んで変わったこと

〉私は前から英語を英語のままわかりたいと思っていました。和訳しないで読みたいと思っていました。しかし関係代名詞や前置詞があるとどうしてもそこでひっかかってしまい、理解できないのでつい日本語の語順に置き換えて読もうとしてしまうのです。それで英語を語順のまま理解するってどんな感じだろうと思っていました。それが語順のまま読んでいることに気がつかないまま読んでいたのです。それに気がついてから、本を読むのに「語順のままどうやって理解しているのだろう」と気をつけてみました。…しかし気がついたらすーっと読んでいて、どう違うのかよくわかりません。「理屈はわからないけどとにかく読めてる」…これこそ多読の効果ではないでしょうか。文法だの何だの考えながら解釈しながら読んでいたら到達できない境地ではないでしょうか。

はい。全くそうだと思います。

〉○多読の極意
〉多読の最大の極意は「飛ばし読み」ではないかと思います。今まで英語の本と言えば辞書を引きながら精読するのが常識でした。しかし知らない単語やわからないところをすっ飛ばして読むことを覚えることで、英語の本が読めるようになる!素晴らしいパラドックスです。
〉特に私は高校で英語がわからなくなったので、文法に基づいて解釈するとか意味を取るのがまったく苦手です。しかし文法を意識しないで、わからないところは無視して読み進めることができるようになったのは驚異です。

このあたり、高校の英語の教師の人たちが
わかってくると初めて日本の英語教育が変わるのですが。

〉○100万語の意味
〉そして最近はレベル3〜4あたりで100万語が普通になっているようですが、それだとまだペーパーバックには遠いですよね。それにこれだけ100万語通過者が増えると100万語は必ずしもゴールではなくなりました。

〉では100万語にどういう意味があるのか?
〉それは「100万語読むとペーパーバックへの道が見えてくる」ことだと思います。
〉最初は「英語の本が読めるなんて」と半信半疑、疑心暗鬼だった人も、英語が苦手だったと言う人も、100万語読めば「このまま読み続けていたらそのうちペーパーバックだって読めるだろう」と実感できると思うのです。特に100万語も読めば「飛ばし読み」を覚えるので、それが「英語が読める」実感につながります。それが100万語の効果だと思います。

まさにそうです!

〉*私の英語歴*(長いのでヒマな人だけお読みください)

〉○学校時代

〉・中学校では英語はまあまあできていました。もともと本や文字を読むのが好きなので、勉強しているというより教科書を先取りしてどんどん読んでいました。また、教会のバイブルクラスへ行ってネイティブの人とお話したりもしました。

〉・高校で英語がわからなくなりました。リーダーを読んでもわからず、教科書を先取りして読むなんてもってのほか、今やってるところも読めない、になってしまいました。グラマーもわからない。1年と2年で選択で取った英会話だけはやさしかったのでなんとか。ネイティブの先生で日本語は一切使わない授業でした。最初の日に出席を取って「はい」ではなく「YES」でもなく「HERE」と返事することを教わったのに驚きました。

〉・大学は志望校に落ちてレベルの低い大学に何とかもぐりこんだので、高校で落ちこぼれた英語力でも入れました。しかし英語の「勉強」はゴメンだと思って、第一外国語はフランス語、第二外国語は中国語にしました。両方とも高校の時から教育テレビの講座を見ていたので楽勝でした。第二外国語だろうが、学校の勉強はあまり役に立たない、テレビの方が語学をするにはずっと役に立つことがわかりました。

〉○その後
〉英語は高校卒業でお休みしたまま年月が経ちました。

〉そのうち舞台のお芝居やミュージカルをせっせと見に行くようになり、自称ミュージカルマニアにまでなりました。そうなるとめざすはブロードウェイかウエストエンド!…舞台に立つんじゃなくて見に行くだけ、ですが…。しかし見に行くためには英語がわからないとどうしようもない。舞台を見るにはヒアリングをしなくては!!と思い立ちました。

〉○ヒアリング

〉・「マザー・グースのうた」(教育テレビ)
〉「ヒアリングをしたい」と思ったちょうどいい時に放送された番組です。英語圏の番組だと思うのですが、週1回5分ぐらいの番組で、おかあさんGooseが子供たちにマザー・グースのうたとそれにまつわるお話(創作のストーリー)を語って聞かせる、という内容。マペットと子供が出演してました。テキストもありました。これをビデオにとって毎日1回、1週間同じのを見ました。子供向けなので言葉はやさしくていねいでゆっくりめなのでヒアリング練習には役に立ちました。マザー・グースは色々バージョンがあるせいか、メロディーはなくて全て語りでした。それで英語のリズム感がわかるようになりました。

〉続けるには不精が一番。

これは 箴言ですね。
ぜひ、SSSの標語に付け加えたいです。

これからの若い人たちには、
ホント、英語で廻り道 をさせたくないですね。

これからも Happy Reading!


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