100万語報告(多読、音読、速読いろいろ)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(09:16)]

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[報告] 4361. 100万語報告(多読、音読、速読いろいろ)

お名前: Judy
投稿日: 2004/10/5(05:55)

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みなさんこんにちわ。Judyです。10月2日付けで100万語を超えたので報告します。米国に住んで3年目、このホームページを機会に、今年から小学校に行っている子供と共に多読を楽しんでいます。多読を開始する前にもちょこちょこ程度で読書していましたが、このページにめぐり合い、異常なほどはまってしまいまい、ついには家にある本にレベル別のステッカーを張りつけ、家庭多読文庫を作ることが楽しみになってしまった次第です。多読の仕方がルール違反のところがあるのですが、色々試してみましたので報告します。

◆100万語までの歩み
開始:5月9日
内訳:L0 10, L1 28, L2 17, L3 39, L4 16, L5 1, L6 6, L7 6, L8 2

第1段階)多読の効果-速読に走る
読むスピードが飛躍的に速くなりました。L6-8の本で200-250wpm位です(頭で音にした場合)。途中読みたい本があまりにもたくさんあるため、速読の技を勉強してみようと、色々調べて最高360wpmまでいきました。速読に関しては、色々でていますが、要は3点。

1.返り読みしない
2.一度にみる単語数を増やす(大抵の人は単語一つ一つで目を留めている)
3.音に絶対しない

です。読みという行為は目が留まっている時にしかできないそうで、上記の訓練を少しすると、300wpmはいくことに気づきました。2回目を止めて、1行読む、位の感じです。

数日これをやってみて、これは語学学習者にとっては良くないということが分かりました。字を完全に視覚化すると、頭で半音声化していた時に鍛えられていた音に関する脳部位を使わなくなってしまうのです。読んでいるのに聞いているような効果、読書はこの2重効果が得られます。もちろん、母語であれば、読書の際に、聞いているような効果はいらない(もう習得しているので)。当然視覚化して速読することは、より多くの情報を短時間で集めるために意味があります。しかし私のニーズにあっていませんでした。←やめた原因。

第2段階)音読を見直す
L0-2に関しては、子供に読み聞かせで音読しました。こちらの小学校では驚くほどステップリーディングに力を入れています。ブックバックというのに毎日入ってくる本(通常5冊以上)を1冊3回音読させます(宿題にはカウントされていません。当然の課題のようです。)。SSSでいうレベル0が20ステップ位に分かれていて、子供の読書レベルに合わせて、読みのクラスをどんどん変えていき、効果的な授業ができるような仕組みです。我が子が音読して、文字と発音を吸収していく様子を見て、音読+繰り返し多読はすごい!と驚いています。小学校に入ってまだ1ヶ月ですが、今ではFrog and Toadなどを読めるようになりました。

音読は口の運動にも最適でした。音にすると目だけで読んでいる時より意味が分からなくなる、ということが最初に起こりましたが、それは目がほんの少しだけはやく次の一フレーズを読み、全体をつかんだあとで一気に音にすることで、音なしで読んでいる時と同じように読めるようになりました(わかりづらいですね)。

後この100万語までの道のりの中で、Audibleのリスナーになりました。気に入った本があれば、Audibleで購入し、最低5回以上聞くようにしています。その本がじんわりと何度もしみてきて、いい感じです。

現状)現状は、自分の興味のあるジャンルの大人向けの本を読みつつ、子供と共にレベル0-3の本を読みあさるというパラレル読みをしています。もうひとつ、レベル0くらいの文章から書いていく、というステップライティングを始めてみました。まずは、子供も読めるようなお話をたくさん書いていこうと思っています。書きはじめてまだ間もないですが、本の読み方が変わりました。絵本を読んでいても、こういう文自分ではかけるかな、と考えながら読んでいます。

2週目読みたい本でいっぱいです。100万語でいうのもなんですが、語学を学ぶのに多読なくしてはありえないと思っています。
このサイトに巡り会えて本当に感謝しています。それではみなさんもHappy Reading!

PS. うちの定年した父も、孫にひとつでもいいから話が読めるようにと今一生懸命Frog and Toadを読んでいます。寝太郎さんのお父さんのように多読をはじめれたらいいなあ、と思って寝太郎さんのお話を読んでいました。寝太郎さんのお父さん、すごいです!


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